
2022/09/17 - 2022/09/17
274位(同エリア963件中)
雲のすけさん
この旅行記のスケジュール
2022/09/17
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砕氷艦しらせ
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水上バス乗り場
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この旅行記スケジュールを元に
いつものようにフリーきっぷを使ったプランを考えてネットで情報を検索していると4年ぶりに9月17・18日としらせが清水港に来ると知り、急遽それを含んだ計画を立てました。しかし連休に台風が近づいて予報では天候が悪いとわかり旅行するのを諦めようと思いましたが計画を練り直し、海をテーマに置きしらせを主役として、室内を中心としたプランを立て行ってきました。
最後まで読んでいただき、旅の参考になると嬉しいです。
旅行に出かけた一週間後に静岡県中・西部では台風15号で深刻な被害を受けました。1か月以上経ってもまだ爪痕が残っています。
豪雨災害により被災された皆様にお見舞い申し上げ、また被災地域の一日も早い復旧を心よりお祈りします。
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おはようございます。
いまの時刻は9時ごろでいつもより遅めのスタート。ここはJR清水駅の東口(みなと口)です。清水といえば「ちびまる子ちゃん」階段の壁には絵があります。清水駅 駅
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ここから「しらせ」が停泊している日の出埠頭まで歩きます。この地図でいうと上の現在地の赤い目印(清水駅)から右下に行きます。
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駅から5分くらい歩き江尻地区に着きました。清水港はとても広いので、それぞれ地区ごと呼ばれているようです。
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新鮮な海鮮丼を食べることを旅の目的の1つとしていたので、江尻地区にある清水魚市場に寄ります。河岸の市まぐろ館にはいくつもの飲食店が入っています。
河岸の市 まぐろ館 市場・商店街
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いちば館はまぐろ館よりも早く9時30分には開きます。開店前なのに駐車場には車が何台も停まっていました。
清水魚市場 河岸の市 お土産屋・直売所・特産品
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お店が開くまで時間に余裕があるので周辺を歩いてみます。向かいにある石油タンク群は取り壊して再開発の計画があるようです。
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まぐろ館の入口が開いていたので中に入りお店の開店時間を待ちます。館内には清水の特産品の缶詰の自動販売機がありました。
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10時ちょうどに店が開きました。店頭には食品サンプルやホワイトボードなどが置かれています。入店時に注文を聞かれので、それを見て何を食べるか決めておきます。カウンターに座り料理が来るのを待ち、しばらくすると注文した「選べる5色丼(この日は21種類から選ぶことができました)」が来ました。自分が選んだ由比産の桜えび・三保産の生しらす・本マグロ・お店がオススメのシロダイともくあじがご飯の上に載っています。
丼兵衛 グルメ・レストラン
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朝食を食べ終えて、しらせが停留している日の出埠頭を目指し再び歩きます。左の高架は清水マリンロードといい自動車専用道です。
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この遊歩道・自転車道は国鉄清水港線という廃線跡に作られました。歩いていると着く日の出公園にはその遺構としてレールと車輪があります。
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清水港テルファー(国登録有形文化財)
清水港線の清水駅跡地に建てられた清水エスパルスドリームプラザの前には木材を積込むために建設された鉄道施設テルファークレーンが残っています。清水港テルファー 名所・史跡
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市場から歩いて25分くらいで日の出埠頭に着きました。砕氷艦しらせが停泊しています。第一印象は想像していたよりも大きい船だと思いました。
砕氷船しらせ
長さ:138m 幅:28m 深さ:15.9m 喫水:9.2m
基準排水量:12.650t
最大速力:19ノット
抽出力:30000馬力
乗組員:約175名 -
体温・アルコール除菌と荷物チェックをしてから、急角度のタラップを使い船に乗ります。
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船内には入れずに、このような通路を通り途中で飛行甲板と格納庫に寄り船を一周まわる感じです。
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船首はロープが張られていて入れないようになっていました。
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通路の上にはボートがいくつも設置されています。
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船尾の飛行甲板に着きました。奥の格納庫がメイン会場になってます。普段はここに輸送用ヘリコプター2機と観測用ヘリコプター1機が格納されているようです。
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南極の石
飛行甲板の片隅には南極の石が置かれていました。南極昭和基地付近には今から5~6億年前にできた変成岩が広く分布しています。これらはもともと地上や海底にあった砂や泥、石灰岩などが地下深く(約20~30km)で再結晶し再び地表に露出したものです。地上に露出した岩石はその後、氷河に覆われ現在はその一部しか顔を出していません。岩盤には時折氷河の流動によってできた擦り傷が残されていることがあります。 -
格納庫内には写真撮影用パネル・しらせのスタンプ会場・南極の氷があり、しらせの活動の動画がプロジェクターで映されていました。ここでは本物の南極の氷に触ることができました。左下の解説によると何十万年も前に降り積もった雪からできているので、このように南極の氷は白いそうです。
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右の旗の一部分は南極基地に接岸中に2日間ブリザードにあい、その時しらせに掲揚されていた破れた自衛艦旗です。最大瞬間風速は約50m/s(電柱・街頭や走行中のトラックが倒れるほど)だったそうです。
