県民割バスツアーを初めて利用してみた～千栗土居公園の舞妃蓮と伊万里風鈴祭り～

2022/07/09 - 2022/07/09

溶けるように熱い日本の夏がやってきました。そして、蓮の開花を楽しむフォートラメンバーさんの旅行記がちらほら掲載されるようになりました。そろそろ蓮の季節ですね。

残念ながら、私の近辺には蓮の名所はありません。ちょっと、遠出しても・・・とネットで調べると、佐賀県多久市の聖光寺の大賀蓮が綺麗らしい。でも、最近の暑さで主人は仕事から帰るとヘロヘロです。運転は彼一人なのでちょっと遠いかな・・と考えていると、佐賀県民割を使って聖光寺の大賀蓮を見に行くＹ旅行のお得なツアーを見つけました。聖光寺の大蓮の他に、伊万里の風鈴祭りも連れて行ってくれてランチつきの日帰りツアーです。
代金は、佐賀県民割で半額になるので一人3900円で2000円の地域クーポン券付き。
自宅から伊万里(佐賀武雄IC)までの高速料金が片道3770円ですがから、これは、絶対にお得だわ。主人も運転しなくていいし・・ということで、あまり乗り気でない主人を引っ張り出して、県民割バスツアーなるものに初参加してきました。

エリア 伊万里(佐賀)

旅行数日前に、6月後半の大雨で聖光寺の大蓮が流され、全滅したのでコースを変更しますと連絡がありました。残念ですが、仕方ありません。

出発時刻も少し早まり、7時15分に小倉を出発しました。すぐに高速にのり、途中、基山PAでトイレタイム。下りの基山PAは、SAに負けない設備を誇ります。何故か、上りの基山PAは、しょぼいんですよね。

9時30分ごろ、佐賀県三養基郡みやき町にある千栗土居公園に到着しました。

聖光寺の代わりの訪問地です。観光協会の方がバスを待っていて、パンフレットを渡してくれました。

ちなみに、私たちが参加したこのバスツアーは土曜日出発ということもあって、キャンセル待ちが10組以上という大人気ツアーでした。
バス５台で北九州を出発しましたが、密を避けるためか、出発時間や訪問順をずらすなどして、他のバスの方といっしょになることはありませんでした。

予想以上に広い蓮池にびっくり。9700㎡だそうです。

パンフレットを読むと、一番広い三分の二の広さに咲くのは、食用の蓮だそう。花期が七月下旬から八月中旬と書いているので、これからですね。

食用蓮なので、葉っぱが元気。きっと、蓮根にもりもり栄養がいっているのでしょう。写真だと、蓮の花が小さく見えますが、とっても大型の蓮で存在感抜群です。
主人も「おおきいねえ～」とその花の大きさにびっくりしていました。

蕾は鮮やかな桃色ですが、

開花すると爪紅になります。

一番南側にある小さな蓮池には、「二千年蓮」と「舞妃連」が植えられています。

舞妃連がたくさん咲いていて、見ごろと言ってよい開花状況でした。小さな花なので、遠くから見ると「睡蓮？」と思いましたが、

蓮ですね。茎がしっかり伸びています。

舞妃連は、大賀蓮と王子連の交配種だそうです。小型の蓮ですね。

前夜雨が降ったので、露玉がキラキラして綺麗でした。

私がよく見る中国の宮廷ドラマでは、蓮の葉の朝露を集めてお茶を入れるというエピソードが出てきます。

綺麗な蓮の花に出会えて満足しました。

バスの中で地域クーポン券が配られました。一人2000円分いただけました。当日使い切らなくてはいけません。佐賀のクーポン券は1000円券ではなく、500円券なのがグッドです。

その、クーポン券を使うべく案内された「道の駅　大和そよ風館」

この道の駅は私の旅行記によく登場します。佐賀県にある道の駅では一番よく訪問している道の駅です。


クーポンを握りしめて、お買い物ダッシュしたので写真はありません。(笑)

この道の駅で買いたいものはいっぱいあるので、二人分4000円の地域クーポン券では足りませんでした。

その後、高速に乗って次なる訪問地大川内山に来ました。


大川内山は、鍋島藩の徹底した管理のもと「色鍋島」などを生み出した藩窯（はんよう）があった山です。 製陶の秘法を守った関所を抜けると三方を山に囲まれた「秘窯の里」が広がっています。

この陶製の橋を渡り、窯元が並ぶ小さな集落へ向かいます。

大川内山では、6月から8月まで風鈴祭りが行われていますが、最近流行りのお寺や寺院で行われている風鈴祭りをイメージすると、ちょっと、拍子抜けするかも。

写真は、駐車場に飾られていた「風鈴」　観光客向けの風鈴飾りはこれだけでした。

風鈴は、もちろん伊万里磁器です。窯元が軒を並べているので、風鈴は各お店で買うことができます。1000円～5000円ぐらい。

欲しかったですが、家はマンション高階で風がとっても強いので飾るのは無理だよね～となりました。

坂道の両側にずらりと並ぶ窯元の店先に「風鈴」が飾られています。

散策している途中、風鈴の音が響いて、趣がありました。

私的には伊万里焼は「壺」や「飾り皿」のイメージが強くて、生活雑器という感じはしません。
手書きなので、お値段も素晴らしく、ちょっと手が出ません。

ただ人里離れた山奥にある集落なので、秘境感アリアリです。

この日はちょうど、TV「世界の果てまでイッテQ」のロケが行われていました。添乗員さん情報によるとゲストは、デヴィ夫人と出川 哲朗さんとのこと。

訪問したのがちょうど正午すぎだったので、残念ながらランチタイムでお二人とも不在でした。(泣)

散策中も、風鈴の涼し気な音色に癒されました。でも、正午の炎天下、暑くて、暑くて、主人はギブアップ。かなり見学時間を残して観光バスに戻りました。

ランチは、バスで10分ほどのところにある「ごっつぉ屋　真心」さんで。

グループごとに席を準備してくださっていました。

メニューは、佐賀牛焼きしゃぶ＆海鮮丼

佐賀牛が柔らかくて、とっても美味でした。海鮮丼もボリュームたっぷり。お腹いっぱいになりました。

この後、有田ポーセリングパーク売店で最後のお買い物タイム。「地域クーポンを使い切ってください」と添乗員さん。

私は、午前中、道の駅でクーポンを使い切っていたので、甘酒ソフトを食べてのんびり。主人は、気に入った飯椀を見つけてゲットしてました。

有田ボーセリングパークは、現在は、宗政酒造さんが運営しています。売店は陶器はもちろん、酒類が充実してました。

さあ、この後は北九州へ戻ります。バスの中で私も主人も爆睡しました。

暑いので、ツアーメイトのみなさんは集合時間より早く集まることが多く、予定よりも早く17時30分ごろには小倉に帰着しました。

予定された聖光寺に行くコースだったら、基山のライチ園にいくはずだったそう。お客さんからのクレームがあり、そのお詫びに一人1個ライチも帰りのバス車中で配られました。
「国産の、１つ300円のライチです。冷やして食べてください」と添乗員さん。

主人は、自分で運転した方がいいと言ってましたが、お土産ももらって、とってもお得なツアーでした。県民割ツアーが再開されたらいいコースを探してまた行こうかな。