2022/07/26 - 2022/07/26
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とよのくに国内旅行さん
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秋田ーーー函館
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旅のスタートにふさわしい青天井。3日目はここ秋田をさらに北上し、青森を経て函館に至る。今日の1番列車は8時台であるため、いつになく余裕のある朝となった。
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朝食はコンビニで済ませ、秋田駅へ。ホームに降りると同時に緑色の列車が姿を現した。
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快速リゾートしらかみ号 青森行き
都会の電車のように洗練されたデザインだがれっきとした気動車である。リゾートしらかみは"青池""くまげら"と今回乗車する最新型の"橅"の3タイプが運用されている。 -
この列車に乗車すれば一気に青森まで足を進めることができる。豪勢に着飾られた車内だがあくまでも快速列車。専用の座席指定券こそ必要だが、旅のルールに抵触することなく利用することができる。
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秋田を出発し30分程経過、進行方向左側には男鹿半島の緑が広がっている。この場所にはその昔、八郎潟という湖が広がっており、滋賀県の琵琶湖に次ぐ国内二番目の規模であった。しかし、干拓により現在は大潟という村となり3千人近い村人が暮らしている。
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Google mapで見るとわかりやすい。
奥羽本線の左側、田畑を囲むように水路が形成されているが、これはかつての八郎潟の岸辺である。その水路の対岸の田畑は形が直線的で、人の手が加わっていることが見て取れる。 -
三号車の売店で記念にキーホルダーを購入した。
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途中東能代で進行方向を変え、奥羽本線とはお別れ。ここからは景観の楽しい五能線を走る。
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能代に到着。10分ほど停車するため、一旦外に出て駅スタンプを押す。
また、能代はバスケの名目"能代工業高校"で知られ、街全体でバスケをアピールしているらしく、ホームでは子供達がバスケのシュート体験を楽しんだり、多くの人で賑わっていた。 -
能代出発時には能代観光協会の方々が手を振って見送ってくれた。
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絶景ポイントに差し掛かると、列車は速度を落として走行する。すると、日本海の荒々しい岩肌と穏やかな日本海が現れた。
この景色も季節によりその表情を変え、冬になればその岩肌に大波が叩きつけられる様子を見ることができる。 -
深浦の駅に到着。向こう側には大きな岩が聳えわその上には展望台のようなものが設けられているが、今は潮の満ち引きにより通路が沈んでいるため人影はなかった。
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鯵ヶ沢を出発すると長い間楽しませてくれた日本海の景色ともお別れ。列車は五所川原に到着。
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沿線の草花を靡かせながら走るリゾートしらかみ1号、終点青森まではあと1時間と少々の道のり。先程までの田園風景とは打って変わって広大なリンゴ畑が姿を表す。
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13:29
青森駅に到着。あっという間の5時間であった。青森では2時間もの余裕があるため、ゆっくりと観光ができる。 -
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青森駅から海辺に歩くこと5分。黄色い船体をしたフェリーが係留されている。
この船の名は青函連絡船"八甲田丸"。昔、ここ青森と函館を結ぶ鉄道連絡船として活躍していた。
その名残とし、て船尾側にあるランプウィイには線路が敷かれており、青森駅からフェリーに乗り入れていた様が容易に想像できる。 -
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青函連絡船は1908年から80年にわたり運行され、地球2019周分にも及ぶ距離を航行した。
長きに渡り活躍した連絡線は、青函トンネルの建造などにより廃止された。
因みにこの八甲田丸は歴代55隻の中でも最も長い23年と7ヶ月の間、津軽海峡を往復し、青函連絡船の最終運行も務めた
この八甲田丸はメモリアルシップとして内部を見学できるようになっている。早速見てみよう。 -
まずは3階の"青函ワールド"昭和30年代の青森市街や連絡線の待合室などが模型と人形によりリアルに再現されている。
戦後間もない時代だが、非常にイキイキとした雰囲気が感じられ、青函連絡船が街の経済を潤し、そのまま市民の活気になっていたことがわかる。 -
八甲田丸の操舵室。津軽海峡を見渡すことができる
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1Fにある車両甲板。現役を退いた客車や機関車などが展示されていた。
所々剥がれた塗装や日光で曇った窓ガラスが時間の流れを物語る。暗く狭い甲板に並べられているため迫力があるが、どことなく寂しも感じられる。 -
八甲田丸の広場にある有名なモニュメント。近づくと"津軽海峡冬景色"大音量で流れる。
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青森市街で食事する場所を探す。今日は青森名物"のっけ丼"を頂く。
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やってきたのは駅から程近い"青森魚菜センター"。受付で750円の料金を支払うと5枚のチケットと白ごはんが渡される。このチケットを露店で刺身と交換することでオリジナルの海鮮丼が作れる。
