2018/11/17 - 2018/11/20
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2018年に石垣島へ行った旅行記です。
石垣島に到着した時は、亜熱帯の雨に迎えられて、観光が楽しめませんでしたが、
翌日は綺麗に晴れて絶好のクルーズ日和。
この日は、1日掛けて八重山諸島の西表島・由布島・竹富島を巡りました。
今回は、その前半で、西表島と由布島を訪ねます。
短時間で3島を巡るせっかちなツアーなので、
大きな西表島の東側しか行かれませんでした。
もちろんイリオモテヤマネコなど見掛けようはずもなく・・・
由布島は、島自体よりも水牛車で渡るのが楽しみな場所です。
歩いても渡れそうな水深でしたが、
水牛車で揺られるというのは、滅多に出来ない体験でした。
周囲2㎞しかない小さな由布島では、昼食をとって、植物園を散策します。
それから、再び西表島に戻って船に乗ります。竹富島は次の旅行記にします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昨日の雨雲は去り、朝焼けで迎えた2日目。
石垣島のユーグレナ石垣港離島ターミナルに来ました。
ここからは、八重山諸島の島々へフェリーが離発着しています。 -
ターミナルには、6つの観光会社のブースがあります。
今回は、右端の「石垣島ドリーム観光」に申し込みました。
大抵の会社で同じようなクルーズを企画していますが、
細かい所で微妙に違うので、選ぶのにちょっと苦労しました。
私は、竹富島でレンタサイクルが込みになっていて、
帰りの船が16時と17時のどちらでも選択可能になっていたので、
こちらを選びました。 -
これから乗るプレミアムドリーム号。
クルーズ船らしくて、格好いい。ウキウキして来ます。 -
今まで、フェリーしか乗ったことないもんなあ。
いきなりリゾート気分が盛り上がって来ました。 -
受付の時に、チケットを渡されますが、ビラっと長い1枚の用紙で、
1つの行程ごとに切り離して使うようになっています。
石垣島から西表島への乗船券
仲間川クルーズ
西表島バス観光
由布島の水牛車・昼食
西表島から竹富島の乗船券
レンタサイクル
竹富島から石垣島への乗船券 -
石垣港を出港しました。
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山頂に、昨夜行った石垣島天文台が見えます。
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今夜なら、星空観察が出来たんだろうなあ。
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この薄べったい島が竹富島です。
石垣島のすぐそばにあります。 -
竹富島の南側を通過して行きます。
竹富島は、中央部が重要伝統的建造物群保存地区に指定された
白砂と水牛車ののどかな風景が人気の島です。
ところが、近年、この東岬のそばに豪華リゾートホテルが
建設されました。南の島にリゾートホテルは付き物なのでしょうが、
竹富島だけには建って欲しくなかったな。 -
水深が著しく違うのか、海の色がまだら模様になっています。
-
西表島の大原港が見えて来ました。
西表島は、沖縄県では本島の次に大きな島で、人口は2,500人弱。
島の90%が亜熱帯雨林です。
西表島は西側の方が人口が多く、港も2つあります。
ややこしい事に、大原港の住所は八重山郡竹富町南風見です。
竹富島は、八重山郡竹富町竹富です。
なんと石垣島以外は竹富町なんです。 -
西表島に上陸すると、すぐに隣の桟橋に停泊している小舟に
乗り換えます。大原港 (仲間港) 乗り物
-
南の島の海岸というと、「青い海白い砂」のイメージなのですが、
こんなボロボロの海岸は想像の範疇にはありませんでした。 -
考えて見れば島全体が綺麗な海岸に囲まれている筈がないですね。
島というのは山が沈んで残ったか、地震で隆起したものだから、
荒々しい地形の方が勝っているのでしょう。
それにしても、こんなにゴロゴロなんだ・・・ -
海岸には白鷺がいます。鷺ってどこにでもいますね。
鷺の向こうは既にマングローブです。 -
大原港の横の仲間橋をくぐって仲間川を遡って行きます。
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昨日「吹通川マングローブ群落」で見たのと同じヒルギの大群落が
あります。 -
蛇行している仲間川は、西表島では、浦内川(19㎞)の次に長い川です。
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まだ河口付近だというのに、ジャングルしか見られないのがすごいなあ。
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すごく水深が浅そうな川なので、座礁しないか心配になります。
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熱帯雨林特有の、べったりと重そうな木々と、
たくさんの生き物がギッシリいそうな干潟です。 -
満潮になったら、ご出勤ですか?
