北陸周遊乗車券　２日間　2022年４月

2022/04/22 - 2022/04/23

【追記＆悲報】
2023年3月31日出発分で発売終了となりました。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230202_00_press_tokki.pdf
発売中は、この記事は当アカウントでダントツのアクセスを頂いていましたが、終了と共にアクセスが減りました。ご愛読有難うございました(笑)
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北陸乗り潰しにはこの上無い切符ですが、これほど存在に気付きにくい切符も無いでしょう。

東京～上越妙高から新幹線ｅチケットで来る人と言うのが買える条件なので、同額・同範囲で土休日の１日しか使えない北陸おでかけパスと比べて、２倍も使えてしまうので、目ざとく見つけられたら仕方なく売る、裏メニューのような切符です。

「北陸　乗り放題」とかでググっても検索結果の上位には出ず、北陸周遊乗車券を紹介してるページで初めて存在を知る感じでしょうか。

次に「北陸周遊乗車券」でググってもＪＲの物はＰＤＦしかヒットせず、
https://www.eki-net.com/top/tokudane/pdf/hokurikushuyu.pdf
このＰＤＦなんか”2020年”としか書いてなくて、２０２２年に売ってるのかも分かりませんが、これが一番ちゃんとした物のようです。

ＪＲ西日本のＰＤＦも有って、これで２０２２年度も売ってる事がはっきり分かります。
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220218_04_kanazawa.pdf

では、行ってみましょう

エリア 富山

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 船 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、快活ＣＬＵＢ上越市役所前店から、えちごトキめき鉄道・春日山駅へ歩く道。
直江津、上越妙高、糸魚川には安宿が有りません。

徒歩数分の春日山から上越妙高まで２８０円。
ちなみに北海道＆東日本パスの最終地点・直江津からだと３４０円。

ＪＲ東日本の上越妙高から直近の北陸周遊乗車券の発売駅、糸魚川へ移動。自由席１５６０円。

北陸周遊乗車券は２５８０円で、この切符のフリー区間の東端かつ、この券の買えない直江津から来ると（主に青春１８きっぷ、北海道＆東日本パスからつなぐ場合）、これらを足して４４８０円がミニマムチャージみたいなもんですね。
それでも２日間で元は取れすぎますので。

あらかじめ、えきねっとで新幹線ｅチケットを決済して、使用するＩＣカードも設定。
当日でも良いですが、初回は時間が掛かると思います。

自由席は券売機で買うのと値段は変わらず、手間は数倍ですが、北陸周遊乗車券を買うには必要なプロセスです。
（もちろん東京などから新幹線指定席で来る人は新幹線ｅチケットで普通に得が出来ます）

ＪＲ西日本の駅で北陸周遊乗車券を買う時に見せる新幹線ｅチケットで来た証拠は、スマホのえきねっと画面の他、写真↑の改札入って機械にＩＣカードを読ませて出る白い紙でも良いです。

と言う訳で１駅だけの新幹線

上越妙高駅 駅

糸魚川に着きました。

画面はＪＲ西日本のみどりの券売機プラスです。
糸魚川はみどりの窓口が廃止済みで、これで買うしか有りません。
まるで富山や金沢まで乗らずに糸魚川で済ませるような奴はこれで充分だと言わんばかりです。

