2022/07/01 - 2022/07/05
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アメリカ東部、合衆国の首都であるワシントンD.C.(正式にはコロンビア特別区)を訪れました。アメリカの首都は、最初の1年間がニューヨーク、その後フィラデルフィアを経て、1800年にワシントンに移転しました。大統領官邸をはじめ、連邦議会に最高裁判所などがある政治の中心地というだけでなく、アメリカという国を語る上で欠かせないモニュメントが満載のエリアです。
★アメリカ観光でまず訪れてみたかった首都へ。郊外のコネチカット・アベニューのホテルに泊まり、地下鉄でナショナル・モール周辺観光へ。
★アメリカ独立記念日に絡めた連休で訪れたので、独立記念日パレードに遭遇。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎マクドナルドの「マフィン」(アメリカ全土)
◎バーガーキングの「ワッパー」(アメリカ全土)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アメリカ南部のとある町からワシントンD.C.まではおよそ600マイル(960キロ)…普通なら飛行機を使いたい距離ですが、コロナ禍が収束し急に航空需要が戻ったためパイロット不足となり空の便は大混乱。よって、クルマで行くことに。
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そうはいってもアメリカはクルマ文化ですので、高速道路は整備され無料でガソリンも日本より安いので、時間があり運転さえ苦でなければ有力な移動手段です。ロードサイドにはこういったモーテルもたくさん。
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金曜日の仕事上がりから移動をはじめて200マイルほど走り、途中のサウス・カロライナ州でモーテル「フローレンス・エクスプレス・イン」で1泊しました。これぞアメリカの旅?
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1室1泊$60とかなり安め。パッと見まずまずに見える客室ですが、設備は古くタバコ臭く掃除はかなり適当…アメリカは安かろう悪かろうがはっきりしてますね。片田舎のモーテルでも最低$80くらいは出さないと快適なステイには厳しそうです。
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翌朝はゆっくり目に起きて、モーテル近くの「マクドナルド(McDonald’s)」でモーニング。言わずと知れた、アメリカ発祥のハンバーガーチェーンであり、今や店舗数世界一(2022年現在)のファストフードチェーン。
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朝メニュー…私はエッグマックマフィン、妻はソーセージマックマフィンを熱いコーヒーとともに。今後の旅行記では、アメリカ各地でファストフードやダイナーをどんどん紹介していきます。まさにそれらがアメリカらしいご当地グルメですから。
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ヴァージニア州に入りました。
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休憩がてら、高速道路を下りて町のセブンイレブンに入ります(高速道路は無料なのでどこでも乗り降りし放題、トイレは高速の休憩所かGSのコンビニで)。日本ではほぼどこにでもあるセブンイレブンですが(日本には2万軒以上)、アメリカでは少なくとも南部ではあまり見ません(アメリカには9千軒弱)。
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売っているものも日本とは異なります。軽いランチにセルフのホットドッグをいただきました。ここから好きなソーセージを取って…
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他の具とともにパンに挟んでレジで会計。
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ヴァージニア州を横切ればワシントンD.C.です。
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そして、どこの州にも属さない通称「ワシントンD.C.」、正式には「コロンビア特別区」に入りました。"D.C." は "District of Columbia"の略で、本旅行記ではワシントンD.C.のことはこれよりD.C.と表します。
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D.C.の中心部(ホワイトハウス周辺)から7kmほど北にあるホテル、「デイズ・イン・ワシントンD.C.・コネチカット・アベニュー」に到着。
デイズ イン バイ ウィンダム ワシントン DC コネチカット アベニュー ホテル
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古そうな造りのエントランス&フロント。エレベーターもけっこうレトロ。ここに2泊しました。素泊まりで$260+駐車場$50=約4万2千円、中心部よりは全然安いですがそれなりの額です。
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客室は一応リノベートされていました。
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普通に快適です。
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バスルームは古さを感じましたがお湯はちゃんと出てOK。
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着いて早々ですがそろそろディナータイム、ホテルのすぐ近くのタイ料理レストラン「タイ・パッド(Thai Pad)」へ。
タイ パッド アジア料理
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交代での運転、長旅お疲れ様でした。…のチアース!
