2019/11/16 - 2019/11/17
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morisukeさん
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オッサンネコです。
それはまだコロナが世の中に蔓延する前のお話。
タイ出張の最中、思いがけずに待機日が舞い降りてきたので、
ちょいと郊外までハネをのばしてみる事にしました。
それでは、ど・こ・へ・い・こ・う・か・な~なんて思案してたら、
タイ在住の友人から看過できない情報が…。
シーテープとパノムルンが世界遺産の暫定リストに記載されたよ~と。
世界遺産、取り敢えず行っとけ派のモリネコとしては聞き捨てならない情報。
そんな挑発を受けたからには… 行かねばならぬでしょう。
3分ほど悩んだ果てに、今回の行先はパノムルン歴史公園に決定。
どうやって行けばいいか分かってないけど、取り敢えず行っちゃえ。
という事で、今回の回想記はナコーンラーチャシーマ―から始まります。
初日は前座としてピマーイ歴史公園を見に行こうという事で、
タイ最大のアンコール遺跡「ピマーイ歴史公園」と、
ベンガルボダイジュの異空間「サイ・ンガーム公園」を楽しんできました。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩 バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
本日はタイ東北部の都市、ナコーンラーチャシーマ―からお送りします。
ナコーンラーチャシーマ―、通称コラート。
これは昔、セーマーとコラート、二つの町が合併した事に由来しますが、タイ人は今でもナコーンラチャーシーマーの事をコラートと呼んでいます。
バンコクからは約260km 東京-浜松間程度の距離ですな(遠い…)
タイ東北部イサーンの玄関口であり、交通の要衝として栄えた街でもあるのです。
バンコクからは片道約5時間… バスの値段は200THB程度(約800円)。
ほんとタイはバスの値段が安い!とつくづく思ふのです (*´з`) -
バスターミナルから大通りに出ると、でっかい商業施設があるのですが…
これ、何の商業施設かお分かりになるでしょうか?
ヒントはこの山積みになったトランクを運ぶ女性たちのモニュメント。
実はこれ、バンコクのアソークにある有名なデパートなのです。 -
正解はこちら、ターミナル21(のコラート店)。
バンコクのターミナル21は、スクンビット通りの21番通り(ソイ21)にあるから「ターミナル21」と言うのですが、ここコラートにある限り21は全く関係ない数字なのです。
ソイ21にないけど、ターミナル21。
これ、タイに住むローカル日本人の中では必ずネタになる話だったりして。 -
早速ですが、本日のO・YA・DOに先にチェックインさせて頂きます。
名前は、Romyen Garden Place。
少し通りから奥まったところにあるので場所は分かりにくいのですが、料金は1泊4,000円程度でかなりお手頃価格。 -
部屋はこんな感じ。
かなりきれいです (*´з`) ビュティホー!!
朝一にバンコクを出発し、ホテルにたどり着くまで6時間以上掛かりましたが、ようやく一息付きます ( ´Д`)=3 フゥ
ですが、今日は夕暮れまでにピマーイ遺跡の見学をしたかったので、休憩も束の間、すぐにアシを探しに市街地に繰り出します。 -
場面はいきなり飛んで、ピマーイ歴史公園の入り口…。
結局、一番勝手が良い原付をレンタルしたのですが、肝心のお写真を撮り忘れていました (・・*)ゞ
外国人価格100THB(約400円)を料金所でお支払い。ちゃりーん。
もうね、遺跡とかに来ると楽しくて楽しくて舞い上がっちゃうタイプ。
バンザーイヾ(°∀° )/ -
こちらピマーイ遺跡の入り口。
入口の両端にかわいいお獅子様が座っていますが、こちらはレプリカですね。
日本の神社では狛犬ですが、タイではライオン(シンハー)です。
本来はナーガ橋の向こうに立派な塔門(ゴープラム)が立っているはずなのですが、自然倒壊の影響なのか、屋根が跡形もなく吹っ飛んでますねぇ。 -
ナーガ橋のナーガ(大蛇)様。
まぁアンコール遺跡では必ず見かけるのですが、水や雨の守護神ともされているので、畏怖というよりは好意的な象徴として捉えられている神様です。
(-ω-)/
また、人間の世界と天上界をつなぐ架け橋の役割も担っているので、アンコール遺跡の橋の欄干や、タイ寺院の入り口階段に意匠として見られる所以となります。
ココから先は神様の聖域よ~というのを暗に示している事になりまっす (-ω-)/ -
屋根のない回廊を進んでいくと、目的地がぼんやり見えてきました♪
モリネコが個人的にスキなのが、この長方形の窓から見える景色。
ここだけ空間を切り取られたかの様で、ドキッとしてしまうのであります。
その先に見えて来るのが… -
イチオシ
ニョキニョキの三連基 キタ―――(゚∀゚)―――!!
