シロクマ活動GW旭川旅1

2022/05/04 - 2022/05/07

12月に旭山動物園でホッキョクグマの赤ちゃんが生まれ、GW初日の4月29日から一般公開予定と報道されていたので今年のGWは旭川に飛ぶと決めていました。せっかくの連休だし、旭川周辺を観光した後は北海道のいずれかの端っこに移動しようと思い、この時期に行きたいところなどを総合して東側、知床と根室を含んだルートを色々組んでいたのですが、金銭的にも時間的にも他に優先したいことができてしまったので旭川だけに絞ることに決めました。

(なお、その直後、あの知床観光船の事故が起こりました。知床ルートを計画していた時私も観光船には乗るつもりでいて別の会社のクルーズを申し込む気でいたのですが、あの事故を受けてその会社もGWの運行を自粛してしまったので虫の知らせだったのか何なのか…)

航空券代と宿泊費の組み合わせを色々算出して日程は5月5〜7日の3日間に決めました。6日は平日なので部屋で仕事…のつもりでいたが直前に職場の方針が変わってリモートの場合自宅しか使えないことになってしまったので有給取ることにしました。当初は観光に使えるのは2日間だけなので動物園に行く日と、前から行きたかった「青い池」に行く日で振り分けようと思っていましたが、急にもう1日猶予が出来てしまったのでどうするか…で、キャンペーンで「ゴールデンカムイ」を無料一気読みしたので旭川市内にあるゆかりの地を訪ねることにしようかなと。せっかく平日に動けることになったので空いてるときにホッキョクグマを見るべく動物園は6日で固定。後は天気と相談した結果、初日に「青い池」に行くことにしました。


今回の旅程
5月4日　大鳥居（前泊）
5月5日　羽田→旭川→美瑛→旭川　★いまここ
5月6日　旭川
5月7日　旭川→羽田

エリア 美瑛（びえい）(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩 AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田7:00発の飛行機で行くので前日は大鳥居にあるゲストハウスで前泊。

HISAYO'S INN 宿・ホテル

駅近くにコロッケさんのコロッケ屋さんがあったので夕飯用に買いました。

オーナーのヒサヨさんフレンドリーでとっても良い方でした。宿泊する数日前に「別室に猿回しの方と猿が泊まってますがご了承ください」的な今まで見たことないメールが来てめっちゃ期待高まってたんですが、その方が帰るより早く寝ちゃったのでお猿さん会えなかったんのが残念。

HISAYO'S INN 宿・ホテル

翌日、大鳥居駅から羽田空港へ。

大鳥居駅 駅

早朝の羽田空港はまだコロナの影響で開店時間を遅らせている店舗も多いですが、GW中日で混雑もさほどでもないため座って休憩するところはいくらでもありました。

羽田空港(東京国際空港) 空港

飛行機は定刻通りに出発し、8:35に旭川空港へ到着。

青い池へは旭川からバスで一本で行くか、美瑛まで電車で行って同じバスに乗り換えることもできます。旭川空港からだと富良野方面へのバスで美瑛まで行けるのですが、バスの本数が少なくどの方法で行っても青い池ににたどり着くために最終的に乗るバスは同じになることがわかったので、一度旭川市内に行って宿に荷物を置き、旭川駅から一本で行く方法を取ることにしました。

空港バス (旭川空港) 乗り物

バスに乗って旭川駅方面へ向かいます。

空港バス (旭川空港) 乗り物

泊まる宿が旭川駅から徒歩15分くらいのところなので、ちょっと手前のバス停でおりるのが一番近かったです。知らずに旭川駅までの切符買っちゃったのでちょびっと損しました。

今回の宿は旭川駅から東へ徒歩15分ほどのところにあるオスパーコート宮前。当初6日は仕事する予定だったのでドミではなく個室で、なるべく安いところでアクセス的にもギリOKなところを探していってここになりました。口コミで「古い」と書かれていた通りめちゃローカルなスパって感じですが、お風呂入れるしいいじゃないか。

SPA＆SAUNA オスパー（オスパーコート宮前） 宿・ホテル

ロコ・ソラーレのみなさんが来たようです。

SPA＆SAUNA オスパー（オスパーコート宮前） 宿・ホテル

宿に着いたのが10時前。青い池に行くバスは旭川駅11:20発でまだだいぶ時間があるので、この時間を有効に使おうと宿のすぐ近くにある明治高砂酒造へ。

高砂明治酒蔵 専門店

無事に部屋飲み用の酒を購入し、もう一度宿へ戻って預けておく。

高砂明治酒蔵 専門店

旭川駅へ徒歩で移動し、駅前のスタバで充電休憩してました。

旭川駅 駅

出発時刻ギリギリにバス停へ移動したらめちゃ並んでいて、青い池までバスの中で立つのを覚悟してましたがほとんどの方は空港線を待っていたようです。

旭川駅 駅

先に来た、青い池を経由する白金温泉行きに乗ったのは4人だけでした。

バスは街を抜けると「6号」「7号」と何の特徴もないバス停の名前が続く。雪を冠した山々を眺めながら暫く行くとバス停の名前に「美瑛」が入ってきます。

美瑛駅前のバス停でかなりの人数が乗ってきて、白金青い池入口のバス停でたぶん全員降りました。時刻は12:37。

バスを降りると駐車場があり、その先に青い池の散策ルートがります。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

散策ルートの下り道を降りると木の間に見え隠れしてくる青の色。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

青い池の青は思った色とちょっと違って、青白いというか緑白い？感じの濁った色。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