まあ、新幹線の到着が８：４３、直江津行の３セクが８：５２。
９分の接続では厳しいですね。

他に誰も使う人が居なければいいなと思いつつ、今回は私だけでしたが…

受話器を上げて、オペレーターに繋がるまでの順番待ちで数分、切符が出て来るまで数分で、全然間に合いませんでした。
オペレーターにすぐ繋がれば乗れるとは思います。

みどりの券売機プラスは、時間が大幅にプラス、列車１本プラス、ストレスがプラスです。

次は１時間後…

普通なら”良い乗り継ぎ”なので、接続改善は要望し様が有りませんが、ＪＲ西日本…いや全ＪＲの窓口削減の弊害をもろに被った形です。

他の方のレポートで『有人改札で手売りが有る』と言う情報が有りますが、今はやってないようです。

一応、駅員は２人以上居て、切符売るくらいの暇は有りそうだったので、困っている事は伝えておきました。

もちろん糸魚川などで降りず、富山、新高岡、金沢まで行かれるリッチな方には有人窓口が有りますが、みどりの券売機プラスも有るので体験したい方はどうぞｗ

しかし幸いな事に、糸魚川駅には鉄道ファンが退屈しない物が有ります。
悪い事ばかりでは有りませんｗ

糸魚川ジオステーション ジオパル テーマパーク

狙い通り乗れていたら見れていなかった物ですし、存在に気付くのももっと先になったでしょう

一旦、直江津へ行って、氷見線、万葉線、城端線と乗って高岡に泊まるのですが、ここで座って今日の行程を調べ直しました。

９：５９で直江津へ。
ようやくほぼ１０時と言う時間に使用開始です

途中、有間川。
何故、有間川かと言うと頻繁にトンネル入るので、まともに撮れた写真がこれだけだからですｗ
この後、直江津で折り返し、北陸３セクの令和完乗を進めます。

３セクは北陸新幹線金沢開業時、新幹線の戻りで金沢から長野まで乗って以来です。
この時は普通運賃で乗るしか無く、かなりの出費でした。
上越妙高～長野はまだ令和未乗で残ります。

有間川駅 駅

泊名物、同一線乗り換え、金沢行。

途中、黒部、滑川などで富山地鉄と並走しますが、北陸周遊乗車券の途中では手を出せませんｗ
２０２４年に黒部峡谷鉄道とアルペンルートがつながる、黒部宇奈月キャニオンルートが営業を開始しますので、このタイミングで行きましょう。
北陸新幹線・敦賀開業も有るので、しばらく滞在が必要そうです。

【2023年秋　追記】黒部宇奈月キャニオンルートの値段、ツアーと抱き合わせ必須と言う記事に悩み始めました

泊駅 駅

高岡で氷見線乗り換え。
直江津～高岡の普通運賃は2800円。
これだけで切符の値段を越えましたｗ

高岡駅 駅

雨晴海岸

氷見到着。
美味しい海の幸も食べずに折り返しｗ

氷見駅 駅

戻りは能町で降ります。
万葉線・新能町まで歩いてすぐ。
踏切から氷見方向を撮影。
左は氷見線、右はＪＲ貨物・新湊線で、調べると風前の灯な感じ

能町駅 駅

新能町から万葉線。
これはすぐ終わるので乗りましょう。
ドラえもんが来ました！

新能町停留場 駅

しずかちゃんかわいい

終点、越ノ潟到着、現金４００円。
越ノ潟～高岡駅前も４００円。

１日券は９００円で１往復では元が取れません。
コレクションしたいなら買いでしょうか。

土休日は「とやま1日乗り放題きっぷ」と言うのも１０００円で有ります。
https://toyama-city.myroute.fun/toyamanorihodai/
期間が半年になっていますが、半年更新で継続中です。
紙券、スマホのmy route両方で買えます。

スマホのtabiwa、my routeで「とやま周遊２dayパス」1,520円と言うのも通年毎日使用可で有ります。
氷見線、城端線、万葉線、富山地鉄の市内軌道線、岩瀬浜線の乗り潰しに使えます。

https://toyama-city.myroute.fun/ticket/
他の物も含めて、ここにまとまって有ります

越ノ潟停留場 駅

越ノ潟駅の目の前にある渡船は無料なので、おすすめしておきます。
もともと陸続きで、港を作るために分断されたので公営の渡船が作られた物です。

万葉線は１５分間隔、渡船は朝夕１５分、昼間３０分間隔。

越ノ潟に着いてすぐ船が有る場合、次の折り返しの万葉線に乗るのと、船に乗って戻って来るのとでは、電車は１本しか変わりません。
電車と接続するように出て、所要は５分、対岸ではすぐ折り返すからです。

越ノ潟発着場 乗り物

こんな船です

富山県営渡船 (越ノ潟フェリー) 乗り物

自転車などを置く所で結構海面が近いです。
座れる室内ももちろん有ります。

対岸の堀岡発着場。

乗っていたのは私だけで、降りないでいると「折り返し？」と聞いてくるので「はい」回答ｗ
対岸にも居なかったので、接岸作業も省略して引き返しましたｗ

岩瀬浜方面のバスは２０２１年９月に廃止になっています。
小杉などへ行くバスは本数は少ないけど有るようです。

堀岡発着場 乗り物

高岡に戻って城端線は結構ギリギリセーフで、城端線も令和完乗。
下校時間帯で最初は座れず。

ＢＧＭ＝ひらけ！チューリップ

城端駅 駅

城端駅をもう少し。
ホーローの青い駅名標がいいですねぇ

外側は人が多いので上半分だけ。

城端は2017年（５年前）に「サクラクエスト」と言う、町おこしをテーマにしたアニメの舞台になったのですが、
それ系の物は即折り返しでは見つけられなかったです。

流山駅には2014年のご当地アニメの等身大ポップが2022年現在も有りますけど

泊りは高岡駅至近のセブンセブン高岡。
東北の七十七銀行とも関係ないようで、高岡の建設会社の建設＆経営のようです。

どっちかと言うと古い所で、周りに新しいチェーンホテルが数軒出来て、安くせざるを得ない狙い目ホテル。
夜カレー、朝食バイキングで、この日は4200円でしたので、素泊まり部分は3000円と見て良い感じです。