この川の干満の差はどのくらいあるんだろう。 -
マングローブのすぐ後ろには、普通の木が茂っています。
お互いに上手く住み分けているんですね。 -
左右のマングローブの大きさが違うので、
オヒルギとヤエヤマヒルギかしら?
100種類もの木の総称がマングローブだなんて、大雑把だけど、
見分けがつかないでしょうね。 -
クルーズ船が着いたので、何艘かの遊覧船が来ています。
ここでは、カヌーで遡上することも出来ます。 -
名前札がありました。「オヒルギ」と読めます。
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倒れている木は、台風の猛烈な強風でなぎ倒されたのだそうです。
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木の枝に括り付けられたペットボトルは、仕掛けの位置を示している
のかもしれません。カニなどが獲れるのかな? -
随分変わった配色の鷺です。見た事無いなあ。
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川が狭まって来ました。
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ここから先は遊覧ボートでは行かれません。Uターンします。
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対岸の方が、台風の被害が大きかったようです。
木々の前には、タコ足を広げたヒルギがあった筈なのですが、
ほとんど倒れてしまっています。 -
ヒルギの背後に、大きく板のように広がった根が見えます。
サキシマスオウの木です。
アンコール遺跡のタ・プロームを抱え込んでいる木と似ていますね。 -
この川は、栄養豊富なので、シジミがこんなに大きく育ちますと
見せてくれました。 -
さっきすれ違った船が遡って行きます。
ゆったりとした風景に気持ちがほぐれます。 -
岸が長い干潟になっています。
-
ここでボートは方向転換。岸に向かいます。
-
干潟見学をします。
降りる訳ではありませんが、間近で生き物の気配を探してみます。 -
今度も違う種類の鷺です。鳥の種類も豊富なんですね。
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仲間橋に戻って来ました。大原港に上陸します。
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バスに乗り込んで西表島の東側を北上します。
道端に山羊を見ることが多いです。飼われているんですね。 -
海岸沿いに走ると、広い干潟が続いているのがわかります。
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途中の橋にイリオモテヤマネコの像がありました。
交通事故が多いそうで、見掛けたら連絡してくださいと
ガイドさんが言っていました。 -
由布島へ渡る水牛車乗り場に着きました。
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「由布島入口」が海道なのですね。
橋は無いので歩いて渡るしかありません。 -
バスの中でグループに分けられていて、
それぞれ割り振られた水牛車に乗り込みます。 -
橋は無いけれど、電信柱の列は由布島まで続いています。
2018年現在の島の人口は18人だそうです。 -
水牛の角は、まことに見事です。
バッファローというイメージがピッタリします。
牛は見ることがあっても、水牛はインドでしか見た事がありません。 -
牛に比べて、水牛は身体全体がギュッと締まった感じです。
-
ぎっしり乗客が乗り込んだ車を、たった1頭の水牛が曳いて行きます。
「馬力」という単位がありますが、
「水牛力」は、どのくらいなんだろう。 -
黒く見える水牛の背中は、意外と茶色い毛で覆われています。
じりじりと照り付ける太陽に輝いて、とてもたくましく見えます。 -
地図で見る由布島は、西表島とかなり離れているように見えますが、
実際には殆どが浅瀬のため、人間が歩いても渡れます。 -
もちろん、干満の差があるので、もっと水牛が水を蹴立てて歩く
こともあります。 -
水牛が観光客を乗せた車を引いて歩いている間、
牛飼いは三線で沖縄民謡を謡います。 -
水牛の力強い一歩一歩に曳かれて、ガタゴトと牛車が動き、
そこに三線の調べがのんびりと加わります。
どちらも気の向くまま、急がず焦らず、ゆったりと進んで行きます。
時間に縛られるツアーの中で、肩から力が抜けるひと時でした。 -
由布島上陸。島全体が植物園になっています。
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水牛之碑
由布島を繁栄せし、大五郎・花子を始祖とする水牛一家に対し、
感謝の碑を建立す。2001年10月
植物園があるだけだったら、こんなに観光客が押し寄せることは
なかったでしょうね。
海を水牛車で渡ることにこそ、価値があるのだから。水牛様様。 -
由布島の水牛の家系図
今回乗った水牛は、「みらい」と「由布星」でした。
2018年当時の最長老は20歳の「慎太郎」でした。 -
先ずは昼食。
手前から、西表島産・黒紫米入りご飯、もずくのお吸い物。
沖縄黒糖煮(鴨・豚)ミミガーシークァーサー風味海ぶどう、漬物、
三色ハムカツ 野菜の天ぷら 油みそ、紅白かまぼこクーブイリチー、
季節のチャンプルー、季節のフルーツ、黒糖羊羹フルーツ羊羹 -
イリオモテヤマネコのポスター
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食後の散歩に出掛けます。
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足元には、細く枯れた枝が宙を飛び交う紫色の小さな花。
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見たことのない蜂がやって来ます。
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苔むした東屋の屋根にはシーサー。
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スパイスの実。
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植物園らしく、見栄えのする木が立っています。「コバテイシ」???
