豊洲市場に行ってみた

2022/05/21 - 2022/05/22

ＧＷに三重・和歌山と車で３泊４日の旅行をしたばかりだというのに、１カ月も経たずにはまた温泉ホテルに宿泊。
少し贅沢過ぎないか？と思ったが、ＧＷ前に奥さんが予約していたのだった。
築地市場が２０１８年９月に豊洲に移転したのをきっかけに、周辺では観光客目当てでホテルや施設が続々と増えている。
勤務地が八丁堀で築地駅の隣の駅にもかかわらず築地市場すら行った事が無かったので、この機会に豊洲市場見学を兼ねて都心のホテルステイもいいかなと。
温泉大浴場もある都心のホテルなので、伊豆半島や北関東の観光地の温泉とは違った雰囲気かもしれない。

エリア 豊洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

自宅から首都高を走って豊洲市場にあるラビスタ東京ベイに。
多少の渋滞はあったものの、１時間弱のドライブで１１時にホテル到着。
ホテル内の駐車場に駐車するが、台数に限りがあるので早い者勝ちだ。

ラビスタ東京ベイ 宿・ホテル

ロビー階に上がると、入り口前にはこんな案内が。
混雑緩和のため事前精算の受付をしているそうだ。チェックアウトは１１時だが事前受付は８：００～１０：３０。
明日は日曜日なので、自分達のチェックアウトも混雑が予想され、事前精算した方が良さそうだ。

豊洲市場駅の周辺は、まだまだ新しい建物の建築が続きそうだ。

豊洲市場を見学に行く手前には、色々な店が並んでいる。
昼食は、この中のどこかで食べようかな。

市場の方まで店が続く。
こりゃ昼食の店を決めるのに迷うなあ。

おや、イタリアンもあるのね。
しかしニンニクを炒める匂いが漂って、他の寿司店や海鮮丼の店にまで影響が無ければいいが。

魚河岸トミーナという店
期間限定パスタは、１９６０円～３２３０円と結構なお値段ですな。
ズワイガニの身をたっぷり使ってトマトクリームであっさり仕上げた「ズワイガニのカルボナーラ」（サラダ付き２７００円）は人気らしいので食べてみたい。

一先ずコーヒーブレイク。
店内でもテイクアウトでも可。ブレンドスモールサイズ２４０円。

豊洲市場は、２０１８年１０月１１日に開場。
もう３年半も経つのか。
当時は、市場内の地下ピットに汚水だか雑排水だかが流れ込み、衛生面で問題になり連日テレビで取り上げられ、小池都知事が苦労していた。
その問題も今では解決されたが、次はコロナ感染で人類が苦労した。
そんなこんなで苦労の連続だったが、今年の４月２５日から市場見学が再開された。
この写真は、なんとなくボケているように見えるが、実は過去のイベントに参加した人たちの顔写真でモザイクアートとして作成されている。

市場内の案内板。

当然と言えば当然のような気がするが、さかなクンは何回も訪問している。

市場見学は、５時～１５時まで。基本は月～土曜までで、マグロのセリを見たい場合は、事前申し込みの抽選制のようだ。

この廊下を進むと・・・

水産卸売場棟に。

入るといきなり大きなマグロが出迎えてくれる。
が、このマグロはただ者ではなかった。

築地市場で取引された最大級のマグロの模型だった。
４９６㎏、２.８８ｍ、１９８６年４月に鹿児島県種子島沖で漁獲され、宮崎県日南市油津港に水揚げ、その後に築地市場へ出荷。

ガラス越しなので、綺麗に撮れなかったが、早朝にセリが行われる場所だ。

セリで使われる数字を表すサインを「手やり」というそうだ。
そんなに複雑ではないので、覚えると面白いかも。

さすがに土曜日の１２時近くになると、場内は閑散としている。

魚介類の種類によってフロアや場所が決められている。

個人的に刺身の中で大好きなマグロ。
一般的には大トロ・中トロが好まれるが、自分は赤身が一番好きだ。
マグロの部位もかなり沢山に分けられる。
最近、勤務先の近くの寿司屋を新たに発見して入ってみたら、脳天やほほ肉の炙り丼があり、１尾から採れる量も少ない希少部位だが、これは美味かった。