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格納庫の片隅にはしらせのクルーが着る服を着たペンギンがいました。
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停泊している埠頭には自衛隊のブースやキッチンカーや自衛隊・しらせのグッズの販売所がありました。また画像中央の白い建物・清水マリンターミナルの2Fでは「南極&北極がやってきた(清水海洋展2022)」が行われています。
船内を一周まわりタラップを下りました。 -
海洋展の会場に来ました。ここでは実際に南極に行かれた方々のトークイベントが行われます。トークイベントの時間でなく聞くことはできかなったのですが、代わりにゆるキャラが来て場を盛り上げていました。
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会場には弁当・軽食などの販売、そしていくつものブースがありました。この写真は国立極地研究所のものでペンギンなどの海の生き物の剥製や船・雪上車の模型が展示されています。
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会場を出て最後にしらせの全体を写真に撮りました。ほんと大きいですね。
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フェルケール博物館
日の出ふ頭から6分ほど歩き次の目的地に着きました。「港と船の博物館」として清水港に関連するものや模型などが展示されています。フェルケール博物館 美術館・博物館
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正面から見て左の棟の内部にある第一展示室では清水港の歴史を学ぶことができます。
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清水港のジオラマがありました。今回の旅は港を中心として巡るプランを立ててます。
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第二展示室では近代の清水港での荷役の変遷を紹介してます。こちらは輸出用の茶箱で木版画によるラベルが貼られていました。日本的な絵で英語で書かれていたので蘭字と呼ばれていたそうです。
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朝に目の前を歩いたテルファークレーンの模型がありました。このようにして接岸した艀の荷物を吊り上げてレールで運び貨物列車に積んだそうです。
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現在ある静岡鉄道は静岡市安西と清水の波止場を結ぶ軽便鉄道の路線の一部を使って運行されています。
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第二展示室には別棟の缶詰記念館に続くドアがあります。清水の缶詰の歴史について展示されています。
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博物館の正面から見て右の棟にある第三展示室には10/1スケールの複数の和船があります。またフェルケール博物館の2階では企画展が行われていました。そちらは撮影不可なので写真はないですが、行った日はおもちゃ絵というのが展示されていました。
規模はあまり大きくないのですが、入館料大人400円でけっこう見ごたえがありました。 -
30分くらい掛けて一通り見終えたので博物館から出て裏側に回ります。この建物は別棟の缶詰記念館なのですが倉庫で1階部分が見えませんが、まぐろの油漬缶詰を作りアメリカに輸出した清水食品株式会社の創立当時の本社社屋です。その隣には鉄道関連のものがあります。清水港線のゆかりのものでしょうか?
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15分くらい歩き遊覧船・水上バスのりば(日の出のりば)にきました。ここから船を乗って三保半島(三保のりば)に向かいます。運賃は400円となります。
清水港水上バス 乗り物
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想像していたよりも小さい…しらせを見た後なので余計にそう感じるのでしょうか?
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船内はこのようになっていて、船尾には展望デッキもあります。
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それでは出発です。桟橋から少しずつ離れていきます。右に見える船は清水港クルーズに使われる船でベイプロムナード号です。2020年頃から清水港に野生のイルカが住み着いて、そのウォッチングクルーズツアーもしています。
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画面中央のオレンジの船体はしらせです。埠頭から離れるとけっこう揺れます。ちょっと心配になります。
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こちらの船はオーシャンプリンセス号で、こちらでも清水港の周遊クルーズがおこなわれています。1974年にポーランドで建造された帆船で清水に来る前は地中海で使われていました。
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途中で朝に海鮮丼を食べた魚市場がある江尻のりばに寄ります。船に乗った日の出ふ頭から10分ほどで着きました。
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埠頭から離れると台風の影響でしょうか?風が強く波が高いです(沈まないか心配)。
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15分くらいで無事に水上バスの三保のりばに着きました。次の目的地はここから歩いて5分ほどで着きます。
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道に出た方が早く着くのですが、少し船酔いした感じだったので海岸線をぶらぶらし、リフレッシュしてから向かいました。
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三保半島にある東海大学海洋学部博物館に着きました。入館券は東海大学海洋科学博物館前で買います。それぞれ水族館・博物館の単館券を買うこともできますが、お得なセット共通券もあります。
東海大学海洋科学博物館 美術館・博物館
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恐竜のはくぶつかん(東海大学自然史博物館)
恐竜化石骨格の展示を中心に1981年10月開館しました。その後、展示場の拡張(静岡県に関する展示など)や建物の改築・移転しています。東海大学自然史博物館 美術館・博物館
