北海道４日間（利尻島編）

2022/08/26 - 2022/08/27

子育てもほぼ終了したので、時間を見つけては夫婦自由気ままな旅を楽しんでいます。今年の夏はコロナ禍での行動制限がない中での夏期休暇ではありましたが、オフピークの週末に休暇を寄せて以前から気になっていた北海道の離島へ行ってきました。目的は雲丹を食べまくることだったのですが、この時期あまり漁に出られていないようで、何処に行っても雲丹にありつけるという状況ではありませんでしたが、ホテルの食事ではしっかり雲丹を堪能できました。利尻島の利尻富士（利尻山）は北海道本島でも良く見えるのですね。旅行中の3日間はゆったりとした島時間に癒されてきました。

エリア 利尻島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 船 レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

コロナ禍で行動制限のない夏休み、オフピークの週末旅行なので空港駐車場も空いてるだろうと高を括っていたら、羽田国内線ターミナルの駐車場は全て満車。これは第3ターミナル（国際線）しかないと判断し急ぎ向かうとなんとか空車でした。時間に余裕をもって家を出ていたので十分間に合ったのですがちょっとヒヤヒヤでした。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

こちらの無料巡回バスにて第2ターミナルへ移動します。
7分おきくらいに出ているのね、ありがたや～。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

8月はANAが千歳から利尻まで一日1便飛ばしてくれているので、札幌経由で利尻空港に降ります。千歳での乗り継ぎ時間はなんと25分です...ひゃ～！

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

朝食も食べていないので、売店で購入した空弁をラウンジでいただきます。
そう、八丈島に行った時もこの空弁を買いました。勝手に島へ行くぞって感じが盛り上がっています（苦笑

羽田空港国内線ANAラウンジ (本館北) 空港ラウンジ

千歳までは揺れが酷く、かなり高度を上げて飛んでくれていたようです。青空が広がって雲が随分と下の方に見えます。

千歳へは定刻10分遅れで到着。これは乗り継ぎ厳しいかなぁと思いましたが、利尻便の出発ゲートが到着ゲートのすぐお隣で、地上スタッフが利尻の看板を持って待ち構えていてくれました。助かった～

新千歳空港 空港

利尻までは両側3席の737-800です。
小さな機体は離陸時の滑走している感が強めなので大好きです。

新千歳空港 空港

利尻富士が近くに見えるようになりました。もうすぐ着陸です。
普段からなかなか頂上が見えないそうですが、この日もすっぽりと雲を被っておりました。

千歳から小一時間で利尻空港に着陸です。ブリッジはないので沖止めの機材からタラップを降りてターミナルまで歩きます。（天草空港以来かなぁ）雲は多めですがカラっとして良い天気です。

利尻空港 空港

はいは～い、夢の浮島にやってきましたよぉ。
これからのんびり島生活を楽しみます。

利尻空港 空港

利尻島でのお供はekワゴンです。
レンタカー代はちょっとお高めの島価格なのかなぁと思いましたが、ガソリンスタンドが少ないためかガソリン代込みとなっていたので返却時の給油が必要ありません。最近の車は燃費が良いので、ガソリンの消費も少ないのですがこれはこれで楽チンで良いですね。

セイコーマート 利尻店 スーパー・コンビニ・量販店

利尻島のコンビニ事情はセイコーマートが3店舗あります。こちらは空港に最も近い利尻店。Hot Chef が無い店舗もありますのでご注意ください。

セイコーマート 利尻店 スーパー・コンビニ・量販店

空港から海岸線を左手に見ながら島を右回りで周回し、遅いお昼ご飯をこちらのオタトマリ沼でいただこうと思います。この時まで昨今の雲丹漁事情に気付いていませんでした...（泣

オタトマリ沼 自然・景勝地

土曜日の14時半近く、観光客はほぼいませんでした。
こちらで雲丹をいただこうと思い店内に入るとなんとウニ丼は販売中止。お店の方に聞くと最近は漁に出られていないらしく、流通量が極端に少ないのだそうです。

