東京九州フェリー 西行き それいゆ乗船記

2022/04/18 - 2022/04/21

ひなたぼっこ初の一人旅&船旅
Twitterに載せきれなかった写真の紹介と旅の思い出を旅行記として書きました。

〈旅行のきっかけ〉
2021年夏に新航路の話を聞き、船旅がしたくなり、2022年4月やっとの思いで船旅が叶ったのです。

この旅行記は、船旅編・北九州編・福岡+飛行機編の3本立てでお送りします。

エリア 横須賀(神奈川)

2022年4月18日 雨の降る横須賀港フェリーターミナル
これから九州の福岡県まで21時間乗船する事になる東京九州フェリー"それいゆ"
ずっと乗りたかった船を前にして、乗船前では唯一の写真です。
ターミナルに到着した直後、「よこすか海軍カレーパン揚げたて」のアナウンスが！
揚げたてサクサクのパンに、どこか懐かしさを感じるカレー。
写真が無い事が美味しさの証明です😋

横須賀フェリーターミナル 乗り物

23:00 乗船開始
部屋に着くとすぐに大浴場へ向かいました。
烏の行水のごとく入浴を済ませてデッキへ
横須賀到着時は雨が降っていましたが、この時は止んでいました。

23:45 横須賀出港
深夜ですから汽笛も無く、静かに離岸しました。
新門司港まで21時間の航海スタートです。

埠頭では陸上スタッフが手を振って見送りしていました。

雨上がりに光るファンネル
遠くに見えるは横浜

船内1食目 夜食
丸天そば ￥600
東京九州フェリーオリジナルビーフカレーを食べるつもりでしたが、お蕎麦になりました。

さつま揚げが揚げたて！
つゆは関東風の濃い醤油味。フェリーでこんなにおいしい食事ができるなんて思っていませんでした。
お風呂上がりに出港の様子を雨上がりのデッキで見ていましたので、冷え冷えの身体がお蕎麦で温かくなりました。
新門司到着まであと3食が楽しみです♪

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

0:30 浦賀水道を通過
寝台のテレビとエントランスホールのモニターで船の現在位置がわかります。
この辺りから船が揺れるようになりました。

今回乗っている東京九州フェリーは太平洋を進みます。
陸地から離れた場所では携帯電話の電波が入りませんでした。
それにしても、976kmの長距離航路。
先は遠そうです。

食後の船内探索 @エントランスホール
3階分が吹き抜け構造になっていて開放感があります。
乗船中の"それいゆ"は新門司港がある北九州市の花ひまわりのフランス語です。
姉妹船に横須賀市の花から名付けられた"はまゆう"があります。

東京九州フェリー 乗り物

05:03
目が覚めると静岡県沖にいました。

大きめに揺れているなと思いながらデッキへ
風が強い！もう一歩前へ出ると体が持っていかれそうな、恐怖心を覚えるほどの強い風。
もう少し景色を楽しみたかったですが二度寝しました。

07:49 二度寝から目が覚めると三重県南東沖を航行中

朝の太平洋を撮ったお気に入りの一枚です。
空気は澄んでいて美味しいし、潮風が気持ち良い。
朝起きるとこんな綺麗な景色が見られるなんて、船旅最高じゃないですか！

遠くに紀伊半島が見えています。
左の船は、オーシャン東九フェリーの"どうご"
右の船は、商船三井フェリーのRORO船"すおう"
どちらも東京から福岡へ向かっています。

船内2食目 朝食
洋風プレートセット ￥950
ボリュームたっぷりの朝食です。
新門司着くまであと12時間ありますから、しっかり食べておかないと"暇"を乗り切れません。
パンが焼きたて(温めたて？)で美味しかったです😋

おいしいと噂の朝カレーは、ある理由により食べませんでした。

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

09:24 本州最南端 潮岬
およそ半分までやってきました。
これを超えると西日本。遠くまで来たんだと実感が湧きます。
2018年の紀伊半島一周ドライブでは潮岬で日の出を見ました。
今回は海上からです。

潮岬 自然・景勝地

船の位置情報
真ん中くらいまで来ました。

この角度の地図見慣れないので何枚か撮りました。
シミュレーションゲームをしているみたいですよね（笑）

10:15 姉妹船"はまゆう"との行き合い
アナウンスが入ったのでデッキへ
お互いが汽笛を鳴らしてすれ違いました。
これも船旅ならではの楽しみ
こちらは5～6人がデッキから手を振っていましたが、はまゆう側はデッキ0人！
誰も手振ってないじゃんと笑っていました。

