2022/09/15 - 2022/09/20
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Karenさん
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この旅行記のスケジュール
2022/09/15
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飛行機での移動
羽田空港(9:55発)→青森空港(11:05着)JAL143便
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バスでの移動
空港連絡バス(11:25発)→市内(12:05着)
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バスでの移動
あおもりシャトルdeルートバスねぶたん号(13:15発)
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バスでの移動
市営バス(17:52発)
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今年(2022)から日本史の学びなおしを始めて興味を持った先史時代。昨年世界遺産に登録されて注目を集める縄文遺跡を見に、青森を5泊6日で周遊することにしました。
青森県に観光で行くのは初めてなので、地域色のあるねぶたも見て回りました。
観光、食、そして地元の人との触れ合いと、旅ならではの楽しさを満喫する旅となりました。
まずは1日目、三内丸山遺跡に行きました。
■全旅程
⇒1日目:9/15(木) 三内丸山遺跡 ホテルJALシティ 青森(泊)
2日目:9/16(金) 青森ねぶた鑑賞→御所野遺跡 ホテルサンルート五所川原(泊)
3日目:9/17(土) 五所川原ねぶた鑑賞→亀ヶ岡石器時代遺跡→鶴の舞橋→弘前ねぶた鑑賞 スマイルホテル弘前(泊)
4日目:9/18(日) 弘前城→田舎館村田んぼアート→十和田湖 十和田ホテル(泊)
5日目:9/19(月・祝) 御所野遺跡→是川石器時代遺跡 ダイワロイネットホテル八戸(泊)
6日目:9/20(火)八食センター
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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約3年ぶりの遠出の旅。飛行機に乗るのも3年ぶりです。久しぶりの空港では手荷物預入れのセルフシステムが導入されていたので、こちらを利用しました。その他、セキュリティチェックの機械もバージョンアップしていてスムーズに進みました。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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搭乗時刻の2時間前を目指してかなり早く家を出て滞りなく到着したので、搭乗口近くの「三本珈琲店」で一息。パウンドケーキはバターを使用していて思いのほか美味しかったです。
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久しぶりの飛行機旅にテンション↑でこれから搭乗する飛行機をとってしまいました。行きの飛行機チケットはコロナ禍で利用できなかったマイルを特例で繰り越したポイントを利用しました。
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飛行機はほぼ満席でした。青森空港に到着。10年以上前に来たことがあるのですが、新しくキレイになっていました。市内中心部まではリムジンバスを利用します。
青森空港 空港
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今日利用する「HOTEL JAL CITY 青森」へ荷物を預けに行きました。
ホテルJALシティ青森 宿・ホテル
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お昼時になったので青森駅前でランチ。海鮮ものが食べたいと食べログでコメント数が多く評価の高かった「お食事処おさない」へ。2,3組待ちがありました。
お食事処おさない グルメ・レストラン
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刺身定食を注文しました。お刺身はホタテとマグロ。ホタテは甘くておいしかったのですが、量はちょっと物足りなかったです。(値段からするともちろんお得なのですが。)定食に+αするのがお勧めです。
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お腹が満たされたところで三内丸山遺跡へ。青森駅からシャトルバスねぶたん号を利用しました。ねぶたん号は三内丸山遺跡のひとつ前で青森県立美術館に止まるのですが、そこでは若者がたくさん降りました。『東京(+千葉)の博物館で先史時代巡り 千葉県佐倉編』でも触れたのですが、若者に現代美術は人気なんですね。
特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡
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イチオシ
最初に縄文時遊館の常設展示室(さんまるミュージアム)へ。縄文ポシェット(編籠)は津軽伝統の編み籠と全く同じ網代編みで作られています。中からはクルミが出てきたため、縄文人がクルミを入れて使っていたことがわかりました。こうしたモノから縄文人をとても身近に感じます。
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三内丸山遺跡で出土する土偶はこうした板状のものです。縄文時代は土器の特徴を目安に6つの時期に区分されますが、三内丸山遺跡は前期から中期(約5,900年~4,200年前)の遺跡のため、国宝に指定されたような後期・晩期の土偶に比べてまだまだシンプルな造形です。
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耳飾り。『顔の考古学』(設楽博己著/吉川弘文館)を読んでから耳飾りが気になっています。シンプルながらもデザイン性を感じます。
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イチオシ
大型板状土偶。全長32cmで国内最大級です。頭の部分と体の部分は別々の場所から出土したそうです。
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三内丸山遺跡から出土する土器の多くは「円筒型」と呼ばれるもので、まさに前期~中期の遺跡であることを表しています。
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土偶コレクション。シンプルだけどすでに可愛いとゆるいの要素があります。『東京(+千葉)の博物館で先史時代巡り 多摩ニュータウン編』でみた「背面人体文土偶」とシンプルさのレベルは一緒ですが、デザインは明らかに違い、違う文化圏であったことがわかります。