さて市場見学はこれくらいにして、昼食の店を探す。市場と反対側にも食事ができる店があったので行ってみる。
江戸前場下町と名付けられている。

江戸前場下町 グルメ・レストラン

う～ん、こちらも旨そうな店が並んでいる。

全部で２０近くの店が出店。
どれも美味そうで本当に迷う。
ＢＢＱができる店もあるので行ってみたが、１６時まで予約で一杯だった。

迷った末に市場の建物に戻り、この店に決定。

天ぷら 愛養 グルメ・レストラン

寿司や海鮮も食べたかったが、ある理由があって天婦羅の「愛養」に決めた。
その理由は、ホテルの朝食にある。

市場内の店は、どの店も店内は広くない。
基本的に市場に出入りする業者や関係者のための食事を提供する事がコンセプトなので、店内は広くないと聞いた事がある。

キター！
人気店なのか店の前で１５分ほど待ち、店内でも調理に時間がかかるので料理が運ばれて来たときは感激ものだ。
廉価版の天丼１６５０円。

奥さんは天ぷら定食。これも廉価版の１６５０円。

他には上天丼２６５０円、海鮮丼と天ぷら３３００円、寿司御膳３８５０円、炙りトロうにイクラ丼４０００円なんてのもある。
どれもネタは市場直結なので新鮮で美味い。もちろん我が家にとっては高額な廉価版の天丼や天ぷら定食も美味しく戴きました。

どの店も行列必死なので、１０分以上は並ぶ覚悟が必要だ。

中には「市場関係者専用、一般の方は利用できません」という看板を出している店もあった。

道路を挟んだ反対側にも何やら施設があったので行ってみた。
水産仲卸売場棟とある。

こちらも店がズラリと並ぶが、昼過ぎになるとシャッターを降ろしてしまっている。

この中にはテリー伊藤氏のお兄さんが経営する玉子焼きの店「丸武」が有名だ。店は開けていたが、お兄さんは２０２１年１２月１９日に亡くなっている。

１５時近くになったので、チェックインのためにホテルに戻る。

ラビスタ東京ベイ 宿・ホテル

ラビスタ東京ベイは、ゆりかもめ市場前駅から徒歩１分。

ロビー階はシックな色調でまとめられている。
画像では暗く写っているが、実際はもっと明るい。

チェックインの人で行列ができている。事前にチェックイン時刻が記載された紙をもらっていたが、それでも２０人以上の行列ができていた。

ロビー階には、オアシスという喫茶店がある。

ホテル入り口脇にあるクラブラウンジは、１４時～２１時までオープン。
クラブラウンジと大そうな名前が付いているが、何のことはないセルフのマシーン抽出のコーヒーやティーバッグの紅茶だ。
宿泊者は無料のサービスと思ったが、なんと有料だった。

小腹が空いたらケーキやサンドウィッチもある。

オアシス自家製スイーツもあるでよ。

残念ながら天気が悪く、対岸が霞んでいる。

チェックインを済ませ部屋へ。

部屋の鍵はカードタイプ。

宿泊フロアと大浴場へは、キーカードを忘れると入る事ができない。
エレベーターも階数ボタン下のセンサーにキーカードをスキャンさせなければ動かない。
このあたりのセキュリティは、外国人観光客を見込んでシステムを採用したのだろう。

