初秋の信州と上州へ！「松茸」や「そば」食べて、戸隠神社にも足を延ばしました。

2022/09/25 - 2022/09/26

２０２０年の秋、長野へ旅行しました。GoToトラベルを利用して上田の別所温泉にあるやや高級な旅館の「松茸づくし会席プラン」で１泊して美味しい松茸を頂きました。その際に、別所地区のあちこちに「松茸小屋」があって、営業は9月から11月、松茸のシーズン限定で多くのお客さんで賑わうとのことを知りました。ＴＶ「秘密のケンミンＳＨＯＷ」県民熱愛グルメのコーナーでも、何回か紹介されていました。今回はそこに行ってみたいと。
上田駅前のホテルを予約して１泊で信州に行ってきました。２日目には初めて戸隠方面にも足を延ばしました。
まぁ、松茸についての感想は、一言「コスパが悪い！」ただそれだけでした。

エリア 上田(長野)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

横浜の自宅を出て、環七経由、関越道から上信越道でやって来たのは、群馬県安中市の「碓氷第三橋梁(通称・めがね橋)」です。

碓氷第三橋梁(めがね橋) 名所・史跡

途中、環八の杉並区荻窪２丁目付近で大型トレーラーが反対車線にまで侵入するという大事故があり、大渋滞でしたが、関越自動車道に入ってからは順調でした。

「碓氷第三橋梁」は、碓氷川に架かる煉瓦造りの4連のアーチ橋です。

国鉄信越本線横川駅 - 軽井沢駅間の橋梁の一つで、同区間がアプト式鉄道時代に使われました。
1891年（明治24年）着工。高崎駅と直江津駅を結ぶ路線（後の信越本線）のうち、上述の区間だけが未開通だったため急ピッチで工事が進められ、1893年（明治26年）に竣工しました。

橋梁上までは遊歩道が整備されています。

横川駅からこの橋までの旧線跡が遊歩道「アプトの道」になり、橋上の手すりや先ほど上って来た国道18号へ通じる階段などが整備されています。

アプトの道 公園・植物園

山側には、電化された信越本線の新線。建設されたのは、1963年（昭和38年）です。この時に、今我々が立っているこの旧線はその役目を終えました。

皆さんの旅行記などでは、ここを歩かれる方も数多く拝見しましたが、何せ今回のメインは信州・別所の松茸ですので、景色を見るだけでした。

レンガの積み方には、「イギリス積み」と「フランス積み」の２通りありますが、これは「イギリス積み」。
煉瓦を長手だけの段、小口だけの段と一段おきに積む方式です。
（レンガおたくの私は、このくだりを書きたくて仕方が無い（笑））

全長91 m、川底からの高さ31 m、使用された煉瓦は約200万個に及びます。
現存する煉瓦造りの橋の中では国内最大規模で、1993年（平成5年）には「碓氷峠鉄道施設」として、他の 4 つの橋梁等とともに日本で初めて重要文化財に指定されています。

「碓氷第三橋梁(通称・めがね橋)」の見学後、再び上信越自動車道に戻り、順調に長野県の上田インターで高速道を降り、道の駅までやって来たところです。

上田 道と川の駅 道の駅

今日行く松茸小屋はアルコール類の持込み可ですので、ここで購入します。

数ある松茸小屋の中で選んだのはこちら「あぜみち山荘」です。

あぜみち山荘 グルメ・レストラン

山荘内の様子。
屋外の景色を見ながら食事が出来ます。

ところで、我々がこちらにお邪魔したのは、2022年９月でしたが、同じ年の10月15日フジテレビ系列「新しいカギ」でここでの食事の様子が放送されていました。

注文したのは、松茸銀蒸しや、松茸姿焼きを含むコース料理です。
突き出し２品と土瓶蒸し。
ノンアルコールビールは持ち込みです。

山荘から見える眺めです。
このあたりが海底だった今から1400万年ほど前に、陸地から運ばれてきた小石や砂が積もった地層が見られる、珍しい崖地です。
松に覆われた緑の中に礫岩・砂岩が露出し、風雨で削られ奇勝をなしています。

