2022九州満喫きっぷで一回り！鉄道とグルメと温泉と…vol.４（宮崎県編）

2022/06/11 - 2022/06/12

９月のダイヤ改正で、新幹線開業による長崎本線の“非電化化”に始まる特急網の再編と大規模転属による運用見直しが行われます。ＪＲ九州をはじめ民鉄各線に乗れる「九州満喫きっぷ」を利用して、おいしいものを食べながら温泉に浸かって、列車で一周して九州の現状をお届けしましょう。

激動の長崎・佐賀をあえて外して（笑）宮崎県を紹介します。稀少車“サンシャイン”に無料特急に…遠いけど魅力的な県です。

きっぷ：九州満喫きっぷ
旅程概要
06.11：西熊本～雑餉隈～南福岡～薬院～貝塚～古賀～熊西～出光美術館前～企救丘～田川伊田～行橋～別府～津久見～佐伯
06.12：佐伯～旭ケ丘～延岡～田吉～宮崎～

エリア 宮崎市(宮崎)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2022.06.12　宗太郎
大分県最後の駅で、わけありの客が２名ほど乗ってきて…

宗太郎駅 駅

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
県境を越えて市棚。

市棚駅 駅

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
梅雨入り前の最後の晴れ間。重連の５０７５レといい、このタイミングでよかった…

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
特急形とて、窓ガラスの汚さは容赦ない。

2022.06.12　日向長井
交換待ちは撮影タイム。

日向長井駅 駅

2022.06.12　日向長井
１日１本、後ろ３両を全部締め切りにしてクロハ１両で半室グリーンの普通列車。こういう変わった列車は関係者の注目の的だ。

2022.06.12　日向長井
日向か…ひさしぶりの宮崎だね。

2022.06.12　日向長井
こういう名所案内を掲げている駅も少なくなった。

2022.06.12　日向長井
元々は「有明」用の４両編成。

2022.06.12　日向長井
宿毛～佐伯の船便がなくなったため佐伯で１泊せざるを得ないが、こういう列車もいかがだろうか。

2022.06.12　日向長井
特急「にちりん」も現在は全て７８７系。

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
小窓が整然と並び、飛行機のような荷棚、シートピッチの広い座席…日本一の特急形電車の名残が随所にみられる。

北延岡駅 駅

2022.06.12　延岡
延岡に到着！

延岡駅 駅

2022.06.12　延岡
普通列車で来たのはだいぶ久しぶりだ。

2022.06.12　延岡
スイッチャーが新しい。

2022.06.12　延岡
こんな車両もあったのか！

2022.06.12　南宮崎ゆき普通列車車内
汚れた大きい窓は８１７系。五ヶ瀬川を渡って…

2022.06.12　旭ケ丘
２つめの旭ケ丘で下車。

旭ケ丘駅 駅

2022.06.12　旭ケ丘
当駅に特に用事があるわけでもなく…

2022.06.12　旭ケ丘
次のトトロ…いや、土々呂で行き違う電車に乗る作戦である。

2022.06.12　旭ケ丘
やってきたのは“サンシャイン”。国鉄の懐事情で８両だけ製造された交流電車である。

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
再び五ヶ瀬川。

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
車内は“レッドエクスプレス”こと４８５系のシートが使われている。国鉄が製造した貴重な交流電車に４８５系で使われていた椅子まで使っているのに注目度が低いのは、デザイナーの趣味がどうも裏目に出ているのかもしれない。

2022.06.12　延岡
原色とアルファベットラッピングを多用し、四半世紀前のＪＲ九州の雰囲気を色濃く残す車両。食傷気味の観光特に急がないはあまり走っておらず、特急網を拡充しバスと熾烈な争いを繰り広げるＪＲ九州が元気に満ち溢れていた時代でった。

2022.06.12　延岡
「にちりん４号」がやってきた。博多どころか小倉にも届かない大分止まりとなって久しく、７８７系の代名詞シルバーメタリックMscM'TbMM'TTMM'cの堂々たる９両編成も失われた。サハシはサハ化され寂しい編成だが、それでも“並ロ”の先の“特ロ”や個室、ボックスといろんな選択肢を残した６両（九州では長い方）の長距離特急らしい編成だ。

https://www.youtube.com/watch?v=gFlAMwX2kaM

2022.06.12　宮崎空港ゆき普通列車車内
再び“サンシャイン”。

2022.06.12　延岡
いつまで見られるだろうか心配なのだが、ワンマン運転できるし、なによりも南九州は電車が足りない。“架線下ＤＣ”もガンガン活躍する宮崎都市圏では電車は貴重なのだ。