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スターターにイカフライ(Fried Calamari)。
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タイ風エビチャーハン(Pad Thai With Shrimp)。
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グリーン・カレー(Green Curry With Chicken)。タイ料理は日本人の味覚に合いますね。美味かったです。
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D.C.のご当地グルメとなると、隣接するメリーランドかヴァージニア州の名物ということになるのでしょうが、そうすると牡蠣とかブルークラブあたりかな?しかし周囲にそれらを扱うレストランが無かったので断念。ですが美味いタイ料理にありつけた満足感とともに休みにつきます。
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翌朝…
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朝食はホテルに近いこちら「ブレッド・フルスト(Bread Furst)」へ。
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パンやセイボリーフードなど多様な品揃えのベーカリー・ショップ。お客さんがひっきりなしに出入りする人気の店です。
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朝食メニュー。
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私はカフェラテにベーコン&チーズ入りメッシーエッグ(サワードゥブレッドにスクランブルエッグを乗せたもの)…これで$13.1です。
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妻はキャラメルラテにL.E.Oベーグル(ノバ・ロックス=カナダのノバスコシア地方産の燻製サーモンと卵・赤玉ねぎのピクルスを乗せたベーグル)…これで$18.2です。合計しめて$31.3…美味かったんですけど、パン屋の朝めしで2人で4千円越えです(泣)。
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気を取り直していよいよD.C.の観光へ。
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中心部にはメトロ(地下鉄)で向かいます。中心部はホテルがバカ高く駐車場も高いので、郊外のホテルを選び車は置いて地下鉄で観光する作戦にしました。D.C.で働く人の多くも郊外の駐車場を借りて電車で中心部へ通勤するらしいです。
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駅の券売機で地下鉄のデイパス($13、うち$2がカード代)を買います。今回は2日間の観光ですのでデイパスを2回買いました。2日目は、1日目のデイパスを使って$11で買えます。また、3日間パスもあります。
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Van Ness-UDC駅から、ホワイトハウスの最寄り駅であるFarragut North駅へ向かいます。
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Farragut North駅から徒歩10分足らずでラファイエット広場に到着。第7代大統領アンドリュー・ジャクソンの騎馬像。インディアン討伐で良くも悪くもアメリカを形作った大統領。2020年のブラックライブズマターでは、先住民差別という視点でこの像が引き倒されかけました。
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広場から見る「ホワイトハウス」の「エグゼクティブ・レジデンス(メインハウス)」、言わずと知れたアメリカ大統領公邸です。
ホワイトハウス 現代・近代建築
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当然ながら柵があるので、柵の間から見るしかありません。
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アイルランド人建築家がダブリンのレンスターハウスをモデルに1792年に着工、戦争での焼失・再建などを経て、1902年にルーズベルトが増築などを施し「ワシントン・ホワイトハウス」になりました。柵の間からでもなかなかいい感じ。
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レジデンスをあとにし、西側から南下します。ホワイトハウスの北に建つスミソニアンアメリカ美術館の支店である「レンウィック・ギャラリー」。
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ホワイトハウス内にある「アイゼンハワー・エグゼクティブ・オフィス・ビルディング」、レジデンスの西隣に建つアイゼンハワー行政府ビル。
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行政府ビルの南には、第一次世界大戦で戦った兵士の哀悼のため建てられた「ファースト・ディビジョン・モニュメント」。
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ホワイトハウスの南側、プレジデントパーク内に広がる「エリプス」に出ると、ワシントン記念塔が見えてきました。
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ナショナル・モールの中心にそびえ立つ巨大なモニュメント、「ワシントン記念塔」にやってきました。1848年に建築家ロバート・ミルズ設計で着工され、南北戦争などで工事が遅延した後に1884年に完成。当時は世界で最も高い建築物でした。
ワシントン記念塔 建造物
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高さ169mの巨大な石造りのオベリスク。現在でも、石でできた独立構造物としては世界で最も高いらしい。
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オベリスクの根元付近からは…
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望遠を使えば、ホワイトハウス・メインハウスの南側が柵なしで撮れます。庭では何かイベントの準備中。