松茸なべ、松茸茶碗むし、松茸銀蒸し。

松茸づくしです。

そしてこの松茸、純国産（かつ上田市別所産）が２本付いて、何と料金は8000円アップ。

七輪で姿焼きにします。
美味いには美味いが、２本で8000円の価値は感じない。
それなら、Ａ５ランクのステーキの方が・・・。
コスパ悪すぎる。

鍋の牛肉。信州産かどうかは不明です。
普通に美味い。

松茸銀蒸し。
美味い。

松茸天ぷら。
まぁまぁ。

松茸飯。
この松茸はおそらく中国産の冷凍物。
残念ながら美味しくは無い。

国産松茸姿焼き付のコースですが、@17，000円の価値があるかどうかと尋ねられれば・・・。
「コスパ悪い」としか言い様がありませんでした。

ＪＲ上田駅前にそびえる大きなホテル。

上田東急REIホテル 宿・ホテル

泊まりはＪＲ上田駅近くの「上田東急REIホテル」、

部屋は広い。

上田駅と上田の山々。
これを見ると上田が盆地である事がよくわかります。
さすがにお腹一杯で、何にも食べられず、程なく就寝です。
泊まるだけではもったいないようなホテルでした。

上田駅 駅

朝になりました。
朝食付き。
たっぷり食べ過ぎ（笑）
近くに千曲川が流れていますので、散歩がてら向かいます。

千曲川へ向かう途中の民家で見かけたのは・・・。

大量のザクロ。
子孫繁栄の縁起物でもあります。
別の民家では栗。イガグリが一杯道路側に落ちていました。

千曲川にかかるこの赤い橋。
千曲川橋梁。
2019年10月の台風19号による豪雨で崩落しましたが、532日間にわたる復旧工事を終え、ついに2021年3月28日、全線の運転が再開されました。

千曲川橋梁 名所・史跡

道路に転がっていたイガグリと、真田家の家紋「六文銭」をデザインしたマンホール。

散歩を終え、ホテルをチェックアウト。
先ほどみた千曲川橋梁です。
この橋は、上田駅から別所温泉駅までを結ぶ上田電鉄別所線の橋です。

上田電鉄別所線 乗り物

2日目最初にやって来たのは、「生島足島神社（いくしまたるしまじんじゃ）」。
きのう松茸小屋の「あぜみち山荘」に行く時近くを通った際、綺麗な神社があることを知り、参拝に来ました。

生島足島神社 寺・神社・教会

主祭神は次の2柱です。
生島大神（いくしまのおおかみ）と足島大神（たるしまのおおかみ）。
生島大神は万物を生み育て生命力を与える神、足島大神は国中を満ち足らしめる神といわれます。

朱色の綺麗な神社でした。

上田市を出て、戸隠神社方面に向かっています。
上信越道の松代パーキングエリアで休憩です。

松代パーキングエリア 下り 軽食・フードコート グルメ・レストラン

長野市の市街地を抜けるコースで、「七曲り」という上り坂のヘアピンカーブが続くルートで神社のかなり近くまで来ました。
周囲には蕎麦の畑が広がります。

正に収穫間近の新そばでした。

戸隠にやって来ました。
戸隠神社とは、霊山・戸隠山の麓にある、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社の総称であることを、今回の旅行を計画して初めて知りました。

最初のやってきたのは、「宝光社」。
まず階段を上ります。

宝光社 寺・神社・教会

更に鬱蒼とした杉の木立の間の階段にやって来ました。

この階段も上ります。
270段程あると言います。

途中で見下ろすと、こんな感じ。

ようやく社殿が見えてきました。

御祭神は「天表春命（あめのうわはるのみこと）」。
中社祭神である天八意思兼命（あめのやごころおもいかねのみこと）の御子神で、開拓・学問技芸・裁縫の神、安産の神、女性や子供の守り神として御神徳があります。（神社ＨＰ）

