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 自転車の旅 本州横断の巻(2)<br /><br /> 今日は酷い迷い方を二回も経験した日です。とっても不思議な体験。<br /><br /> 出発から3日目の8月6日。ビジネス旅館の朝。<br /> 5時過ぎに起きる。朝方は毎日曇天が続いている。台風の奴め今はどの辺りにいるんだろう。来るならさっさと来い、でも出来たらこっちに来る前に温帯低気圧になってね。

自転車の旅 本州横断の巻(2)

2いいね!

1989/08/04 - 1989/08/08

1619位(同エリア1948件中)

旅行記グループ 自転車の旅 本州横断の巻

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おく

おくさん

 自転車の旅 本州横断の巻(2)

 今日は酷い迷い方を二回も経験した日です。とっても不思議な体験。

 出発から3日目の8月6日。ビジネス旅館の朝。
 5時過ぎに起きる。朝方は毎日曇天が続いている。台風の奴め今はどの辺りにいるんだろう。来るならさっさと来い、でも出来たらこっちに来る前に温帯低気圧になってね。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
  •  朝飯を6時10分に持ってきてくれる。目が覚めてるんだから早いほどありがたい。おカミさんによると、雨が昨夜と今朝方降ったそうだ。いっこも気がつかなかった所を見ると、良く寝てたんだろう。今は降っていないが、今日は降られるかも知れないなぁ。ガッカリしないように今のうちから覚悟しとこう。

     朝飯を6時10分に持ってきてくれる。目が覚めてるんだから早いほどありがたい。おカミさんによると、雨が昨夜と今朝方降ったそうだ。いっこも気がつかなかった所を見ると、良く寝てたんだろう。今は降っていないが、今日は降られるかも知れないなぁ。ガッカリしないように今のうちから覚悟しとこう。

  •  7時、八幡館を出発。すぐに151号から153号へと乗り換える。松本の友達の所へ電話を入れてみるが、用事があって電話に出られないそうなのであとで掛け直すことにする。

     7時、八幡館を出発。すぐに151号から153号へと乗り換える。松本の友達の所へ電話を入れてみるが、用事があって電話に出られないそうなのであとで掛け直すことにする。

  •  空はまさに台風の空で、雲が速い速度で右から左へ流れている。本格的な雨風が来る前に行ける所まで行かなくちゃ。できたら今日の目的地の松本まで。<br /><br /> 旅館の緑茶をボトルに入れといたのを飲んでみる。ちょっといがらったい。番茶だったら旨かったんだろうが仕方ない、今回は失敗だ。<br /><br /> また松本に電話をしてみる。今度は本人が出てくれる。今晩オーケーとの返事でまずは一安心。ついでに自宅にも電話してみる。夏のうちに近所の友達の家でバーベキューすると言ってたのを昨夜私抜きでしちゃったそうだ。どうりで昨晩家に電話しても出ない筈だ。出し抜かれてしまった。<br /><br /> ゆるい下りを快適に走っていると、オッ!オッー!道端に財布が落ちているよ。ヤッター!!とうとう待ちわびた瞬間に遭遇できた。実は、自転車で何千キロも走ってるんだから、いつかはこういう場面に出会えるだろうと期待していたのだ。やっぱりこう言うことってあるもんだねー。期待のうちに財布を開けてみると、中身は割引のスタンプしか入ってなかった。がちょんだ。そうそう旨い話は転がっていないのだ。

     空はまさに台風の空で、雲が速い速度で右から左へ流れている。本格的な雨風が来る前に行ける所まで行かなくちゃ。できたら今日の目的地の松本まで。

     旅館の緑茶をボトルに入れといたのを飲んでみる。ちょっといがらったい。番茶だったら旨かったんだろうが仕方ない、今回は失敗だ。

     また松本に電話をしてみる。今度は本人が出てくれる。今晩オーケーとの返事でまずは一安心。ついでに自宅にも電話してみる。夏のうちに近所の友達の家でバーベキューすると言ってたのを昨夜私抜きでしちゃったそうだ。どうりで昨晩家に電話しても出ない筈だ。出し抜かれてしまった。

     ゆるい下りを快適に走っていると、オッ!オッー!道端に財布が落ちているよ。ヤッター!!とうとう待ちわびた瞬間に遭遇できた。実は、自転車で何千キロも走ってるんだから、いつかはこういう場面に出会えるだろうと期待していたのだ。やっぱりこう言うことってあるもんだねー。期待のうちに財布を開けてみると、中身は割引のスタンプしか入ってなかった。がちょんだ。そうそう旨い話は転がっていないのだ。

  •  10時、駒ヶ根市通過。風はあっちこっちから吹くまくっているようだが、結局向かい風の方が多い気がする。向かい風と追い風が同じ量であっても、しんどい向かい風の方が多く感じられるんだろうが。上の写真は台風の風が吹き荒れている所を撮ってみましたが、やっぱり制止画じゃこんなもんです。<br /><br /> 11時10分、伊那市駅の看板があった。大好きな駅が近いらしいので回り道して寄ってみる。残念ながら期待していたスタンプは置いてないようだ。つまらんことのようだが、スタンプ収集が旅のささやかな楽しみなんですよ。キオスクで白牛乳を飲んでまた走りつづける。

