2022/05/25 - 2022/05/25
1259位(同エリア5572件中)
みーみさん
この旅行記のスケジュール
2022/05/25
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神戸商船三井ビルディングが竣工100年を記念して、普段は一般の人は入れないエントランスホールの見学を開放しているときいて行ってきました。
元々は大阪商船の神戸支店として1922年(大正11年)に建てられたもので、1964年に三井船舶と合併したため、「商船三井ビル」と呼ばれています。
設計は渡辺節、構造設計は内藤多仲。
戦災や高度経済成長、阪神大震災などをくぐりぬけてきた建物です。
商船三井ビル見学前には、新港エリアへ。
神戸の中ではポピュラーな観光地エリアではないですが、大規模な近代
建築が固まった残っていて、個人的にはとっても楽しかったです。
特に三井、三菱、住友の三つの倉庫が並んであるのが個人的には
ツボでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
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三宮からフラワーロードを歩いて南下すると、右手には東遊園地があります。
遊園地といっても、公園ですが、現在リニューアル工事中。東遊園地 公園・植物園
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ルミナリエの会場のひとつとしても有名ですね。
東遊園地 公園・植物園
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こうべ花時計と、その後ろは令和4年3月に開館したばかりのこどもの本の森です。
東遊園地 公園・植物園
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設計は安藤忠雄さん。
東遊園地 公園・植物園
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神戸税関が見えてきました。
税関の食堂でお昼でも、と思っていたんですが、残念ながら、コロナで関係者以外は建物にも入れないようになっていました。神戸税関 名所・史跡
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神戸税関を反対側から見た所。
税関の建物はオリジナルのものからだいぶ増築・改築されています。神戸税関 名所・史跡
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その神戸税関の向かいにあるのが、kiitoデザイン・クリエイティブセンター神戸の建物です。
デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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イチオシ
建物は1927年竣工の旧神戸市立生糸検査所です。
モダン建築とゴシック様式をミックスしたような独特なデザイン。
建物全体や窓などは直線的なモダン建築で、そこに縦の線を入れて、特に入口両脇の塔は突き抜けて中世のお城のようです。デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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入口はまさにゴシック。入口上部の不思議な形は蚕を表しているそうです。
デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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入口を入るとすぐ階段があります。
何の形? やっぱり蚕?繭?生糸関係でしょうか。
建物の大きさのわりには階段が狭い感じがします。デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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階段は両側にあります。
後ろ側、反り返ってますね。デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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2階には検査機器などが展示してあります。
国や市が検査をして、お墨付きを与え、粗悪品が出回らないように品質管理をしていたわけですね。デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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当時の生糸の産地や会社のロゴのラベルが展示してありました。
デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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展示してあったのは主に西日本の県のものでしたが、九州、四国、中国、関西、東海地方とあらゆる地域で、生糸が作られていたんですね。
当時の日本の主要輸出産業だったことがよくわかります。デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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ステキなデザインばかり。
デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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GUNZE(グンゼ)AYABE(綾部)RAW SILKの文字が見えます。
上はPheasants(雉)、下はDaisy(ひなぎく)。デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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KATAKURA INDUSTRY(片倉工業)TOMIOKA(富岡)の文字が見えます。
デザインクリエイティブセンター神戸 名所・史跡
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神戸市立生糸検査所の東側に建つのが、旧国立生糸検査所で、1932年の建物です。
ゴシック様式の建物で塔屋のあるデザインは旧心斎橋大丸百貨店とよく似ています。 -
二つの生糸検査所が隣り合っていますが、市立と国立、それぞれどのような役割だったのか、どのように住み分けしていたのか、よくわかりません。
市立だけだは間に合わなくなったので、国立検査所も作ったということ? -
とても規模の大きい建物ですが、裏側はこのようにタイルが張ってありません。竣工当時は全部張られていたのかどうか定かではありませんが、元々張っていなかったような感じは受けます。
当時の正面は海側だったのでそちら側だけに力を入れたんでしょうか。 -
旧神戸市立生糸検査所の南側には新港貿易会館という建物がありました。
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アール、スクラッチタイル、丸窓・・昭和5年のモダニズム建築です。
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イチオシ
玄関。
関係者以外立ち入り禁止なので、写真はここまでです。 -
玄関上部にはステンドグラスが嵌められています。
左右対称の幾何学模様のようですが、真ん中はドームのある建物、青い部分は海に見えたりもするんですが、どうでしょう。 -
モダニズム建築ではよく丸窓が使われますが、港湾関係の建物なので、船のような丸窓はぴったりですね。
ただの丸窓ではなくて、ステンドグラスになっていますが色ガラスではありません。 -
違うデザインもあります。
