道東癒され旅 後編～温泉に癒される

2022/05/19 - 2022/05/20

2泊3日の旅の後半。
霧多布岬で無事ラッコに遭遇し、念願の花咲ガニも食べた後で目指すのは、中標津町にある養老牛温泉の｣湯宿 だいいち｣さんです。
何度か宿泊して温泉はもちろんのこと、そのもてなしにおおいに感銘を受け、ここを訪れることを旅の目的にしたい宿です。
後ひとつは釧路港のそばの食堂で海鮮丼が食べられれば、と思います。

エリア 中標津(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

北海道の春の花、エゾエンゴサク？霧多布岬にて。

念願かなってラッコを見て花咲ガニをたべた霧多布岬を後にして、本日の目的地、養老牛温泉を目指します。

浜中町には太陽光発電のパネルがたくさん並んでいますが、本州からやってきて気づくのはその角度。低い太陽光を捉えるためか、こんなに傾斜が急になっています。

北海道のタンポポは真っ黄色です。

時は春。放牧の牛たちの足元に、タンポポが満開。

中標津まで、牧草地の中の道東らしい真っ直ぐな道が続きます。

目指すはあの山の麓、養老牛温泉。

浜中町から２時間、｢湯宿だいいち｣に到着。以前訪れた時と外観が変わっています。
こちらは温泉を楽しむためにチェックインは14時から。まだチェックイン時間が始まったばかりなのに宿泊客が続々とやって来て、仲居さんがそれぞれ出迎えます。

岩盤浴と露天風呂に入った後、夕食前の散歩。ホテルの前の道路にキタキツネの親子が遊んでいました。

養老牛温泉の歴史を記した石碑

標津川。こんな北海道らしい小川がホテルの前から裏手の露天風呂の前を流れています。シマフクロウが夜、遊びに来るのは有名。

夕食が始まりました。

ホタテはお刺身と、煮た物と。

メンメの唐揚げ和風餡かけ。写真では大きさが伝わりにくいけど、豪華です。
満腹になった後、ひと休みしてまた入浴。
前回と大きく変わった事のひとつが、隣にあった｢ホテル養老牛｣を買い取って別館としてリニューアルさせた事。広く清潔な洋室と、元のホテルの大浴場も入れます。
入浴後は、中標津牛乳と北海道限定の乳酸菌飲料、｢カツゲン｣の飲み放題。太っ腹！

翌日の朝風呂、皆さん早起きしてそれぞれ川沿いの寝湯や壺湯、サウナなど堪能していました。
朝食はブッフェ形式です。山菜の時期なので、コゴミやウドや筍、行者ニンニクなども並びます。アスパラガスも美味しい。食事中にも揚げたての天ぷらやお雑煮も席まで運んで来られます。
川沿いの朝食会場の外にゴジュウカラやルリカケス、シメなど野鳥が翔んできて、いながらにバードウォッチングできます。
温泉も料理も申し分ないですが、それにも増して素晴らしいのは仲居さん達の明るく接客される姿で、このサービスに癒されに来館するようなものです。

チェックアウトは11時なのでゆっくりしたいのはやまやまですが、今日は釧路空港から帰らなくてはなりません。
ホテルを出発する前に、すっかり気に入った中標津牛乳を販売しているお店を尋ねると、中標津町内のスーパーで売っているとのこと。遠回りですが行ってみることにしました。
２軒目に立ち寄ったAコープで発見。２本購入しました。さあ、急がなくては。
一路、釧路を目指します。できれば昼食は釧路港にある｢釧ちゃん食堂｣で海鮮丼が食べたい。
途中から道路は釧網線と並走します。

途中立ち寄った釧路町の｢地産地消 ロ‐バザール｣
なぜか遠くの興部町産のチーズを買いました。保冷剤の代わりに無料の氷を大量にもらって牛乳を冷やします。

釧路市に近づくとやはり霧です。

やっと｢釧ちゃん食堂｣に到着したのですが、ここで時間切れ。飛行機の搭乗時刻が迫り、食べてると乗り遅れてしまいそう。泣く泣く食事を諦めて写真だけ撮りました。牛乳を買いに走ったのがこたえた。

無情の釧路港に霧に霞むカモメ。

再び深まる霧の中、釧路空港へと急ぎます。

なんとか空港に到着。

道東を代表する野鳥、シマフクロウの像が出迎えてくれます。

そして釧路といえばタンチョウヅル。
これにて2泊3日の道東旅は終了しました。
多少心残りはあれど、ラッコと温泉と自然に癒された旅でした。
ちなみに牛乳も帰宅した時点で氷が融けずに残っており無事でした。