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縄文人の暮らしを再現したコーナーでは、地面を掘り下げて造られた竪穴住居の中で人々が生活していた様子を伺うことができます。
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さんまるミュージアムを見終わり、15:00からのボランティアガイド(無料)に参加しました。
時遊トンネルを抜けて・・・ -
タイムスリップのように、縄文の世界にやってきました。
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三内丸山遺跡は1,700年にわたって人々が定住した大規模な集落遺跡です。住居・祭祀場・貯蔵施設・墓・捨て場があり、多様な施設で構成された拠点集落でした。この「ムラ」を体験できるように保存・整備されています。
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まず最初に南盛土へ。この中に入っていきます。
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ここには大量の土器・石器・土偶が捨てられていて、その様子を見ることができます。地層からつき出している土器片は全て本物です。捨て場といっても不用なものを単純に廃棄する場ではなく、モノへの感謝や再生を祈るような祭祀の場でもあったようです。約1,000年間の堆積物により丘のようになりました。縄文時代は元祖SDGsと言われたりしますが、まさに縄文人の心に触れるような場所です。
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南盛土の建物を出ると復元された竪穴住居が見えます。屋根は土・茅葺き、樹皮葺きとになっています。
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縄文時代前期に集落の中心に建てられていた大型竪穴建物の跡です。発掘調査の時の様子を見ることができます。
奥には掘立柱建物が見えます。壁や屋根の形は複数の想定で復元されています。 -
大人の墓(土坑墓)は先月の大雨の影響でガラスが曇ってしまってよく見えなかったのですが、穴は傾斜があり頭のほうが高くなっていたそうです。またこの土坑墓は集落の道の両側にずらっとあったそうで、現代の感覚では不思議ですが縄文人の心の内はどうだったのでしょうか。
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北の谷は捨て場として使われていたのですが、水分が多く空気からさえぎられていたため、木製品や漆器、動物や魚の骨、植物の種子など縄文人の生活を知ることができる貴重な遺物が出土しています。
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北盛土は大量の土器・石器が捨てられていて、発掘されたそのままの状態で壊れた土器が広がっているのを見ることができます。
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子供の墓は土器に入れて埋葬されていました。土器に入れて大切に埋葬した縄文人の気持ちを感じます。
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イチオシ
大型掘立柱建物と大型竪穴建物が見えてきました。
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大型掘立柱建物は物見台、神殿、モニュメントなど用途には様々な説があります。高さ15mで復元されていますが、柱の遺構の調査の結果、実際の高さはさらに5mほど高かったそうです。
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復元された大型掘立柱建物の近くに、本来この建物があった遺構が保存されています。
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6本柱の間隔は全て42mで、縄文人は長さの単位を持っていたのではないかと考えられています。ガイドさんの話によると、35cmが1単位となっており、肘から手の長さに相当するそうです。そして穴の中には直径1mのクリの柱が残っていました。
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イチオシ
柱の足元から見るとその巨大さに圧倒されます。これだけの高い柱を立てるという行為だけでも、多くの人のチームワークや指揮するリーダーシップがないととてもできないと感じます。
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大型竪穴建物の内部です。集会所や共同作業所・共同住宅といった説があります。天井が高く広々とした空間で、縄文人は想像より高度な暮らしを営んでいたのだと思いました。
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長さ32m、幅10mと本当に大きく、集落の規模の大きさが伺えます。
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左側のドームが実際の大型掘立柱建物があった場所です。
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ここからまた現実の世界に戻ります。縄文人の生活を感じることのできる、優れた施設だと思いました。
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時遊トンネルの手前にあるジオラマを改めて見ます。ここは海が近く、そのため大型掘立柱建物も海側を見る物見台や海側から見ることができるモニュメントという説があるそうです。
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縄文時遊館に戻り、企画展示室の世界遺産登録1周年記念特別展「北海道・北東北のJOMON」を見ました。一番最初の展示は世界遺産となった縄文遺跡群のシンボルマークのモチーフとなった土器です。シンボルマークはよく見ると北海道と北東北が縄文時代の代表的なデザインである渦巻きでつながっていて、すごく良くできているなと感心しました。
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今回現地には行けなかった大平山元遺跡から出土した日本最古の土器片。縄文時代草創期のもので、表面に付着した炭化物を調査した結果、約15,000年前のものということがわかりました。土器は重くて壊れやすく移動や運搬には不向きなので、定住のはじまりを示すと考えられています。これを見ることができて良かった!
