2022/09/10 - 2022/09/10
20位(同エリア39件中)
レモンパパさん
- レモンパパさんTOP
- 旅行記393冊
- クチコミ305件
- Q&A回答85件
- 682,369アクセス
- フォロワー22人
この旅行記スケジュールを元に
時代の流れは、時に非情で残酷でもある。
かつて浜田から広島へ向かう『まぼろしの鉄路』と言われる広浜線(こうひんせん)の計画があった。
昭和の初期、山陰本線の下府から今福までの路線が計画・着工される。
しかし太平洋戦争の影響で工事は中断。
戦後、新たに浜田駅から「新今福線」として、再度建設が始まる。
月日は流れ、人々は車社会に傾斜する。
当時の国鉄の赤字は慢性的に膨れ上がり、昭和55年に事業の存続を再び断念する。
地元の期待を背負った鉄路は、陰陽を結ぶことなく終焉を迎えた。
保存会の人によって整備されたであろう下府川の堤に立つ。
雑草の隙間から、僅かに残る“鉄道遺産”が見える。
山の端を、秋を運ぶ風が舞った。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
金城町の郊外に
-
いきなりそれは在った
-
ここも鉄路の後
-
雑草の中にトンネルが見える
-
トンネルの手前の看板
-
佐野の交差点にある説明板
-
一部はウオーキングコースとして整備されている
-
少し進むと
-
「おろち泣き橋」に
-
たどり着く。
-
見事なコンクリート橋が残っている。
-
ふたつ目のアーチの下に来ると・・・
「ゴー」とも「ギャー」とも、何とも不気味な唸り声が聞こえる。
(川の水がコンクリートに反響し、不思議な音となり、こだまするようだ) -
山裾に沿って進む
-
途中には“バイオトイレ”があった。
-
遊歩道は、よく整備されている。
-
山の緑が濃い
-
この先で「新線」と「旧線」が交わる。
-
どんどん進みます。
-
橋梁が見えてきました。
-
遊歩道は、ここで行き止まり。
-
今福橋梁
-
向こうに見えるのが「旧線」
-
橋の下には、清流が流れている。
-
佐野まで戻り、301号線を北上
-
のどかな田園風景が広がる。
-
下府川と交差しながら
-
遺構をみる。
-
所々に解説版があるのが嬉しい。
-
4連アーチ橋が見えてきた
-
解説によると、戦時中は鉄不足によりコンクリート橋が多くなったらしい。
-
「土木学会選奨」だって
-
綺麗なコンクリートですね。
-
細い道の先にはトンネルが
-
5連アーチ橋
現在は県道としても利用されている。 -
橋脚群が見えてきた。
-
山に登れば、全体が見渡せる。
-
黒い煤と苔が月日を感じさせます。
-
反対側は、今福第一トンネル
-
説明版
-
なかなか見ごたえのある鉄道遺産でした。
-
駅があっただろう宇野地区
-
さらに進むと、ここにも線路跡かな
-
かつてのトンネルの後
-
この辺りが上府駅付近だったか
-
山陰本線の下府駅に到着。
-
広浜線(旧線)は、下府駅が起点だった。
-
駅舎には、昔の写真があった。
-
ホームに上がってみる。
-
ここからは、日本海も近い。
-
特急列車が駆け抜けていった。
山陰の町は、秋の気配が目の前に迫って来ているようだ。
――― おしまい
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
三隅・金城・旭(島根) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 廃線跡をゆく、山陰の旅
0
50