もももももうね、クメール遺跡を代表する景観ですよね。
最盛期にはこの窪地に水が張ってあり、沐浴をしてから神聖な中央祠堂に向かう構図になっていたはずです。 -
ここでアンコール朝の豆知識を少々。
アンコール朝の王様に関わるウンチクですが、その王位は世襲制ではなく完全実力制になります。弱い王は即座に淘汰され、王位をぶん取った新たな王はその圧倒的な力を周囲に見せつける事が必須だったため、自分の権威の証(要するに寺院)をあちこちに建てなければならなかったのです。
前の王が立てた寺院? そんなのダメダメ、新しいの立てちゃうよ
今の時代では考えられないアンチSDG’s 的な発想… ァァァヽ(o`Д´o)ノァァァ!!
そのクセ、王は長持ちせずに次々に暗殺されていく始末…。
ひとーつ立てたらまた立てる、ふたーつ立てたらまた立てる…
まさに三途の川で石を積んでは蹴り飛ばされる無間地獄… (゚Д゚ ) オゥマイガー
領民はただでさえ疲弊しているのに、敵国と戦争だーなんて無慈悲な号令がかかった日には嗚呼もう…
結局、この謎の伝統とお家芸ともいえる王位争奪戦のお陰で、アンコール朝の国力は徐々に疲弊していき、最終的には力を付けたタイに滅ぼされてしまうのです。
そう、我々は歴史から学ばなければなりませぬ ( -ω-) チーン -
公園内は所々に木が生えているのでちょっと一休み。
アユタヤ遺跡の時もそうですが、遺跡は日差しを遮るものが何もないので、油断していると瞼の裏に死んだお祖母ちゃんが見える事になります。
もう年なので、休み休み行きましょうね~ o(・ω・´o)(o`・ω・)o! -
ピマーイ寺院を建立したのは、最も有力な説が第13代王スーリヤヴァルマン1世(1011~1050)。
スーリヤヴァルマン1世は初めてアンコール朝の領土を現在のタイ辺りまで広げた王で、当時の領土の最前衛に建てた寺院がこのピマーイではないかと言われてます。
でもスーリヤヴァルマン1世が在位時に本堂までは完成しなかった様で、今ある形が出来上がったのが1108年頃。
その頃スーリヤヴァルマン2世(注:親子ではない…)が新たに即位し、30年かけてかの有名なアンコール・ワットの建設に着手。
スーリヤヴァルマン2世が王に即位する前はピマーイの建立にも携わっていたとも言われており、ピマーイ遺跡はその酷似性からアンコール・ワットのプロトタイプだと評価されています。
なんか歴史ロマンがあってニヤニヤしちゃいますなぁ (*゚∀゚) ムッハー -
遺跡で見かけたタイのお坊様。
タイのお坊様と言えばオレンジ色の袈裟を着ているのが特徴ですが、そもそも袈裟の語源は、サンスクリット語で汚れた色、濁った色を表す「ケチャ」から来ているそうな。
タイではその昔々、死者は布で包んで弔う習慣があったそうで。
死者から血が滲み出る場合も多かったので、少しでも血の痕を目立たなくさせるために、ある樹木から採れた色素でその布をオレンジ色に染色するのが習わしだったそうです。そして、当時のお坊さんは、この死者を包んだ布を着衣するのが決まりとなっていたのですが、これは仏教特有の mement mori(死を想え)思想から来ているとか。
勿論、現代のお坊さんは死者を包んだ布なんて身に纏っちゃいませんが、昔の慣習を今に引継ぎ、ずっと守り続けているのはすごい事だと思うのですぅ ( ゚Д゚) -
こちらがピマーイ遺跡の最終到着地、中央祠堂。
写真では伝わりにくいのですが、めちゃくちゃでかいです ( ゚Д゚)
タイの東北部の土質はラテライト(紅土)がド定番ですが、この中央祠堂には白色の砂岩が使われてますね…。
この白さがちょっと艶めかしい感じ… ゚∀゚) アッ -
そして中央祠堂のレリーフにはヒンドゥー教の神様たちが活き活きと描かれています。
これはレプリカ…なのかな (・_・。)? -
中央祠堂の窓から差し込む光。
この格子の形がアンコール・ワットそっくりですな。
