2022/05/07 - 2022/05/07
16位(同エリア62件中)
マツーさん
柳生の里巡りで最後に訪れたのは『旧柳生藩家老屋敷』。
柳生藩家老 小山田主鈴の隠居宅で、江戸時代末期(1848年)に建築され現存する武家屋敷です。現在は柳生藩の「資料館」として公開されています。(奈良県指定文化財)
GWに何処か行きたいなぁ・・と、HPで柳生の里の観光案内を見ると、昭和39年(1964年)に作家の山岡荘八氏がこの家老屋敷を買得し、以後しばしば滞在。昭和46年(1971年)に放送されたNHKの大河ドラマ『春の坂道』の構想をこの屋敷で練ったとのこと。
「えっ、そうだったの?」私が歴史時代小説を読み始めたきっかけは、山岡荘八氏の「徳川家康」。「・・行かねば!」となったわけです。
入館後は主屋内を自由に見学ができ、庭を見ながら部屋に沿って廊下を歩いていると、ふと江戸時代にタイムスリップしたか、時代劇のシーンの中にいる自分に重ねていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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旧柳生藩家老屋敷はこの坂道の上です。
大きな石を組み上げた豪壮な石垣は、天保12年(1841)に尾張の石工が築いたものです。 -
坂道を上ると、白壁の立派な門が見えてきました。
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入口です。
ここで「入館料」を支払います。
※JAF会員証を提示し団体割引で入場できました。
・開館時間:09時00分 ~ 17時00分
入場は16時半まで
・入場料:350円(大人)170円(小人)
※団体割引あり。 -
主屋の全景。
米蔵や納屋などは取り壊されていて、主屋と門だけが残っています。 -
主屋の入口。
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主屋の見取図です。
ほとんどの部屋と部屋は、襖で仕切られています。
各部屋は意外と狭く、6畳~8畳が多かったです。 -
写真のお方が、柳生藩国家老の小山田主鈴(おやまだ しゅれい)。
家督を譲って退隠した後、嘉永元年(1848)から1856年(75歳)までここで余生を過ごしました。 -
玄関からは奥の主人の間まで見えます。
靴を脱いで部屋に上がります。 -
主人の間です。
ガラスケースの中は柳生藩に関する展示品です。
展示品は後でまとめて紹介します。 -
まるで時代劇のセットのようですが、本物です。
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障子を開けると各部屋からは、このような庭園が見えます。
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客間です。
障子からの眺めは風情がありますね。 -
これも客間。
どなたの色紙だろう? -
この廊下がすごく良かったです!
まるで時代劇! -
殿様用の間
大河ドラマ「春の坂道」で初代藩主 栁生宗矩役の中村中村錦之助(初代)さんのパネルが飾られていました。 -
台所だった所です。
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台所から奥の家族の間が見えます。
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主人の間にあった『小山田家老屋敷 山岡記念館』の表札。
山岡荘八氏が所有されていた頃のものなのかな? -
『作家山岡荘八氏ゆかりの展示』の部屋へ入ります。
どんな部屋だろう。 -
先ずは展示品を見よう。
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山岡荘八氏のプロフィールと写真。
実は顔写真を見るのはこの時が初めてだった。
描いていたイメージと少し違っていたかな。。
でも感動! -
出版物や大河ドラマ「春の坂道」のロケ写真。
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大河ドラマの台本みたいですね。
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これはベストセラー「春の坂道」の原稿。
文字が薄くて読みづらいけど・・。 -
出版物「春の坂道」
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左:主演の中村錦之助さん(柳生宗矩)
中:倍賞美津子さん(おさめ役)
右:松本留美さん(烏丸順子役) -
山岡荘八氏の色紙と写真
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出版物
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出版物
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在りし日の山岡荘八氏
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大河ドラマのロケ写真のようですね。
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山岡荘八氏の色紙
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兜ど武具
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駕篭と家紋の入った長持など
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上:栁生藩札
左:雲上明覧大全(公家の名鑑)
右:天保武(大名や役人の氏名・石高・俸給・家紋などを記した年鑑形式の紳士録) -
古文書
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古文書
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陣笠
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柳生新陰流の武道具(木刀)かな?
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昭和62年4月7日に、当時の美智子妃殿下と紀宮清子妃が柳生の里に行啓されたときの記念写真が展示されています。
写真を見ると正にこの部屋のようです。
感激の余韻を残したまま見学を終えて屋敷を後にしました。
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