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ナショナルモールを西へ。すぐに見えるのが「第二次世界大戦記念碑」。2004年にブッシュ大統領により除幕された、新しいモニュメント。
第二次世界大戦記念碑 モニュメント・記念碑
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左右にそれぞれ「Atlantic(大西洋)」「Pacific(太平洋)」の2つのドームがあり、太平洋は日本との激戦地でした。
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リンカーン記念堂リフレクティングプールの南側からさらに西へ進むと、「朝鮮戦争戦没者慰霊碑」に到達。1950年から約3年続いた朝鮮戦争で出た100万人以上の犠牲者を慰霊するため、1995年に建てられたもの。アメリカ人戦死者は5万4千人だったとのこと。
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”FREEDOM IS NOT FREE”…「自由はタダではない」。自由を得るには代償を伴うということでしょうか。確かに、自由を脅かす存在は世界中に常にあり、みんな常にそれと戦っているのかもしれません。
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朝鮮戦争戦没者慰霊碑を過ぎるとすぐに見えてきたのは「リンカーン記念堂」。
リンカーン記念館 博物館・美術館・ギャラリー
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D.C.で最も人気のある観光スポットと言っても過言ではないでしょう。
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真ん中の奥に、”奴隷解放の父”とされアメリカでもっとも偉大な大統領との呼び声高い、第16代アメリカ合衆国大統領「エイブラハム・リンカーン」の像。さすがにここは観光客が多め。
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1922年に第29代のハーディング大統領によって除幕式が行われました。1865年に暗殺され、1867年に議会でリンカーン記念碑協会が設立されてから55年後のことです。
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ゲティスバーグ演説(「人民の人民による…」)が有名ですが、隠れた名言の「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ」に、彼のスケールの大きさを感じるとともに、これから多く訪れるであろうアメリカ南部のエピソードを通じて、彼の偉大さを感じることになりそうです。
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リンカーン記念堂リフレクティングプールに写るワシントン記念塔。ここは、1963年にマーティン・ルーサー・キング・ジュニアがワシントン大行進後に演説を行った場所でもあります。
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続いては、記念堂の南東の「タイダル・ベイスン」というポトマック川に隣接する入江に向かいます。
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入江に向かって建つのが「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・メモリアル」。特にアメリカ南部は彼抜きには語れないほど重要な、アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導者です。2011年に建てられた比較的新しい像です。
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タイダル・ベイスンの向こう岸には「ジェファーソン記念館」。
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岸辺には日本庭園を模した広場と灯籠。この辺りは、1912年に日本から送られたソメイヨシノの桜並木があり、4月には桜祭りが行われる場所です。
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「ジェファーソン記念館」までは遠いので、望遠で見るにとどめました。1943年に、第3代大統領トーマス・ジェファーソンを記念して建立されました。
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L'Enfant Plaza駅からメトロに乗って2区間、Capitol South Station駅で下車。一日券ですから短い区間も積極的に利用。
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駅から少し歩くと「アメリカ議会図書館」。
議会図書館 博物館・美術館・ギャラリー
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日祝月曜は休館日なので外観のみ。
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そしてこちらが「アメリカ合衆国議会議事堂」。上院側は1800年、下院側は1811年に完成。1812年に米英戦争で一部消失の後、1830年に再建。1850年代に両翼やドームの拡張、その後も改築工事が繰り返されているそうです。
アメリカ合衆国議会議事堂 現代・近代建築
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2021年1月6日に起きた議事堂襲撃事件は、2022年も公聴会などが行われニュースで多く取り上げられていました。今回の訪問では見学予約もしてないし(そもそも日曜日は開いていないので)ここも外観のみ。
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議事堂の西側からナショナル・モールへ。
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ここでランチタイム。たくさん停まっているフード・トラックのうち、美味しそうだったインドネシア料理の「Arnis' Kitchen」にて。
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ナシゴレンをチョイス。前日夜にはタイ料理をいただきましたが、D.C.では図らずもアジア料理が続きました。ハンバーガーに飽きるとこうなるのは必然?