嗚呼…なんとふつくしい ゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ -
中央祠堂の中央にはナーガに守られた仏像が鎮座しています。
勿論、これもレプリカ。本物はピマーイ国立博物館で保護されています。 -
ピマーイ遺跡の北門辺り。
まだ修繕が追い付いていない箇所もあり、所々に積むべき石がゴロゴロ落ちていました。
遺跡マニアとしては、こっちの荒廃した状態の方が美しさを感じるんですけどね。 -
北門付近にあったまぐさ石のレリーフ。
アンコール遺跡でお馴染みのアプサラダンスですが、これは本家より躍動感が甘いですねぇ (´口`;)
足の上げ方とか腰のひねり具合、すべてにおいて本家の方が妖艶である事は間違いないです。 -
こちらプラーン・プロマタット(Prang Pramathat)。
ニョキニョキの三連基を構成する祠堂のひとつです。
ヒンドゥー教において三連基はシヴァ・ヴィシュヌ・ブラフマーの三神を表すのですが、これはヴィシュヌ神を祀ったものの可能性が高いかと…。
中央祠堂の白い砂岩に対して、こちらはラテライトが使われています。
ちょうど祠堂の前に人が立っているので、その規模がどれくらいか分かるかと。
でかいっす ( ゚Д゚)… -
プラーン・プロマタットに安置されている彫像。
こちらはレプリカで本物はピマーイ国立博物館で保管されていますが、クメールの覇者・ジャヤヴァルマン7世の似姿だというのが定説だそうです。
ジャヤヴァルマン7世は、長年アンコール朝と敵対関係にあったチャンパ王国を征服し、アンコール朝の全盛期を築き上げた偉大な王と言われています。王はまず戦争によって荒廃した国土を復興させるために、かの有名なアンコール・トムを築城したり、各地に多くの寺院を建立したりします。また、来るべく戦争に備えて国内の道路を一気に整備していきます。
その整備された道の最先端にある街がここピマーイで、この彫像が見つめる先にパノムルン遺跡があり、さらにはアンコール・ワットがあったと言われています。
古代の道を想う… これまた歴史ロマン、ですなぁ (ΦωΦ=)フフフ… -
さて、お次にやって来たのはサインガーム公園(Sai Ngam Park)。
先程のピマーイからバイクで10分ほどの場所にあります。
古代クメール人がつくった貯水池の一角に、ベンガルボダイジュの森があると聞いてやってきたのですが、もうね、入り口からして既にやべぇでやんす…。
まるで絵本に出てくる悪魔の森が、おいでおいで手招きしている様な錯覚ぅ。
それでは餌になった気分で突入してみましょう ('◇')ゞ -
イチオシ
公園内には散策ができる小道が続いています。
上を見上げれば、陽の光を遮るほどのガジュマルの枝・枝・枝…。
時折木々の隙間から差し込むシャイニングレイのなんと美しいこと…。
これぞ神聖と畏怖の異空間…
SUGEE――(゚Д゚ )――EEEEE!! -
資料によると、このガジュマルの樹齢は350歳。
元々は1本の木がどんどん気根を伸ばしていって、ここまで巨大化したそうです。
何十年も何百年も大地に根を下ろし続け形成した生命の森。
タイ人はベンガルボダイジュには必ず精霊がいると信じているのですが、第六感のないモリネコでも精霊の気配を感じてしまいそうなひとコマ ( ´Д`)=3 フゥ -
先程タイでは古い樹木に精霊が宿ると言いましたが、この伝承はタイだけの話ではなく、東南アジア全般、そして日本でも沖縄地域に同じような話が残っています。
沖縄諸島のキジムナー、奄美のケンモンとかが最も有名な話かと思いますが、共通のキーワードは「こどもの姿をしている事」の様な気がします。
タイでも精霊はこどもの姿で捉えられている事が多く、精霊のお供え物に赤いファンタいちごが選ばれるのはそんな理由からと聞いたことがあります。
果たして真相は… ほにゃほにゃ (ΦωΦ)フフフ… -
樹齢350年の株元(と思われる木)にはお堂が建てられています。
ガジュマルの森の一画に突如現れる花束の色と線香の香り。
