2022/10/14 - 2022/10/14
56位(同エリア979件中)
かっちんさん
裏磐梯北東部にある西大巓(にしだいてん/1,982m)南斜面にデコ平(だいら)が広がります。
ここは30年ほど前、東急電鉄が開発したリゾート地。裏磐梯グランデコ東急ホテルズ、スキーゲレンデ、ゴンドラ等の施設が設置されています。
秋になるとゴンドラ山頂駅からデコ平湿原、百貫清水、布滝、早稲沢口までトレッキングコースを歩くと美しい紅葉を楽しむことができます。
当初、ゴンドラ山頂駅から早稲沢口まで2時間20分のコースを歩く計画でしたが、今年8月の豪雨により通行止め区間があるため、デコ平湿原までの往復に変更します。
紅葉の色付きは赤・黄・橙が混じり、目を見張るような絶景です。
アクセスはJR猪苗代駅前からグラデコホテルまで、予約制の無料シャトルバスが出ています。
私たちは休暇村裏磐梯に宿泊していたので、途中の五色沼入口(裏磐梯観光協会前)からゴンドラ山麓駅までの行き帰りに利用します。
そして、今日は『全国旅行支援福島県「来て。」割』が始まってから3日目。
宿泊割引と同時にいただいた「福島県観光特典クーポン3,000円分」が、ゴンドラ往復料金1,800円に使えました。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・休暇村裏磐梯のHP:施設と食事、紅葉になる理由、北塩原村の経緯
・グランデコリゾートのHP
・裏磐梯ビジターセンターのHP
・林野庁「裏磐梯デコ平スポーツ林」
・栃木県みちくさ情報「福島 グランデコ高原 紅葉」
・サンブーカ/暮らしの植物図鑑「オオカメノキ(ムシカリ)の実と紅葉、ガマズミ属の旅」
・日光植物園「ナンブアザミ」
・新生フォ~☆シーズン~☆さんブログ「ふくしま裏磐梯デコ平湿原から百貫清水まで紅葉トレッキング」:花名
・裏磐梯ビジターセンター「早稲沢・デコ平探勝路」:アキアカネ
・三河の植物観察「ナンブアザミ」
・LEVEGREEN「ノアザミの花言葉、種類」
・森と水の郷あきた「ヤマウルシ」
・路上の美術館「北塩原村」:マンホール
・ウィキペディア「グランデコスノーリゾート」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
裏磐梯周辺の地図
裏磐梯北東部に位置する「デコ平」。
五色沼入口にある「裏磐梯観光案内所」から小野川湖沿いに北上したところに、「ゴンドラ山麓駅」があります。
当日、「休暇村」9:15発のJR猪苗代駅行きの送迎バスに乗り、10分ほどで「五色沼入口」に到着し降ろしてもらいます。
グランデコシャトルバスとは近くの「裏磐梯観光協会」で9:45に待ち合わせ。そこから「ゴンドラ山麓駅」までは15分ほどです。 -
宿泊している「休暇村裏磐梯」
ロビー裏の芝生広場に誕生した、絶景×リゾート×ワークの「リゾワテラス」。
鳥籠のような「ドームハウス」の中ではプライベート空間が確保され、テレワークができます。 -
朝の清々しい「磐梯山」(休暇村)
部屋の窓から眺める「磐梯山(右)」と「櫛ヶ峰(左)」。 -
雨上がりの赤い実(休暇村)
赤い実に付いた水滴が輝いています。 -
イチオシ
地元の名物を使った朝食(休暇村)
少し濃いめの味噌ベースの出汁でとろろをといた「会津味噌とろろ丼」。
上に乗せたとびっこと刻みオクラ、イカニンジンをあわせていただきます。
お隣は「そばがき汁」。山菜の下にそばがきが隠れています。 -
「五色沼入口」バス停
朝食を食べ一息ついた後、、デコ平湿原のトレッキングに出発。
休暇村の送迎バスで五色沼入口に到着。
近くの裏磐梯観光協会(五色沼入口プラザ)へ向かいます。 -
徐々に赤く染まっていく「ヤマウルシ」(五色沼入口付近)
緑の葉が赤く染まる様子がわかり、最初に葉脈、次に葉全体に広がっています。
赤くなる理由は・・・
秋になると気温の低下や日照時間の短縮により光合成で得られるエネルギーが低下するので葉を落とそうとします。
植物は葉が落ちる前に葉緑体(緑の成分)を分解し、栄養として枝側への回収を試みます。
ところが葉緑体の分解過程で有害な物質が生成され、日の光(青い光)を受けると活性化し植物の組織を破壊してしまいます。
なので植物は、その組織の破壊を防ぐために、赤色の色素であるアントシアニンを生成し葉の表面が赤くなります。
葉が受ける光が赤色になるため有害物質の働きを制限できます。
このようにして、葉に含まれる葉緑体が分解され回収されるまで葉を日の光から守るために紅葉が生じるのです。 -
イチオシ
豊富な彩りの「ヤマウルシ」(五色沼入口付近)
緑色から黄色、朱色、赤色に変化しています。 -
デザインマンホール「北塩原村」(五色沼入口付近)
福島県耶麻(やま)郡北塩原村のマンホールは、村の鳥「シジュウカラ」を中心に、村の木「オオヤマザクラ」、村の花「ミズバショウ」が描かれています。
以前の裏磐梯地区の住所は「桧原村」。
現在は全域「北塩原村大字桧原」。
昭和28年の北山村・大塩村・桧原村の3村合併により漢字1文字ずつをとった「北塩原村」と「大字桧原」を合わせています。 -
グランデコスキーセンター「ゴンドラ山麓駅」
裏磐梯観光協会前からグランデコのシャトルバスに乗り、「ゴンドラ山麓駅」に到着。
平日だったので、シャトルバスは私たち夫婦だけの乗車でした。 -
真っ赤な紅葉(山麓駅周辺)
桜の種類のようです。 -
