天草と水俣周遊サイクリングの旅(２)うに丼と富岡城

2022/10/20 - 2022/10/21

旅の二日目。前日は疲れ果てて「もうこれが最後の自転車旅だろう」と思いましたが、二日目は身体が適応したのかホテル到着後も余裕がありました。昼食にうに丼を食べたくてペダルをこぐ足に力が入ったのかもしれません。

【移動】上天草市大矢野町上 → 苓北町富岡　71km+観光&買い物8km
【宿泊】あまくさ温泉ホテル　四季咲館 １泊　朝食付　洋室バストイレ付　温泉大浴場あり　6400円ー2560円(旅行支援40%)＝3840円 (別途入湯税150円)

エリア 天草諸島(熊本)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.5

ホテルを８時半ごろチェックアウト。ホテル前の有明海は湖みたいに波も穏やか。

朝日が正面にきて眩しい。
天草二号橋に到達。橋のたもとの展望スペースから見渡す。橋の歩道は幅50センチほどでしかなくその右の路肩も狭く、橋の上で突風に煽られたりすると怖い。通行量もそこそこある。

２～５号橋までは連続している。

３号橋を通過。

５号橋を渡り終えたところで早口言葉を言ってみる。｢１号橋２号橋３号橋４号橋５号橋｣

５号橋から２～４号橋を一望。

天草五橋 (パールライン) 名所・史跡

近くの漁港から赤い５号橋が見えた。

ここからは正面に有料道路があり自転車や原付きは左に遠回りさせられるが交通量はぐっと減る。

３２４号線は自動車道路の下を蛇行して走る。

諸島部に入るとしばしば坂道が現れる。分岐路で周辺地図を確認。正面の国道は上り坂なので右折して集落路に入ってみたが更に急坂を上るはめに。

漁港の郵便局で少額を引き出す。国内旅行はATM手数料を気にする必要がなくて楽だ。

日南風の海岸線が続く。

道の駅有明リップルランドに隣接するサンタマリア館。

サンタマリア館 美術館・博物館

インパクト大のタコ街道　モニュメント。これも助成金で造ったのか？
プラスチック製？確かに！爪で弾くとカパカパいいます。

こっちは影が薄そうだ。頑張って！

地域クーポンを使える「海老の宮川」は休業してた。

海老の宮川 グルメ・レストラン

天草瀬戸大橋まで来た。自転車が通れるのかパトカーを呼び止めて教えてもらった。

結果、自転車でも通れた。

上島と下島の瀬戸。運河のように見える。

本渡瀬戸歩道橋 名所・史跡

本渡では早めの昼飯を食べる予定だったが、そのまま素通り。
ただこの先「生うに本舗」まで行って開いてなかったらひどいので電話で確認してから前進。

五和町の漁港のたこつぼ。

島鉄フェリーが出港する鬼池港。

鬼池港フェリー乗り場 乗り物

対岸は島原半島の口之津港。すごく近い。

乗り場の前にはアズレージョ。図柄は富岡城とイルカ。

そしてここにも天草四郎像。

天草四郎時貞像 (鬼池港) 名所・史跡

このあたりの道路沿いでも赤い毛糸の前掛けと帽子をかぶったお地蔵さまをよく見かけた。ここでは４体の場合が多い。

お目当ての「天草生うに本舗 丸健水産」に１時半ごろ到着。

丸健水産 グルメ・レストラン

本日の入荷はガンガゼウニのみで赤ウニなどの追加トッピングはできないとなこと。それも港直送ぽくてそそる。

ガンガゼうに丼のハーフ＋サザエのつぼ焼きを注文。これで合計2090円。
地域クーポン券2枚消費。

ハーフサイズながらうにの量は十分満足のいく量だ。小鉢は白身魚のマリネとサバの味噌煮で見た目よりボリュームがありお得感あり。サザエのつぼ焼きの苦い汁を飲んでモロッコのマラケシュを思い出した。

