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9年前の2度目のパリ、街歩きの模様をアップ!<br /><br />図らずも2度目のパリです。<br />(最初のパリ旅行記、予告編はこちらから↓<br />http://4travel.jp/traveler/tokyo_ojisan/album/10607273/ <br />本編はこちらから↓<br />https://4travel.jp/travelogue/11665305)<br /><br />2日目の月曜日は、夕刻の業務終了後、パレ・ロワイヤル、ギャルリー・ヴェロ・ドダ、商品取引所、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ、証券取引所、パサージュ・デ・パノラマ、パサージュ・ジュフロワ界隈を散策。<br /><br /><br />「パリは石造りの都なので、何百年も昔の建物がごく当たり前のように残っている。ノートルダム大聖堂は十二世紀、アンヴァリッドでも十七世紀に遡る。いたるところに数世紀を経た建物ばかりなのだ。<br /><br /> ところが不思議なもので、こうした古い建物の中に入っても昔の雰囲気というものはあまり伝わってこない。それもそのはず、それらの多くは宗教施設あるいは公共建築で、人々がそこに住んでいた生活の名残のようなものは全くないのである。<br /><br /> これに対して、たかだか二百年か百五十年前に建てられたにすぎないのに、えらく古い印象を受ける建物というものがある。パサージュ passage がそれである。<br /><br /> パサージュとは動詞のパサー passer (通り過ぎる)から生じた名詞形で、道と道とをつなぐ通り抜け道のこと。したがって上に屋根があろうとなかろうとパサージュと呼ぶが、普通は、ガラス屋根で覆われたパサージュ (passage couvert) 、しかも両側に商店が立ち並ぶアーケードの商店街をこう呼んでいる。(中略)<br /><br /><br /> 第二帝政に入った頃から、パサージュは急激にすたれはじめる。デパートという新しい商業形態が登場したからである。その結果、どのパサージュもテナントがどんどん入れ替わり、ついには骨董屋とか古着屋、古本屋とかいった店ばかりになった。しかもその状態が何十年も続いたのである。一言でいえば、パサージュは1920年代には、店舗もさることながら、それ自体が早くも化石のような建物と化してしまったのである。(中略)<br /><br /> 最盛期には四十近くもあったパサージュも現存するのは十九か所ほどだが、近年その独特なレトロ空間が注目されている。パレ=ロワイヤルと商業取引所の間にあるギャルリ=ヴェロ=ドダは床の白と黒の大理石の市松模様が美しい。<br /><br />(後略)」(「文学的パリガイド」 鹿島茂 中公文庫)

2度目のパリ(出張のついでに31-4)月曜日、仕事の後の街歩き② 何だかおしゃれ、"Fruits de Mer" で買物する男性の後ろ姿!

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2013/04/15 - 2013/04/15

228位(同エリア16385件中)

旅行記グループ 2013年4月 2度目のパリ

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旅熊 Kokaz

旅熊 Kokazさん

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9年前の2度目のパリ、街歩きの模様をアップ!

図らずも2度目のパリです。
(最初のパリ旅行記、予告編はこちらから↓
http://4travel.jp/traveler/tokyo_ojisan/album/10607273/ 
本編はこちらから↓
https://4travel.jp/travelogue/11665305

2日目の月曜日は、夕刻の業務終了後、パレ・ロワイヤル、ギャルリー・ヴェロ・ドダ、商品取引所、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ、証券取引所、パサージュ・デ・パノラマ、パサージュ・ジュフロワ界隈を散策。


「パリは石造りの都なので、何百年も昔の建物がごく当たり前のように残っている。ノートルダム大聖堂は十二世紀、アンヴァリッドでも十七世紀に遡る。いたるところに数世紀を経た建物ばかりなのだ。

 ところが不思議なもので、こうした古い建物の中に入っても昔の雰囲気というものはあまり伝わってこない。それもそのはず、それらの多くは宗教施設あるいは公共建築で、人々がそこに住んでいた生活の名残のようなものは全くないのである。

 これに対して、たかだか二百年か百五十年前に建てられたにすぎないのに、えらく古い印象を受ける建物というものがある。パサージュ passage がそれである。

 パサージュとは動詞のパサー passer (通り過ぎる)から生じた名詞形で、道と道とをつなぐ通り抜け道のこと。したがって上に屋根があろうとなかろうとパサージュと呼ぶが、普通は、ガラス屋根で覆われたパサージュ (passage couvert) 、しかも両側に商店が立ち並ぶアーケードの商店街をこう呼んでいる。(中略)


 第二帝政に入った頃から、パサージュは急激にすたれはじめる。デパートという新しい商業形態が登場したからである。その結果、どのパサージュもテナントがどんどん入れ替わり、ついには骨董屋とか古着屋、古本屋とかいった店ばかりになった。しかもその状態が何十年も続いたのである。一言でいえば、パサージュは1920年代には、店舗もさることながら、それ自体が早くも化石のような建物と化してしまったのである。(中略)

 最盛期には四十近くもあったパサージュも現存するのは十九か所ほどだが、近年その独特なレトロ空間が注目されている。パレ=ロワイヤルと商業取引所の間にあるギャルリ=ヴェロ=ドダは床の白と黒の大理石の市松模様が美しい。

(後略)」(「文学的パリガイド」 鹿島茂 中公文庫)

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2013年4月 2度目のパリ

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