北海道の旅　夏の陣2022 その② ～未知への道～

2022/08/19 - 2022/08/23

北海道詣でにハマった2022年　夏の旅行記　第2弾。
この日は、知床五湖を目指して網走から南下。
世界遺産：知床エリアはもちろん、知床に向かう道中も最高だった。

エリア 知床・ウトロ(北海道)

網走の空は青く、既に秋の気配。
オホーツク海沿いに知床方面へ。

網走から南へ走ると一面の畑が続き、その向こうにくっきりと単独峰　斜里岳が。
この山の存在感は大きく、まるで北極星のように網走・女満別エリアの目印になった。

斜里岳 自然・景勝地

道なりに走って行くと、ひたすらまっすぐな道にさしかかる。

約30kmまっすぐな道の起点にやってきた。
この道は、「天に続く道」と呼ばれている。

起点付近はジェットコースターのようにアップダウンがあり、坂の向こうが見えない。
その先、今運転してきた道がひたすらまっすぐだったことが分かる。

まだ知床に着いていないのに、このような道や斜里岳で既に満喫。

天に続く道 名所・史跡

峠を越えて、オホーツク海沿いの道へ。
道の駅　うとろシリエトクにて、ポケモンマンホール見っけ。
「シリエトク」とは、知床の語源になったアイヌの言葉とのこと。

道の駅 ウトロ観光案内所(うとろ シリエトク内) 道の駅

知床五湖に到着。
まず、ビジターセンターで申し込みをし、ヒグマ対策や歩き方の講習を受ける。
ここは世界遺産でもあるが、ヒグマたちのホームでもある。

五湖を一周またはショートカットして自然の中を歩く遊歩道か、
高架になって歩きやすい展望歩道かを選べる。

知床五湖 自然・景勝地

自分は五湖を一周する遊歩道を選択し、歩き始める。
ヒグマに遭遇しませんように。

数日前、湖の向こうにヒグマがいたということで、手を叩いたり、声を出したりしながら森の中を進む。

知床五湖のうちの最初の湖：五湖に到着。

整備されている木造歩道もあれば、土の上もある。
数日前までの北海道地域の大雨の名残で、泥や水たまりが残っていた。

あちこちにキノコ発見。
おいしそうな色をしているが、食べられる種類なのか？

ふと、
「ヒグマは雨続きで腹を空かせているのではないか？」
と疑心暗鬼に陥る。
ますますけたたましく手を鳴らす自分。
ヒグマからしたら、こちらの方が怖くてヤバい存在だっただろう。

知床五湖のうち、２つ目の四湖に到着。
湖面が穏やかで、映る景色が美しい。

五湖のうち、3つ目の三湖に到着。
湖から見える景色が変わってきた。
遠くに見えてきたのは知床連山。

ヒグマに怯えたためか、歩き疲れか、四湖から三湖まで進む頃には疲弊してきた。

５つの湖を巡るまで気が抜けない。
手を叩くのもワーワー声を出すのもだんだん疲れてきた。
よし、歌いながら歩こう。

この期に及んで浮かんできた歌は、
「森のくまさん」。
ヒグマ除けのために、くまさんに会う歌を歌ってどうする。

五湖のうちの4つ目、二湖に到着。
知床連峰がよく見えるようになってきた。

知床二湖 自然・景勝地

そして、ようやく五湖の最後のひとつ、一湖に到着。
ここまで約1時間。

「森のくまさん」のおかげか、この日はヒグマに遭遇せずに5湖を巡ることができた。

知床一湖 自然・景勝地

この柵を越えると、高架歩道に入る。
この歩道は周りより高くなっており、さらに電気柵がついているため、この先ヒグマへの恐怖に怯えなくて済む。

展望台から知床連峰を一望。
ここへ来て初めて、知床の自然を心から味わえた。
風はさわやかで、景色は雄大。
五湖巡り中は、油断できない気持ちが続いていたからか。

知床連峰の反対側は、一面のオホーツク海が。
空もオホーツクも、青かった。

ちなみに自分が知床五湖に来た8月のこの日も、遊覧船事故の行方不明者を捜索する方々がこの海に出ていることをニュースで知る。
捜索に携わってくださった関係者の皆さん、本当にありがとうございます。

ここも「天に続く道」のよう。

知床五湖も、ここへ至るまでの道中も、どこも雄大ですばらしかった。
この後は、再び網走方面へ戻る。
続きは旅行記　第3弾で。