最上階の１４階は大浴場とスカイバー。
３～１３階が客室。

静かで雰囲気のある廊下を進む。

部屋は１２階のツインベッドルーム。
泊るだけなら十分な広さだ。

このホテルは、大き目のタオル掛けが用意されている。

洗面所は、洒落た洗面器が設置されている。

バスルームも天然温泉大浴場があるので入る事はない。

便器も今時のオシャレなウォシュレット便器だ。

部屋からの眺望は、シティビュー。

部屋の位置によっては向い側のオフィスとこんにちは状態になる。

もう１つ大事な事がある。
女性は大浴場に入る際に、毎日変わる暗証番号を浴室ドアに入力しないと入れないらしい。

６時半になったので、夕食を食べに行く。
ラビスタ東京ベイでは、夕食は用意されないのでホテル内のレストランへ行くか、外へ食べに行く事になる。

ホテルに隣接するステージアラウンドトウキョウ。
るろうに剣心が催されているが、どんな施設なのだろうか。
調べてみると、「周囲を取り囲む３６０度全てに展開されるステージ、その中心に巨大な円形の観客席を配置。巨大なお盆に乗った観客席、それ自身が回転しながら、舞台、映像、音楽、照明、全てが画期的な方法で融合することで、これまでにない感覚を体験させてくれるアジア初の没入型エンタテインメント施設」との事。
機会があれば１度は入ってみてもいいかも。

IHIステージアラウンド東京 名所・史跡

本日の夕食は、ここで食べる。
CITABRIA（サイタブリア）ベイパーク　グリル＆バー

サイタブリア ベイパーク グリル バー グルメ・レストラン

オープンエアのフードコートと言えば雰囲気が伝わるだろうか。
一応パラソルが各テーブルに設置されているが、雨を凌ぐには心もとない。
雨雲が依然として空を覆っているが、大丈夫だろうか。

右手の一段上がった場所でオーダー、会計、受取りを行う。

メニューは、アルコール類、ピザ、チキン、フィッシュ＆チップスと各種。
なんと！！モエやドンペリも飲める。
グラスだけでなくピッチャーで注文できる種類もある。

センター部で注文と会計。

右側がドリンク類の受取り窓口。

左がフード類の受取り窓口。

まずはちょっと珍しいハートランドというビールで乾杯。

オーダーした料理は、自分で取りに行くセルフスタイル。
味もまあまあイケる。

７時を過ぎると流石に暗くなる。
ふと気付くと、豊洲埠頭に架かる環二通りの橋がライトアップされていた。

対岸の月島に建つ高層マンションの灯りが綺麗だ。

８時近くなり、雨が降り出す前に部屋に戻ろう。

ラビスタ東京ベイ 宿・ホテル

ロビー階のシーサイドレストラン　サチは、朝食会場となる。
SACHIのロゴの隣に掲げられているプレートを良く見ると、幸という字をデザイン化している事に気が付いた。
そして、夜９時３０分からは宿泊客に夜泣き蕎麦ならぬ夜泣きラーメンが無料で振舞われるという粋なサービスがある。
当然行列必死だが、１０時を過ぎると空いてくるので、慌てず騒がず１０時頃に行けば良いのではと思う。

実は、お昼ご飯を探してウロウロしている時に、市場前駅でマーケットが開催されていた。横目で見ながら天婦羅屋で食事をしたのだが、散策をして駅に戻るとこの本マグロ丼１０００円が半額の５００円になっていたので買っておいたのだ。
その本マグロ丼も食べなければならないので、先程のオープンレストランでは酒のツマミ程度しか食べなかったのだ。

日付けが変わって日曜日。
SACHIで朝食バイキング。

お品書きでございます。
何といってもメインは、刺身を海鮮丼にして食べるのが人気。

まずサラダと刺身。

奥さんは、イクラを大量に盛ってきた。

これじゃ朝から食べ過ぎだ。

奥さんは、沢山の種類を少しずつの作戦。
このメロンは甘くて美味かった。一般的にホテルのバイキングで出されるメロンは美味しくないが、このメロンは美味い。

満腹になったので部屋で小休止した後にチェックアウト。

せっかく近くまで来ているので、少し足を伸ばして羽田空港へ行ってみた。

今日は天気が良い。
昨日もこんな天気だったら良かったなあ。