2022/08/22 - 2022/08/22
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kimi shinさん
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「白川八幡神社」を後に北方向の萩町中心部に向かいます。
二股を右手に進むと右手に茅葺屋根の鐘楼が見えてくればそこが「松原山 明善寺」茅葺屋根の鐘楼が象徴的で伽藍全てが茅葺屋根。
明善寺の右手から上り坂が東に進むと道は突き当り二手に別れます、そこを右手に進んでいくと、左手の斜面が開け、上に小さな鞘堂と鳥居を構えた小さな神社が見えてきます、そこが「天龍宮」になります。
合掌集落を見渡せる高台に鎮座する天龍宮、意外と眺めのいい場所かもしれません。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
「白川八幡神社」を後に北へ向かいます。
二股を右手に進むと右手に茅葺屋根の鐘楼が見えてくればそこが今回の目的地「松原山 明善寺」です。
上は白川八幡神社から明善寺までのルート、移動時間は5分もかからないだろう。 -
明善寺全景。
大きな櫟の陰に隠れ茅葺屋根の鐘楼が写真では分かりづらいですが、右手の本堂は目印になると思います。 -
左手が鐘楼、二本の松の木の先が庫裏、右手が本堂。
稲穂が垂れ始めた田んぼと茅葺屋根の伽藍は白川郷らしい趣がある。
合掌造りの庫裏は、江戸時代末期に建てられ、内部は五層構造で高さは15㍍という。
萩町では最も大きな合掌造りの建造物で明善寺郷土館として有料公開されています。 -
訪れた時にはコスモスが咲き、秋の訪れを告げていた。
明善寺開基について、白川村の真宗大谷派の光明山本覚寺が1680年(延宝8)に本願寺派へ転派した事から始まる。
大谷派本山は本覚寺本尊の阿弥陀如来と名号を返上させ、白川村の大谷派の門徒にそれを与えた。
1736年(元文元年)、玄西に依り大谷派寺院開基に伴い名号と本尊が下付され、寺の本尊となっている。
1744年(延享元年)、本山より寺号を許され松原山明善寺と称するようになった。 -
明善寺鐘楼。
入母屋茅葺屋根で壁はなく吹き抜けで、二層目に高欄を巡らせている。
自然に包まれた白川郷の風景に溶け込んだ素朴な外観は、白川郷を代表する建物かも知れない。
左の樹は1827年(文政10)に鐘楼完成に合わせて植樹された櫟の樹で、幾つもの幹が一つに纏まって形をなしている。 -
この鐘楼は明善寺創建時に建てられたもので、全て欅が用いられた二層の造りで、一層目に板の庇が付くもの。
茅葺屋根を支える垂木のシルエットは綺麗なものがある。 -
人目を引き付ける派手さはないが、合掌集落にあって、茅葺の本堂と鐘楼は見事に調和している。
-
木の風合いを生かし、妙な彩色はされていない、木鼻に飾りも素朴な造形のもの。
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梵鐘を下から見上げる。
建立当初の梵鐘は戦争時に供出され、現在の梵鐘は戦後に鋳造されたもの。 -
境内の由緒書き
「明善寺鐘楼門(岐阜県指定有形文化財 建造物)
一間一戸二重、入母屋造、茅葺。
1801年(享和元年)10月9日、飛騨の匠加藤定七より延べ人足1425人を要して建てられたと伝えられる。
梵鐘は第二次世界大戦中に供出され、戦後、鋳金美術の大家中村義一(高岡市)に依頼し設置された。
暖かい季節は毎朝6時に住職が鐘を突き、法要の時刻を檀家に知らせます。
茅葺の鐘楼門は全国でも珍しく檀家により大切に護られている。
明善寺のイチイ(岐阜県指定天然記念物 昭和49年11月13日指定)
根廻2.6㍍、目通り3.5㍍、樹高10.6㍍、枝張り東1.9㍍、西3.5㍍、北3.5㍍。
この杉は1827年(文政10)本堂再建の記念の木として福棟梁の大工与四郎が鐘楼門の横に植樹したものとされる。
明善寺本堂(白川村指定有形文化財 建造物 昭和42月31日指定)
間口8間、奥行7間、一重、入母屋造、向拝一間、茅葺。
平面形式は典型的な真宗寺院の形態を持ち、内部前方4間を外陣、内陣と接する一間を矢来内として、後方 中央に見付3間を内陣、両脇2間を余間とし、共に奥行は2間半で、背面に奥行半間の仏壇を設け、内陣中央は後門を作っています。
穂覚書帳の記録では、1806年(文化3)より欅材の伐採に着手。
1823年(文政6)高山の大工水間宇助により建築が始まり、1827年(文政10)延べ人足9191人を要して建築されたとされる」 -
本堂。
こうして見ると寄棟の様に見えるが、少し回り込むと妻がある入母屋造りの建物。
茅葺屋根は素材の性格上、一生に一度は葺き替えが発生します。
