2022/04/19 - 2022/04/25
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66&64さん
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京都の青もみじを求めて市内紅葉の名所を訪ねる旅。 京都迎賓館で日本美の粋を堪能。 あわせて、京都の和食をちょっとだけ食し 少しだけ美術館も訪問。 1日バス地下鉄フリー券を最大限利用した高齢者夫婦2人旅。
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旅2日目 銀閣寺→哲学の道→法然院→永観堂→南禅寺→京セラ美術館→平安神宮→(夜)高台寺・圓徳院
2回目は銀閣寺から南禅寺まで
銀閣寺垣と呼ばれる竹垣で囲まれた細長い空間
中門(受付)向かいます -
銀閣寺
正式名称を東山慈照寺、相国寺の塔頭寺院の一つ
銀閣寺の名の由来は江戸時代、金閣寺に対し、銀閣寺と称せられることとなったといわれています -
室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘東山殿が起原
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義政の没後、臨済宗の寺院となり義政の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられました
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義政は、自らの美意識のすべてを投影し、東山文化の真髄たる簡素枯淡の美を表現
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銀閣寺は美の求道者義政の精神を現代にも脈々と伝えています
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観音殿 銀閣
一層を心空殿、二層を潮音閣と命名
鹿苑寺の舎利殿(金閣)、西芳寺の瑠璃殿を踏襲
唯一現存する室町期の楼閣庭園建築の代表的建造物 -
向月台
向月台はこの上に坐って東山に昇る月を待ったものという説も…… -
花頭窓から銀沙灘
銀沙灘は月の光を反射させるためとか……いう説も -
方丈前の向月台や銀沙灘は造営当時には無かったようです
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観音殿(かんのんでん)(銀閣)とともに、東山殿造営当時の遺構として現存するのが東求堂(国宝)
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東求堂(国宝)
東求堂は本来阿弥陀如来を祀る阿弥陀堂だった
浄土信仰の象徴として東求堂を建て、禅宗様式の庭園を周囲にめぐらしたところに、義政の精神世界が広がる -
東求堂の一室である同仁斎(どうじんさい)は、床の間や棚、造り付けの机を備えた書院造や、四畳半茶室の原型といわれています
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四季折々の花が咲き、秋には紅葉、冬には雪景色が楽しめる庭園
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今の季節、青もみじが薫風に揺らぎます
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洗月泉
錦鏡池南東端に落ちる滝
山から流れ落ちる水が銀閣・東求堂のある下段の池へと流れています -
高台まで来ると境内が一望できます
観音殿の先には吉田山 -
新緑に囲まれた銀閣もまた違う美しさ
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遠くには愛宕山も望めます
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庭園は西芳寺(通称 苔寺)を模して造ったとも言われ、至る所に苔が生えています
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整然と形作られた白砂や青々とした苔が調和した庭園
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禅の寺の静寂を生み出す美しさが印象的
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飾らないひっそりとした美を表す「わび」
古びて趣がある様子を表す「さび」
銀閣・慈照寺はこの東山文化の趣を色濃く残して佇んでいる -
銀閣寺を堪能して、哲学の道を歩いて法然院へ向かいます
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春の名残の八重桜
哲学の道 -
哲学の道をのんびり歩いて法然院へ
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法然院
江戸時代の初め法然上人の庵の旧蹟に開かれた -
茅葺の山門を入ると左右対称に置かれた盛砂
「白砂檀」 -
白砂で水を象徴している
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左右対称に置かれた盛砂 白砂檀
この先が聖なる空間であることを示唆しています -
法然院は、椿が多く、特に本堂北側の中庭には、三銘椿(五色散り椿・貴椿・花笠椿)が植えられ「椿の寺」としても有名
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往生は一定と思えば一定なり、不定と思えば不定なり
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境内には谷崎潤一郎、河上肇ら文豪のお墓があるそうです
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法然院は自由に無料で参拝ができました
また、哲学の道へ戻りゆるゆると歩きます -
桜並木の新緑を眺めながら
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行き交う人も少なく
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永観堂へ
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聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺
しょうじゅらいごうさん むりょうじゅいん ぜんりんじ
第七世永観律師にちなみ''永観堂''と呼ばれている -
“紅葉の永観堂”として千百有余年のかがやかしい歴史を持った京都有数の古刹
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奥山の岩垣もみぢ散りぬべし照る日のひかり見る時なくて 藤原関雄