利尻亀一 グルメ・レストラン

流石に雲丹を求めて流浪の旅に出るほど胃袋は待ってくれないので、ホタテとイクラの2色丼をいいただきました。これはこれでとても美味しかったです。

利尻亀一 グルメ・レストラン

オタトマリ沼から更に車で10分ほど、仙法志御崎海岸に。
こちらは島の南端にあって海の透明度も高いと評判らしいのですが、この日は風もつよく白波も立っていました。2年前に充電させてくれませんかでもノシャップ岬からアザラシが出稼ぎに来ていたと紹介されていましたね。

仙法志御崎公園 動物園・水族館

景観はまずまずなのですが、風も強く観光客の姿はありません。
ただただ波の音が心地よいです。

仙法志御崎海岸・仙法志御崎公園 自然・景勝地

こちらの観光御崎物産ではお土産もアザラシの餌も販売しているのですが、今はアザラシはいないようです。どこかで野生のアザラシにめぐり逢えるといいのですが...

仙法志御崎海岸・仙法志御崎公園 自然・景勝地

仙法志から更に車で10分少々、北のいつくしま弁天宮です。海岸からせり出した岩の上に祠があります。しっかり手を合わせてきました。

北のいつくしま弁天宮 寺・神社・教会

弁天宮のすぐ先（10mほど）に寝熊の岩があります。このあたりは駐車場がないのでちょっと路肩が広くなっている部分に車を停めます。ここも充電旅のテレビで紹介されていましたね。

人面岩 寝熊の岩 自然・景勝地

岩の先っぽが右を向いた熊の横顔に...見えますよね。
この先に人面岩もあるらしいのですが、事前リサーチであまりにも人面と呼ぶには無理があったのでスキップしちゃいました（汗

人面岩 寝熊の岩 自然・景勝地

さて本日のお宿は沓形港付近にあるのですが、利尻島に来たらどうしても飲んでみたいと思っていたミルピスを飲みに、沓形を通りすぎてミルピス商店までやって来ました。通りに出ている幟を見落とさないように。

ミルピス商店 グルメ・レストラン

ここでしか味わえない味！原液はお取り寄せもできますが、やっぱり現地でいただくのがいいですね。セルフの無人販売所と同じルールで、勝手に冷蔵庫から取り出しで代金をboxに入れておきます。お釣りもbox内から勝手に取っていってくださいとのこと。でも小銭を用意していきましょうね。

ミルピス商店 グルメ・レストラン

何種類かのフレーバーがありますが、まずはノーマルを。
うん、どこか懐かしい優しい味わいです。名物おばちゃん（森原さん）が店内にいたのでいろいろとお話しを聞くことができました。おばちゃんとの会話ものんびりとした島時間を堪能です。

ミルピス商店 グルメ・レストラン

さてそろそろホテルにチェックインしましょう。
沓形港にくると客船にっぽん丸が来ていました。こういった大型客船が寄港するときは、街の飲食店も営業時間を延長するそうです。

沓形港フェリーターミナル 乗り物

今日のお宿はホテルアイランド・イン・リシリ、お部屋は4階です。
一泊でしたが快適に過ごすことができました。沓形岬公園もすぐ目の前です。

アイランド　イン　リシリ 宿・ホテル

夕陽を見るため屋上に上がってみると、ちょうどにっぽん丸が出港していきました。ホテルからの方位図とともにパチリと。

アイランド　イン　リシリ 宿・ホテル

海に沈んでいく夕陽はきれいですね。
さて部屋に戻って食事の時間を待ちます。
お腹空いたぞぉ。

アイランド　イン　リシリ 宿・ホテル

夕食・朝食ともバイキング形式で、夕食時のテーブルには前菜とお造りが置かれていました。島に渡って初雲丹です。ムラサキウニかな、美味しくいただきました。

アイランド　イン　リシリ 宿・ホテル

翌朝も屋上に上がってみると、利尻富士が頂上まで良く見えました。
この日は島を離れるまでずーっと見えていました。なるほど富士と相性がつく山は存在感も大きいですね。島のどこからも北海道本島からも良く見えます。