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縄文時代中期の土器。北海道と北東北で出土したものが並べられていますが、共通していて交流があったことが良くわかります。
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岩偶も共通。
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イチオシ
盛土から出土した土偶や装飾品。こちらも北海道と北東北で出土したものが並べられています。
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右側が北東北。左上のヒスイは先ほど見て回った南盛土から出土したものです。大きくてキレイで、単なるゴミ捨て場ではなかったことが良くわかります。
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左側は北海道。本当に同じものが出土していて驚きます。縄文人の行動範囲は想像をはるかに超えるものだったのですね。
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縄文時代後期になると、土器の文様や形も複雑にそして洗練され、さらに赤い色が付けられています。
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動物の骨や牙を用いた様々な装飾品。お洒落をする気持ちは縄文人も現代人も変わらないですね。
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この鐸形土製品は縄文時代後期の環状列石から見つかり、まつりの道具と考えられています。これはミニチュア版かもしれませんが、実際に銅鐸のように祭祀の際に打ち鳴らすといった使い方をしていたのか、これまで縄文時代の音楽について触れたことがなかったので、興味がわきました。
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後期・晩期の土偶。左側の土偶の胴や首にある格子状の線は何を表しているのか気になります。
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晩期の墓から見つかった玉類。加工技術もあがり、とてもキレイです。特別展は世界遺産に登録された縄文遺跡群のつながり、暮らしの変遷を様々なモノから示していて、とてもわかりやすかったです。
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館内には整理作業室があり、土器の復元作業が行われているのをガラス越しに見ることができます。
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縄文ビッグウォールには本物の土器のかけらがちりばめられています。その前でパチリ。
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縄文ビッグウォールの向かいには一般収蔵庫があり、土器が並べて収蔵されています。
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土器の手前には大型掘立柱建物跡から見つかった柱が底面を上にして展示されています。この底面には縄文人が石の斧を使って加工した痕跡を見ることができます。丁寧な仕事だったんですね。
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三内丸山遺跡を堪能し、一息入れます。結構蒸し暑かったので炭酸が美味しい。この後バスで市内中心部に戻りました。
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お腹もすいてきました。バスを降りて直接「津軽じょっぱり漁屋酒場」へ。津軽三味線の生演奏がきけるということで、それに合わせて事前に予約していました。行ってみると予約客で満席ということで当日来たお客さんが何組も断られていました。
津軽じょっぱり漁屋酒場 青森本町店 グルメ・レストラン
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1階のカウンター席に通されました。真ん中のお座敷で津軽三味線の演奏が19時から30分行われました。写真撮影NGということで写真はないのですが、演奏だけでなく津軽三味線についてのお話や質問コーナーもあり、楽しく津軽三味線を知ることができました。そして迫力満点の演奏でした。(写真では明るいですが店内はかなり暗かったです)
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注文したもの。「元祖貝焼き味噌」は味噌とありますが、卵料理でした。優しい味でほっとします。
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本日のおすすめのサンマは刺身で。脂の旨味も感じられて美味しい。
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ホヤの刺身。ホヤは初めて食べましたが、赤貝などの貝類のような感じで食べやすく美味しかったです。
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刺身3点盛りは、タイと海峡サーモンとホタテに大間のマグロと鯖がサービスというなんとも大盤振る舞いでした。どれも新鮮で味が濃くて青森の海の豊かさを感じました。
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刺身が続いて体が冷えてきたので味噌田楽であたたまります。今回青森を旅して思ったのですが、醤油や味噌や味付けの濃さが自分の口に合っていて料理がどれも美味しく感じたのと、ご飯がとにかく美味しくて食に関して大満足でした。
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鮭のはらこ飯で〆ました。このほかにも青森の郷土料理がいろいろあって目移りしてしまいました。お店の人も気さくで気持ちよく過ごすことができて旅気分が盛り上がりました。
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ホテルに戻ってきました。こちらのホテルはマイルを利用して予約しました。部屋は広めで清潔感があり、気持ち良く過ごせました。
2日目に続きます...ホテルJALシティ青森 宿・ホテル
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旅行記グループ
青森周遊 縄文遺跡とねぶたの旅(2022 夏)
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弘前・津軽半島・白神山地
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青森周遊 縄文遺跡とねぶたの旅 4日目 弘前・田んぼアート・十和田湖
2022/09/15~
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