![イスタンブールのシシュリ界隈には、ギリシャ正教徒、アルメニア教徒、ユダヤ教徒の墓地があります。<br />墓地と聞いて気味悪がったりするなかれ。トルコの墓地って、個性豊かなんです。それぞれの宗教によって、墓石もいろいろ。アートとして鑑賞するのもなかなか面白いんです。<br />今回、見学出来たのはギリシャ正教徒の墓地のみでした。その時の記録です。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/79/49/650x_11794964.jpg?updated_at=1671576382)
2020/01/03 - 2020/01/03
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ディアーヌさん
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イスタンブールのシシュリ界隈には、ギリシャ正教徒、アルメニア教徒、ユダヤ教徒の墓地があります。
墓地と聞いて気味悪がったりするなかれ。トルコの墓地って、個性豊かなんです。それぞれの宗教によって、墓石もいろいろ。アートとして鑑賞するのもなかなか面白いんです。
今回、見学出来たのはギリシャ正教徒の墓地のみでした。その時の記録です。
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シシュリの大通りに面した扉。何気なく見えるのですが、実はここがギリシャ人墓地への扉です。頑丈な扉で、普段は閉まっています。
ギリシャ正教徒墓地 観光名所
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脇にこのようなインターホンがあります。「日本から来た旅行者だが、見学したい」旨を伝えると、快く扉を開けてくれました。
ちなみに、隣接しているユダヤ人墓地やアルメニア教徒墓地では、見学を断られました。まあ墓地とは敬虔な場所ですからね。それぞれの価値観はあるでしょう。 -
出入口付近にある事務所では、2~3人のギリシャ人がいました。どうも一人が管理人で、あとは遊びに来た茶飲み友達らしい。いかにもトルコらしい風景ですね。トルコ人であろうがギリシャ人であろうが、やっていることはそう違いがありません。
夕方になったら扉が閉まるので、それまでに退出するように注意されました。
ということで、早速墓地の散策を開始です。目の前に広がるのは、ミニ神殿みたいな墓地の数々。 -
死者の神殿。これがギリシャ・スタイルなのか。
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特に歴史的・文化的にも意味のある墓石には解説が出ていましたが、いかんせんギリシャ語なので全く分かりませんでした。
でもその豪華さは、素人目にも特別なのが分かりましたね。 -
日本人の目からすると、墓石の概念を覆すような芸術性にあふれています。
背後にある近代的なビルとの対比が面白いですね。 -
死者を称え、敬う気持ちがそっくり墓石にも現れているんですね。だから時には、唖然とするほど豪華なものに巡り合ったりします。
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死者の魂は決して消えていなくなってはいない。趣向を凝らしたこれらの墓石からは、そういった人々の思いが感じられます。
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不思議と気持ち悪いだの怖いだのといった感情は起こりません。むしろ穏やかな気持ちになります。死者の魂は常に穏やかだから、それに感化されるというのかな。
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墓地の中央辺りに、このような教会がありました。
開いていたので、中に入ってみます。 -
内部はこのような、壮麗で荘厳なギリシャ正教会になっています。
イスタンブールにはギリシャ正教会が数多くあれど、大抵平日は閉鎖されているんですよね。なので、ここで見学出来たのはちょっとラッキーでした。管理人等はおらず、完全に自分と神とが向き合う空間になっていました。 -
ドーム天井の中心には、イイスス・ハリストス(ギリシャ正教におけるイエス・キリスト)が描かれています。
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幾分コンパクトながらも、正教会の荘厳さを十分湛えた教会です。
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思うに、ここで葬儀を執り行ったりするのではないでしょうか。また、死者の魂に祈りを捧げるためにも、ここは解放されているのでしょうね。
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イコンがあちこちに飾られています。普遍的な構図の聖人像。彼らの眼は、私たちの心を見透かすかのような光を湛えていました。
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教会の外に出て、再び散策を開始します。
これは比較的新しい墓のようですね。この下に御遺体があるというのが、なんだか不思議。火葬じゃないから、等身大の石棺があるんですよね。 -
さらに歩くと、もう一つ教会がありました。
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こちらは先ほどの教会に比べるとぐっとシンプルです。大理石がふんだんに使われているのは、大理石産出大国のトルコらしいですね。
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イコノスタシスです。この先は神秘の場所なので、立ち入ってはいけません。
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イイスス・ハリストスを囲む聖人たち。ドーム天井に描かれた風景です。
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教会から外に出て再び散策。広々としたベッドほどの大きさの墓石がありました。隣に解説が出ていました。要人とか歴史的人物とかの墓でしょうか。
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水道があります。聖水かな?
