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33年前、新婚旅行として参加したヨーロッパツアーで、同じく新婚旅行として参加されていたご夫婦に、なんと33年ぶりに再会することに! 教職を引退後、農家を継がれているとのことで「キウイ狩りにどうぞ!」とのお誘いを頂き、喜んで出かけていきました。 キウイ狩りのあと、以前から行きたかった妙義神社が近くなので参拝してきましたが、なんと神主さんの娘さんが教え子だとかで、特別扱いで御殿(宮様が住まわれていた)に上げていただいた上に、神主さんからお話を頂くことができました。とても幸せな一日でした。<br />

富岡でキウイ狩りと、妙義神社参拝

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2022/10/23 - 2022/10/23

2位(同エリア418件中)

旅行記グループ 神社仏閣巡り

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城megrist KAZ

城megrist KAZさん

33年前、新婚旅行として参加したヨーロッパツアーで、同じく新婚旅行として参加されていたご夫婦に、なんと33年ぶりに再会することに! 教職を引退後、農家を継がれているとのことで「キウイ狩りにどうぞ!」とのお誘いを頂き、喜んで出かけていきました。 キウイ狩りのあと、以前から行きたかった妙義神社が近くなので参拝してきましたが、なんと神主さんの娘さんが教え子だとかで、特別扱いで御殿(宮様が住まわれていた)に上げていただいた上に、神主さんからお話を頂くことができました。とても幸せな一日でした。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  • 柏から常磐道、外環道、関越道を順調に進み、上里SAで朝食です<br /><br />この季節にSAに寄ると、こんな風に迎えてくれますね。 あら?ここ去年もこの時期に来たな。

    柏から常磐道、外環道、関越道を順調に進み、上里SAで朝食です

    この季節にSAに寄ると、こんな風に迎えてくれますね。 あら?ここ去年もこの時期に来たな。

    上里サービスエリア (下り) 道の駅

  • スタバでコーヒーとサンドをテイクアウトして、車で頂きました。

    スタバでコーヒーとサンドをテイクアウトして、車で頂きました。

  • 妙義松井田ICを下りるとき、妻からトイレ!の要求があり、近くの「道の駅妙義」へ。

    妙義松井田ICを下りるとき、妻からトイレ!の要求があり、近くの「道の駅妙義」へ。

    道の駅 みょうぎ(みょうぎ物産センター) 道の駅

  • ここのトイレは不思議な形!<br /><br />後ろにそびえる妙義山の形をイメージして造られているそうです。 なるほど、確かに。<br /><br />ここから新婚旅行で一緒だったご夫婦のご自宅にお邪魔して、

    ここのトイレは不思議な形!

    後ろにそびえる妙義山の形をイメージして造られているそうです。 なるほど、確かに。

    ここから新婚旅行で一緒だったご夫婦のご自宅にお邪魔して、

  • キウイ農園に連れて行ってもらいました。<br /><br />すごーい! キウイって、こんなにたくさん生るんだ!

    キウイ農園に連れて行ってもらいました。

    すごーい! キウイって、こんなにたくさん生るんだ!

  • キャー、美味しそう!<br /><br />妙義山を眺めながら、自家製のスイーツやお茶までいただき、ひたすら恐縮でした。

    キャー、美味しそう!

    妙義山を眺めながら、自家製のスイーツやお茶までいただき、ひたすら恐縮でした。

  • さて、妙義神社に向かいます。<br /><br />新婚旅行でご一緒だったご夫婦はここで結婚式を挙げたのだそうです。<br />新郎は結婚指輪を忘れて、ここを紋付き袴姿で走って往復したとか楽しいお話を聞かせてくれます。奥様はニコニコ笑っています。新婚旅行でもそうだったな。

    さて、妙義神社に向かいます。

    新婚旅行でご一緒だったご夫婦はここで結婚式を挙げたのだそうです。
    新郎は結婚指輪を忘れて、ここを紋付き袴姿で走って往復したとか楽しいお話を聞かせてくれます。奥様はニコニコ笑っています。新婚旅行でもそうだったな。

