2021/07/21 - 2021/07/21
935位(同エリア1500件中)
ちふゆさん
2021年7月21日(水)の昼の1時前、正寿院の帰りに宇治田原の隠れ家レストラン(?)で昼食を戴く。国道307号線に戻って、宇治田原の市街地方面に戻り、緑苑坂と宇治田原工業団地の手前、宇治田原郵便局の前で南に逸れる。信楽方面からだと、案内板もなく側道にUターンする形になるので分かり難いが、宇治田原の市街地方面からだと宇治茶かおり回廊や湯屋谷、茶宗明神社、永谷宗円生家の案内板があるので、分かり易い。
湯屋谷と云う地区は江戸時代に緑茶の製法を開発した永谷宗円ゆかりの地。その湯屋谷への分岐からレストランの案内の看板に従って進むと約2㎞南に目的のレストラン、リンデンバウムがある。案内板に従って駐車場に車を止めると、一見普通の民家としか見えないお店の玄関に進むと「1時までは貸し切り」とのメッセージが(表紙の写真)。
もともとディナーは一組限定で要予約、ランチもシェフが一人で切り盛りされておられるので先客がいればダメなので、予約した方がいいと云う情報は得ていたので、無理かなあと思いながら玄関を入り、聞いてみると、少し待ってもらえば大丈夫とのこと。ラッキーやった。ちなみに予約人数が多い時にはスタッフは増員して下さるそうだ。
ここは里山にたたずむ一軒家レストランとして知る人ぞ知るフレンチベースのレストラン。2008年にここにオープンした店で、「食の安全と安心」をモットーとして地元、宇治田原のお茶や生産者から直接仕入れる新鮮野菜と自家菜園の無農薬野菜をふんだんに使った西洋料理を提供している。近江牛のステーキなども評判を呼び、遠方から訪れる人も多いそうだ。
店の名前のリンデンバウムとはセイヨウシナノキのことで、ドイツ語のリンデンバウムのままでも呼ばれる。ヨーロッパでは古くから植えられ、木材は楽器や木彫材などに利用され、また樹皮は繊維を採るために利用されたり、ハーブとしても利用されて来た。中世ヨーロッパでは自由の象徴とされ、ドイツの首都ベルリン(Berlin)のメインストリートのウンターデンリンデン(Unter den Linden)の両側に街路樹として植えられている。シューベルト(Franz Schubert)の歌曲集「冬の旅(Winterreise)」に収録されている有名な曲、菩提樹の原題は「Der Lindenbaum」。
中に入ってテーブル席でしばらく待つ。店内には4人掛けのテーブル席が4つ。さらに玄関横は前庭になっており、その前のデッキにもテラス席が設けられている。この家はシェフが生まれ育った実家の一部だそうで、築80年の太い梁をそのまま活かし京町家風に改装しており、落ち着いた雰囲気の空間になっている。柱に掛かっている振り子時計もしゃれている。テーブル席の一つには先客が3人おられ、ランチコースの終わりに差し掛かっているようだ。
と云うことで、先客の皆さんのランチが終わるまでの間、飾られている色紙や写真(下の写真1)、絵(下の写真2)、雑誌(下の写真3)などを見せて戴く。色紙は3枚。左側の1枚は全体が見えてないが、この店で落語の会を開かれてると云う笑福亭晃瓶さんと思われる。真ん中がその晃瓶さんの師匠の鶴瓶さん、そして右側が間寛平さんと村上ショージさん。
鶴瓶さんはNHKで放送された「鶴瓶の家族に乾杯」の取材で来られた。右下の写真が多分その時のもので、一緒に写ってるのはシェフと多分元々この家に住んでおられたシェフのお母さまだろう。
鶴瓶さんがここに来たのは全くの偶然で、茶宗明神社の近くにある永谷宗円の生家へタクシーで向かった時に、運転手さんからたまたまこのレストランのことを聞いて、アポなし訪問で来られたそうだ。ランチ時間を過ぎていたので、人気のハンバーグもすでに品切れで、たまたまその前日に謝恩会で来られたお客さんに出したカレーが残っていて、それを食べられたとのこと。ちなみにこのカレーは予約限定メニューになってるそうだ。