黄色が目立つ鮮やかな黄葉(山麓駅周辺)
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「福島県観光特典クーポン」の利用(山麓駅)
休暇村裏磐梯の宿泊に全国旅行支援『福島県「来て。」割』を利用したので、「福島県観光得点クーポン3,000円分」をGetしています。
グランデコリゾートではロープウェイ乗車券1,800円にも利用できます。 -
イチオシ
紅葉散歩ができるゴンドラ(山麓駅)
標高1,010mの山麓駅付近は、紅葉が始まったところ。
山頂までの15分間、秋の風景が楽しめます。 -
まもなく「ゴンドラ山頂駅」
山頂駅は標高1,390m。
紅葉の進み具合はどうかな? -
「トレッキングマップ」
山頂駅からデコ平湿原まで、歩いて約20分の遊歩道があります。
デコ平湿原の標高は1,320mなので、山頂駅とほぼ同じ高さなので急坂はありません。
但し、8月の豪雨で途中の橋が流されているので、飛び石を渡る必要があります。
湿原の1周は約35分です。 -
山頂駅付近の紅葉
紅葉はちょうど見頃です。 -
橙に染まる山頂駅付近
橙に染まる「ブナ」と手前には朱色と橙の「ハウチワカエデ」。 -
「アサギマダラ」の親子(山頂駅付近)
8月には2,000キロ以上を移動する本物の「アサギマダラ」が、デコ平の「ヨツバヒヨドリ」の花を求めてやってきます。 -
雲海(山頂駅付近)
真正面に川桁山、その右側に磐梯山があるのですが雲に隠れています。 -
色づく「ブナ」と「ツタウルシ」(山頂駅付近)
山頂駅付近を散策してから、デコ平湿原へ向かいます。 -
真っ赤な「ツタウルシ」(山頂駅付近)
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ゲレンデの周りは秋色(山頂駅付近)
秋色に染まる「ブナ」の大木。 -
デコ平湿原への遊歩道入口(山頂駅付近)
これから遊歩道に入ります。 -
「ツタウルシ」と「ムシカリ」(遊歩道)
「ムシカリ」の葉は、緑色から暗褐色に紅葉します。 -
色付きはじめた「ムシカリ」(遊歩道)
別名「オオカメノキ」。その由来は葉が大きな亀の甲の形をしていることから。 -
イチオシ
パープル色の上品な「ナンブアザミ」(遊歩道)
高さが2mに達する、大型のアザミ。
雪の多いところに生え、本州中部以北に分布。
開花時に根生葉が残らないこと、葉の基部が茎を抱かないことなどが特徴。 -
「ヤマウルシ」(遊歩道)
「ウルシ」は樹高10mと高いのに対し、「ヤマウルシ」は3m程度と低いことが特徴。 -
樹木を覆う「ツタウルシ」(遊歩道)
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「ブナ」の紅葉(遊歩道)
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「ヤマウルシ」(遊歩道)
橙に染まる「ヤマウルシ」。 -
「ブナ」の樹皮模様(遊歩道)
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「ヤマウルシ」と「ムシカリ」(遊歩道)
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「橋崩落」(遊歩道)
2022年8月3日の豪雨により橋が流されました。
川面に下り、飛び石を渡ります。 -
「ツリバナ」(遊歩道)
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「ヤマウルシ」(遊歩道)
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「デコ平湿原入口」に到着(振り返ったところ)
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「分岐の道標」(デコ平湿原)
二手に分かれ、右が早稲沢・百貫清水、左が湿原コースから早稲沢・百貫清水。
湿原コースを進みます。 -
湿原の周りに立つ樹木(デコ平湿原)
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色鮮やかな紅葉(デコ平湿原)
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「ブナ」の紅葉(デコ平湿原)
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木道の周りは「草紅葉」(デコ平湿原)
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針葉樹の「オオシラビソ」(デコ平湿原)
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木道にとまる「アキアカネ」(デコ平湿原)
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美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
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イチオシ
色彩豊かな紅葉(デコ平湿原)