こうしたイベントを一人で行うには膨大な労力が必要となります。
山に閉ざされた小さな集落には、そこで生活を営む住民同士、お互い助け合う精神が綿々と育まれて来た。
それは葺き替えに留まらず、田植えや稲刈り、寺社の維持管理、冠婚葬祭も総がかりで行う文化がある、もともと日本どこにでもあった文化で誰しも持っていた精神だ。
交通の便が良く、住居や店が立ち並び、夜も明るい街にあって、孤独感を感じることがあるとすれば、そうしたものを失ってしまったことにあるのかもしれない。
街を離れ、不便な田舎に来ると妙に落ち着くのは、失くしたものを求めているような気もする。 -
萩集落の真宗大谷派の寺院。
伽藍全てが合掌造りというのはあまりお目にかかる事はない。
向拝柱の木鼻飾りも、虚栄を張った意匠ではない。
昔は見苦しいセンサーなどなかったが、必要な時代になったという事か。 -
本堂左の庫裏。
集落最大の合掌造りで5層構造、1968年(昭和43)に岐阜県の重要文化財に指定されています。 -
境内から見る鐘楼。
若かった頃の印象そのままだ。 -
毎朝、時を知らせる鐘の音が集落に響き渡る。
-
伽藍右の道路沿いから見る本堂。
街では花期の過ぎた紫陽花がここでは生き生きと咲き誇っていた。
ここから奥に続く小径を進んで見ます。
明善寺
宗派 / 真宗大谷派
山号 / 松原山
創建年 / 1736年(元文元年)
開山 / 玄西
本尊 / 阿弥陀如来
所在地 / 岐阜県大野郡白川村荻町679
白川八幡神社から徒歩ルート / ?北東に徒歩5分?
参拝日 / 2022/08/22 -
「松原山 明善寺」の右手から上り坂が東に続きます。
道は突き当り二手に別れます、そこを右手に進んでいくと、左手の斜面が開け、上に小さな鞘堂と鳥居を構えた小さな神社が見えるはずです。
そこが目的地の天龍宮になります。
マップはデフォルメされ今一つですが、突き当りを右に進んでいきます。 -
明善寺本堂と左に鐘楼の茅葺屋根。
天龍寺に向かう道筋で見かけたマンホール。
合掌集落と森、集落を流れる清流庄川の流れがモチーフになっています。 -
突き当りを右に進むと左の視界は開け、山の斜面を見上げると天龍宮の鞘殿が見えてきます。
ここから少し先の分かれ道を左に進むと社頭に至ります。 -
山の西斜面を切り開き、広い社地が作られ、石の明神鳥居とその先に鞘殿が鎮座します。
ゆとりのある社地に天龍宮の伽藍がポツンと建てられています。 -
鳥居から鞘殿方向の眺め。
白川郷集落の東外れの高台に位置し、これより右手の山側には住居は見られない。
まるで合掌集落を見守る様に鎮座しています。 -
石造の額には天龍宮と彫られています。
-
鞘殿全景。
木造入母屋造の鋼板葺の屋根で妻入りの鞘殿。
雪深い白川郷にあって外観に傷みはなく綺麗に維持されている。
天龍宮の創建等詳細は分からなかったが、軒下の由来を見ると綺麗な外観の理由が分かって来た。 -
由来にはこう記してあった。
「神を敬ふこと即ち、自然を尊ぶことなり。
天龍宮由来
当合掌部落は急峻な山を背にて
往昔むより雪崩等の災害を羅り、特に近代昭和23年7月25日集中豪雨に依り、戦中戦後における山林の乱伐と自然の力を異る人為的治山、施設の脆さ大きな災害となって、民家及び附属建物は軒下、床上に土石埋没の大きな災害を受け、ここに神を鎮めて天龍宮の社殿を建立崇拝すると共に、この山林一帯を永久の禁伐林と定めた。
昭和56年7月吉日社殿再建せり。
注 火乃用心」
戦後の復旧に貢献した山はそれにより集落に大きな代償を与え、それを契機に山の保全に向かったようだ。
傷みの少ない伽藍の理由も上から来ているようだ。
その昔は陸の孤島の様な僻地だったこの谷筋、今や高速が整備され観光や物流にとって便利になった。
その代償として白川から荘川にかけて随分樹は伐採され、別荘地や高速の法面に姿を変え、地表が露わになっていた。
荒れた林道は工事のため舗装化され、渓流の様相も様変わりし、国道沿いにあった小さな商店や食堂などの姿が消え風景までも変えてしまう。
何かを失わなければ便利にはならないという事だろう。 -
鞘殿内。
中に祀られた本殿の様子はよく分からないが、合掌集落を自然の脅威から護る目的で建てられた神社だけに伽藍の外観同様、内部も人の手が入り綺麗に維持されている。 -
鞘殿左から茅葺屋根の合掌集落眺め。
寄り添うように立ち並ぶ光景は正に「火乃用心」そのもの、集落そのものが運命共同体。
秋葉さん一人に任せていても済まない話だ、一人一人の行いが問われる集落だ。
天龍宮
創建 / 不明(昭和56年社殿再建)
祭神 / 不明
所在地 / 岐阜県大野郡白川村荻町
参拝日 / 2022/08/22
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