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デザートにマンゴーかき氷。7月のD.C.は暑いです。
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ランチの後、向かったのは「国立自然史博物館」。スミソニアン博物館エリアの中の一つです。1910年に、ナショナル・モール北側に建てられた最初の建物だそう。
国立自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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エントランスを入ると出迎えるのはアフリカ象のはく製。
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2階から眺めるとこのような絵。
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アメリカ映画「ナイト・ミュージアム2」のロケ地となった恐竜ホール。映画撮影時からは改装されてますが。
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ひときわ人が多かったのが、宝石展示ホール。こちらは、「マリーアントワネットのダイヤのイヤリング」。
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ナポレオン1世が后のマリア・ルイーズに送ったネックレスと王冠。
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そして、この博物館の目玉は「ホープダイヤモンド」。人が多くてなかなか近づけません。
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やっと前が空きました。45.5カラットのブルーダイヤモンド。9世紀にインドで発見されて、17世紀にフランス人か買った際は112カラットもあり、「呪われた宝石」の伝説を持つらしい。
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続いて、隣の「国立アメリカ歴史博物館」へ。アメリカの歴史や文化に関連する多彩な展示がありました。そのいくつかをご紹介。
国立アメリカ歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ザ・ファースト・レディーズ」。
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歴代ファーストレディのドレスコレクション。
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1865年、リンカーン大統領が暗殺された際にかぶっていたシルクハット。
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アメリカが急速に工業化していった軌跡。
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20世紀初頭に自動車王国となったアメリカ。他にも、軍事やスポーツなどアメリカが大国に発展し存在感を増していった歴史を表す多彩な展示がありました。
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ディナーの予約があるので一旦ホテルへ戻るためホワイトハウス方面へ。その途上で、「パーシング公園」の「第一次世界大戦記念碑」に立ち寄り。
第一次世界大戦記念碑 モニュメント・記念碑
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「ジョン・ジョセフ・パーシング」の像。第一次大戦中の1917年、アメリカがドイツ帝国に宣戦布告し、ヨーロッパに派遣されたアメリカ遠征軍の総司令官が彼でした。
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奥にある「兵士の旅」というタイトルのレリーフは半分完成?残りは2024年に設置される情報も。
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一旦ホテルに戻り、ホテルの斜め向かいにあるイタリアン・レストラン「スフォリーナ(Sfoglina) Van Ness店」にてディナーです。
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高評価のお店みたいなので、一応前日にWebで予約しておきました。
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チョイスしたメニューは”Sunday Dinner”、ひとり$62。ハーフボトルのワイン付きです。
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アンティパスト…私はチルド・トマト・ガスパチョ。
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妻はスフォリーナ・シーザーサラダ。
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プリモ…自家製スパゲティ・キタッラ。これは2人とも同じ。
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セコンド…私はテレスメジャー(ウワミスジ)の牛ステーキ。スパイシーなグリーンソースで。
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妻はブランジーノ(スズキに似た魚)の焦がし焼き。トマト・スーゴ・フィントソースにオリーブとレモンを添えて。
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ドルチェ…ソフトクリーム。アメリカでイタリアンは初めてですが、正直微妙なレストランです。本格イタリアンなのか確信が持てず。
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この日は、地下鉄を駆使しながらもかなり歩きましたので疲れました。翌日に備えて早めに寝ます。
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翌朝…
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ホテルの2つ隣の「バーガー・キング」へ。
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ハリウッド映画をフィーチャーした店舗。これはE.T.ですね。
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バーガー・キングの代表メニュー”ワッパー”のミールセットで朝からがっつり。本場のワッパーは日本よりボリューミー。2セットで$9.89(約1400円)、クーポン使うとかなり安くなります。
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腹ごしらえが済んだら再び中心部へ。
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ナショナル・モールから見るワシントン記念塔。いい天気なので映えます。
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この日はアメリカ独立記念日、ナショナル・モールの北側のコンスティテューションアベニューでパレードが開催されます。折角なのでパレードの見学に集中!