    妙義神社 花見

  • 城のような石垣、石段を上がりますと、総門があります。

    城のような石垣、石段を上がりますと、総門があります。

    妙義神社 総門 寺・神社・教会

    寺の号の額が飾られていますよね? by 城megrist KAZさん
  • どう見ても城の石垣ですよ。<br />切込み接ぎ、角を直線で(江戸切り)。

    どう見ても城の石垣ですよ。
    切込み接ぎ、角を直線で(江戸切り)。

  • こちらは扇の勾配を有する切込み接ぎの石垣<br />城の構造とすると二の丸に相当しそう。<br /><br />ここには宮様が住まわれていたそうで、御殿が遺されています。

    こちらは扇の勾配を有する切込み接ぎの石垣
    城の構造とすると二の丸に相当しそう。

    ここには宮様が住まわれていたそうで、御殿が遺されています。

  • 上りにくい石段を上がると、御殿の入り口です。

    上りにくい石段を上がると、御殿の入り口です。

  • こちらは旧本殿

    こちらは旧本殿

  • 御殿の玄関 立派な唐破風です。<br /><br />この日は開館していなかったのですが、お友達が神主さんと親しいので「お客さんに来ていただいたのですからどうぞ。」と入れてくださいました。

    御殿の玄関 立派な唐破風です。

    この日は開館していなかったのですが、お友達が神主さんと親しいので「お客さんに来ていただいたのですからどうぞ。」と入れてくださいました。

  • 内部に甲冑が展示してあったり・・・。

    内部に甲冑が展示してあったり・・・。

  • さすが、宮様の御殿! 天井が高い!<br />派手さはないけど、高価な造り。<br /><br />見とれているうちに、神主様が、卓と座布団を用意してくださいました。<br />神主様の奥様がお茶まで入れてくださいましたよ。ひたすら恐縮です。<br /><br />そして色々お話を聞かせて頂きました。<br />二代前の神主さんは、香取神宮の神職だったそうで、荒れ果てていたこの神社に派遣されたそうです。 それを一代でここまで復興させたそうですよ。

    さすが、宮様の御殿! 天井が高い!
    派手さはないけど、高価な造り。

    見とれているうちに、神主様が、卓と座布団を用意してくださいました。
    神主様の奥様がお茶まで入れてくださいましたよ。ひたすら恐縮です。

    そして色々お話を聞かせて頂きました。
    二代前の神主さんは、香取神宮の神職だったそうで、荒れ果てていたこの神社に派遣されたそうです。 それを一代でここまで復興させたそうですよ。

  • 宮様のお部屋、宮様以外は上がれないお部屋です。

    宮様のお部屋、宮様以外は上がれないお部屋です。

  • 皇女がいらしたときに使用したハンモックをかけた金具だそうです・

    皇女がいらしたときに使用したハンモックをかけた金具だそうです・

  • ふすまの金具も 菊の紋章の入った高価なものです。

    ふすまの金具も 菊の紋章の入った高価なものです。

  • 天井が格子状になっているのも格式が高いのだそうです。

    天井が格子状になっているのも格式が高いのだそうです。

  • 畳の縁が合わさったところも、文様がずれないよう高度な技術で造られています。

    畳の縁が合わさったところも、文様がずれないよう高度な技術で造られています。

  • 照明も一枚板の透かし彫り

    照明も一枚板の透かし彫り

  • 欄間は、濃い色の木と薄い色の木で組んであるように見えますが、同じ色の木です。<br />見る角度によって色調が違うので、それをうまく利用して2色かのように見せていますよ。

    欄間は、濃い色の木と薄い色の木で組んであるように見えますが、同じ色の木です。
    見る角度によって色調が違うので、それをうまく利用して2色かのように見せていますよ。

  • 御殿から、右に旧本殿の「波己曽社」真っ黒に見えますね。<br />撮り方が悪くて、軒下に彩色された飾りがあるのですけれど写っていません。<br /><br />黒い社殿は、珍しいものだと神主さんが教えてくださいました。私の参拝した神社では、関東では香取神宮や玉前神社が黒色でしたね。 仙台の大崎八幡宮も黒色ですね。