朝食は標準装備ですが、夜カレーは４００円追加でセルフでお代わり自由！
カレーは２１時まで。食べないなら高岡駅南口に今庄そば、すき家も有りますが、コスパはどう考えてもこれですね。

酒はローソンのお試し引換えで

ホテルセブンセブン高岡 宿・ホテル

部屋は高層階で高岡駅も丸見えでしたが、ほとんど駅舎であまりトレインビューではありませんでした。

２日目。
高岡であいの風とやま鉄道、金沢でＩＲいしかわ鉄道の鉄印をＧＥＴ。

大抵の鉄印は印刷でも日付は筆ペンで丁寧に書いてくれるし、まあ３００円の価値は有るかな？と思わせるデザインですが、いしかわのは日付がチケッターのハンコだし、せいぜいコンビニコピーと同じ５０円かな…って感じですね。
買いやすい金沢駅で売ってる事は評価しますが（10～17時しか買えないのは問題）、これで津幡だけとかだったらもう鉄印完集にも疑問を抱き始めるかも知れません

高岡から金沢まで来て、北陸周遊乗車券で乗れない”北陸鉄道”を令和完乗します。
地下の浅野川線・内灘行き乗り場。

尚、北陸周遊乗車券は３セクも乗れるなら、のと鉄道も穴水まで行ける？と思いがちですが、和倉温泉までしか行けません。
穴水行けないんじゃ、北陸周遊じゃないじゃないかって感じですが、
半年前に西なびグリーンパスで行っていて、和倉温泉～穴水も平日に普通運賃で乗っています。

もし行けるんだったら「これで行くんだった（涙）」となりますが。

北鉄金沢駅 駅

内灘到着

元・日比谷線の車両です。
オレンジの線なので元・銀座線かな？とも思いましたが、形式も０３系ですし、斜めの部分の有る先頭形状も日比谷線です。
元・銀座線、丸の内線だと集電方式、車輪の軌間も変えないといけないのですが、それでも前例は有るんですよね。
前パンタは移設された物です。

内灘駅舎。灘と付きますが全然海が見えない駅ですｗ

内灘駅 駅

続いて金沢から西金沢までＪＲで行って、新西金沢から石川線へ。

切符は毎日使える全線フリーは１１００円、土休日は浅野川線５００円、石川線６００円と合計が同じ。

土曜日だったので土日しか買えない物を買ってみましたが、石川線の新西金沢駅は土曜の午後は休みでしたので、鶴来・野町で着駅購入か、スマホでデジタル購入とちょっと面倒になる所でした。

鶴来到着。古い駅舎です。
平成時代に廃止前の加賀一の宮まで乗っています。

鶴来駅 駅

駅前の碑も見るからに古い物。
裏を見たら大正８年でした。

構内も”いぶし銀”と言った感じの渋さｗ

待合室内のこれも見ごたえ有り

野町到着。

ここで、石川県も令和完乗！
路線が少ないので、かなり楽な県ですがｗ

野町駅 駅

折り返しは意外と時間が有り、外を回ってホーム先端側の踏切で、もう１つのホームが廃止になってる様子も観察出来ます。

最後は越美北線

福井駅 (福井県) 駅

途中の景色

九頭竜湖でこの切符のノルマ達成。
明日は福井鉄道、えちぜん鉄道に乗るので、福井県も残りは小浜線だけです。

さて、幾ら分乗ったか計算してみましょうｗ
最後、快活ＣＬＵＢの入店時間調整で福井～武生を往復しています。

糸魚川～直江津900＋直江津～高岡2800＋高岡～氷見330＋氷見～能町240＋高岡～城端590×２＋高岡～金沢840＋金沢～九頭竜湖2310＋九頭竜湖～福井1170＋福井～武生330×２＝１０４３０円でしたｗ

九頭竜湖駅 駅