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さて何を乗せようか、優柔不断な私に店の方が親切におすすめで選んでくださった。甘エビ、サーモン、マグロ、イクラ。どれも逞しい味がする。書き込む手が止まらず、すぐに平らげてしまった。
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15:31発 蟹田行き ワンマン列車
青森を満喫しホームでは既に列車が待っていた。終点蟹田までは電化区間を走る。 -
蟹田では4分ほどの乗り換え。
一度下車し待合室付近に設置されたスタンプを時刻表に押す。 -
間も無くして本州最後の乗り継ぎ列車が入線してくる。GV E400系、比較的新しいハイブリッドカー。
蟹田駅を出発する際、JR東日本の高級観光列車"TRAIN SUITE 四季島"が入れ替わりで入線して来た。こんな所で見ることができるとは、何かいいことが起こりそうな予感。 -
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列車に揺られること20分、津軽二股の駅に到着。この駅は奥津軽いまべつ駅と直結しており、この通路により乗り換えを行う。
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奥津軽いまべつ駅前のロータリーの様子。ここは新幹線駅がある街の中で最も小規模だそう。何故この地に新幹線を建造したのだろうか。
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通路を歩いていると線路の保守を担う保守用車についての解説が書かれたポスターがあった。どうやらこの奥津軽いまべつ駅、青函トンネル内での保守作業や緊急時の対応を行うための重要な拠点のようである。
なるほど、この場所に駅を建築したことにはこういった理由があったのか。また一つ、賢くなった瞬間である。 -
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ここから長い間お世話になったJR東日本とはお別れ。JR北海道の管轄となる。
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入線してきたのは はやぶさ号 新函館北斗 行き。車両はJR東日本のE5系。ここから一駅の木古内駅まで、今までとは別次元の速度で移動することとなる。
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青函トンネルに入る数秒前にこの公園を通過する。奥津軽いまべつ駅出発後、いくつかの小さなトンネルを通るため、青函トンネルなのか分かりづらいのだが、この公園を覚えておけば間違えることはない。
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木古内までのワープが終了。実際は25分程度時間を要しているのだが、今までの道のりを思い起こせば、ほんの一瞬の出来事である。
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さて、乗り換えまでの時間を利用して木古内で何をしようか。先程新幹線の中で駅の徒歩圏内に温泉があるという情報を掴んだため、さっそく向かってみる。
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海沿いの道を一直線に歩く。日差しは強いが、気温はそこまで高くなく、海風が心地良い。
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やってきたのはこちらの温泉宿。歩いてみるとかなり駅から遠く離れていた。
しかし、温泉はほぼ貸切状態であり、これまで蓄積された疲労がすっかり回復した。
函館まではあと1時間と少々の道のり。 -
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駅に戻る途中、北海道のみに展開するセイコーマートを発見した。ここでお茶お買っていく。
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ここからは五稜郭駅まで"道南いさりび鉄道"を利用する。こちらはオプション券で利用が可能である。
かなり古い車両。jrのローカル線ではお馴染みのキハ40系。車内は排気ガスの香りが漂うがそれが旅情を掻き立てる。 -
出発後一分も経たないうちに先程利用した温泉宿を通過。ゴロゴロとディーゼルが唸ると同時に、車内の排気ガスの香りが一層強くなる。
街ゆく自動車を次々と追い抜き、五稜郭へ向かう。 -
五稜郭に到着。ここまで来てしまえば函館は目と鼻の先。なのだが、、
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ここにきて初歩的なミスを犯し、函館とは逆方向の桔梗駅にきてしまった。次の函館行きは1時間後、疲れも溜まっているため、渋々タクシーを呼ぶ。
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タクシーに乗りドライバーと談笑していると、大門横丁にあるドライバー行きつけの店を教えてくれた。タクシー料金は決して安くはないが、代わりにいい情報を得ることができた。
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頂いたメニューの数々。サバを刺身で提供している数少ない店である。六枚のうち三枚はスモークされており香ばしい味わい。
初めて食べるホンシシャモ。よく見かけるシシャモよりかなり大きい。子持ちシシャモとは違い、卵は入っておらず身をメインで味わう。 -
再びタクシーに乗り込みホテルの名前を伝えるとドライバーはあまりパッとしない様子。
どうやら函館駅周辺のホテルは名前がコロコロと変わるそうで、私の宿泊先と同じ名前のホテルがあるらしい。
今日は最後に初歩的なミスがあったが、結果として楽しい時間を過ごすことができた。
明日はいよいよ最終日である。
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