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エスカレーターで一気に3階まであがります。そこから3→2→1階と降りて展示物を見てまわります。
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3階展示場には恐竜の化石標本があります。26mの大型植物食恐竜のディプロドクス(ジュラ紀後期:約1億5500万~1億4500万前)を中心にステゴザウルス(ジュラ紀後期:約1億5600万~1億4500万年前)そしてトリケラトプス(白亜紀後期:約7000万~6500万年前)などたくさんの化石標本がありました。
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ディプロドクスの頭骨は小さく歯は短い鉛筆のような形をしていたそうです。手前に写っているのが肉食竜のタルボサウルス(白亜紀後期:約7800万~7000万年前)で奥に天井から釣り下がっているのが翼竜のアンハングエラ(白亜紀前期:約1億4000万~9700万年前)です。
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プレシオサウルス
中世代ジュラ紀前期(約2億1000万~1億8500億年前)に生息していた首長竜の一種。体長は最大3.5mの水棲動物。厳密にいうと恐竜ではないそうです。 -
ケナガマンモス
ケナガマンモス(更新世後期:約13万5000年~1万年前)は全身を毛で覆われ、肩までの高さが3mの小型マンモス。この化石標本の体勢は弱ってツンドラの原野で倒れこむ姿を復元したそうです。 -
ステラ―カイギュウ
今回の旅の目的の一つのです。ロシア帝国の命を受けたステラーを隊長としたシベリア探検隊がカムチャッカのベーリング島で巨大な海牛(カイギュウ)を1741年に発見しました。乱獲をされ1768年には絶滅したそうです。 -
1階にはジオラマや標本を使い、静岡の自然を学ぶことができます。他にもこの階にはディスカバリールーム(体験コーナー)やミュージアムショップもあります。
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海のはくぶつかん(東海大学海洋科学博物館)
1970年に開館しました。水族館だけではなく科学博物館の要素を含み、1階には水族館で2階は海のことを知る展示物が置かれています。東海大学海洋科学博物館 美術館・博物館
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館に入ってすぐに「きらきら☆ラグーン」のエリアになります。そこにはサンゴ礁に住む多種多様な生物がいます。
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小さいのがお馴染みのチンアナゴで、それよりも大きく縞々のがニシキアナゴといいます。魚はハナゴイです。
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館の中央辺りにある海洋水槽は10m×10m×6mと巨大なものです。そこには約50種1000個体もの生き物がいるそうです。
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クラゲギャラリーもあり様々なくらげがいます。こちらはサカサクラゲといいます。
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数えきれないほどのマイワシもいました。
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駿河湾の生き物コーナーの水槽にはたくさんの種類の魚が泳いでいました。日本一深い駿河湾は多種多様な生き物の宝箱だそうです。
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水族館内には「くまのみ水族館」というクマノミに特化したコーナーがあります。ここにはたくさんの種類のクマノミがいました。
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クマノミがたくさん泳いでいます。水槽下にはトンネルがありリング状の水槽の中央に入れ360度見ることができるようですが、コロナの影響で入れなかったです。
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東海大学海洋科学博物館はクマノミの繁殖・育成を1977年に世界で初めて成功したそうです。
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館の2階にきました。そこには18.6mもあるピグミーシロナガスクジラの全身骨格標本を始め、いろいろな生物の標本がありました。
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沼津深海魚水族館でも見たメガマウスがいました。沼津のものに比べたら小型に感じます(会場の広さでそう感じる?)。雌雄いっしょに見れるのはここだけだそうです。
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東海大学海洋博物館は今年度(2023年3月)で有料での一般公開を終えます。そのことを聞き閉館前にもう一度ステラーカイギュウを見たかったので、清水への行こうと思ってました。
もう見れる機会がなくなると思うと帰るのが名残惜しいです。 -
バスに乗るまで少し時間があったので三保半島の先を目指し歩きます。釣りのスポットとして有名らしくたくさんの人が釣りをしていました。
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半島先端に着きました。対岸(袖師埠頭辺りかな?)に見えるキリンのようなものはガントリークレーンといいます。この巨大なクレーンを使い船のコンテナなどの荷物の積み卸しをします。その右の辺りには天気が良ければ富士山が見れます。清水港は日本3大美港の1つと言われています。
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東海大学三保水族館バス停(三保山の手線・しずてつジャストライン)
10分ほど歩いて博物館近くにバス停まで戻りました。行きは水上バスを使ったので帰りは普通のバスを使い清水駅まで戻ろうと思います。博物館には自動車で来る人が多いようでここからの乗客は自分1人でした。 -
清水駅前バス停(三保山の手線・しずてつジャストライン)
30分くらいで清水駅前に着きました。当日は土曜日だったのですが途中で学生たくさん乗りかなり混みました。 -
清水駅の西口側(江尻口)のバスターミナルに着きます。今回の旅はこれで終わりになります。東海道本線を使って家に帰ります。
清水駅 駅
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今回購入したものは海のはくぶつかんオリジナルのクマノミがプリントされているクッキーとしらせのストラップとピンバッジです。どちらもこの機会を逃すと買うことが難しいと思い買いました。
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