船内3食目 昼食
三崎港まぐろ&湘南釜あげシラス丼 ￥1,200
出港地で載せた食材ですよおいしいに決まってます！
最高のランチでした😋

おいしいと噂の横須賀海軍カレーは以下略。

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

ベルリン屋台ソーセージ ￥600
少し物足りなかったので、テイクアウトして海を眺めながら食べました。
大きいソーセージにスパイシーなケチャップがおいしかったです。
お腹いっぱいになりました😋

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

15:00 足摺岬
2度目のお風呂へ行ってきました。
フェリーには露天風呂があり、太平洋で潮風を浴びながらのお風呂は最高でした♪

足摺岬 自然・景勝地

お風呂上がりのデザート
売店で購入した九州名物しろくま
レストランは営業時間外でも、コーヒーサーバーで挽きたてコーヒーを購入できます。

こちらはフォワードサロン
前方の景色が見られます。
まるで船長気分！

佐田岬半島が見えてきました。
そうです。愛媛県の西側に飛び出ている細長い半島です。
ここもいつか行ってみたいです。

佐田岬半島の先端

佐田岬 自然・景勝地

17:54 豊後水道の豊予海峡を通過して瀬戸内海に入りました。
船旅も終わりに近づき、少しずつ寂しくなってきました。
船内ではお昼寝もせず、デッキに出て景色を見たり、船内探検をしたりと歩き回っていました。
なんと1万歩も歩いていたそうです…

18:16 夕日と国東半島
九州はもうすぐそこに。
これも船旅でのお気に入りの写真です。
船上で朝・昼・夜とたくさんの景色を見る事が出来ました。

私の部屋はこのキッズルームの真裏だったのですが、感染症予防のため閉鎖されていました。
(知っていたので、静かなのを狙って部屋を選択しました)
窓からイカしたペンギンが見えました。

船内4食目 夕食
国産牛佐世保レモンステーキ ￥1,700
柔らかいお肉にレモンの酸味が絶妙にマッチしていておいしい😋
レモンステーキというものを初めて知りました。
夏でも食べやすい料理として生まれたそうです。

ここまで4食お腹いっぱいになりました。
ご飯がおいしい旅行いいですね♪

夕食メニューには門司港焼きカレーが以下略。

東京九州フェリーレストラン うらら（はまゆう）／ルミエール（それいゆ） グルメ・レストラン

船内のカップ麺自販機です。
フェリーといえばカップ麺が定番だそうですが、今回はレストランがおいしくてカップ麺は食べませんでした。
さて、カレーについてここでお話しします。
東京九州フェリーはカレーが美味しいと聞きました。
4食全てにカレーメニューがあります。それがたのしみでした。
私がカレーを食べなかった理由は2つあります。
1つ目。毎食レストランからカレーの香りがしてきます。
2つ目。ホールや船内のパブリックスペースではカップ麺を食べている方がいらっしゃいました。もちろんカレーヌードルも。

そう、部屋の外へ出るとカレーの匂いがするのです！

食べなくてもカレーを堪能してしまいました。
心残りはカレー。
次乗った時はカレーを食べたいです。🍛

神奈川県と福岡県を結ぶフェリー内で売られている日清どん兵衛。
東日本の味なのか西日本の味なのか…
通常印刷されているEもWも見当たりません。
食べて確かめるしかなさそうです。

4/25 持ち帰ったどん兵衛を食べました。
お出汁の良い香り。西日本の味でした。
念のためEマークのどん兵衛と食べ比べしてみました。やっぱり味が違います。

結論
東京九州フェリー船内で販売されていたどん兵衛は西日本の味でした。

18:55
薄夕暮れ

すっかり暗くなりました。
横須賀を深夜に出港して、新門司に着くのも夜。
景色・時間の変化を楽しむそんな旅。

20:35 新門司港へ入港

20:45 新門司港フェリーターミナルに到着
21時間の船旅が終わってしまいました。

新門司港フェリーターミナル 乗り物

東京九州フェリー"それいゆ"を下船しました。
21時間も暇だと思っていましたが、船旅が楽しく下りるのが寂しかったです。
機会があったら今度は東行き、それも姉妹船の"はまゆう"に乗船してみたいです。

こんなに船旅が楽しかったとは…！
日本海航路に興味があるので、次のフェリー旅が待ち遠しいです。

ひなたぼっこ旅行記～船旅編～終わり。

よかったら旅の続き、ひなたぼっこ旅行記～北九州編～もご覧ください。

新門司港フェリーターミナル 乗り物