     10時、駒ヶ根市通過。風はあっちこっちから吹くまくっているようだが、結局向かい風の方が多い気がする。向かい風と追い風が同じ量であっても、しんどい向かい風の方が多く感じられるんだろうが。上の写真は台風の風が吹き荒れている所を撮ってみましたが、やっぱり制止画じゃこんなもんです。

     11時10分、伊那市駅の看板があった。大好きな駅が近いらしいので回り道して寄ってみる。残念ながら期待していたスタンプは置いてないようだ。つまらんことのようだが、スタンプ収集が旅のささやかな楽しみなんですよ。キオスクで白牛乳を飲んでまた走りつづける。

  •  そろそろ昼だ。安くて旨そうな店がないかなーと走っていると、どこにでもあるお馴染みのどさん娘のラーメン屋があった。手前に信州そばの店があるが、幾ら名物でも蕎麦じゃ力が出ない気がしてラーメンのお昼にする。それにチェーン店ならどこで食べても当たり外れはないから安心できるってものだ。<br /><br /> 昼飯を食べてるあいだに風向きが変わることは良くあることなので、ゆっくり食べてる間に追い風に変わらないかなーと願いつつ、美味い味噌ラーメンと餃子の昼飯にする。ここでも洗面所で石鹸を使わせてもらい顔とか腕を洗ったのでサッパリした。<br /><br /> 雨が時々パラつくが、空模様からしてまだ本格的には降ってこないだろう。この後、○○役場の○○さんから聞いた分水嶺まで20数キロだろうか。それを越えれば一気に塩尻、松本だ。今日は楽勝かな。<br /><br /> 窓の外を見ると期待通り風が追い風に変わってきた、ラッキー。実はこれが悲劇の始まりとは気づかない私。<br /><br /> 店を出て走り出すと、こっちの隣にもそば屋がある。こんなところに馬鹿に固まってるんだなーと、不思議に思いながら走り出す。<br /><br /> しばらく走り、雨足が少し強くなってきた所へ丁度パチンコ屋があったので、軒下でしばしの雨宿りをする。ついでにボトルに入れてきた旅館のいがらったいお茶を捨てて、ここの洗面所の水を入れさせて貰う。お茶を持ち歩く作戦は失敗だった。<br /><br /> 雨は本格的になってきて、もやは止む気配はまったく無いようだ。今日はこれからずっと降りっぱなしかも知れないなー。台風が2個もきてる所へ物好きに出てきたんだから仕方ないや。とうとう来るべきものがやって来たということなんだろう。どうも雨の中の峠越えという最悪のケースになりそうだ。<br /><br /> カメラや乾いた着替えをビニール袋に厳重に詰め直し、雨の走行に備えが出来たところでポンチョを被って走り出す。<br /><br /> すぐに大きな街に入ってくる。あれ?こんな大きな街は地図上では峠を越すまでない筈なんだが、おかしいなー?<br /><br /> 天竜川が今までと逆の流れ方になっている。これもおかしいけど、以前走った時にもこういうことはあったよな。そのときは山の中をグルングルン回りながら走ったために川の流れが逆方向に変わったのだった、ここは平地だけど、たまにはこういうこともあるんだろう。所変われば品変わるだ。<br /><br /> 今度は私の進行方向の道路標識が駒ヶ根市方面になっている。あれー、こんなこともあるのかなー?まぁ三角形の別の2点から駒ヶ根市を目指すとしたらこういうこともあるんだろう。<br /><br /> 次のはおかしいは決定的だった。見たような風景と建物が続けて出てきたのだ!?とうとう私の頭はパンクして、雨の中、自転車を止めて立ち尽くしてしまう。まったく狐につままれたようだ。信号待ちで止まった車に「塩尻はこっちでいいんですか?」と、わざと私の進行方向と逆を指し示すと「そーです」ガビーン!やっぱり逆走しちゃってたんだ。いったいどこで逆走を始めたんだろう?思い当たるのは、あの雨宿りのパチンコ屋だ。進行方向左側の店に入った積もりが、道の反対側の店に入ったのかも知れない。ちっくしょー、体中の力が抜けてしまうような気持ちになってしまうが、ここで立ち尽くしていれば松本に着くことは出来ない。仕方ないから今来た道をまた戻り始める。<br /><br /> だいぶ前に寄った「左折伊那市駅」の標識もそのままあるじゃないか。逆走してるときは全然分からなかった風景が、今、正常に走ると確かに一度見たものばっかりだ。くそーっ。<br /><br /> あったあった、やっぱり雨宿りしたパチンコ屋は道路の反対側だった。やっぱりここで間違ったんだ。休んでる内に反対側に入ったのを忘れたんだよきっと。<br /><br /> ところが、そこを過ぎても見たような建物が出てきた!?特に見覚えのある特徴的な店もある。逆走を始めたのはあのパチンコ屋じゃなかったんだ!またもや狐につままれた気分になってしまう。まさか今も逆に走ってんじゃないだろうななんて、とんでもないことまで考えてしまう。でもって今日は一日中おんなじ所をグルグル回って、結局松本まで行けないんじゃないだろうかなんて物騒な想像をしてしまうが、実感が伴っている所が恐ろしい。<br /><br /> あと逆走始める可能性のあるところは、昼のラーメン屋だけだ。まずはそこへ行かなくてはハッキリしない。真実を求めて雨の中ずんずん飛ばす。でもホントにこの道でいいんだろうか?今だって逆走していない保証はないのだ、さっきとは逆に走っているんだから、あのラーメン屋がなかったらどうしよう・・・。所々見覚えのある風景がある。うん大丈夫だと、その都度確認し自分を安心させる。