杉の古木。
森閑で厳かな空気が流れます。

傾斜が緩やか（その分大回りですが）な、女坂を使って下りました。

続いてやって来たのは「火之御子社（ひのみこしゃ）」。
車で２～３分の距離です。

火之御子社 寺・神社・教会

ご祭神は、「天鈿女命（あめのうずめのみこと）」。
天照大神が天岩戸にお隠れになった時、岩戸の前で舞われた神と伝わります。

境内にある、樹齢500年を超える「夫婦の杉（二本杉）」。

中社に来ました。
駐車場も大きく、鳥居も格段に大きい神社で、戸隠神社の中核です。

こちらも杉の古木が茂ります。

戸隠神社中社 寺・神社・教会

樹齢800年を超えるという三本杉です。

りっぱな社殿。
天井には平成15年に復元された狩野派の天才絵師、河鍋暁斎によって描かれた「龍の天井絵」があるそうです。

ご祭神は、「天八意思兼命（あめのやごころおもいかねのみこと）」。
素戔嗚尊（すさのおのみこと）の度重なる非行に天照大神が天岩戸にお隠れになった時、岩戸神楽を創案し、岩戸を開くきっかけを作られた神です。学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全に御神徳があります。（神社ＨＰ）

「奥社」と「九頭龍社」までは少し距離があり、しかも参道入口から徒歩４０分掛るということで、参道入口まで車で来てそこで手を合わせて参拝に代えさせてもらいました。
昼食に選んでいたお店に向かう途中見つけたのは・・・。

野菜の直売所があり、車を駐めました。

午後の時間帯には入っていて、かなりの商品が売り切れになってはいましたが・・・。
たまねぎ、ジャガイモ１００円。カリフラワーは１５０円。
幾つか買いました。

直売所前にも見事な蕎麦畑です。
さすが、そば王国長野ですね。

車を走らせてやって来たのが「そば処 よこ亭」。

そば処 よこ亭 グルメ・レストラン

店舗の裏にある駐車場から見た飯綱町や野尻湖方面に連なる盆地。
金色に色づいた稲穂が美しい。

駐車場の北側にあるのはこれもまた信州名物のリンゴ畑。

色づきはこれからですが、綺麗なリンゴでした。

コスモスも美しい。

稲穂も美しい。

さて、お店です。
飯綱町ふるさと振興公社の直営店。
東京ドーム15個分に及ぶ面積で、そば「信濃1号」を自家栽培し丁寧にそばを育てています。
地粉100%を地元の打ち手が丹精込めて打つ蕎麦は、 香り高くコシが強いと評判です。

神社まで行っていて有名な「戸隠そば」の店に入らずに、やや遠いこちらにまでやって来たのには訳があります。
それは、ＪＡＦの抽選に応募して食事券が＠１０００×２当選したから（笑）。
３０年以上のＪＡＦ長期会員ですが、殆ど恩恵に浴したことはありませんが、この時は運良く当選しました。

そばだんごとカボチャの唐揚げ。

私はざる蕎麦とみにうな丼のセット。

家内は天ぷらとざる蕎麦のセット。
何れも美味でした。

美味しい昼食をいただいて帰路につきます。
「千曲川さかきパーキングエリア」で休憩です。

千曲川さかきパーキングエリア 道の駅

直売所で購入した野菜達です。
これら以外にも、シャインマスカットとピオーネも買いましたが、帰路、車内で食べちゃいました（笑）。
カリフラワーはピクルスにして絶品でした。

そして、この枝豆も味が濃くて絶品でした。量も恐ろしい位多かった。

と言うことで、２０２０年９月に入った信州の旅でした。
「松茸」の旅でしたが、松茸小屋にはちょっと失望感強く、書上げるのに時間を要しました。