    御殿から、右に旧本殿の「波己曽社」真っ黒に見えますね。
    撮り方が悪くて、軒下に彩色された飾りがあるのですけれど写っていません。

    黒い社殿は、珍しいものだと神主さんが教えてくださいました。私の参拝した神社では、関東では香取神宮や玉前神社が黒色でしたね。 仙台の大崎八幡宮も黒色ですね。

    妙義神社 波己曽社 寺・神社・教会

    旧本殿 平成の大修理で蘇った美しさ by 城megrist KAZさん
  • さてと、本殿はこの石段の上ですよ! 上ります? 奥様は「行かない」と・・・。 でも、ご主人に促されて、上りましたよ。<br /><br />やはりここは城だな。 城なら一直線の階段はないって? あるんですよね。安土城にも広一直線の長い石段があります。<br />二の丸を落として、勢いづいた攻城側が、この石段を駆け上がったりすれば、隊列が長くなったところを、上から射撃したり、石を転がしたり。場合によっては油を流して火をつけたり。ほら、石段の左右には石垣があって油が外には流れないようになっているでしょ?

    さてと、本殿はこの石段の上ですよ! 上ります? 奥様は「行かない」と・・・。 でも、ご主人に促されて、上りましたよ。

    やはりここは城だな。 城なら一直線の階段はないって? あるんですよね。安土城にも広一直線の長い石段があります。
    二の丸を落として、勢いづいた攻城側が、この石段を駆け上がったりすれば、隊列が長くなったところを、上から射撃したり、石を転がしたり。場合によっては油を流して火をつけたり。ほら、石段の左右には石垣があって油が外には流れないようになっているでしょ?

  • 上りきると、さらに上段があります。石垣は横矢掛けの構造をしていますよ。<br />強固な土塀ではありませんが、塀も開口部が縦連子になったおり、射撃に適していますね。

    上りきると、さらに上段があります。石垣は横矢掛けの構造をしていますよ。
    強固な土塀ではありませんが、塀も開口部が縦連子になったおり、射撃に適していますね。

  • 本丸突入にはこの石段を登り、唐門を打ち破らねばなりません。<br />門は左右が前にせり出ていて、左右からも射撃できるようになっていますね。

    本丸突入にはこの石段を登り、唐門を打ち破らねばなりません。
    門は左右が前にせり出ていて、左右からも射撃できるようになっていますね。

    妙義神社 唐門 寺・神社・教会

    本殿入り口にあたる豪華な門 by 城megrist KAZさん
  • 唐門の天井には、見事な龍が・・・。

    唐門の天井には、見事な龍が・・・。

  • 本殿です。 こじんまりとしていますが、風格がありますね。<br />彫刻が見事です。師匠が彫った部分と、弟子たちが彫った部分で鳥の形が少し違うそうです。ふっくらしている方が、師匠だったかな?<br /><br />後ろは急峻な山でさらに後方は妙義の断崖です。後方からの集団的攻撃は不可能ですね。岩櫃城に通じるものがあります。

    本殿です。 こじんまりとしていますが、風格がありますね。
    彫刻が見事です。師匠が彫った部分と、弟子たちが彫った部分で鳥の形が少し違うそうです。ふっくらしている方が、師匠だったかな?

    後ろは急峻な山でさらに後方は妙義の断崖です。後方からの集団的攻撃は不可能ですね。岩櫃城に通じるものがあります。

    妙義神社 本殿 幣殿 寺・神社・教会

    黒を基調としてはいますが、見事な彩色の彫刻がとても素敵です by 城megrist KAZさん
  • 彫刻 鳥さんがかわいい!

    彫刻 鳥さんがかわいい!

  • 後方にも石垣、これは土留めの意味が強いかも。でもこの高さを甲冑をつけて飛び降りるのは危険なので、防御にもなっていそうです。 単なる土留めに切込み接ぎが必要か?ってこと。 自然石の積み上げなら、隙間に手足をかけてよじ登ったり下りたりできますからね。

    後方にも石垣、これは土留めの意味が強いかも。でもこの高さを甲冑をつけて飛び降りるのは危険なので、防御にもなっていそうです。 単なる土留めに切込み接ぎが必要か?ってこと。 自然石の積み上げなら、隙間に手足をかけてよじ登ったり下りたりできますからね。

  • 本殿の後ろ側にも拝所があります。金の紙垂?