     そろそろ昼だ。安くて旨そうな店がないかなーと走っていると、どこにでもあるお馴染みのどさん娘のラーメン屋があった。手前に信州そばの店があるが、幾ら名物でも蕎麦じゃ力が出ない気がしてラーメンのお昼にする。それにチェーン店ならどこで食べても当たり外れはないから安心できるってものだ。

     昼飯を食べてるあいだに風向きが変わることは良くあることなので、ゆっくり食べてる間に追い風に変わらないかなーと願いつつ、美味い味噌ラーメンと餃子の昼飯にする。ここでも洗面所で石鹸を使わせてもらい顔とか腕を洗ったのでサッパリした。

     雨が時々パラつくが、空模様からしてまだ本格的には降ってこないだろう。この後、○○役場の○○さんから聞いた分水嶺まで20数キロだろうか。それを越えれば一気に塩尻、松本だ。今日は楽勝かな。

     窓の外を見ると期待通り風が追い風に変わってきた、ラッキー。実はこれが悲劇の始まりとは気づかない私。

     店を出て走り出すと、こっちの隣にもそば屋がある。こんなところに馬鹿に固まってるんだなーと、不思議に思いながら走り出す。

     しばらく走り、雨足が少し強くなってきた所へ丁度パチンコ屋があったので、軒下でしばしの雨宿りをする。ついでにボトルに入れてきた旅館のいがらったいお茶を捨てて、ここの洗面所の水を入れさせて貰う。お茶を持ち歩く作戦は失敗だった。

     雨は本格的になってきて、もやは止む気配はまったく無いようだ。今日はこれからずっと降りっぱなしかも知れないなー。台風が2個もきてる所へ物好きに出てきたんだから仕方ないや。とうとう来るべきものがやって来たということなんだろう。どうも雨の中の峠越えという最悪のケースになりそうだ。

     カメラや乾いた着替えをビニール袋に厳重に詰め直し、雨の走行に備えが出来たところでポンチョを被って走り出す。

     すぐに大きな街に入ってくる。あれ?こんな大きな街は地図上では峠を越すまでない筈なんだが、おかしいなー?

     天竜川が今までと逆の流れ方になっている。これもおかしいけど、以前走った時にもこういうことはあったよな。そのときは山の中をグルングルン回りながら走ったために川の流れが逆方向に変わったのだった、ここは平地だけど、たまにはこういうこともあるんだろう。所変われば品変わるだ。

     今度は私の進行方向の道路標識が駒ヶ根市方面になっている。あれー、こんなこともあるのかなー?まぁ三角形の別の2点から駒ヶ根市を目指すとしたらこういうこともあるんだろう。

     次のはおかしいは決定的だった。見たような風景と建物が続けて出てきたのだ!?とうとう私の頭はパンクして、雨の中、自転車を止めて立ち尽くしてしまう。まったく狐につままれたようだ。信号待ちで止まった車に「塩尻はこっちでいいんですか?」と、わざと私の進行方向と逆を指し示すと「そーです」ガビーン!やっぱり逆走しちゃってたんだ。いったいどこで逆走を始めたんだろう?思い当たるのは、あの雨宿りのパチンコ屋だ。進行方向左側の店に入った積もりが、道の反対側の店に入ったのかも知れない。ちっくしょー、体中の力が抜けてしまうような気持ちになってしまうが、ここで立ち尽くしていれば松本に着くことは出来ない。仕方ないから今来た道をまた戻り始める。

     だいぶ前に寄った「左折伊那市駅」の標識もそのままあるじゃないか。逆走してるときは全然分からなかった風景が、今、正常に走ると確かに一度見たものばっかりだ。くそーっ。

     あったあった、やっぱり雨宿りしたパチンコ屋は道路の反対側だった。やっぱりここで間違ったんだ。休んでる内に反対側に入ったのを忘れたんだよきっと。

     ところが、そこを過ぎても見たような建物が出てきた!?特に見覚えのある特徴的な店もある。逆走を始めたのはあのパチンコ屋じゃなかったんだ!またもや狐につままれた気分になってしまう。まさか今も逆に走ってんじゃないだろうななんて、とんでもないことまで考えてしまう。でもって今日は一日中おんなじ所をグルグル回って、結局松本まで行けないんじゃないだろうかなんて物騒な想像をしてしまうが、実感が伴っている所が恐ろしい。