木がニョキニョキしているところがカザフスタンのカインディ湖（https://4travel.jp/travelogue/11623730）と似ています。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

池自体は小さく、遊歩道に沿って半周するだけ。30分もあればじゅうぶんという記述を見たので13:09発のバスに乗るつもりだったのですが、いろんな場所からのんびり写真撮っていたらけっこうギリギリになってしまいました。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

散策路の終わりにある売店などは完全スルーで走ってバス停まで戻ることに。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

バス停はそこそこ人が並んでいて、既に乗っている人もいましたがなんとか全員が座ることができました。

せっかく美瑛まで来たのでもう一箇所くらいどこか見ようと思っていましたが、だだっ広い大地の中に見所が点在する美瑛は車がないと行けないとこばかり。事前に名所を調べていた中で「四季彩の丘」が気になっていて、ここは美瑛の一駅先の美馬牛駅から片道徒歩30分と私的には許せる距離だったので、帰りのバスは美瑛駅で降りてそこを目指します(なお美瑛駅からタクシーでも行ける。美馬牛駅には常駐タクシーはない)。

次の電車の発車時刻は14:19。30分くらい時間があるので美瑛駅の周りをちょっと散策。駅前の大通りの向こうに十勝岳がどーんと構え、それと交わる通りにある店舗には高原リゾートのような雰囲気とローカルな雰囲気が混在しています。

そのひとつ線路寄りの小さな通りに「丘のくら」という物産店があったので入って、ここでちょっとおやつ休憩。本格的なご飯は四季彩の丘行ってから食べたい。

道の駅 びえい 丘のくら 道の駅

ここの2階では美瑛の美しい風景を集めた写真展が開かれていました。

道の駅 びえい 丘のくら 道の駅

富良野行きの電車は特急列車との待ち合わせの関係で少し遅れて到着しました。

美瑛駅 駅

一両編成って、可愛いよね…。

美瑛駅 駅

一駅先の美馬牛駅で下車し、徒歩で四季彩の丘に向かいます。

歩く先に広がるのは緑と茶色のパッチワークのような畑、その向こうに雪山…なんだろう、季節が全然違うのにキルギスでビシュケクのスケートリンクに行く時にだいぶ手前のバス停で降りてしまい歩いて行った時の景色を思い出します。恋しいのかな。

歩くこと30分、色彩の丘の入り口に到着。景色が良いのでさほど遠くは感じませんでした。

四季彩の丘 公園・植物園

しかし私は忘れていたよね、北海道の春本番はこれからだということを…。四季彩の丘、まだ花がほとんどない。植え付けさえしてない所も多いらしい。

四季彩の丘 公園・植物園

それでもカートに乗って一周。

四季彩の丘 公園・植物園

今咲いてるのは紫のムスカリという花と、あとはチューリップ…なんですが、今年はチューリップの出来がめちゃ悪かったらしく（カートの運転手さんも「恥ずかしい」って仰るほど^^;）まばらだし咲いてる花もこぢんまりしていました。花が少ない6月までは入場料が無料で、本番はラベンダーの全盛期みたいだ。

その後売店の2階にあるレストランでだいぶ遅めのお昼ご飯。ここまで我慢していたのはこのレストランに鹿肉のメニューがあるから。ゴールデンカムイで色んな動物捕まえて食べてたからちょっと気になっちゃったんだよな…

四季彩の丘 公園・植物園

「生前の姿を想像しやすいものが苦手」というヘンな基準の偏食がある私、お肉の前にその生き物のイラストとかが出てきちゃうのも苦手なのよね…。自らオーダーしたくせに食べる前からちょっと萎えてた鹿肉と熊肉なんですが…鹿はかなりモソモソしていて、最初は多少臭みを感じたが慣れれば食べられなくはない。問題は熊。意外なことにかなり脂っこくて、その分口に入れた瞬間はほろっと柔らかいので鹿肉より美味しいかもと思ったのですが、噛んだ瞬間に広がるトラウマレベルの臭み…！一欠片目は我慢したものの、それより大きな二欠片目はダメでした。体が拒否ってオエッとなってしまい、飲み込めず…。

四季彩の丘 公園・植物園

美馬牛から旭川方面への電車は16:15、17:30発なのですが、16:15は間に合わなそうなのでもう少し四季彩の丘で時間を潰していくことにしました。アルパカ牧場にまだ入っていなかったので行ってみます。

四季彩の丘 公園・植物園

アルパカさん、エサを買えばあげることができるので期待の眼差しで首を出してくるところが可愛い(が、私はアルパカのめちゃ臭いツバ攻撃を恐れてエサは買わなかった、ごめんよ)

四季彩の丘 公園・植物園

アルパカさんたちはいくつかの区画に分けられていて、その中で奥の方にポツンひとりでいる子が。飼育員さんに聞いてみるとラベンダー君というオスで、気性が荒く、世の中の女は全部自分のものだと思ってるようで誰かがメスに近づくとぶち切れてツバ攻撃しちゃうから隔離されてるらしいwww

四季彩の丘 公園・植物園

アルパカ牧場は閉園30分前の16:30で公開終了。もう少しファーム内を歩いて写真を撮ったあと駅に向かって再び歩きました。

美馬牛から旭川に向かう電車では爆睡。

美馬牛駅 駅

熊肉のダメージが大きかったので軽めのおつまみだけ買って宿へ帰ります。

旭川駅 駅

貸切状態の大浴場でゆっくり休んだ後テレビ見ながら晩酌して終了。

SPA＆SAUNA オスパー（オスパーコート宮前） 宿・ホテル