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玄関の照明器具。
オリジナルの物がよく残っているビルです。 -
さて、お昼は新港貿易会館の向かいにある神戸港福利厚生施設神戸ポートオアシスで。
ごく最近できた建物みたいですが、新港貿易会館と呼応するようなデザインですね。ピアハウス オアシス グルメ・レストラン
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ポートオアシス一階のピアハウスオアシスで昼食をいただきました。
お客さんは周辺で働いている人がほとんどでしたが、一般の人でも利用できました。
好きなおかずを2品に、ご飯、お味噌汁、つけものが付いたA定食で、550円。
近くにあったら、毎日でも行っちゃいそう。ピアハウス オアシス グルメ・レストラン
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この新港突堤からは宮崎や高松などへのフェリーが出ています。
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新港エリアには三井、三菱、住友と旧三大財閥のほとんど同時期に建てられた倉庫がそのまま三つ並んで残り、今も現役の倉庫として活躍していました。
まず、三井倉庫ですが、建設は1926年。 -
イチオシ
三井倉庫はアーチのデザインが目を引きます。三井倉庫の赤い文字上には丸に井桁三の三井のシンボルマークが見えます。
三井銀行の倉庫部である東神倉庫として建てられましたが、昭和17年に三井倉庫に社名変更をしています。 -
イチオシ
スリーダイヤの三菱倉庫は1925年の建設です。
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一階部分の連続アーチが特徴です。
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イチオシ
1926年建設の住友倉庫は装飾的なものはなし。
直線に徹しているのが潔いですね。壁には住友の井桁のマーク。 -
ほとんど同時期に神戸に大きな倉庫が建てられたのは、1923年に関東大震災が起きたことがひとつの大きな要因じゃないかと思われます。
生糸輸出も横浜中心だったのが、関東大震災でダメージを受けて、神戸が代わりの積出港となり、生糸検査所も設置されたんだと思います。 -
イチオシ
東遊園地の裏手にある日本真珠会館にやってきました。
周囲は新しい高層マンションなどが建ち並ぶ地域になっていましたが、ここだけは違う雰囲気が流れていました。
1952年の戦後モダニズム建物です。神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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一階は黒御影石、2階以上は白いタイルと薄緑(青?)の壁。
4階部分は真珠鑑定に必要な光をとりいれるために水平連続窓になっています。神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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外壁など、修理が必要じゃないかなーと思いましたが、どうも建て替えの話もでているようです。
ただ、建て替えはもうずいぶん前に決定してるみたいですが、いまだに工事は行われていないようです。所有者としては高層ビルにして有効活用したいんだろうなあとは思います。
でも、建て替えはもったいないなあ・・。震災でも倒れなかったということは強度的に問題ないということでは?
神戸はレトロビルの価値は十分知っていると思いますが、戦後の建物には冷たい?神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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窓の直線的なアイアンワーク。
神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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室内の様子。
神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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階段のオリジナルの蛍光灯。
神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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一階はパールミュージアムになっています。真珠の様々な母貝の展示から、なぜ神戸で真珠産業が盛んになったか、真珠会館の建物についての展示など、コンパクトながら展示は盛りだくさん。
神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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パールツリー。
神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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復興の鐘。
真珠で作ったオブジェも一見の価値ありですよ。
入場も無料です。神戸パールミュージアム 美術館・博物館
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旧居留地の15番館は震災で倒壊しましたが、オリジナルの資材を使って再建されました。
旧居留地時代の唯一残る木造の建物です。旧居留地15番館 名所・史跡
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イチオシ
商船三井ビルにやってきました。
角に入口を取り、上にはひときわ高く半円形のペディメントを掲げているところがとても印象に残るビルです。
明るく、華やかで、おおらかな雰囲気が大好き。商船三井ビル 名所・史跡
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テラコッタ装飾。
一階は店舗になっており、今はゴルフ関係のお店になっていました。商船三井ビル 名所・史跡
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イチオシ
オフィス部分のエントランスは北側にあります。
商船三井ビル 名所・史跡
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この写真は人がいなくなるのを待って撮りましたが、平日の昼間なのに、けっこう見学者がいてちょっと驚き。
商船三井ビル 名所・史跡
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玄関の天井照明。
商船三井ビル 名所・史跡
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蛍光灯のシャンデリアが天井に影が映ってダイヤモンドみたいな形になってます。
この照明がオリジナルかどうかはちょっとわかりませんが、蛍光灯みたいなので当初のものではないのかな?商船三井ビル 名所・史跡
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床は意外や、かわいいタイル張り。
商船三井ビル 名所・史跡
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ブルー、グリーン、ベージュ、白といった色合いもいいですね。
商船三井ビル 名所・史跡
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イチオシ
一番の見どころは蛇腹式のエレベーターです。
商船三井ビルに現役の蛇腹エレベーターがあるのは知りませんでした。
京都の東華菜館、銀座の奥野ビルにありましたが、まだ、日本に、他にもあるのかなあ。商船三井ビル 名所・史跡