     あと逆走始める可能性のあるところは、昼のラーメン屋だけだ。まずはそこへ行かなくてはハッキリしない。真実を求めて雨の中ずんずん飛ばす。でもホントにこの道でいいんだろうか?今だって逆走していない保証はないのだ、さっきとは逆に走っているんだから、あのラーメン屋がなかったらどうしよう・・・。所々見覚えのある風景がある。うん大丈夫だと、その都度確認し自分を安心させる。

  •  あったあった、そば屋の隣のラーメン屋があった。やっぱり道の反対側にあった店から出て、同じそば屋の前を通ったのに「ばかにそば屋が多いなー」なんて呑気なことを考えてたのだ。この時点で気づけば何てことはなかったのだが、思い込みとは恐ろしい。昼飯食べてる間に風が変わらないかなーなんて思ったのがそもそもの発端だったのかも知れない。いつもは進行方向左側の店に入ってばっかりで、道路の反対側の店には入らないようにしていたのが勘違いの元だったのか。風向きに頭が行ってしまったために、進行方向側の店に入ったと勘違いしてしまったのだ。ああ恐ろしい恐ろしい。一度走った道でも逆方向だと、まるで別の道になってしまうのだ。だから山歩きでは迷ったときに後戻りできるように、時々後ろの景色を見ておけと言うのだ。なるほどと思うが、サイクリング15年もやっててこんなのは初めてだよ。そんな面倒はこれからだってやるもんか。<br /><br /> ラーメン屋を出た時間をメモしてあったので、計算すると1時間20分のロスだった。気を取り直して「新しい道」を走りだす。まったくスゴロクで「振り出しに戻る」を実際にやった気分だ。

     あったあった、そば屋の隣のラーメン屋があった。やっぱり道の反対側にあった店から出て、同じそば屋の前を通ったのに「ばかにそば屋が多いなー」なんて呑気なことを考えてたのだ。この時点で気づけば何てことはなかったのだが、思い込みとは恐ろしい。昼飯食べてる間に風が変わらないかなーなんて思ったのがそもそもの発端だったのかも知れない。いつもは進行方向左側の店に入ってばっかりで、道路の反対側の店には入らないようにしていたのが勘違いの元だったのか。風向きに頭が行ってしまったために、進行方向側の店に入ったと勘違いしてしまったのだ。ああ恐ろしい恐ろしい。一度走った道でも逆方向だと、まるで別の道になってしまうのだ。だから山歩きでは迷ったときに後戻りできるように、時々後ろの景色を見ておけと言うのだ。なるほどと思うが、サイクリング15年もやっててこんなのは初めてだよ。そんな面倒はこれからだってやるもんか。

     ラーメン屋を出た時間をメモしてあったので、計算すると1時間20分のロスだった。気を取り直して「新しい道」を走りだす。まったくスゴロクで「振り出しに戻る」を実際にやった気分だ。

  •  町の中を走っているときに強烈な降りになったのでガード下に一時避難する。台風の雲と風を撮ったので折角だから雨も撮っておこう。雨の中ではカメラを出すのが危険なので滅多に撮ることはしないが、ここは屋根があるのでチャンスと言えばチャンスだ。<br /><br /> その後はダイエーがあったので、雨宿りを兼ねて小休止にする。こういう郊外型デパートは駅に次いでありがたい。前橋にいても行くのはいつもダイエーやイセヤなどの大きい駐車場のあるデパートばかりだからちょっぴり安心するものがある。<br /><br /> 3時過ぎ、小さな町に入ってきた。通りっぱたにあった小野駅という田舎の駅で雨宿りさせてもらう。なんだかもう夕方のような空模様になっていて、とても昼の3時とは思えない。あまり当てにならない地図を見たら、そろそろ上りは終わりに近づいているようだ。あと、塩尻までは11キロほどか。松本まででも24キロ位だろうか。この近辺に分水嶺があると村役場の○○さんが教えてくれてたので、峠クラスの上りがあるのかとずっと身構えていたが、周りの山の具合からみても、それ程のものはなさそうだ。地図ではこの先、列車の線路はトンネルの中を行き、道路はその上をまたいでいるが、そんなにひどい上りはもうないだろう。割合簡単に塩尻まで行けそうな気がする。<br /><br /> 旅のお供の小さい駅が道路上にあったので、こんな日は特に寄らない手はない。小さな待合室には、私の他にお婆さんと高校生くらいの女の子の二人連れが座っていた。これから雨の中を出て行こうとするのだろうか、お婆さんがやおらビニール袋を草履の上に被せて足首の辺りを縛り始めた。それに気づいた娘、鎮痛な顔とうめくような声を絞り出した「お願いだから止めてよー」。お婆さんの合理的な考えも分かるし、若い娘の気持ちも手に取るように分かった。テレビドラマでありそうな光景だったな。お婆さん役はキキキリンさんでお願いします。<br /><br /> 雨の走行で一番嫌なところは、降り出しの時だ。ポンチョを濡らすと仕舞うのが面倒だし、靴やソックスも濡らしたくないなどど、つまらんことでウジウジする。でもそれも最初だけで、雨の中に入ってしまえば気にならなくなってしまう。それよりも今回はメガネが曇ってしょうがない。雨で外気が下がったところへ、ポンチョの中の体の熱が襟元を伝わってメガネに掛かるから終始曇っている。上りだと馬力を出すので一層ひどくなる。まったく前が見えなくなってしまうので、時々ボトルの水をメガネに掛けながら走り続ける。<br /><br /> 今までは同じ状況でもそんなこと無かったので不思議に思ってたら、前のポンチョは山岳用ポンチョで首元がしっかり閉じられたが、今度の安物ポンチョはそうじゃなかったので体の蒸気が上がって来たのが判明。前のみたいなポンチョが欲しいなー。<br /><br /> 分水嶺の写真は雨の中でも何とか撮りたいと思っていたが、着いてみると「分水嶺」は公のものじゃなくて、ドライブインの名前だった。しょーもなっ。でもそこを境に道は上りから下りに変わる。本当に分水嶺なんだな。<br /><br /> 靴はもうグショグショ。この位濡れると良くしたもので、雨の走行が楽しくなってくるから不思議なものだ。ツーリングを満喫してる気分になる。慣れれば雨もまた楽しだ。<br /><br /> しばらく走ると、諏訪湖方面からの国道20号と合流する。ここで今回初のサイクリスト二人とすれ違い、挨拶を交わす。3日間走ってきて一組とは随分と淋しい話じゃないか。天竜川伝いのこのコースは、サイクリストにも魅力的なコースだろうから沢山会えると楽しみにしてきたのだが、余りに居なくて意外だった。それとも、台風の中をわざわざ出てくる物好きは滅多に居ないってことか?