2022.06.12　日向市
長時間停車駅はホームに降りる。「にちりん６号」の交換待ちだ。

日向市駅 駅

2022.06.12　日向市
特急だとなかなかこうはいかない。

2022.06.12　宮崎空港ゆき普通列車車内
南九州らしい晴れ空！

南日向駅 駅

2022.06.12　美々津
美々津でもしばらく停車。

美々津駅 駅

2022.06.12　美々津
開放的な跨線橋。

2022.06.12　美々津
このあたりは例の線路で有名である。

2022.06.12　宮崎空港ゆき普通列車車内
リニアの実験線だ。

2022.06.12　宮崎空港ゆき普通列車車内
現在はソーラーパネルが並べられている様子。

2022.06.12　宮崎空港ゆき普通列車車内
リニア実験線はしばらく併走する。

東都農駅 駅

2022.06.12　宮崎
宮崎に到着！ここで乗りかえよう。

宮崎駅 駅

2022.06.12　南郷ゆき特急海幸山幸１号車内
え？

2022.06.12　宮崎
ずいぶん列車らしくない内装だが、私だってたまにはＭ戸岡デザインの観光特に急がないにも乗るのだ。

2022.06.12　宮崎
客室乗務員がしこたま乗っているが、基本ワンマン。

2022.06.12　宮崎
３桁だからといって特急形だと思ってもらっては困る。廃止になった高千穂鉄道の気動車を調達し、大改装したものだ。

2022.06.12　南郷ゆき特急海幸山幸１号車内
この列車には９席だけ自由席がある。窓割のよい１人席、ここに座ろう。

2022.06.12　南郷ゆき特急海幸山幸１号車内
無札で乗ってるんじゃないかとお思いであろうが、宮崎～宮崎空港間の特急列車の普通車自由席は乗車券のみで乗れる。拡大解釈をしなくてもわけありきっぷで乗れるのだ。

2022.06.12　南郷ゆき特急海幸山幸１号車内
大淀川を渡って…

2022.06.12　南郷ゆき特急海幸山幸１号車内
客室乗務員から検札を受けて、乗車記念カードをもらって…

2022.06.12　南郷ゆき特急海幸山幸１号車内
ワンマンだから１番前にやってきた。

2022.06.12　田吉
宮崎を出て４．６キロに９分を要し、ここで下車。遜色特急には、こんな乗り方でぜひ。

https://www.youtube.com/watch?v=KQDTbJNfsGU

田吉駅 駅

2022.06.12　田吉
こういうことでもないと、なかなか降りない駅である。逆に言うと、こういうことをしに来たのは３回目くらいである。

2022.06.12　田吉
さっきの“サンシャイン”が空港で折り返してきた。

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
向かいにはまっ黄色のキハ４０。九州はこれでいいのだ。

2022.06.12　延岡ゆき普通列車車内
ラッピングばかりなのはこの島の車両によくあることだが、鈍行は原色で塗ったくるのと椅子を減らす以外、基本手をかけない。

2022.06.12　南宮崎
サイリスタ位相制御電車は交流電車のスタンダード的な存在だったが、九州以外だと７１９系と７２１系の一部と阿武隈急行くらいじゃないだろうか。ん？あぶくま？最近乗ってないな…（笑）

https://www.youtube.com/watch?v=1zHw9IYOIv8

2022.06.12　南宮崎
下を向いて歩こう♪「にちりん」の消した後がうっすら残っているが、残念ながら現存する名称なので、遺産扱いされない。

2022.06.12　南宮崎
こちらも、もう使われていない「にちりん」だ。

2022.06.12　南宮崎
いい加減下ばっかり見てないで、上を見上げてみよう。“サンシャイン”は宮崎の青空によく合っていると思う。

2022.06.12　南宮崎
「きりしま６号」が少々遅れてやってきた。宮崎県内はたぶん全線が単線だから、他の列車の遅れをすぐに吸い込んでしまう。

2022.06.12　南宮崎
自由席だからタダ乗り区間だ。

2022.06.12　宮崎ゆき特急きりしま６号車内
カラフルヒョウ柄は７８７系のモハユニットによく見られる。この雰囲気は３０年経っても衰えないＭ戸岡デザインの最高傑作だ。