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「エゾリンドウ」(デコ平湿原)
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「ブナ」の大木(デコ平湿原)
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美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
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イチオシ
紅葉が楽しめる木道(デコ平湿原)
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朱色の「オオモミジ」(デコ平湿原)
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可愛い「ノアザミ」(デコ平湿原)
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分岐の道標
湿原コースの終点にある道標。
当初持っていた案内図によれば左が早稲沢、右が湿原コース。
ところがこの道標は左が・・場(・・は朽ちて読めない)、右が早稲沢、歩いて来た道が山頂駅・デコ平。
右は湿原の風景ではなく山の上り道、左が下り道。
迷うと困るので、歩いて来た木道を引き返すことにしました。 -
当初持っていた案内図
「湿原出口」表示より手前にあった分岐が書かれていない。
別の案内図では、手前に分岐があり、駐車場へ下る道が書かれています。 -
紅葉のブナ林(デコ平湿原)
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いろんな樹木の紅葉(デコ平湿原)
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いろんな樹木の紅葉(デコ平湿原)
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美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
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美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
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美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
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イチオシ
美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
赤・朱色・黄・橙に染まる究極の紅葉。 -
美しい彩りの紅葉(デコ平湿原)
紅葉を満喫したので、遊歩道で山麓駅へ戻ります。 -
橋の崩落した箇所(遊歩道)
帰り道、飛び石を渡ります -
階段修復箇所(遊歩道)
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黄色い「ミネカエデ」(遊歩道)
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紅葉のデコ平(遊歩道入口)
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「ツタウルシ」(遊歩道入口付近)
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マシュマロみたいな「キノコ」(遊歩道入口)
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「ツタウルシ」(遊歩道入口)
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紅葉と「ゴンドラ」(山頂駅)
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帰りの「ゴンドラ」
秋の紅葉シーズンの運転は、2022/10/1~11/6まで。 -
ゴンドラ乗車券の券売機(山麓駅)
クレジット専用機は一体型ではなく、パソコンと周辺機器を組み合わせたもの。 -
逆光に輝く紅葉(山麓駅周辺)
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イチオシ
優しく色づく「マルバノキ」(山麓駅周辺)
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紅葉が進む山肌(山麓駅周辺)
山麓駅の紅葉はこれから。 -
シャトルバス(山麓駅周辺)
予約しておいた帰りのシャトルバスで、五色沼入口へ向かいます。
今晩も休暇村裏磐梯に泊まります。
デコ平湿原の紅葉は赤や黄色に緑が混じり、ちょうどよいタイミングでした。
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