     町の中を走っているときに強烈な降りになったのでガード下に一時避難する。台風の雲と風を撮ったので折角だから雨も撮っておこう。雨の中ではカメラを出すのが危険なので滅多に撮ることはしないが、ここは屋根があるのでチャンスと言えばチャンスだ。

     その後はダイエーがあったので、雨宿りを兼ねて小休止にする。こういう郊外型デパートは駅に次いでありがたい。前橋にいても行くのはいつもダイエーやイセヤなどの大きい駐車場のあるデパートばかりだからちょっぴり安心するものがある。

     3時過ぎ、小さな町に入ってきた。通りっぱたにあった小野駅という田舎の駅で雨宿りさせてもらう。なんだかもう夕方のような空模様になっていて、とても昼の3時とは思えない。あまり当てにならない地図を見たら、そろそろ上りは終わりに近づいているようだ。あと、塩尻までは11キロほどか。松本まででも24キロ位だろうか。この近辺に分水嶺があると村役場の○○さんが教えてくれてたので、峠クラスの上りがあるのかとずっと身構えていたが、周りの山の具合からみても、それ程のものはなさそうだ。地図ではこの先、列車の線路はトンネルの中を行き、道路はその上をまたいでいるが、そんなにひどい上りはもうないだろう。割合簡単に塩尻まで行けそうな気がする。

     旅のお供の小さい駅が道路上にあったので、こんな日は特に寄らない手はない。小さな待合室には、私の他にお婆さんと高校生くらいの女の子の二人連れが座っていた。これから雨の中を出て行こうとするのだろうか、お婆さんがやおらビニール袋を草履の上に被せて足首の辺りを縛り始めた。それに気づいた娘、鎮痛な顔とうめくような声を絞り出した「お願いだから止めてよー」。お婆さんの合理的な考えも分かるし、若い娘の気持ちも手に取るように分かった。テレビドラマでありそうな光景だったな。お婆さん役はキキキリンさんでお願いします。

     雨の走行で一番嫌なところは、降り出しの時だ。ポンチョを濡らすと仕舞うのが面倒だし、靴やソックスも濡らしたくないなどど、つまらんことでウジウジする。でもそれも最初だけで、雨の中に入ってしまえば気にならなくなってしまう。それよりも今回はメガネが曇ってしょうがない。雨で外気が下がったところへ、ポンチョの中の体の熱が襟元を伝わってメガネに掛かるから終始曇っている。上りだと馬力を出すので一層ひどくなる。まったく前が見えなくなってしまうので、時々ボトルの水をメガネに掛けながら走り続ける。

     今までは同じ状況でもそんなこと無かったので不思議に思ってたら、前のポンチョは山岳用ポンチョで首元がしっかり閉じられたが、今度の安物ポンチョはそうじゃなかったので体の蒸気が上がって来たのが判明。前のみたいなポンチョが欲しいなー。

     分水嶺の写真は雨の中でも何とか撮りたいと思っていたが、着いてみると「分水嶺」は公のものじゃなくて、ドライブインの名前だった。しょーもなっ。でもそこを境に道は上りから下りに変わる。本当に分水嶺なんだな。

     靴はもうグショグショ。この位濡れると良くしたもので、雨の走行が楽しくなってくるから不思議なものだ。ツーリングを満喫してる気分になる。慣れれば雨もまた楽しだ。

     しばらく走ると、諏訪湖方面からの国道20号と合流する。ここで今回初のサイクリスト二人とすれ違い、挨拶を交わす。3日間走ってきて一組とは随分と淋しい話じゃないか。天竜川伝いのこのコースは、サイクリストにも魅力的なコースだろうから沢山会えると楽しみにしてきたのだが、余りに居なくて意外だった。それとも、台風の中をわざわざ出てくる物好きは滅多に居ないってことか?