海岸に忽然と現れたピンク色の鳥居。そこには「おっぱい岩」の文字が！

おっぱい岩 自然・景勝地

鳥居の先にあるこちらの岩がそれらしい。確かに海に浸る乳首らしき形が確認できました。合掌。

今日のお宿は「あまくさ温泉ホテル　四季咲館」。フロントで地域クーポンが使える場所を尋ねると味千ラーメンをお勧めされたので｢ここまで来て味千はねー｣と言うと、｢ここの店は刺身も置いてますよ｣とのこと。俄然行く気になったが距離が10km近く離れていて却下。

あまくさ温泉ホテル　四季咲館 宿・ホテル

昨夜の旅館とはうってかわってユニットバス付の細長い洋室。昔住んでた独身寮に激似。

窓からは富岡海水浴場が見える。

この日の主な走行ルート。71km
この日はまだ動くエネルギーがあまっていたし、本日期限の地域クーポン券が１枚残っているから外食必須。とはいえ汗だくではあるので、まずは大浴場へ。

展望風呂はオーシャンビューで最高。でも泉質は昨日と雲泥の差で大きな家風呂といった感じ。サウナが付いていたが1日中発汗は足りているのでパス。

時刻は４時過ぎ。ホテルから１kmも離れてない富岡城へ。土塁が残っているだけの山城かと思っていたら山頂に白壁が見えてきた。意外とよさげ。

参道を通って徒歩5分の看板に勇気付けられ坂道を上るも思いの外の急斜に息があがった。

富岡ビジターセンターに閉館15分前に駆け込む。
ここ富岡城はてっきり細川藩の孫請けくらいの地方の城かと思ったら、小西行長から没収された土地を唐津藩が治めていたそうだ。

富岡城(富岡ビジターセンター) 名所・史跡

内部の展示は戦国から江戸初期の甲冑や装飾付きの火縄銃。その他、貝の展示など。

ここは本丸からの眺望が素晴らしかった。苓北の半島と、その左手に湾を囲む長い砂州。さながら函館と天橋立を合わせたような風景。

富岡城跡 展望所 自然・景勝地

砂洲がどうなっているのか行ける所まで行ってみる。

砂洲の根本の始まり。わずか数メートルの幅の外側に有明海が広がっていた。

地域クーポンが使える飲食店を求めて苓北町の中心へ。「酒楽嘉肴 よし田」は定食がなかったのでパス。

酒楽嘉肴 よし田 グルメ・レストラン

「ウッディーハウス」はちょうどよさげな洋食がありそうだったが開店６時の１０分前になっても中は静まりかえっていて、こりゃ休みだなと見切りをつけて仕方なくクーポン券が使えるスーパー「アタックス」へ。

ウッディーハウス グルメ・レストラン

ところが弁当が完売していた。仕方なく天草の地域色のある｢じゃこてん｣と｢あじの南蛮漬け｣を選ぶ。刺身を買うつもりもあったが、新鮮ではありそうだがうちの近所よりむしろ高い。それで日用食材を買い込むことに。
帰りにウッディーハウスの前を通ったら煌々と営業してた。私の見る目がなかった。
こんなので腹が膨れるかとも思ったが半分しか食べられずビールもカップ麺、バナナ半分、ピーナッツは翌日に回す。余計な荷物を作ってしまった。
食後3時間は寝ないマイルールを破って20分で寝落ち。

自転車はロビー奥の物置部屋を使わせて貰った。この対応は◎
苓北町の助成金1000円の申請書を出し忘れていたので夜中にロビーに出しに行く。巡回中のフロントマンが戻ってきたので聞いてみると、既に枠切れとのこと。さらに宿に直接予約した場合のみ適用されるそうで、恐らく中国人のフロントマンが丁寧に教えてくれた。

翌日の朝食は6:45スタート。昨日の朝食に比べるとやや落ちる。コーヒー付きなのはグッド。工事関係みたいな人がたくさん泊まってた。