    本殿の後ろ側にも拝所があります。金の紙垂?

  • さわやかな風鈴に送られて下りていきます。

    さわやかな風鈴に送られて下りていきます。

  • この神社が戦いに使われた記録はないそうです。<br /><br />しかし、これだけの切込み接ぎの石垣を多用するには莫大な資金が必要で、それはおそらく江戸幕府から出ているのでしょう。<br />一国一城制ですから、同じ国内に出城は造れないので、神社や寺院として造り、いざというときには砦として利用する目的があったのでしょう。<br />江戸幕府としては西国から関東平野に侵入する敵が超える峠道の守りとして築いたのではないでしょうか。東海道における小田原城、甲州街道における甲府城、中山道における上田城・前橋城・その出城としての妙義神社・・・・。<br />こんな想像ができるのが旅の楽しみだなー城巡り人としては。<br /><br />火災で何の記録も残っていないからこその想像ですよ。

    この神社が戦いに使われた記録はないそうです。

    しかし、これだけの切込み接ぎの石垣を多用するには莫大な資金が必要で、それはおそらく江戸幕府から出ているのでしょう。
    一国一城制ですから、同じ国内に出城は造れないので、神社や寺院として造り、いざというときには砦として利用する目的があったのでしょう。
    江戸幕府としては西国から関東平野に侵入する敵が超える峠道の守りとして築いたのではないでしょうか。東海道における小田原城、甲州街道における甲府城、中山道における上田城・前橋城・その出城としての妙義神社・・・・。
    こんな想像ができるのが旅の楽しみだなー城巡り人としては。

    火災で何の記録も残っていないからこその想像ですよ。

  • 神主さんの美しい(しかもカワイイ)娘さんが書いてくださった御朱印です。<br /><br />緩急強弱の見事なこと! 書だけではなく、弓も相当な腕前だとか。<br />大和撫子ここにあり<br /><br />有意義な一日でしたー。<br />誘ってくださったご夫妻には、自宅で採れたお米までいただいてしまい。<br />いやー本当に恐縮、恐縮、でも楽しい旅になりました。<br />33年前の新婚旅行が一緒だったというだけで、こんなに良くしていただいていいのかしら?<br />

    神主さんの美しい(しかもカワイイ)娘さんが書いてくださった御朱印です。

    緩急強弱の見事なこと! 書だけではなく、弓も相当な腕前だとか。
    大和撫子ここにあり

    有意義な一日でしたー。
    誘ってくださったご夫妻には、自宅で採れたお米までいただいてしまい。
    いやー本当に恐縮、恐縮、でも楽しい旅になりました。
    33年前の新婚旅行が一緒だったというだけで、こんなに良くしていただいていいのかしら?

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ねもさん 2023/02/21 21:38:57
    お久しぶりです
    KAZさん ご投票ありがとうございます。
    素敵なお話です。KAZさんご夫妻の人徳だと思いますよ。
    平成の初めだと、ヨーロッパまで出かける日本人はまだ少なかったのでしょうか? わが家の初ヨーロッパは2002年でした。

    城megrist KAZ

    城megrist KAZさん からの返信 2023/02/23 22:25:00
    RE: お久しぶりです
    こんばんは。

    コメントありがとうございます。

    当時は今よりは少なかったかも知れませんね。私もその後はヨーロッパには行っていません。コロナの最初の年の3月に家族でスペインを予約していましたが、コロナで中止になりました。

    囲碁をなさるのですね。大昔、通信教育で4級合格まで打ちましたが、やめてしまいました。頭が沸騰してしまい面白いよりも疲れてしまったので。 こっちに打ったら何目で、そっちに打ったら何目で、、、って考えると頭が過熱してしまいました。 皆さんよく冷静に計算できるものと不思議な気持ちです。

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