  •  5時15分、松本に到着。友達のところを訪ねてみたが、どっかに行っているようで鍵が掛かっている。外にあった傘を拝借して、近くの松本城へ見物に行ってみる。松本に来たのはこれで5度目だ。そのうち3回は自転車できて、その都度ここで寝させてもらっている。本当に便利でありがたいところだ。<br /><br /> ブラブラしながら戻ってきたら、友達は帰ってきていた。相変わらずの下駄履きだ。以前、前橋からUちゃんと来たときにも泊めてもらった平屋に今回もお世話になることになった。泥水をたっぷり被った足を洗い、Tシャツを着替えたら大分落ち着いた。今日は涼しかったからシャワーはいいや。<br /><br /> 友達はよそで食事の約束があるそうなので、一人でブラブラと松本の街へ出かけていく。靴はグショグショなので、下駄箱にあった女物のサンダルを突っかけて行く。よく、男のくせに女物の小さいサンダルをつっかけているアホがいるが、この際仕方ないのだ。<br /><br /> 8年前、Uちゃんと来たときに松本の友達と3人で行った店に行ってみようと探してみる。確かこれだったかなぁと思う店は生憎休みだった。近くに店は沢山あるが、地元専用らしくて何となく入りづらい雰囲気がある。一応私も観光客なんだから、観光客が行くところへ行くかと考え直し、賑やかな方へと足を向ける。<br /><br /> メインストリートらしき所には食事の出来そうな店はひとつもなかった。7時なのにみんなシャッターを閉めているよ。前橋みたいな街だなー。アーケードを歩いているとどっかの兄ちゃんが「今晩は。観音様のどーとかこーとかを」と寄ってくる。全くこういうのは何処でもいるな。「あー、いぃいぃ」と立ち止まらずにあしらう。百メートルも歩かない内に、また別のが寄ってきたので、これも同様にあしらう。でもたまには、こんなのに付き合ってくれる若者がいるらしく、歩道の隅で手かざしの技みたいのをしてもらってるよ。気色わりー。<br /><br /> とうとう松本駅まで来てしまった。今までのしけた松本が嘘のように賑わっている。飲食店だって松本中のが集まったかと思うほど立ち並んでいる。逆にこうあるとどこに入ろうかと迷い狂ってしまう。さんざっぱらフラフラした挙句、昼に食べたばっかりなのにまたラーメン屋に入ってしまう。どうもパターンが貧困だな。様子の分かっている店となると、どうしても焼肉屋とかラーメン屋になってしまうようだ。<br /><br /> さすが観光地のラーメン屋だ。ある物が全部よその倍の値段だよ。こういうのは勘弁してほしいなー。ビールだって中ジョッキが750円。中ビンが650円なので少しでも量が多そうな中瓶を頼む。どうせ高いラーメンなら、よそでは食べられない、うんと変わってるのを食べようと「大日本邪道そば(店の名でもある)」というのを頼む。何の事はない、味噌ラーメンの中華麺の代わりに日本そばを使ってるだけだ。名前負けで工夫が感じられないよ、つまらん。<br /><br /> 不満もそこそこに店を出た迄はまだマシだったが、その後がひどすぎる。どう酷いかと言うと、昼間逆走したのよりヒドイ!駅の近くから松本城方面へ曲がった積もりがどうもおかしい?来るときには全然見当たらなかった食堂がチラホラとあるのだ?!あれー?遅くなってから開く店が結構あるんだなー。呑気なことを考えながら歩って行くと、これは1本道を間違えたなと気づく。はるか彼方に間違ったと思われる角が見えるほどの位置だが、女物のサンダルが足に合わなくって(そりゃ当たり前)痛くて仕方ないので引き返す気がしない。大まかな方角は押さえている気になっているので、なーに、もう少し行って右に曲がれば大体城の辺りに出るだろうと歩きつづける。甘かった。<br /><br /> 足は益々痛くなってくるので、サンダルは手にぶら下げて小雨の中を裸足で歩き出す。人通りのない広い道路の反対側には付近の案内板が立っていたので、ペタペタと道路を横断して見に行ってみるが、松本城も、その近くにある市役所も載っていない。どういうことかいのー。一抹の不安がよぎる。まったくの方向違いに来てしまったってことなのか!?<br /><br /> どうも城から大分離れてしまったようだ。じゃぁどっかで曲がらなくてはと、信号のある大きな交差点を右に折れる。私のイメージが正しければ、これを行けば城の辺りに出るはずなんだが。筈なんだが。筈。<br /><br /> サンダル片手にしばらく行くと、今度はでっかい川が流れている。あれ、おかしいなぁ。ひとつの市にこんなにでかい川は幾つもない筈だろうから、これはきっと中心街を流れてる川だろう。なら、この川に沿っていけば知ってる所に必ず出るはずだぞ。それにしてもこの川がこの位置にあるとすると、随分へんな所に来てしまったてことだぞ。<br /><br /> 今度は川に沿って歩き出すが、行けども行けども見覚えのある所にはさっぱり出くわさない。もう何が何だか分からなくなってきて、頭が乱れた毛糸玉のような気分になってくる。それでも唯一の手がかりはこの川しかないので、川に沿って行ける所まで行こうと歩き続ける。最後の手段はタクシーだってあるさ。<br /><br /> あまり当てにはならん川だけど、かと言って他に何の当てがある訳じゃないので仕方なく川に沿って歩き続けることしばし。橋のたもとの交差点にある店先のショーウィンドーに見覚えのあるでっかいゴリラの縫いぐるみがあった。あれ!これには見覚えがあるぞ。必死に考えた末に何とか思い出すことができる。雨の中を松本城目指して走ってた時に見かけたゴリラだ。よくまぁこんなのを覚えてたモンだ。じゃぁこの川はどうなっちゃうのかいのぉ。またもや私の思っていた方向と違うことになるじゃないか。でも、このゴリラの記憶を信じた方がまだマシだなと思い、今度は川を離れてゴリラを基準に松本城と思われる方角へ歩き出す。途中、キャバレーの呼び込みが「さぁいらっしゃい」とやってくれるが、こっちはそれどころじゃない。今、道に迷ってんだと松本城の方向を尋ねて確認する。やっぱりあのゴリラで良かったらしい。そう言えば、ここんちのポスターは「歌手のウィンク」だったのを思い出す。知らない土地で一度見ただけなのに私の記憶力って結構あるじゃないか。(じゃぁ迷うなよ)