2022.06.12　宮崎ゆき特急きりしま６号車内
再びの大淀川。

2022.06.12　宮崎
遅れていたため、宮崎空港ゆきには乗れなかった。５両編成の“ハイパーサルーン”は定期運用がなくなってしまった。というか、つい１年半前まで“ハイパーきりしま”→鈍行→“ハイパーにちりん”だったからてっきり同じ列車が「ひゅうが２号」につながると思って油断していた（笑）。

2022.06.12　宮崎
ん？宮崎名物の改札がない！１・２番線から３・４番線に乗り継ぐには改札を出る必要があったのだが…

2022.06.12　宮崎
駅ビルの開業ですっかり様相が変わった宮崎駅。アミュプラザにスーパーが入居しているそうなので、半額食材でも探しに行こう。

2022.06.12　宮崎
乗る予定だった「ひゅうが２号」がやってきた。ん？インフレナンバー？

2022.06.12　宮崎
屋根上にはライトがこれでもかというくらいたくさん…

2022.06.12　宮崎
最近流行りのデータとりながら走る編成だ。コロナ禍の中で「にちりん」の県境区間が切られ、日中は半数が「ひゅうが」化された。

https://www.youtube.com/watch?v=IAcMp2IKBrw

2022.06.12　宮崎
すっかり南九州の主力になった８１７系。都城方面は、朝の上りと夕方の下りの１往復に“重連サンシャイン”４両が入る以外、普通電車は８１７系である。わざわざ普通電車と書いたのは、“架線下ＤＣ”がけっこう設定されているからだ。

2022.06.12　西都城ゆき普通列車車内
車内がすいてきたので、とりあえず昼ご飯。

2022.06.12　西都城ゆき普通列車車内
南九州ののどかな田園地帯をゆく。遮光ガラスでなおかつ汚れているので薄暗く見えるが、がっつり晴れている。

2022.06.12　西都城ゆき普通列車車内
“架線下ＤＣ”と行きかう。

山之口駅 駅

2022.06.12　西都城ゆき普通列車車内
「之」が入る３文字地名は南九州らしい。

2022.06.12　西都城ゆき普通列車車内
次の餅原は棒駅。「ばる」ももちろん九州チック。

餅原駅 駅

2022.06.12　都城
都城に到着。

都城駅 駅

2022.06.12　都城
「彗星」の終着駅でおなじみの都城。この地方都市の駅といった佇まいがたまらない。

2022.06.12　都城
みどりの窓口のマークがいいね～

2022.06.12　都城
ここからは吉都線。

2022.06.12　都城
吉松と都城を結ぶから吉都線。熊本と宮崎をショートカットするルートに組み込まれ、諸先輩方におかれては特急「おおよど」、若い世代においては急行「えびの」がなじみのある優等列車ではなかろうか。高速道路とほぼ完全に並行しているため、高速バス「なんぷう号」に大きく水をあけられていた。

2022.06.12　都城
サボ受けが車内にある。

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
いたずらはダメよ。

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
わざわざテプラみたいなので上から貼られているが、相変わらず便所。

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
こっちの書体もいいね～

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
客の都合で自由に回せる扇風機。

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
数年前からネットがかけられるようになった。国鉄マークが光る。ひっくりかえってもは反対側から撮ればよい（笑）。

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
なぜか架線が張ってある谷頭。

谷頭駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
日の字窓、金網、近郊ボックス…典型的なローカル線用の車両なのだが、どうも最近典型的でなくなってきた。

日向前田駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
急行停車駅の高原。もちろん読み方は「たかはる」。でも次の広原は「ひろわら」。ここだけ九州じゃない？

高原駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
沿線の中心は小林。

小林駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
小駅を１駅ずつ拾ってゆく。

西小林駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
３連続えびのシリーズのうち、急行停車駅だったえびの飯野。

えびの飯野駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
子どもの頃、何で「えびの」がえびのに止まらず飯野に止まるのか不思議だったが、だったら「なは」は那覇まで行かず西鹿児島止まりではないか。そういう大人の事情はあまり深く考えない方がいいのかもしれない。

えびの駅 駅

2022.06.12　隼人ゆき普通列車車内
鹿児島県に入って、ジャンクションの吉松に到着。といっても水害で人吉方面には抜けられないから、そのまま乗り続ける。

※手が滑って鹿児島編も一緒に公開してしまいました。すみません。
https://4travel.jp/travelogue/11764671

吉松駅 駅