メイプル耶馬サイクリングロード Anniv.-trip Day2

2022/09/29 - 2022/09/30

Anniversaryの旅第２日目は
金木犀の香りに包まれた耶馬渓をサイクリング
サイクリングは私たち二人の大親友　笑

「耶馬渓」

この名前は多分群馬県の人であれば
誰もが聞いたことのある地名

小学校低学年で親しむ「上毛かるた」の「や」

?耶馬渓しのぐ吾妻峡♪

小さなころから遠い大分の耶馬渓に思いを馳せていたけれど
訪れたのは今回が初めて

メイプル耶馬サイクリングロードは耶馬溪鉄道廃線跡を利用した自転車道

中津耶馬渓観光協会のウェブサイトによれば

県道臼木沖代線（うすきおきだいせん）から山国町守実（やまくにまちもりざね）までの約36キロメートルの「一般県道中津山国自転車道」で、うち本耶馬渓から山国までの約22キロメートルが、山国川を沿うように走る自転車専用道路となっています。

とのこと

エリア 耶馬溪・中津・玖珠(大分)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

別府温泉から約１時間のドライブで
サイクリングロードのほぼ中央に位置している
自転車を借してもらい、そして宿泊もさせてもらえる
耶馬渓サイクリングターミナルに到着

駐車場の真ん中に
それはそれは大きな金木犀があって
甘く懐かしい芳香を放っている

走り始めてすぐに出会った黄色の彼岸花

ダーリンの大好きなホワイトジンジャーに
再び下車

Hawaiiに暮らしていた時は
時々買ってその香りを楽しんだホワイトジンジャーのレイ
金木犀のオリエンタルの香に対して
ホワイトジンジャーは洋の香り

風景が素敵すぎて
サイクリングは遅々として進まず・・・・笑

取り敢えずの目的地は「青の洞門」
行く道でダーリンに
小さいころ父から聞いた
今も記憶の中にしっかり残っている
菊池寛の「恩讐の彼方に」・・・
その物語を伝える

耶馬渓三橋のひとつ羅漢寺橋

サイクリングロードは山国川と言う名の川沿いを走る
吾妻渓谷をイメージしていたので
川幅の広いゆったりとして流れを不思議に思っていたけれど
この辺りから流れが激流に近くなり始め。。。。
青の洞門が近づいた禅海和尚の像のところでは
彼がトンネルを掘った理由が解るほどの厳しい流れになっていた

「恩讐の彼方に」を書いた菊池寛の肖像

現存する道路のトンネルも
手掘りを思わせるような造りで
信号機を使っての一方通行になっている

トンネルの入り口にある碑も石を掘っての味わい深いもの

ここから禅海和尚の掘ったトンネルへ

彼が最初に開けた「明かり窓」

３０年かかって貫通したトンネルの
最初の明り取り
苦労など何も知らない目で見てもこんなに美しいのだから
禅海和尚の目にはその１００倍も１０００倍も美しく写ったにちがいない

サイクリングロード沿いにそばの花が咲いていたので
今日のランチは美味しいお蕎麦
と決めていたのに

なんと・・・この辺りのレストランや道の駅までも
木曜日がお休みのようで　涙
一軒だけ開いていたお弁当屋さんへ

ダーリンはアジフライ弁当
私はおにぎり弁当
お店の外に一つだけあったテーブルで
ピクニック気分でのランチもまた楽しい
+メチャ美味しかったし
ここからまた１０㌔を戻り
サイクリングセンターから南側のルートを目指す

気温25℃、日差しを遮ってくれる雲のおかげで
この日は快適なサイクリング日和

グーグルマップでみつけて目指した
「陶cafeしきろ庵」

旅の中で私たちが時々出会う素敵なカフェ
このカフェもまたとても心に残るお店になりそう

その外観の佇まい
そしてインテリアを含めた店内の雰囲気
言葉にして語りきれない「美」に溢れている

奥様は私と同じように自作の天然酵母でパンを焼き
身体に悪いものを使わないものを提供している・・・と


いやいやそれどころか
私のオーダーした抹茶ラテフロートは
音を聞いていたら
ちゃんとお抹茶を点てて作ってくれた
ラテに使うミルクは豆乳にしますか・・・とも聞いてくれ
フロートに使ったアイスクリームも彼女のお手製
う～ん、それだけで単純な私は感激してしまう

ご主人は陶芸家
お店の名前から想像が出来たけれど
でも、彼はそれだけでなく
ダーリンが好きな骨董品のコレクター
そして彼の父上から譲り受けたという
アメリカの古いライフルも所有していて
目ざとくそれを見つけたダーリンは大喜び

このカフェも、中の家具も
陶芸の工房も、焼窯も
すべて彼の手によるものだそうで
その多彩さに驚いていたら
さらに・・・
ミュージシャンでもあり
サーファーでもあるという
なんたる多才人!!

私のオーダーした抹茶ラテフロート　
優しいお味

ホッとすることのできる雰囲気のお店で
思わず長居をしてしまった・・・

この１０月には滋賀県で彼の作品の個展を開く予定で
今はその作品の制作に大忙しとのこと

よく見ないと分からないけれど何かの柑橘類・・・
民家のないところに１本だけあって
不思議

そして、戻ったサイクリングターミナルでは
これまたちょっとした感動の物語が・・・

ダーリンの隣の男性
「この度はご結婚３０周年おめでとうございます」との出迎えを受けて
ダーリンも私も
??????????????????

中津市役所耶馬渓支所に勤務されていて
サイクリングターミナルのことで何度かメールで問い合わせをした私に
その都度丁寧に返事をくれて、この日の宿泊の予約も取ってくれた人

普段はここに来ることはないのだけれど
たまたま自転車を届けに来て
何気に目にした宿泊名簿に私の名を見つけ
覚えていてくれただけでも感動なのに
一言ご挨拶を・・・と
私たちの帰りを待っていてくれた・・・

スゴイ偶然にお互いに
びっくりしたり、うれしかったり

一期一会のこの日も
とても良い一日だった