2022/05/21 - 2022/05/21
77位(同エリア134件中)
hijunoさん
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静思館は兵庫県川辺郡猪名川町にある建物です。
富田熊作氏が1932年から3年の月日を費やして建てました。当時の村の予算の二倍の10万円が工事費用といわれています。
富田熊作氏は裕福な酒造業の次男として生まれましたが、家業の没落により(強盗?窃盗?などにより金品を失ったと聞きました。)12歳の時にすでに奉公に出たそうです。神戸の池田合名会社(骨董貿易)に勤め、その後は山中商会(東洋古美術を中心とした貿易会社)へ入社、ロンドンの支局長として英国王室などのコレクターを担当しています。
50歳のときに退社後、京都で美術商となり、スイスのアルフレッド・ばうわーのコレクション収集などもしていました。
全てを引退した後は、故郷の猪名川町の中谷村で囲碁将棋などを楽しみながら過ごしたそうです。(パンフレットより)
とても苦労をした人だと思います。
この家を建てるとき、門は馬を乗っても通れる門にしたそうです。かつて、子供のころの裕福さをリベンジしたかったのでしょう。長年の苦労が報われたとおもいます。
スタッフの方がとても説明を丁寧にしてくださり、お話が心に残りました。
総面積は2505㎡、建物面積は534.4㎡の大邸宅は、外国人のお客さまの接待などの目的もあったそうで、様々な工夫があります。建材なども、北山丸太、丹波松、尾州檜、唐木など、様々な銘木が使われています。
家の内部なども細やかな工夫などもあり、当時珍しかった水洗トイレの様式や入口には来訪者を喜ばせるための滝などもありました。古い建物と新しいものを取り入れた面白い建物でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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こんな看板が立っていました。
いながわ名所八景があるのですね。 -
駐車場に車を置いて、歩いていきます。
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門までも少し歩きます。
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建物が見えてきました。
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イチオシ
獅子?
韓国でみたような石像がありました。 -
立派な門です。
綺麗に管理されているようです。 -
立派な入口。
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貯水用のタンク?だったと思います。。
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イチオシ
主屋。
茅葺屋根、木造の平屋です。 -
入口の塀などもおしゃれです。
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書斎蔵。
熊作氏が書斎として使用。 -
こちらは床下暖房の設備があります。
敷鴨居などには白檀が使われていたので、暖房時には良い香りがしたそうです。
なんというゴージャス。 -
床下が見学できます。
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もみ殻や炭火などを利用して暖めたそうです。
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主屋の庭。
様々な樹々や植物。 -
茶室のようです。
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石段もお洒落です。
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武家屋敷みたいな様子。
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土間より入ります。
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台所もとても趣ある場所でした。
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非常用と書いてあります、、なんだろう。。
ブレーカーなどを隠しているのでしょうか。。 -
イチオシ
土間から外。
なんとも素敵な風景。 -
このようなちょっとしたお洒落な装飾。
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さすがに骨董を仕事とされた方のセンスは素敵です。
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わざとススを付けて黒くしていたそうです。
古い味を出すため、真新しさを避けて。 -
台所。
綺麗に保存されています。今も使われているみたいに。 -
イチオシ
お洒落です。
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家具なども黒。
上品さが際立ちます。 -
部屋の中の様子。
二列6室あるそうです。 -
お庭からの明るい光。
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扉にも装飾が可愛いです。
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江戸時代のような雰囲気。
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イチオシ
和室ですが、テーブルなども。
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こちらの椅子がまたレトロでした。当時のものだそうです。
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スイスの富豪バウワーに信頼されていた熊作氏の仕事。
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押入れなどでしょうか。
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こちらも和室。
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廊下。
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こちらから出入りするようです。
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中から和室をみます。
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お庭が鑑賞できます。
外国人のお客様にも喜ばれたでしょう。 -
4畳半の小さな茶室です。
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こちらから観るお庭も素敵でした。
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「兵庫住宅100選」にも選ばれています。
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周りには多くの蔵。
味噌部屋や炭部屋などもあります。 -
こちらは道具部屋とありました。
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古い家具などもあります。
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衣装蔵というのもありました。
蔵には統一感があります。 -
イチオシ
富田熊作氏の肖像画などを展示しているコーナーもありました。
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アンティークなものを展示していました。
収集の一部でしょうか。
こちらは北海道の衣類など。 -
富田氏の所蔵品。
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こちらにも展示。
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新聞の切り抜きなども。
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給水塔。櫓の上に貯水槽があり、井戸水をポンプで組んで、落差を利用して主屋などの水道管に水を供給していました。
当時は珍しかった水洗式トイレなどにも利用。 -
蔵なども色が統一されています。
きちんと整列された雰囲気。 -
炭部屋。
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柴部屋。
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こちらは氷室。
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中はこのように。
現代版の冷蔵庫。
奥行は約20m、左右に三カ所ずつ。
戦争中は防空壕としても利用されたそうです。 -
イチオシ
表門まで出ます。
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こちらは供待ち。来客のお供の人の待機場所。
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立派な門です。
富田熊作氏の気合が伝わってきます。 -
門のそばの石垣のようなところ、、、実は、滝があったところです。
来客があると、ここに水を流して滝のようにしてお客さんを楽しませたそう。
遊び心のあるひとですね。 -
外のお庭も散策できるようです。
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とても丁寧に保存されている様子が伝わってきました。
説明をしてくださったスタッフの方のお話が心にのこりました。
ありがとうございます。 -
帰り道、ふと、雑貨屋さんがありました。
可愛いものがいっぱい。 -
可愛いお皿と孫用のお茶椀を買いました。
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