2022/06/03 - 2022/06/06
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erifddさん
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2020年10月に訪れた熊本でたまたま目にした「西南戦争」のイラストに一目惚れし、それが田原坂資料館で配布されている「年刊田原坂」の表紙であると知って急遽旅程を変更して資料館に行きました(https://4travel.jp/travelogue/11675577)。
2021年8月、田原坂をもっとじっくり散策するため(そしてもちろん年刊田原坂の新刊を手に入れるため)再訪を計画したものの、コロナで資料館が一時閉鎖。更に台風が直撃してしまい現地には行ったものの熊本市内の宿で酒飲んでるだけで旅が終わってしまいました(https://4travel.jp/travelogue/11736238)。
…という話をTwitterで垂れ流していたところ、なんと西南戦争研究会の方から「次回はご案内します」とのメッセージをいただきました。実は「年刊田原坂」の表紙の絵師さまの、現在は休止中というアカウントを見つけ出してダメ元でファンレターを送ったことがあったのですが、ご本人がそれを見て私のアカウントを研究会に伝えてくださったようで…たまにこういうミラクルが起こるから好きは惜しみなく発信しとくべきだと思います。
そして今回、研究会の方とスケジュールを合わせ、3回目、いや2回目は辿り着けてないから実質2.5回目の田原坂来訪が実現することになったのです!
今回は祝日のない普通の土日なので現地にいられる時間を極力長くするため行きは早朝発、帰りは夜発のLCCを使用。どちらも自宅⇄空港間の移動が間に合わないので前泊・後泊も入れて3泊4日の旅です。
今回の旅程
6月3日 自宅→成田空港
6月4日 成田空港→熊本 ★いまここ
6月5日 熊本→成田空港→東京
6月6日 東京→自宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車 ジェットスター
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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金曜日、仕事を終えてから成田空港へ移動。自宅からだと東京駅からのバスに乗るのが一番効率良いし安いのですが19:30の最終バスに間に合わなそうだったので電車で向かいました。第2ターミナル直結のカプセルホテルに宿泊。
ナインアワーズ成田空港 宿・ホテル
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翌日7:20のフライトで熊本あそ空港へ。これまでの熊本旅は九州の他県から陸路で入ってたので熊本空港は初です。
着陸から市内へのバスの接続はとても良かったです。バスのHP見てたらこの同じ日程で熊本市であいみょんのコンサートがあるので特定のバス停を通過するとか書いてあり、バス満席で乗れなかったらどうしようとか考えていましたが混乱は全くありませんでした(時間帯が違うのだろう)。熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港
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桜町バスターミナルで下車して徒歩で移動。熊本城麓の城彩苑で研究会の方と合流しました。
桜の馬場 城彩苑 名所・史跡
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まず最初は田原坂の西南戦争資料館を再訪。現在の田原坂資料館は大規模な発掘調査を経て2017年にリニューアルされたもので、その展示の意図などを説明いただきながら見学しました。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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展示品には本物もあればレプリカもありますが、そのレプリカも自分達で手作りしたりしているそう。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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初めて田原坂資料館に行った時、阿蘇から無理やり引き返したのは「年刊田原坂」のイラスト展が期間限定でやっていたからだったのですが、コロナ禍による閉館が相次いだため当初の予定を1年以上過ぎた今も展示されていました。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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年刊田原坂の誕生秘話なども聞きました。私が一目惚れした表紙の美少年、山口雄吾(通称雄ちゃん)は長崎のグラバーの息子で後に長崎県知事になるという設定があることをどこかで見て知ったのですが、当初は戦死する設定だったらしい…良かった生き延びてくれて…。「年刊田原坂」の表紙は西南戦争の時系列を追って物語性のある内容になっていて、展示内容見るとキャラデザもかなり細かい設定があるのですが、検索してもその数点のカット以外に姿が見えないことが不思議でした。他に展開する予定は特になくほんとにこの「年刊田原坂」のためだけに細かく作りこんだらしく、プロジェクトメンバーの拘りを感じます。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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年刊田原坂の最新号やその他の冊子、グッズなどもいただきました。雄ちゃんや現在の表紙を飾る窪田征巳郎の活躍をもっと見たいなあ(ちなみに窪田はモデルの窪田重太が西南戦争で殉職してるので、いつかはそれが何らかの形で描かれるのかなと思うと切ない…)。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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午後からは研究会のメンバーが2人合流しました。なお表紙の絵師さまも研究会のメンバーなのですが今回は別件で参加できずとのこと。残念。計4人でいよいよ実際の激戦地へと足を踏み入れる。