放送されたのは2018年10月1日だが、取材に来られたのはその2月前の7月30日だったそうで、しかし色紙の日付は8月24日になっているので、後から送って来られたのでしょうね。この放送からしばらくは北は北海道、南は九州からお客様がひっきりなしに来られたそうで、一時は予約のとれないお店だったそうだ。伺った時はそれから3年足らず経っており、落ち着いたのことだった。
寛平ちゃんと村上ショージさんはフジテレビ系で放送されている情報番組「おかべろ」の「秘伝ハンター! 隠し味を探し出せ!」と云うコーナーで来られた時のもの。文字通り、訪れた店自慢の一品の隠し味を当てるコーナー。多分鶴瓶さんが食べたと思われる有機野菜カレーの隠し味を当てようとしたが当たらなかったらしい。ちなみに正解は「抹茶」だったそうだ。
「おかべろ」は関西テレビ制作で、2016年11月からフジテレビ系で全国放送されているナイナイ岡村のバラエティ番組。関西では多分だが、2019年5月4日(土)の午後、関東では7日(火)の深夜に放送された回。取材は色紙の日付によるとその2、3か月前の2月だったようだ。お二人とシェフの写真も飾られていた。なお、この番組、現在(2022年5月)は関西での放送は変わらずに土曜の午後だが、関東(フジテレビ)では現在は日曜深夜に変わっている。その他、全国各地ではいろいろな時間帯に放送されている。
丁度タイミングが良かったようで、さほど待つこともなく1時過ぎには食事がスタート。食べたのは、「おすすめ」となっていた1700円のシェフのおまかせランチ。冷製ポタージュスープと3種類の天然酵母パンからスタート。なお、パンではなく国産黒米入りライスにすることも出来る。
メインは玉ねぎやナス、トマトなど煮込んだラタトゥイユとチーズを乗せ、仕上げにデミグラスソースを掛けたシチリア風ハンバーグに、国産豚ヘレカツレツ有機玉露風味と白身魚の香草焼きの3品。野菜サラダにケチャップ風味ポテトサラダも同じ皿に乗って、ボリュームたっぷり。そして最後に、フルーツに抹茶アイスクリーム、ロールケーキにチーズケーキも乗ったデザートに有機コーヒー(紅茶も選択可)。1時間ほど掛かって、素敵なランチを戴いた。
食後、他のお客さんもいなかったので、シェフとお話しさせて戴く。お名前は三浦利夫さん。お話ししているうちに分かったのだが、なんと私と同じ年。我々がハンブルク(Hamburg)にいた時期に近いタイミングでミュンヘン(Muenchen)の総領事館におられたそうで、当時のドイツやヨーロッパの話で盛り上がる。まあ、その頃は西ドイツだったけど。
三浦シェフは高校生の時から料理をすることが好きで、将来は料理人になると決めていたそうで、20歳で料理の世界に足を踏み入れて以来、45年間にわたり料理界で生きてきたベテラン料理人。すごいなあ、私は高校時代にそんな先のことは全く考えてなかったわ。同じ年でもえらい違い ^_^;;;
合歓の里や京都国際会議場におられた後、80年代後半に在ミュンヘン日本国総領事館(Japanisches Generalkonsulat Muenchen)の公邸料理人を3年間務められる。帰国後は京都市内の堀川丸太町にあったホテルニュー京都(2006年8月に閉鎖)に勤める傍ら、開業の準備を進め、2001年に京田辺にリンデンバウムをオープン、念願の独立開業を果たされた。そして、その7年後に現在の場所、ご実家を改装して移転されたとのこと。
現在は京田辺に、それも我が家の近所だと云うのに驚いたが、住んでおられ、店には毎日通っておられ、基本的には料理だけでなく給仕から会計まですべて一人で切り盛りされておられるとのこと。それも凄い。コロナ禍が収まったら、宿泊もできるようにしたいと云う夢も持っておられるとのこと、実現をお祈りします!ごちそうさまでした。
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宇治田原、正寿院訪問の記、終了
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宇治田原
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