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回数のボタンを押すと自動の止まってくれるというのではなく、このレバーで手動でするそうです。
現役のエレベーターですが、その技術を持っている人は数人しかいないので、ほとんどの人は新しいエレベーターに乗るそうです。商船三井ビル 名所・史跡
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エレベーターの天井。
商船三井ビル 名所・史跡
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エレベーターの階数表示。
商船三井ビル 名所・史跡
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渡辺節設計の大阪ダイビルや、東京の丸ビルなどは建て変わってしまい、この商船三
井ビルが全国でも唯一残っている大正期の大規模賃貸オフィスビルです。商船三井ビル 名所・史跡
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商船三井ビルの隣に建つのは海岸ビル(旧三井物産神戸支店)設計は神戸で多くの建物を造った河合浩蔵です。震災でかなりのダメージを受けたので、新ビルを建築する際に旧館の外壁を低層部分に再構築しています。
その昔は、商社や船会社などのビルがずら~っと並んだ景色は海側から見ると壮観だったでしょうね。海岸通りには今もけっこう近代建築のビルは残っていますが、海側から眺めると高速道路で遮られてしまってちょっと残念。商船三井ビル 名所・史跡
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こちらは旧郵船ビルです。曽爾中條設計事務所の作品ですが、今は神戸メリケンビルという名前になっているようです。
神戸メリケンビル 名所・史跡
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神戸メリケンビルと道路を挟んで反対側の辺りに位置するのがこの建物。
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シンプルなモダニズム建築ですが、入口付近のデザインはなかなか凝ったつくりになっていますね。
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海岸ビルヂングは総合商社兼松の前身である貿易会社兼松商店の本店として明治44年に建てられました。
設計は海岸ビルと同じ河合浩蔵です。
海岸通りに残っている戦前のオフィス建築では、明治時代のこの建物が一番古いかもしれません。海岸ビルヂング 名所・史跡
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元々は大きなペディメントが載っていたそうですが、戦災で焼失しました。
海岸ビルヂング 名所・史跡
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それでも壁面の装飾はたっぷり。
海岸ビルヂング 名所・史跡
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この一直線に延びる階段がすごい!
海岸ビルヂング 名所・史跡
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海岸ビルヂングのすぐ横にある戦没した船と海員の資料館を見学しました。
戦没した船と海員の資料館 美術館・博物館
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戦時中、徴用された船の写真、あるいは写真のないものは名前だけのプレートが壁じゅうに掲げられています。
商船・客船はもちろん、木造の漁船まで、水に浮くものならなんでも、と言う状況だったようです。
乗組員はもちろん職業軍人ではなく民間人でした。戦没した船と海員の資料館 美術館・博物館
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船の模型も多数。
無料で見学できます。資料館とあるように、戦没した船や乗組員の資料の収集も行っています。戦没した船と海員の資料館 美術館・博物館
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資料館見学を終えて元町のほうへ帰る途中、栄町の乙仲通りはおしゃれな雑貨屋さん
とかカフェ、レトロなビルなどが並んで、なかなか魅力的なエリアでした。乙仲通り 名所・史跡
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栄町ビルディング。
乙仲通り 名所・史跡
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とても個性的な某社のオフィスビル。
乙仲通り 名所・史跡
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一階にがっしりとした石張りで、軽やかなモダニズム建築とは一線を画すデザインですね。
乙仲通り 名所・史跡
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LIMA COFFEEというお店が入っている(お休みでしたが)クラシカルな建物もありました。
乙仲通り 名所・史跡
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2階建てのこじんまりとした建物。今、横は駐車場ですが、横側にも窓がたくさんあるということは、昔も隣には何もなかったのか?
乙仲通り 名所・史跡
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窓の周りにもちゃんと装飾が。
乙仲通り 名所・史跡
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元町商店街に戻って、昭和の喫茶店「元町サントス」で一休みしました。
元町サントス グルメ・レストラン
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レトロ感あふれるフルーツパフェをいただきました。
若いカップルから、女性のグループ、サラリーマン風の一人客など、ほんとに
いろんなお客さんで賑わっていました。元町サントス グルメ・レストラン
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三宮に戻ってきました。
三宮駅前のそごう百貨店は現在は阪急百貨店になっています。
で、その建物なんですが、一見戦後に建てられたような普通のビルに見えますが、実は昭和8年に建てられた近代建築。増築され外壁も変わり、外から見ても、中で買い物をしていても、昭和8年建設感は感じられません。神戸阪急 百貨店・デパート
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でも、地上から地下へ降りる階段部分に昭和8年建設の証拠がバッチリ残っています。
神戸阪急 百貨店・デパート
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この階段、店内でなく、外階段のようになっているので、普通にしていたらあまり通らない場所かもしれません。
人通りも少ないです。神戸阪急 百貨店・デパート
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この壁のくりぬき、いいですね~。
神戸阪急 百貨店・デパート
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リニューアルしたばかりなので、建物そのものの建て替えは当分ないのではないかと思っています。
この戦前に建てられた本館は阪神淡路大震災でも崩れずその耐久性は立証済み。神戸阪急 百貨店・デパート
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