     5時15分、松本に到着。友達のところを訪ねてみたが、どっかに行っているようで鍵が掛かっている。外にあった傘を拝借して、近くの松本城へ見物に行ってみる。松本に来たのはこれで5度目だ。そのうち3回は自転車できて、その都度ここで寝させてもらっている。本当に便利でありがたいところだ。

     ブラブラしながら戻ってきたら、友達は帰ってきていた。相変わらずの下駄履きだ。以前、前橋からUちゃんと来たときにも泊めてもらった平屋に今回もお世話になることになった。泥水をたっぷり被った足を洗い、Tシャツを着替えたら大分落ち着いた。今日は涼しかったからシャワーはいいや。

     友達はよそで食事の約束があるそうなので、一人でブラブラと松本の街へ出かけていく。靴はグショグショなので、下駄箱にあった女物のサンダルを突っかけて行く。よく、男のくせに女物の小さいサンダルをつっかけているアホがいるが、この際仕方ないのだ。

     8年前、Uちゃんと来たときに松本の友達と3人で行った店に行ってみようと探してみる。確かこれだったかなぁと思う店は生憎休みだった。近くに店は沢山あるが、地元専用らしくて何となく入りづらい雰囲気がある。一応私も観光客なんだから、観光客が行くところへ行くかと考え直し、賑やかな方へと足を向ける。

     メインストリートらしき所には食事の出来そうな店はひとつもなかった。7時なのにみんなシャッターを閉めているよ。前橋みたいな街だなー。アーケードを歩いているとどっかの兄ちゃんが「今晩は。観音様のどーとかこーとかを」と寄ってくる。全くこういうのは何処でもいるな。「あー、いぃいぃ」と立ち止まらずにあしらう。百メートルも歩かない内に、また別のが寄ってきたので、これも同様にあしらう。でもたまには、こんなのに付き合ってくれる若者がいるらしく、歩道の隅で手かざしの技みたいのをしてもらってるよ。気色わりー。

     とうとう松本駅まで来てしまった。今までのしけた松本が嘘のように賑わっている。飲食店だって松本中のが集まったかと思うほど立ち並んでいる。逆にこうあるとどこに入ろうかと迷い狂ってしまう。さんざっぱらフラフラした挙句、昼に食べたばっかりなのにまたラーメン屋に入ってしまう。どうもパターンが貧困だな。様子の分かっている店となると、どうしても焼肉屋とかラーメン屋になってしまうようだ。

     さすが観光地のラーメン屋だ。ある物が全部よその倍の値段だよ。こういうのは勘弁してほしいなー。ビールだって中ジョッキが750円。中ビンが650円なので少しでも量が多そうな中瓶を頼む。どうせ高いラーメンなら、よそでは食べられない、うんと変わってるのを食べようと「大日本邪道そば(店の名でもある)」というのを頼む。何の事はない、味噌ラーメンの中華麺の代わりに日本そばを使ってるだけだ。名前負けで工夫が感じられないよ、つまらん。

     不満もそこそこに店を出た迄はまだマシだったが、その後がひどすぎる。どう酷いかと言うと、昼間逆走したのよりヒドイ!駅の近くから松本城方面へ曲がった積もりがどうもおかしい?来るときには全然見当たらなかった食堂がチラホラとあるのだ?!あれー?遅くなってから開く店が結構あるんだなー。呑気なことを考えながら歩って行くと、これは1本道を間違えたなと気づく。はるか彼方に間違ったと思われる角が見えるほどの位置だが、女物のサンダルが足に合わなくって(そりゃ当たり前)痛くて仕方ないので引き返す気がしない。大まかな方角は押さえている気になっているので、なーに、もう少し行って右に曲がれば大体城の辺りに出るだろうと歩きつづける。甘かった。

     足は益々痛くなってくるので、サンダルは手にぶら下げて小雨の中を裸足で歩き出す。人通りのない広い道路の反対側には付近の案内板が立っていたので、ペタペタと道路を横断して見に行ってみるが、松本城も、その近くにある市役所も載っていない。どういうことかいのー。一抹の不安がよぎる。まったくの方向違いに来てしまったってことなのか!?

