秋田湯めぐりお手軽滝めぐり旅（１）　滝メグラーが行く２４１　亀田不動滝　秋田県由利本荘市

2022/05/13 - 2022/05/13

コロナ禍が長期化し、宿泊を伴う遠方への旅行をほとんどしていません。そのためＡＮＡマイレージ約２万マイルが２０２２年６月に失効する（さらに年内に約１万マイル、２０２３年６月に約４万５千マイル失効する）ことと、世の中がなんとなくウイズコロナの方向へシフトして行く雰囲気となったこともあり、久しぶりに夫婦での県外への旅行を計画しました。５月１３日（金）から１６日（月）の日程を確保し、目的はいつものように温泉（秘湯）と滝めぐりで行き先を検討した結果、東北へ行くこととしました。大阪空港から東北地方への全日空の直行便でのフライトは仙台のほかには、青森、秋田、福島のみと意外と少なく、結局秋田着青森発の３泊４日の日程を組みました。ほぼ秋田県のみの旅行となります。計画段階でのおおまかな旅程は以下の通りです。

５月１３日（金）　大阪空港１０時５０分発ＡＮＡ１６５３便で秋田空港へ（特典航空券利用）。レンタカーにて近隣の滝めぐり。強首（こわくび）温泉樅峰苑（しょうほうえん・日本秘湯を守る会会員宿）泊。
５月１４日（土）　宿泊地である杣（そま）温泉へドライブ。ルート上のお手軽滝めぐり、観光スポット訪問など。杣温泉旅館（日本秘湯を守る会会員宿）泊。
５月１５日（日）　杣温泉から十和田湖へドライブ。ルート上のお手軽滝めぐり、観光スポット訪問など。十和田プリンスホテル泊。
５月１６日（月）　十和田湖西岸のお手軽滝めぐり。フライトの時間までは現地で決定（出たとこ勝負）。青森空港１７時２５分発ＡＮＡ１８５６便で大阪空港へ（特典航空券利用）。

秋田空港にはほぼ定刻通りに到着しました。１３日、１４日の天気予報は良くなく、１３日は夕方から雨の予報です。秋田空港からレンタカーで早速亀田不動滝へ向かいました。

亀田不動滝滝見難易度：１
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。

エリア 本荘(秋田)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅では、往復の飛行機はANAマイレージの特典航空券を利用しました。大阪空港10時50分発ANA1653便秋田行きの機材はボンバルディアDHC8-Q400で、座席数74席の小型プロペラ機です。小型でプロペラということもあり抵抗を持つ人が私の周りにも少なからずいるのですが、私は結構好きな機種です。確かに大型ジェットに比べると揺れるような気はしますけどね。この機材の良いところは、大阪空港ではこのように直接乗り込むことになるため、このような写真を撮ることができることです。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

秋田空港へは約1時間半の揺れることもほとんどない快適なフライトでした。で早速出迎えてくれたのが秋田らしくなまはげです。天候が心配されていましたが、秋田地方は薄日が差すほどの天気でした。飛行機からは鳥海山が良く見えていました（写真なし）。ただ予報では夕方からは雨模様になるとのことです。

秋田空港 空港

秋田空港から早速レンタカーで滝へゴー。国道とは名ばかりの国道341号線で亀田不動滝へ。狭い山道をドライブして不安になったころ突然滝の上部に到着しました。レンタカーのカーナビでは目的地を設定できず、スマホのナビでたどり着きました。

亀田不動の滝 自然・景勝地

今回の相棒です。4日間お世話になります。少なからず未舗装道路もがんばってもらうことになるかもしれません。国道341号線のこの広くなったところが、亀田不動滝の滝口のすぐ上流でした。

亀田不動の滝 自然・景勝地

滝のすぐ上流部。新緑がきれいです。

亀田不動の滝 自然・景勝地

道路から見た亀田不動滝。このあたりは道路から川までの高低差が大きく滝前に行くルートが見つかりません。

亀田不動の滝 自然・景勝地

紅葉の季節もよさそうですね。

亀田不動の滝 自然・景勝地

滝壷が見えるところまで道路を歩いていきましたが、このあたりからは川に下りるルートはありそうにありません。

亀田不動の滝 自然・景勝地

いったん車に戻り下流に走らせるとすぐに亀田不動滝の解説板のある10台近く駐車可能な駐車場がありました。

亀田不動の滝 自然・景勝地

解説板のある駐車場からはこのような遊歩道が整備されています。

亀田不動の滝 自然・景勝地

駐車場から遊歩道に入ってすぐの場所にはこの展望台があります。建物の1階はトイレですが使用できないよう入口にはバリアが張られていました。

亀田不動滝展望台 名所・史跡

展望台から見た亀田不動滝。新緑が美しいですが、滝の全体は見えません。

亀田不動滝展望台 名所・史跡

遊歩道にはこのような歌碑がありました。

亀田不動の滝 自然・景勝地

数分も歩けば滝前に到着です。川原まで下りてくると舗装された遊歩道はなくなり、やや足元は悪いですが特に問題はありません。滝自体は想像していた以上に立派で、あまり期待していなかっただけにうれしい誤算です。

亀田不動の滝 自然・景勝地

高さ２５メートル、幅１０メートルです。柱状節理の岸壁を落ちる美しい滝でした。また水量も適量で、余りにも水量が多すぎるとこの滝の良さは失われるような気もします。

亀田不動の滝 自然・景勝地

撮影している場所からは滝の右下の部分が斜面に隠れています。川を渡れば隠されて部分も見えると思いルートを探しましたが、安全そうなルートはありませんでした。少し無理すれば何とでもなるのですが、今回の滝めぐりのコンセプトは「お手軽滝めぐり」ですので無理はしませんでした。今回の旅ではこのポリシーを最後まで貫くことになります（ちょっとした言い訳です）。

亀田不動の滝 自然・景勝地