アイランド　イン　リシリ 宿・ホテル

ホテル近くの沓形岬公園を朝の散歩です。
ここでもゆったりとした島時間を味わえます

沓形岬公園 公園・植物園

公園内にはキャンプスペースもあって、テントも張られていました。
ここまでずーっと半袖でしたが寒く感じることはなかったですね。

沓形岬公園 公園・植物園

島内ではハマナスをよく見かけます。
8月下旬では花も終わりかかっているようでしたが、まだ綺麗に咲いているところもチラホラと。可愛い実をつけるんですね。

沓形岬公園 公園・植物園

朝食後郵便局にて絵葉書を投函したらすぐにホテルをチェックアウト。空港前を通過し再びのセイコーマート利尻店でこちらをゲットしました。北海道に来た感をここでも実感。

セイコーマート 利尻店 スーパー・コンビニ・量販店

お昼はラーメン味楽と決めていたので、セイコーマートから沓形に戻る途中再びミルピス商店に寄って今度は山ぶどうジュースを。
うん、これも美味しいぞ！

ミルピス商店 グルメ・レストラン

観光ガイドで「島の駅」とあったので、何店舗かが集まっている複合施設なのかと思いきや、カフェとギャラリーでした。ここでものんびりのんびり。

カフェの中を通過して裏手にギャラリーがあります。蔵のような建物の中にいろんな物が展示されていて、上皇・上皇后様が島にご来訪された際の記念に創られた作品も展示されていました。

陛下の作品には利尻昆布やバフンウニの殻などが使わています。
とても素敵でしたよ。

さて本日午後のフェリーで礼文島に移動しますが、のんびりとした島時間に浸っていてもまだまだ時間があるのでカムイテラスに来てみました。特に見るものもなかったのですがこれも島旅。

カムイテラス 名所・史跡

海が少々しけっていますね。雲丹の殻むき体験だけはできるそうですが、海が穏やかだったらウニを捕るところから体験できるのだそうです。

カムイテラス 名所・史跡

こちらは神居海岸パークの案内図です。
今日は日が悪かったのかな？それとも10時30分では時間が早かったのかな？ほぼ誰もいませんでした。

北利ん道(神居海岸パーク内) 名所・史跡

さて、10時ごろに入店待ち台帳に名前を書いておいたので、開店時間に合わせてやって来ました。お昼はここと決めていましたので。
今は横浜のラーメン博物館にも出店しているので、帰ったら食べ比べてみたいと思ってます。

利尻らーめん味楽 本店 グルメ・レストラン

お待ちしておりましたよ、焼き醤油ラーメン。ほとんどの方がこちらを注文していましたがカレーをオーダーする人もちらほらと。シンプルながらもコクのある醤油ラーメン、美味しくいただきました。

利尻らーめん味楽 本店 グルメ・レストラン

さて礼文島へ移動する前に、フェリーターミナルからもほど近いペシ岬展望台へ行ってみましょう。展望台への入口はなかなか気づきにくい感じです。

ペシ岬展望台 名所・史跡

入口の階段には門番的な猫。
すんません、関東からやってきました、よろしゅうお願いします！

ペシ岬展望台 名所・史跡

展望台は中腹にあるこの場所から更に急斜面を上ったこの山の頂上なので、足腰が弱い我々はここで断念。

ペシ岬展望台 名所・史跡

鎖国政策の中で会津藩士が樺太・利尻・宗谷を堅固していたのですね。帰路の途中で嵐に逢い命を落としたのだそうです。

ペシ岬展望台 名所・史跡

ゆっくり流れる島時間、フェリーまでまだ時間があります。
奥さんが名水を汲みに行きたいというので甘露泉水へ行くことに。
ちょっとしたハイキングで、利尻山の登山路を20分ほど登ります。