おそろいのTシャツは研究会で制作したもので、これも表紙の絵師さまのデザインだそうです。熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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資料館の裏に美少年像、そして慰霊碑があります。美少年像は具体的に誰というわけではなくこの地で戦った若者たちを総称しているようなので、山口少年でもあり戦死した束野少年でもあるということですね。なお「いたずらしないでください」的な貼り紙がやたらあるのですが、どうも刀をグニョグニョ折っちゃう不届き者がいるらしい…田原坂、心霊スポットとしても有名らしいのですがそういうことするからじゃ(と言いつつ美少年の霊ならちょっと会ってみたいと思う自分もいる)。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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資料館の裏の草むらも発掘調査したそうです。
熊本市田原坂西南戦争資料館 美術館・博物館
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それから熊野座神社に移動。田原坂の戦いからわずか数ヶ月後の明治10年8月に再建されているらしく、銃弾の跡の残る材木が使われているとのことでした。
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大規模な発掘調査で弾丸や薬莢が出てきたそうですが、今でも埋まったままになっていたものが雨が降ると流れ出てくるらしく、道端で普通に見つけてしまいました。これが人間の体を通過したのかもしれないと思うとホラーですけどね…(地元の研究者でもそれで家族が嫌がるから持って帰れないという方もいらっしゃるらしい)。
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正直私は「田原坂を案内していただく」ということをナメて考えていたようで、研究会の皆さんの足腰の強さに驚かされました。記念碑とか立ってるヌルい所ではなく、ガチの山の中を薮を掻き分けながら歩いていきます。田原坂周辺の地形は高低差がありボコボコしているので死角になる所が多いそうで、これ急に攻撃されたら敵わんわ…と実感。そして人は簡単に遭難するということもわかりました。藪の中で研究会の方を完全に見失ってしまった。数メートル横は車道だというのに(仕方なく車道に降りて待機)。ちなみに調査中もものすごい近距離にいるはずなのに元の場所に戻ってこれないということがあったそうです。
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発掘調査から数年経った現在は山の中の私有地は猪避けの電柵が張り巡らされていて既に入れなくなっている所も多いですが、研究会の方が農家の人にお願いすると入れてくれるし「おれは何百個も持ってるから」と拾った弾丸もくれました。
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こうして1日目が終了。
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今回の宿は市電洗馬橋の近く。洗馬橋ってあれです。あんたがたどこさ、熊本どこさ、せんばさ、の舞台です。なので周辺にタヌキがいっぱいいました。
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女性専用のゲストハウスです。
染物と宿の中島屋 宿・ホテル
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内装がレトロでめっちゃ可愛いです。
染物と宿の中島屋 宿・ホテル
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もう夕飯を食べに行く気力もなかったので、近くのスーパーでお酒とおつまみ(もちろん馬刺し)を買って帰りました。同じフロアにあったくまばぁも気になったけどー!
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シャワー浴びて寝れるだけの状態にします。
染物と宿の中島屋 宿・ホテル
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屋上も素敵でです。
染物と宿の中島屋 宿・ホテル
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ここで熊本城のライトアップを見ながら飲みたかったけど蚊の餌食になると思って我慢。
染物と宿の中島屋 宿・ホテル
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酔っ払いそうだったのでドミではなく個室を予約してました。飲んで気持ちよくなって寝ます。
染物と宿の中島屋 宿・ホテル
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