2022年4月春休み 絶景まみれの山口家族旅行1 エヴァと鍾乳洞と城下町

2022/04/01 - 2022/04/03

いろいろと面倒くさい世の中ですが、何があろうが冬が終われば春がやってくる。
春休みを迎えるにあたりちょうどJALのマイルも溜まってるし家族で「どこかにマイル」を試してみようということで、那覇、青森、山口宇部、出雲のルーレットに挑み、どうせ山口宇部なんだろうなあと思っていたら、案の定見事山口宇部を引き当て、4/1～3の日程で山口県の絶景をめぐる家族旅行に行ってまいりました。
そもそも山口県を観光するというのは、家族として初めてなのはもちろんのこと、若い頃日本全国をバイクで旅した頃は山口県は九州への通り道でしかなかったので秋吉台をはじめとする絶景スポットは全て未踏の地であり、天候に恵まれ、ちょうど満開を迎えていた桜も相まって新鮮な驚きの連続となりました。
その1は何故かエヴァフィギュア見学から始まった萩紀行です。

エリア 萩(山口)

4/1朝、東京の天候は雨。真冬並みの気温に加え冷たい雨が降っていて幸先悪し。幸い羽田空港P2駐車場の予約が取れていたので自家用車で空港に向かいます。予約専用入口を探して空港内を何周もするも何とか見つかり無事P2の5階に駐車。これは便利。
チェックインして搭乗口に向かうとなんと沖止めのバス乗り場。羽田でJALで沖止めってあるんだ～。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

飛行機が西に向かうにつれ天候が回復し、窓の外には美しい瀬戸内海の風景が広がります。
そしてほどなくして山口宇部空港に到着。雲ひとつない青空に勝利を確信！というのは今回の旅の目的は山口の絶景ポイントをめぐる旅ってことで、晴れてないと意味がないのです。

山口宇部空港 空港

荷物の受け取りを家人に委ねレンタカーの手続きに行っていると息子がこのようなチラシを発見！なんとここ宇部は庵野監督の出身地でエヴァンゲリオンゆかりの地ってことで、このようなイベントが開催されているらしい。全く予定していなかったけどやっぱうちの家族の旅はオタク旅になっちゃうwということで山口県最初の観光スポットはときわミュージアムに決定！

いまいち調子が悪いレンタカーの日産マーチをなだめながら空港から車で15分ほどで会場であるときわミュージアムがあるときわ公園に到着。
ちょうど桜も満開でとても綺麗な公園です。

ときわ公園 テーマパーク

桜を愛でながら、ときわミュージアムに到着。

ときわミュージアム(緑と花と彫刻の博物館) 美術館・博物館

本来予定していなかっただけに、知らない土地に来て、朝っぱらから0号機のフィギュアを眺める不思議かな。

会場は意外に小規模で、映画各話のエリアに分かれそれぞれの名シーンのジオラマが整然と並んでいます。

意味不明なハーバリウムとのコラボ作品も。

ということでウチの家族としては楽しめるイベントでした。さて次は秋芳洞に向かいます。

有料駐車場に車を止め、参道を抜けます。河童と仏様の銅像が可愛い。

入場料を支払い、良く見るアングルの秋芳洞の入口へ。

秋芳洞 自然・景勝地

これから秋芳洞を制覇するぞ～！お～ぅ！

ここは「青天井」と呼ばれる場所。高さ30m幅50mの巨大空間です。鍾乳洞というと天井が低くくて頭をぶつけそうなイメージですがここではそんな場所は皆無で、暗闇の洞窟に川が流れておりTDLのジャングルクルーズ船が登場しそうな雰囲気。

真っ暗な洞窟を歩いて行くとほどなくして「百枚皿」に到着。
なんだこれトルコのパムッカレかよ！自然って凄い。

と、このような名所を見つつ暗闇を歩いて行くと中間地点に突如エレベーターが現れるのでこれに乗って地上へ。

エレベーター降り口からさらに10分ほど道を登っていくと秋吉台の絶景が！

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

桜とカルストのコラボ！

疲れたので秋吉台ジオパークセンター Karstarカフェでひとやすみ。　　

ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン

その後は秋吉台を後にして、萩市に向かいます。青空も相まって風景が現実離れしてますねー。
展望台で見たよりも道路沿いの風景の方がより心に残っています。

風光明媚な田園地帯を抜け、萩市内に入り、菊ヶ浜で海と戯れ、本日の宿プチホテル クランベールに到着！
新しいわけではありませんがロビーのから見える風景などセンスの良さを感じさせるいい宿です。

プチホテル クランベール 宿・ホテル

萩市の観光クーポン1000円×8枚も頂きました。太っ腹！

案内いただいた部屋はメゾネットタイプの4ベッドルーム。

窓の外は松本川を臨めます。まだ明るいので付近の散策をとも思いましたが、今日は歩き疲れたのでスーパーで夕食を買って軽めの夕食とし、早めに就寝しました。

4/2　自家製の焼き立てパンの朝食でスタート。バイキングだとついつい食べ過ぎてしまうのでこれくらいがちょうどいいね。

宿をチェックアウトし、最初に向かったのは萩博物館。広めの駐車場（有料）もあるので付近散策のベースにしちゃいましょう。

萩博物館 美術館・博物館

萩市の成り立ちから維新の偉人紹介まで興味深い展示が数多く、思ってたより時間を費やしてしまいました。っていうか幕末～明治の歴史に興味ある人なら一日いても飽きません。

それから萩の城下町を散策。この街も初めての訪問ですが、古い街並みが想像以上に残ってる。江戸時代のまんまじゃん。

萩城下町 名所・史跡

しかも綺麗に維持されてて、

しっかし日本家屋と桜っていうのはいいねえ。

若い頃、小説「世に棲む日日」を読んで以来、私にとって明治維新最大の奇跡でありヒーローである高杉新作の生家に来ました。
維新の奇跡がこの街から始まったと考えると感無量です。

やや歩き疲れたところでちょうどいい休憩場所があったので甘いものでも補給していきましょう。

萩ぷりん亭にてプリン休憩。

隣にクラフトビール屋があるが流石に運転手は飲めないのでお土産に瓶ビールを買っていきます。
プリンもビールも萩市の観光クーポンで支払いできました。

萩城下町ビール MURATA グルメ・レストラン

次に訪れたのは菊屋家住宅。江戸時代から続いた豪商のお屋敷です。殿様が泊るための専用エリアがあったり、伊藤博文公から寄贈された時計がまだ動いていたり、明治のころの電話室があったりと、当時の栄華が偲ばれます。

菊屋家住宅 名所・史跡

この地方ではちょうどこの時期がひな祭りとのことでお雛様が飾られていました。

本職の漆職人らによる贅を尽くした手作りのミニチュア調度品がすばらしかった。

次は萩最後の観光スポットとなった萩城跡。
満開の桜が石垣が映えます。あの桜に囲まれた銅像は？

萩城跡指月公園 名所・史跡

毛利輝元公でした。
関ヶ原で敗れ、領地減封後ここに城を築いたとき、後にこの地が徳川幕府を倒す一大勢力となることを誰が想像しただろうか？
などと歴史ロマンに思いを巡らすのであった。

それにしても基本砂州であるこの地にこれだけの石垣や城郭を築いた昔の人は凄かった。
何処に行ってもなんでお城壊しちゃったんだろうって思いますがここは特に思いましたね～。お城が残ってたら綺麗だっただろうな。

ということで萩観光は終了。これから海に映える鳥居で有名な元乃隅神社に向かいます。
つづく