在来線特急・かもめ74号乗車記

2022/09/20 - 2022/09/20

筆者が最後に乗車した在来線特急・かもめ号の乗車記です。
当初は2022年9月18日に乗車予定でしたが、台風14号が接近していたため、運転再開が見込まれる9月20日に繰り下げて乗車しました。
当日は台風一過の晴天で、青空の有明海を駆け抜けました。

なお、この旅行記の続きは、中国地方一周乗り鉄旅(9月20日～23日の4日間)になり、これらを含めた9冊シリーズになります。
(※この在来線かもめ乗車記がその1にあたり、西九州新幹線・かもめ45号乗車記がその9にあたります。)

エリア 太良・鹿島(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

2022年9月20日の長崎駅東口です。快晴の青空でした。

9月23日、西九州新幹線開業と同時に東口の駅前広場が暫定ながらも供用開始されます。

こちらが、新しく東口交通広場になる一帯です。
この日は舗装工事は完了し、あとは区画線の整備を待つだけの状態でした。

東口の愛称は「かもめ口」になりました。通常はどの方面に行くのかが分かりやすい愛称にするのですが、東側は新幹線の列車名をそのままもってきた感じです。”でじま口”だと西口にある「出島メッセ長崎」と間違えやすいのと、”まちなか口”だと曖昧な感じがするし、妥当なものがなかったんでしょうね・・・。
一方、反対側の西口は「いなさ口」で分かりやすいのですが、西口から稲佐方面に行く路線バスや路面電車はないという・・・。

気を取り直して、長崎駅の構内へ入りますよ。
こちらは西九州新幹線の改札口で試乗会が行われているのか、案内板は稼働していました。

長崎駅 (長崎県) 駅

在来線改札を通過しました。長濱ねるさんのパネルが新たに追加されてました。

在来線特急・かもめ74号は13時45分発に5番ホームから発車します。

こちらが乗車した787形列車です。個人的には白いかもめよりはこちらの形式の方が好みです。なお、これらの列車は新幹線開業後はリレーかもめ号やかささぎ号などに充当されるようです。

特急 リレーかもめ 乗り物

長崎駅の駅名標です。新幹線開業後、このホームに特急列車や電車は来なくなりました。

13時45分。定刻通り発車しました。
長崎駅周辺の新設道路や新幹線の高架を眺めながら、隣の浦上駅へ進みます。
この直後に試乗会用の列車がこの高架を通過しました。

諫早駅を出て、長崎本線の単線区間を進みます。

JR長崎本線 乗り物

こちらは小長井駅です。有明海を挟んで雲仙普賢岳が見えます。

小長井駅 駅

小長井駅は海がすぐそこにある駅です。
長崎県内には千綿駅と大三東駅も海がすぐそこにあり、写真映えします。
博多行きはこの駅を通過すると佐賀県に入ります。

佐賀県に入って最初の駅である肥前大浦駅です。
こちらで対向列車との待ち合わせで停車しました。

肥前大浦駅 駅

列車は有明海を沿うように肥前山口駅(当時。現在の江北駅)方面に進みます。

台風の影響もあるかもですが、海岸沿いは茶色く濁ってました。

国道207号を沿うように進みます。このときは満潮でした。

干潮の時は、かなりの面積の干潟が見えるのですが、満潮なので海水に覆われてます。

肥前大浦～多良間にある里信号場です。ここで列車の交換を行います。
すぐそこにはレストランもありますが、ここは駅ではないのでアクセスできません。

いい天気の日に当たりました。青空と海の風景はお気に入りです。

国道207号に架かる橋を。グーグルマップで調べたら渡瀬ノ浦橋のようです。
長崎県から佐賀県にかけて、多くの橋脚を備えた鋼橋がいくつか架かってます。

有明海沿いを国道207号と並行するように列車は進みます。

奥には対岸が(福岡県筑後方面)見えているかもしれないです。

ここから先も所々海が見えた区間がありましたが、撮ったのはここまででした。
新幹線開業後は大村線で走っている気動車主体の区間に変わりそうですが、この車両はロングシート主体なので、普通列車からこの風景を楽しむのは難しくなるかなと思います。なお、この区間は観光列車も走るので、風景を楽しみたい方はそちらでということかもしれません。