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南国の椰子の木立をそぞろ歩けるのは、なかなか楽しいです。
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花と実が両方生っています。南国ならでは。
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線香花火が飛び交っているような赤い花。
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見たことのない花。綺麗に揃っていないところが、いいなあ。
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由布島小中学校の跡地
昭和23年。島分教場が開校。当時の校舎は島の住民による木造茅葺。
幾度も台風による被害に遭い、建て直されました。
昭和26年。モルタル瓦葺きの校舎完成。
昭和34年。中学校の校舎完成。
昭和44年。台風エルシーによる高潮で島全体が水没、島ぐるみの移転を決める。
昭和45年。島民の移転に伴い閉校。現在では当時の校門と校舎の写真だけが残されています。 -
空に向かって大きく枝を広げる木。
日ごろ接することのない木々に、新しい空気をもらっている気分です。 -
熱帯の木々に囲まれた小径を歩き回るのは、とても贅沢な時間です。
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ブーゲンビレア・ガーデン
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色とりどりのブーゲンビレアがありますが、
特に珍しいものはありません。 -
ブーゲンビレアの花が咲いていました。
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温室の外には、こんな実が生っていました。
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由布島の外側に出ました。遠浅の海岸が広がっています。
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南の島の浜昼顔は、色が濃くて強そうですね。
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右手に見えているのは西表島。
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正面にあるのは小浜島。
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人気のモニュメント。マンタに会えるので人気の場所だそうです。
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水牛の牧舎に来てみたら、いきなり目が合いました。
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池に浸かって、気持ち良さそうな水牛。
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今年生まれた水牛の子供。
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また訪れることがあったら、彼らに曳かれて渡るのかもしれないあ。
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さて、迎えの水牛車が並んで待っています。
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今度は最初に乗り込んだので、先頭です。
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水牛のお尻のどアップも撮り放題。
そうそう、水牛は歩いていてもお構いなしに、やらかします。
ご注意ください。 -
由布星、よろしくたのんます!
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もっとも角が立派なのが慎太郎。
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さあ、西表島に向けて出発。
今は干潮なので、海水はほとんどありません。
水牛の負担は少ないそうです。水深があると、水の抵抗があるので、
引っ張れる重さも限られるのだとか。
水の中を歩く方が絵にはなるかもしれないけれど、浅くて良かったね。 -
水牛使いの中で一番歌が上手い人に当たりました。
もう少し長く渡って行きたかったな。 -
表紙の写真です。
角の長い最長老を撮りたかったけれど、
彼もなかなかいい味を出していました。 -
由布島に来たら、絶対に撮りたかったのが、海を渡る水牛車。
予想よりかなり短かったけど、満足です。 -
本当に短い時間なのですが、このシーンが一番印象に残っています。
ここだけは、端折ってはいけません。 -
前後左右に盛大に揺れる水牛車の上で撮るのは、
なかなか至難の業ですが、先頭ならではの一枚です。 -
慎太郎が海を渡って行きます。ご苦労さん。長生きしてね。
-
大原港に向かうバスの中から見えた西表大原郵便局のイリオモテヤマネコ像。郵便局のある大原交差点には「日本最南の信号機」があります。
これからフェリーに乗って、竹富島へ向かいます。
次回は、レンタサイクルで竹富島を巡ります。西表大原郵便局 名所・史跡
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