2022/06/12 - 2022/06/12
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まずは、広島市街中心部にも近い国の名勝、縮景園について。
元和6年(1620年)、広島藩浅野家初代藩主、浅野長晟が築いた別邸を起源とし、歴代藩主が拡幅を続け現在に至る。途中、京都庭師の清水七郎右衛門による大改修はありましたが、最初の作庭は上田宗箇です。
シンボルの跨虹橋は、中国の西湖にある西冷橋を彷彿とさせるもの。あんまり積極的にアピールされている様子はないですが、一見して西湖を模した庭園であることは明らかでしょう。ちなみに、浅野家は、実質的に改易となった福島家の後、和歌山から広島に移ってきましたが、和歌山には養翠園という名勝庭園があって、こちらも西湖を模したもの。形状はかなり違うと言えば違うのですが、養翠園の三ツ橋を拝見した際、縮景園の跨虹橋と通じるものを感じてちょっと驚いた記憶があります。
で、もう少し上田宗箇についても触れておくと、上田宗箇こと上田重安。秀吉の直参で越前国に1万石を賜る大名でしたが、関ヶ原の戦いでは西軍に付いたことから剃髪。しかし、歴戦の武将としてその名前は知られるところであり、徳島の蜂須賀家に強く請われて客将に。茶人、造園家としての才もあって、この時期、徳島城の表御殿庭園を作庭。庭園は徳島市内では必見かな。阿波の青石を用いた豪壮な造りでインパクトあり。これも国の名勝です。その後は、妻の姻戚関係にあった紀州浅野家に仕え家老となり、広島にも移ってくるという流れ。お茶の宗箇流は今も脈々と伝統が引き継がれていて、広島を代表する文化人としての地位は不動かと思います。
さて、田植祭の方ですが、縮景園の奥、有年場と呼ばれる場所に4つの小さな水田があり、かつて藩主がここで田植えをして、その年の五穀豊穣を祈ったというのが由来。今は、国の重要無形民俗文化財、北広島町の新庄のはやし田のメンバーが行事を担います。
田の神であるサンバイの打ち鳴らす竹の打楽器ササラに笛や太鼓、手打ち鉦のお囃子、田植歌が賑々しくて、手慣れた動きも伝統を感じさせるもの。一方で早乙女の田植えは正直ちょっとぎこちないですけど、その初々しさもまあ悪くはないでしょう。有年場の田植えを終えるとハイライトは跨虹橋でのパーフォーマンス。羽根の付いた太鼓のバチを華麗に投げ上げるのが一番の見せ場ですね。
田植え祭は県下いくつかあるようですが、縮景園で手軽に拝見できるのはありがたいこと。もうちょっと有名になってもいいかもしれません。
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久々の縮景園。天気も最高ですね~
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入場料を払って
奥に進みますよ~ -
イチオシ
清風館では田植え祭に合わせて
昭和37年から続く田植茶会が行われます。 -
宗箇流の関係者も多いのかな。
若い人も含めて、とっても盛況です。 -
本格的な池泉回遊式の大名庭園。
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大名庭園としてはさほど大きな規模ではないのですが、
シンボルの跨虹橋があることで景観がぐっと引き締まって
なんというか知的な感覚もプラスされているように思います。 -
イチオシ
穏やかで落ち着いた緑がいつも美しいです。
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イチオシ
池に沿ってもう一度戻って
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こちらの奥が田植え祭の会場なんですが、
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向かいには跨虹橋の遠景という位置関係です。
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イチオシ
さらに奥に進んで
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旗も立っていますね。
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はい。
ここに四枚の田んぼがあるんです。 -
田植えの準備は既にできています。
小さなカニさんがごそごそ歩いていますけど、分かりますか? -
待つことしばし。
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田植え祭の一団がやってきましたよ~
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先頭に立つのは田の神様サンバイ
菅笠を被り、ササラと呼ばれる竹の打楽器を打って全体の指揮を執ります。 -
房の付いたバチを持つのは
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太鼓のメンバー
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早乙女も後に続きます。
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はいはい、
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賑々しく登場して
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皆さんスタンバイが終わりましたね
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代表者の挨拶がちょっとあって
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早乙女さんが田んぼに入ります。
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ぬかるんだ田んぼですから
慣れていないと足元が怪しい感じ。 -
それでもお勤めは果たさないとね~
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ぎこちない手つきですけど、田植えの始まりです。
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あっちの田んぼでも
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イチオシ
がんばってますよ~
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こっちは三人。
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小さな田んぼだし、慣れた人ならあっという間なんでしょうが
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そこはそれ
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イチオシ
なんとかかんとか
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がんばります。
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さて、周りでは
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田植え唄と
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笛、太鼓のパーフォーマンス。
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五穀豊穣を祈って
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この苗が大きく育つように。
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また、無事に今日の田植えが終わりますように。
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イチオシ
村中を総動員して
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儀式半分、農作業半分といった感じですが、
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丸一日をかけて行う大田植えは
疲れを紛らわせて、地域の団結を強める楽しいイベント。
伝統となるのはちゃんと背景があってのものですね。 -
周囲では私みたいなカメラマンもちらほら。
大勢の観客に見守られて、田植えは無事に終了です。 -
今度は場所を変えて
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跨虹橋をステージにしてのパーフォーマンス。
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再びサンバイを先頭にして
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太鼓の一団が続々と入場です。
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そして、太鼓の集団に続いては
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早乙女の皆さん。
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なるほど
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なるほどー
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いい感じで
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皆さんの配置が
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決まりましたね~
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田植え唄に合わせて
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ふむふむ
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イチオシ
優雅なもんですねえ。
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まさか
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江戸時代の藩主も
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こんなパーフォマンスは見ていないと思いますけど
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なんか殿様にでもなった気分。
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皆のものようやった。
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これで今年も豊作じゃ。
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あっぱれ、あっぱれ。
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あっぱれじゃあ
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そんな感じかなあ。
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晴れの舞台を華麗に演出してくれました。
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ちょっと名残惜しいですけど
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こちらもこれで終了です。
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再び場所を変えて
今度は南条おどり。 -
これも北広島町の伝統芸能。
言い伝えによれば天正6年(1578)。 -
毛利元就の次男、吉川元春が伯耆国、羽衣石城の南条元続を攻めた際、元続の踊り好きを利用し部下を踊り子に変装させ奇襲したことに由来するとも
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この戦で捕えた南条方の武士が戦死者の菩提を葬うため踊った盆踊りが元とも。
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田植え祭の太鼓も房の付いたバチでしたが
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イチオシ
こちらも似ていると言えば似ています。
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華やかさと
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ちょっと格式も感じるといったところかな。
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以上で、おしまい。
あとは泉水亭にも寄ってみましょう。 -
こちらは売店とお茶屋さんを兼ねる施設。庭を眺めながらのシチュエーションではありませんが、それなりのスペースに野外の席がいくつか並んで、この開放感は悪くはないですね。
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いただいたのは、みたらし団子。団子にほのかで上品な甘みもあるし、滑らかな舌触りがとっても秀逸。これならまずまず。他県から来たお客さんに出しても恥ずかしくないですね。
お疲れ様でした。
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