独立記念日パレード 祭り・イベント
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皆さん、思い思いに場所取り。
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う~んアメリカン。
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アメリカ人は愛国心が強い…独立記念日ともなるとそれは最高潮に達するのかな?
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「The National Independence Day Parade(独立記念パレード)」が始まりました!
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このパレードは、アメリカの建国を祝う祭事です。
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D.C.の場合、どういう人々が出てくるパレードかはよく分かりませんが…
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まずは軍隊らしき隊列です。
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レトロデザインの馬車も登場。
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マーチングバンド。
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華々しく鮮やかで賑やかなパレード。
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誰?...ナショナル・モールの関係者の様です。
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誰?...分かりません。山車じゃないですが、色んなのが行進します。
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これはまさに山車ですね。
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誰?
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あ、これは分かります。リンカーン。
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各州から学校のパフォーマンスチームみたいな団体が、踊りながらパレードします。
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D.C.の東隣のメリーランド州のミスも参加。
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同メリーランド州のティーンのミスも参加。
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バルーンが出てきました。
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ブラスバンド…
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…そしてダンス。
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そしてまたバルーン。
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アメリカは移民の国。パレードは色んな国のコミュニティが参加するみたいです。
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終盤は、そうしたコミュニティと思われる行進ですが、それぞれ素性は良く分からず。
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こちらはウクライナです。…「ありがとうUSA」
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アジア系。どこでしょう?
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白赤青…色んな国が考えられるが…
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縄跳びしながら行進です。お見事。
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オシャレ。
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バルーンは後半のアジア系で良く浮かんでました。
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最後は分かりました。韓国系です。
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テコンドーのチームでした。
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こうしてパレードは終わりました。19世紀初頭に初めて祝祭形態としてパレードが行われたのがアメリカなのだそうです。
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パレードの後、ナショナル・モールへ。騎馬警察、かっこいいですね。
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ナショナル・モールのスミソニアンエリアのイベント会場に、仮設のレストランやビールスタンドが出ていましたので、ここでランチといきましょう。
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まずはビール。フォークライフ・ガーデン・タベルンというお店で、バージニア州の地ビールの「デビルズ・バックボーン・ヴィーニャ・ラガー」をゲット。
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UAEメニューのレストランでゲットした「ビーフ・コフタ・ケバブ 」とともに。コフタ(キョフテ)とは中東のミートボール。
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アルコールは決められたエリアでしか飲めませんのでご注意を。
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食後に「フォークライフ・カフェ」。
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最後に「スミソニアン協会本部」の建物を見て、D.C.を後にします。
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ポトマック川の畔の「ジョージ・タウン」を通って帰途へ。次にD.C.を訪れる機会があれば、この辺りに泊まってみたいですね。
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ポトマック川を越え、D.C.を出てヴァージニア州に入り帰途へ。
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ワシントンD.C.…大統領官邸をはじめ、連邦議会に最高裁判所などがある政治の中心地というだけでなく、アメリカという国を語る上で欠かせないモニュメントが満載でした。7月4日に訪れたことで観ることができた独立を祝うパレードは、建国の歴史は浅いながらも、愛国心と移民の国であることを両方感じさせてくれるアメリカらしいものでした。帰りも900km…途中でドライブインに泊まりながら帰ります。
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