精霊を畏れ崇める、タイ人ならではの世界観が垣間見れる瞬間…
信仰そのものに美しさを感じてしまうのですぅ (゚Д゚ )ムハァ -
タイでは比較的よく見かける女性の像。
この森でまじまじと見つめられる分には、ちょっと怖い…。
タイ人もこの森を怖いと言っている人は多い様で、信仰心が強いがが故にナニカを視てしまう人も多いんでしょうね。 -
イチオシ
もはやお堂ではなく、ちょっとした祭壇…。
すごいわん |д゚) -
サインガーム公園内にある別のお堂。
女性の精霊が祀られていますが、もはや霊廟ですね。
家族皆で真摯に祈りを捧げる姿には心打たれるものがあります。
というわけで、本日のピマーイ探索はこれにて終了。
これからコラートの市街に戻り、明日のパノムルン探索に備えます。
この話、続きます…。
それではまた (* ̄▽ ̄)ノ~~♪
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この旅行記へのコメント (2)
-
- アルカロイド ダリルさん 2023/02/06 10:56:44
- インディジョーンズ再び
morinekoさんこんにちわ!千葉には遺跡が少ないから、旅行記がなくて寂しく思ってました
ひさしぶりの石見てのアドレナリン上げ上げ~ですね? ダリルは石ばっかのアンコールワットで、半日でアドレナリン枯渇しちゃいました~暑いし、餃子共和国とのバトルで疲弊したし、、、
ダリルは鉄道だとテンション持つんだけどなぁ~と、ひさしぶりの遺跡ハンターの旅行記でワクワクしました! ダリルもマッサージ留学中にスコータイに行って来ましたよ
袈裟の語源にはビックリ! あのオレンジ色はターメリックの草木染めかなって思ってました! 抗菌作用を利用した衣装かと、、と、ポテトサラダにターメリックをふりかけて食べてます
コラートへも行きたいですね! 鉄道組合としては全制覇したいけど、あまりの本数の少なさに、なかなか乗れません! また、マイルの期限が消えるので、サーチャージの値段を見ながら、イサーン地方にも行ってみたいと思います
中華街にマッサージのバイトに行き始めたダリル
- morisukeさん からの返信 2023/02/15 00:39:27
- RE: インディジョーンズ再び
- ダリル姉さま
こんばんは〜。
石が恋しい…って、そこまで変態じゃありませんよ〜。
でもアンコール・ワット行かれてたんですね。何ともウラヤマシイ |д゚)
この前、友人がプノンペン駐在からようやく帰任してきたのですが、中国資本の入り方がハンパね〜とぼやいていました。もうね、日本の企業入る余地なし? 中国語がカンボジアで第2外国語になっても何ら不思議はないほど、町中に中国語が溢れてる事態になってるそうです。不動産バブルがはじけそうでも、あなおそろしや、中国経済…。
思い起こせば、バンコク-カンボジア間も鉄道が繋がる!?なんて話がありましたが、現時点でも全く開通する気配なし… 話を聞けば鉄道の建設にはアメリカが絡んでるとか。カンボジアは今や中国の属国化みたいになってるので、中国の顔色を窺って大っぴらには運航できないんでしょうね。果たして鉄道で国境を越えられるのはいつになるやら…。
でも昨年はラオス-中国で新鉄道が開通したとかで、是非乗ってきてレポートを上げて欲しいと思います(笑)
そして、この前久しぶりに仕事でタイまで出かけてきました♪
ご存じの通り、タイでは昨年葉っぱが解禁されていますので、コンビニとかで普通に葉っぱマークの栄養ドリンクが売ってるんですよね。流石に飲用すると日本で引っ掛かった時にどえりゃあ事になるので、目で楽しむだけにしときましたが、タイでは既に巨額の葉っぱビジネスが動き出している模様…。やっぱアメージング度は他国の追随を許さないなぁとしみじみと思った次第です。
それではまた〜。
Mori Neko
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