2022 会津若松

2022/07/31 - 2022/08/02

夏休みの家族旅行
近隣の県民割利用
子供　小4.小2.年長
二泊三日　初日五色沼、2日目猪苗代湖&野口英世記念館、3日目会津若松、鶴ヶ城

エリア 会津若松(福島)

猪苗代湖側から会津若松を目指し、先ず驚いたのがずっと下り坂だということ。猪苗代町自体が高いところにあったんでしょうね、本当に山の上から蛇行する道をひたすら下り、やっと開けたところに大きな街が!!大きい!!という感想で、猪苗代町が民家もまばらだったから、こんな山を抜けたところに急に城下町が盆地一体に広がってるのに、驚きでした。
四方を山に囲まれ正直何でこんなところに大きな街が？と首をひねるけれど、それが逆に戦争やってた頃は守りやすかったのかな。地図で見たって、相当日本の内部だし、少し秘境ですらある街に本当に純粋に興味を持ってしまった！

通天閣から見渡せる会津若松市内。

城内は撮影禁止で、事前にあまひ情報がなかったから、しっかりした展示物も想定外。最後の当主の松平容保の写真には驚き。絵じゃなくて白黒写真があると、はるか昔ではなく、最近のことのようにぐっと身近に感じられた。
全然歴史の知識もないから、(高校で日本史選択してないせい？)学ぶことも多くて、そもそも戊辰戦争って何？から始まる。坂本龍馬や西郷隆盛などの新政府擁立側と、幕府を守る新撰組派の戦いなのね、、そんな歴史の大舞台にこの会津若松も深く関わっているところにも、なんか意外で。山間の街じゃん？みたいに思っていた印象も城内の展示で一転するわけですよ。日本の将来をどちらも思うところは同じなのに、対立する日本人同士。彼らの思いや悲しい戦いの結末、死、があっての今の私たちなんだな、と、敬意をはらいました。
子供は飽きちゃうからゆっくりは見れなかったけど、ガイドブックで何回読んでも頭に入らなかった白虎隊の話も、彼らの肖像画やその時のことを伝える絵画の前に立つとすっと入ってくるし、ここ会津でこの悲劇が起こったのだなと、リアルに感じられました。土方歳三も、この地から北海道五稜郭まで行くんですね。
力のある歴代当主たちが、東北地方への出入り口として、要塞として重要な役割を果たしていた歴史ある街。教育にも力を入れ、優秀な人材を多く輩出した街。その歴史がゆえに、歴史に翻弄され悲劇も起こった街。思っていたよりずっと、ドラマチックな街でした。
夏休みの後半は、幕末の文献を楽しみたいなぁなんて、心を揺さぶられる旅になりました。

ホテルは磐梯山温泉ホテルに宿泊しました。割引適用だったので、少しいつもより良いところにと。1泊1人5000円引きと2000円の地域で使えるクーポンが利用できました。
プールに1日2時間も入り(出ようと促さないと出ない)ミヤマクワガタを捕まえ、子供は観光よりもホテルステイが楽しかったそうです。
星空さんぽというのをホテルで企画していて参加したのが子供は本当に楽しかったと言っていました。北極星の見付け方や星座を詳しく説明してくれて、織姫と彦星、その間の天の川がよく見えて、真っ暗の中で観察する満天の星空は本当に印象的でした！

ホテルの裏はスキー場です。磐梯山も望めます。虫取りできます。夜は、太鼓叩いてくれて、会津の盆踊りを教えてくれました。