北海道の旅　夏の陣2022 その④ ～オホーツクの街：網走の「答え」～

2022/08/19 - 2022/08/23

北海道詣でにハマり、オホーツクエリアを訪れた夏の旅行記　第4弾。
初日に感じた「オホーツクの謎」の答え、新たな世界との結びつきを知ることに。

エリア 女満別・美幌(北海道)

この日も天気に恵まれ、網走エリアを満喫開始。

女満別空港周辺は、一面の畑。
空が広く、ドライブだけでもいい気持ち。

女満別から山の方へ向かって道を上がっていくと、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に到着。

ぐるっとパノラマ美幌峠 名所・史跡

今まで運転してきた網走・女満別方面の景色。

美幌峠展望台 名所・史跡

石の階段を上がっていくと、

屈斜路(くっしゃろ)湖を望む美幌峠の展望台に到着。

美幌峠 自然・景勝地

デカい！美しい！そして静かな屈斜路湖。
日本最大のカルデラ湖で、湖の中の島も大きめ。

左奥には、網走エリアを代表する山：斜里岳も。

斜里岳 自然・景勝地

屈斜路湖は、日本の湖で第6位の規模。
「屈斜路」の由来もアイヌ語から。

屈斜路湖 自然・景勝地

道の駅内部から見てもすばらしい景色。

おっと！
こんな所にもロコソラーレの顔ハメパネルが。

美幌峠から網走に戻る道中、この道では自転車レースが行われていた。
そこそこスピードが出ているレース中の自転車を追い抜いていいのか、後ろについていた方がいいのか。
タイミングがよく分からなかった素人の自分、運転に気を遣った。

網走市内に戻り、北海道立北方民族博物館へ。

北方民族博物館 美術館・博物館

トーテムポール。
彫られている1つひとつをよく見ると、鳥などの動物が。
トーテムポールというと、何だか海外のイメージがあるのだが…。

海外の北方民族の女性たちが、手作業で作ったアート作品の展覧会も開かれていた。
国は違うが、感じることや必要な物は同じのよう。

緻密な紋様の民族衣装。
ただただ感服。

他には、鮭の皮など自然の物を生かした服などが展示されていた。

自然の物を生かしつつ、いかに寒さを凌ぐか、先人たちの知恵や苦労が伺える。
北方民族や先住民族の皆さん、ブラボー！

様々な北方民族の衣装を見ていたら、ふと、
【姉妹で雪や氷の世界に生きる、あの有名なアニメ映画】
を思い出した。
なんだか衣装が似てるんだよな。

北海道の北東の端に位置するこのオホーツクエリアは、ロシアはもちろん、カナダのエスキモーなどの民族と交流があったという。
カナダまで！
トーテムポールの理由はこれか。

そして、北の海でクジラを捕獲するための港の拠点は網走だったという。

また、アイヌだけでなく、北極の向こうの北欧も同じく「北方民族」としてカテゴライズされている。

この地図で見ると、ロシアもカナダも北欧もお隣さんやご近所さん。
この地図、いいなぁ。

網走駅で見かけた像や居酒屋でのクジラ、あちこちで見かけるアイヌ語由来の地名や遺跡。
網走やオホーツクエリアは、こうした世界各地の北方民族との交流から今日まできていることを知った。
初日に感じた謎の「答え」が分かったかも。

拙著の旅行記　第1弾：
https://4travel.jp/travelogue/11773425

今は外交問題で分断されていたり国境がひかれていたりするが、
太古の昔から、寒さを生き抜く同じような生活をしたり、影響し合ったりしていた、「仲間」だったんだな。

まさか、網走に来て、世界との新たな接点を知るとは思わなかった。

博物館を後にし、女満別空港周辺にあるヒマワリ畑へ。
ここは、我ら'ヒコーキ撮影族'の聖地。
一度来てみたかったので感激。

飛行機がオホーツク海側から着陸してきた。
ヒマワリ畑と絡むとこんな感じ。

離陸する飛行機。

8月下旬のこの時期、ヒマワリの最盛期は過ぎたようだったが、まだ充分咲いていたし、天気はいいし、文句なし。

オホーツクエリアと知床を満喫。
ここ数年、北海道詣でを続けているが、また北海道のお気に入りエリアが増えた。

オホーツクエリア、また来るぜ！

ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

女満別空港 空港