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創建は仁寿3年(853)
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当初は密教道場
平安時代に永観が浄土念仏を唱えて念仏の道場となり永観堂の名がついた
現在は浄土宗西山禅林寺派の総本山 -
本堂の阿弥陀如来像は、顔をななめ後ろに向けており「みかえり阿弥陀」と呼ばれている
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中世の伝統的な建築技術の美しさが感じられます
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秋には全て紅に染め上げられます
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諸堂は、おおらかな自然と一体となった長い回廊で結ばれています
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葉先が三つに分かれている珍しい松の古木
三鈷は智慧、慈悲、まごころを表す
この松の葉を持っていると三つの福が授かるといわれています -
臥龍廊とは屋根の反りが龍の背中に似ていることから名付けられた
ここから眺める紅葉の枝葉も美しい -
山上には多宝塔があり、京都市内の眺望が素晴しい
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静寂
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青もみじとお堂が見事に調和し、美しい景観を作り出しています
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甍の波 青葉の波
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天皇の使いが出入りするときに使われた勅使門
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境内中心の大きな池が、放生池(ほうじょうち)
池を取り囲むように紅葉が植えられており、秋になると逆さ紅葉が水面に映り込みます -
景色全てを紅に染め上げる様子は、永観堂でしか味わえない秋の絶景 今は緑の絶景
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水の音と鳥たちの囀りが心地よく流れます
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青もみじの揺れる下を南禅寺へ向かいます
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南禅寺
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山
“日本最初の勅願禅寺”として鎌倉時代に創建
室町時代には京都・鎌倉の禅刹「五山」の最上位、別格として「五山之上」に位置づけられ、今も正式名称を「五山之上瑞龍山(ずいりゅうざん)太平興国南禅禅寺」といいます -
三門(重要文化財)
現在の三門は寛永5年(1628)藤堂高虎が大阪夏の陣に倒れた家来の菩提を弔うために再建したもの
高さは約22メートル -
禅宗様式独特の圧倒的な量感と列柱群が力強さを示しています
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別名「天下竜門」
知恩院・久遠寺(山梨県)とともに「日本三大門」
知恩院・仁和寺とともに「京都三大門」(ともに諸説あり)に数えられるなど、日本を代表する名門 -
三門の上層の楼「五鳳楼」に上がると、京都市街や周りの塔頭を望む絶景が広がります
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三門とは、仏道修行で悟りに至る為の三つの関門、空、無相、無作の三解脱門を略した呼称
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山門とも書き表され、寺院を代表する正門であり、
禅宗七堂伽藍(山門、仏殿、法堂、僧堂、庫裏、東司、浴室)の中の一つ -
法堂は、法式行事や公式の法要が行われる場所であり、南禅寺の中心となる建物
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屋根は林立する巨大な欅の円柱に支えられています
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内部須弥壇上中央に本尊釈迦如来
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天井には今尾景年画伯大作「幡龍」が描かれています
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現在の法堂は明治42年(1909)に再建されたもの
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本坊
白壁を鮮やかに区切る用材すっきりとした屋根の稜線
幾何学的美しさが禅宗建築の特色をあらわしています -
方丈(国宝)
南禅寺の方丈は大方丈とその背後にある小方丈からなっています -
大方丈は入母屋造
小方丈は昭和28年国宝に指定 -
慶長16年(1611)御所の建物の下賜を受けて再建されたもの
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広縁の欄間彫刻、天井、板扉の形式とともに近世宮室建築の姿を伝える遺構
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方丈庭園は小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園
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石組は筋塀に添って配置され、
大きな石組を方丈側から見て左奥に配し、前方と右手には、白砂の広い空間を残しています -
巨大な石を横に寝かして配置する手法は、仏教的世界観などを表現した庭園から脱した構成
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俗に「虎の子渡し」の庭と呼ばれ
昭和26年に国指定の名勝に -
南禅寺垣
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「六道庭」は六道輪廻の戒めの庭
六道輪廻とは、天上・人間・修羅・畜生・餓鬼・地獄の六つの世界を我々は生まれ変わり続けるという仏教の世界観
一面の杉苔の中に配石された景石を眺めていると、煩悩に迷い、悟りの境地に達することなく六道を輪廻する人々の儚さを感じると言われます -
金地院へ向かいます
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