以前、アルメニア教徒の墓地を散策した時にもこういった水道を目にしました。日本でも墓地に水道がありますが、同じような物でしょうか?それとも聖水なのかな? -
そろそろ時間なので退出します。管理人の方はとても感じの良い方でした。見学料としていくらかの寄進をしたかったのですが、出入口付近には寄進箱がありませんでした。たぶん教会の中にあると思うので、今度はそこに入れようと思います。
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墓地見学の後は、近くにあるジョヴァヒルという大型ショッピングモールに立ち寄りました。
ここ、ヨーロッパの有名ブランドはもちろん、トルコのファストファッションブランドの店も充実していて見ごたえありです。もちろんスーパーマーケットもあり。トイレも無料です。
モール内は混雑していました。外国人も多かったですね。イスタンブル ジョヴァヒル ショッピングセンター
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華やかな風景は見ていてワクワクします。ついつい購買意欲もかき立てられます。
イスタンブル ジョヴァヒル ショッピングセンター
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奥に見えるkotonというトルコブランドが私のお気に入り。日本でいうしまむらみたいなものでしょうか。ファッション性の高い製品が多いのですよ。下着なんかもありましたね。しかも安くて、いつも賑わっています。
イスタンブル ジョヴァヒル ショッピングセンター
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ショッピングを楽しんだ後は、タクシム広場まで地下鉄で戻ってきました。そろそろ日没です。
タクスィム広場 広場・公園
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ホテルに荷物を置いた後、街中へ繰り出します。
イスタンブールで最も賑やかなイスティクラル通り。ここは通り沿いにあるフセイン・アー・モスク。ちょうど夕方のお祈りの時間だったらしく、次々と信者さんが来たので、中に入るのは遠慮しておきました。Hussein Agha Mosque 寺院・教会
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陽が落ちてますます賑やかさを増すイスティクラル通り。いくつかショッピングモールがあるのですが、ここはその一つであるグランド・ぺラ。古き良き時代のイスタンブールの雰囲気を湛えたモールです。
グランドペラ ショッピングセンター
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ご覧ください、この豪華な内装。現在はいくつかのテナントが入ったモールになっています。ただ、先ほどのジョヴァヒルほどの規模ではありません。ずっとずっと小ぢんまりとした、静かなモールでした。
グランドペラ ショッピングセンター
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デミリョレン。こちらのモールにはもっと色々なテナントが入っていました。カフェや映画館もあるので、結構賑わっていましたね。
イスティクラル モール ショッピングセンター
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そろそろ夕食にしたい。ということで、今日はこのピクニック・ロカンタという大衆食堂に入りました。
ピクニック ロカンタ 地元の料理
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このように、店の外に値段が出ています。ちなみに、ロカンタではチップはありません。なのでここに表示された料金以上に取られることはないので、旅行者にとっては分かりやすくてありがたいです。
ピクニック ロカンタ 地元の料理
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あまりゴッテリしたものは食べたくなかったので、レンズマメのスープと野菜の煮込みにしました。トルコ料理って、油分は多いけど、野菜が多く採れるのがいいですね。
ピクニック ロカンタ 地元の料理
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なみなみと注がれたスープ。レンズマメって、疲労回復にいいし、特に女性にとっては、貧血予防や美肌効果が期待できるうれしい食材なのです。私はトルコ滞在中、毎日このスープをいただいていました。
もちろん男性にも、栄養豊富で繊維質の多いこのスープは大いに旅の助けとなることでしょう。ピクニック ロカンタ 地元の料理
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このロカンタ、あまり「大衆食堂」という感じではなく、ちょっとお洒落な雰囲気でした。女性の御一人様も何人かいましたね。外国人観光客も違和感なく利用できます。
また、チャイの無料セルフサービスもありました。左手にある取っ手を手前に引くと、チャイなりお湯なりが出てきます。チャイをお湯で好みの加減に薄めるのです。ピクニック ロカンタ 地元の料理
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満腹して再びイスティクラル通りに出ます。
路地に光る月を見つけてパチリ。イスタンブールの夜はこれからピークを迎えます。イスティクラール通り 散歩・街歩き
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