     どうも城から大分離れてしまったようだ。じゃぁどっかで曲がらなくてはと、信号のある大きな交差点を右に折れる。私のイメージが正しければ、これを行けば城の辺りに出るはずなんだが。筈なんだが。筈。

     サンダル片手にしばらく行くと、今度はでっかい川が流れている。あれ、おかしいなぁ。ひとつの市にこんなにでかい川は幾つもない筈だろうから、これはきっと中心街を流れてる川だろう。なら、この川に沿っていけば知ってる所に必ず出るはずだぞ。それにしてもこの川がこの位置にあるとすると、随分へんな所に来てしまったてことだぞ。

     今度は川に沿って歩き出すが、行けども行けども見覚えのある所にはさっぱり出くわさない。もう何が何だか分からなくなってきて、頭が乱れた毛糸玉のような気分になってくる。それでも唯一の手がかりはこの川しかないので、川に沿って行ける所まで行こうと歩き続ける。最後の手段はタクシーだってあるさ。

     あまり当てにはならん川だけど、かと言って他に何の当てがある訳じゃないので仕方なく川に沿って歩き続けることしばし。橋のたもとの交差点にある店先のショーウィンドーに見覚えのあるでっかいゴリラの縫いぐるみがあった。あれ!これには見覚えがあるぞ。必死に考えた末に何とか思い出すことができる。雨の中を松本城目指して走ってた時に見かけたゴリラだ。よくまぁこんなのを覚えてたモンだ。じゃぁこの川はどうなっちゃうのかいのぉ。またもや私の思っていた方向と違うことになるじゃないか。でも、このゴリラの記憶を信じた方がまだマシだなと思い、今度は川を離れてゴリラを基準に松本城と思われる方角へ歩き出す。途中、キャバレーの呼び込みが「さぁいらっしゃい」とやってくれるが、こっちはそれどころじゃない。今、道に迷ってんだと松本城の方向を尋ねて確認する。やっぱりあのゴリラで良かったらしい。そう言えば、ここんちのポスターは「歌手のウィンク」だったのを思い出す。知らない土地で一度見ただけなのに私の記憶力って結構あるじゃないか。(じゃぁ迷うなよ)

  •  大きな交差点に出ると、左前方に何と松本駅が見える。ホントに不思議だ。駅から出発したのに、松本駅とは正反対の方から出てきて、また駅のそばを通ってる???昼間に続いてまたもや狐につままれたようだ。まったく不思議な体験を一日に2度もしてしまった。後で松本の市街図を見ながら迷った経路を推理してみましたが、どこをどう歩いたのかはっきりとは分かりませんでした。もしかして上の川でなく下の川沿いを歩いて来たのかも知れません。いずれにしてもゴリラのあった店で救われました。その道は塩尻から松本市内に入ってくる道です。<br /><br /> 友達の家にやっとのことで着いたら、もう9時だった。両足にはしっかりとでっかいサンダル擦れが出来ている。明日のペダリングに差し支えなければいいが。<br /><br /> やれやれ、部屋に入ってまったりしていると友達がウィスキー片手にやってきた。あれやこれや昔話に花が咲き、11時過ぎまでお喋りしてしまう。ここにはまともな寝具はなかったので、押入れからコタツ布団を引っ張り出して、柏餅で寝る。<br /><br /><br />自転車の旅 本州横断の巻(3)最終回へ続く<br />

     大きな交差点に出ると、左前方に何と松本駅が見える。ホントに不思議だ。駅から出発したのに、松本駅とは正反対の方から出てきて、また駅のそばを通ってる???昼間に続いてまたもや狐につままれたようだ。まったく不思議な体験を一日に2度もしてしまった。後で松本の市街図を見ながら迷った経路を推理してみましたが、どこをどう歩いたのかはっきりとは分かりませんでした。もしかして上の川でなく下の川沿いを歩いて来たのかも知れません。いずれにしてもゴリラのあった店で救われました。その道は塩尻から松本市内に入ってくる道です。

     友達の家にやっとのことで着いたら、もう9時だった。両足にはしっかりとでっかいサンダル擦れが出来ている。明日のペダリングに差し支えなければいいが。

     やれやれ、部屋に入ってまったりしていると友達がウィスキー片手にやってきた。あれやこれや昔話に花が咲き、11時過ぎまでお喋りしてしまう。ここにはまともな寝具はなかったので、押入れからコタツ布団を引っ張り出して、柏餅で寝る。


    自転車の旅 本州横断の巻(3)最終回へ続く

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