甘露泉水 名所・史跡

かなりのアップダウンでしたが何とか甘露泉水に到着。途中珍しい形のキノコにも遭遇。持ってきた水筒に汲んで下山します。いい運動になりました。

甘露泉水 名所・史跡

登山口までの道で見かけたフェーリーターミナル方面に降りる途中にある利尻富士温水プール遊泳館。屋外にある足湯で疲れを癒します... うぉ～、ぬる～い！

さてフェリーターミナルに着きました。レンタカーはターミナル向かいの店舗に返却です。15時55分の礼文島行きに乗船します。

鴛泊港 乗り物

船が入ってきました。
結構多くの乗客がいるんですね。乗船口には長蛇の列が出来ました。

鴛泊港 乗り物

コロナの影響で礼文や稚内便の運行が減便となったことから、2等自由席の乗船券でも指定席を利用することができました。

鴛泊港 乗り物

さようなら利尻島。
1泊二日でもレンタカーで回ればゆっくりと周ることができました。
島一周は概ね50km少々でした。楽しかったよぉ。

この日は最後まで利尻富士の頂上が顔を出してくれました。
香深港まで45分ほどの船旅です。
旅行記も礼文島編に続きます。

この旅行記へのコメント （5）

• ひでじいさんさん 2022/12/07 09:24:17

  また、お邪魔します。

  利尻島も回ったスポットはほぼ同じですね、島なので行く所は決まってしまいますね。
  利尻島＆礼文島では利尻富士が良く見えました、これが無いと殺風景ですね。
  フェリーの1時間半は待ち時間を入れ長かったです。3日間で7～8時間フェリーでの移動となりました。
  団体ツアーだったので航空機+フェリー+バス+ホテルなど全部おまかせだったので楽でした。
  また行きたいです。

  okamisさん からの返信 2022/12/08 09:47:52

  Re: また、お邪魔します。

  こんにちは。
  船旅も楽しいですが、利尻は夏の期間だけ飛んでくれる空移動もいいですね。
  私たちが訪れた時も 2日目には利尻富士の頂上まで綺麗に見えました。
  雲丹を食べに行くぞぉ...って感じの胃袋で旅立ったのですが、次の北海道の旅の宿題になってしまいました。
  北海道を極めるのは大変ですが、楽しみもまだまだたくさんありますね。

  ひでじいさんさん からの返信 2022/12/09 19:04:50

  Re: また、お邪魔します。

  礼文島＆利尻島は魅力がありますね。最北限の島ですから。また行きたいですが航空機+ホテル+フェリー+レンタカーの組み合わせでは3泊4日で行くのがベストかなあ。
  私は気に入った所には数年後にリベンジでまた行こうと思う人間です。
  今頃は白銀の世界でしょうか？？　アクシデントが無い夏がいいのかなあ？？
  また行きたいです。旅の話をするのは楽しいです。返信ありがとうございます。

• ぴぴまるさん 2022/09/11 18:30:47

  島旅

  okamisさん
  
  こんにちは。ぴぴまるです。
  okamisさんが北海道へいかれた週末、その週末に再度の千歳便を予約していました。
  キャンセルしたのですが、夏の終わりのいい時期だったですね。
  
  わたしは北海道の島に行ったことはなく、なるほど、たくさんの島がありますからそこを旅する島めぐりもいいですね。
  
  自然あふれ、空も綺麗。海はその時々で様相がかわりますけどそれも旅の醍醐味ですね。
  
  雲丹が特産なんですね。
  島めぐり、いい言葉だなと思いました。
  
  ぴぴまる。

  okamisさん からの返信 2022/09/12 08:17:48

  Re: 島旅

  ぴぴまるさん
  
  こんにちは。コメントありがとうございます。
  なんと、同じ時期に北海道への計画がおありだったのですね。
  
  北海道は 5～6回に分けて訪れないと周りきれないですね。
  島巡りに最近興味がある中でも、利尻・礼文は一度は訪れてみたいなと思っていた場所でした。
  
  また自転車やバイクなどで移動することの楽しさも最近のトレンドで、交通量の少ない島巡りはこの楽しみ方にももってこいでした。
  
  雲丹が不漁なのは残念でしたが、海鮮も島旅もしっかり楽しんできました。
  今後のぴぴまるさんの旅行記も楽しみにしています。