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 川崎市宮前区神木本町1にある等覚院は天台宗のお寺で神木山等覚院長徳寺という。<br /> 創建年代等は不詳である。<br /> 本尊は江戸時代(文化・文政期)の地誌『新編武蔵風土記稿』には、一尺五寸(約45cm)の不動明王立像と伝えられている。しかし、秘仏で拝むことは出来ない。本堂廊下向かって左側には最近造られた大きな不動王、向かって右側には伝教大師最澄座像が鎮座している。<br /> 本堂は安政年間(1854年~1860年)に再建されたものである。玄関の唐破風とそこにある菊の御紋が寺格を示していよう。<br /> 石段下の仁王門は明治15年(1882年)に建立されたものであり、天井に描かれた迦陵頻伽(かりょうびんが)の絵には絵師の印が残っている(https://4travel.jp/travelogue/11750093)。<br /> 本堂前にある手水鉢は一見の価値がある(https://4travel.jp/travelogue/11750092)。<br /> 4年前に登戸駅周辺の寺社を巡って、この辺りには立派な寺社があるものだと実感したことがある。今回も神奈川新聞の記事がヤフーニュースに転載されており、Webで検索すると山門が立派な楼門だったの出掛けてみることにした。しかし、最近は天気が続かずに、その機会を伺っていた。<br /> 等覚院を訪れている人々は今の時期のツツジが目当ての人が殆どで、本堂に上がって参拝している人は2割はいないどろう。本堂に上がって参拝しているのは地元の人で、川崎市内の海側の下町から来ている人はご本尊は参拝しないようだ。また、市内の下町育ちの人は厄介な人が多い。自分の言いたいことばかり言って人の話は全く聞かないご老人や話を纏められないお婆さんなどが多く出会うからだ。<br /> 等覚院の境内にはツツジばかりを植えていて、ツツジの花の季節が過ぎれば地元の人しか参拝には訪れないお寺なのだろう。お寺巡りを趣味にしている人などほんの一握りに限られている。幾ら入山料を徴収しないからと、ご本尊も拝まず、お寺の伽藍にも無頓着なのだ。見るべきものも多いここ等覚院までわざわざ足を運んでいるのにもったいないことだ。<br /> また、今、撮り鉄のマナーの悪さが報じられ、問題化しているが、これは、このお寺にも花目当てで多くの人々が訪れ、それが転じて菜の花や桜と電車などの風景を追って撮り鉄まがいになっているような気がする。<br /> それが、仁王門横にある枯れ山水風の庭の白砂の端には波紋は残っているのに、大方は踏み荒らされてしまっていることからも伺い知ることが出来る。<br />(表紙写真は等覚院本堂)<br /> 

神木山等覚院(川崎市宮前区神木本町1)

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2022/04/22 - 2022/04/22

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 川崎市宮前区神木本町1にある等覚院は天台宗のお寺で神木山等覚院長徳寺という。
 創建年代等は不詳である。
 本尊は江戸時代(文化・文政期)の地誌『新編武蔵風土記稿』には、一尺五寸(約45cm)の不動明王立像と伝えられている。しかし、秘仏で拝むことは出来ない。本堂廊下向かって左側には最近造られた大きな不動王、向かって右側には伝教大師最澄座像が鎮座している。
 本堂は安政年間(1854年~1860年)に再建されたものである。玄関の唐破風とそこにある菊の御紋が寺格を示していよう。
 石段下の仁王門は明治15年(1882年)に建立されたものであり、天井に描かれた迦陵頻伽(かりょうびんが)の絵には絵師の印が残っている(https://4travel.jp/travelogue/11750093)。
 本堂前にある手水鉢は一見の価値がある(https://4travel.jp/travelogue/11750092)。
 4年前に登戸駅周辺の寺社を巡って、この辺りには立派な寺社があるものだと実感したことがある。今回も神奈川新聞の記事がヤフーニュースに転載されており、Webで検索すると山門が立派な楼門だったの出掛けてみることにした。しかし、最近は天気が続かずに、その機会を伺っていた。
 等覚院を訪れている人々は今の時期のツツジが目当ての人が殆どで、本堂に上がって参拝している人は2割はいないどろう。本堂に上がって参拝しているのは地元の人で、川崎市内の海側の下町から来ている人はご本尊は参拝しないようだ。また、市内の下町育ちの人は厄介な人が多い。自分の言いたいことばかり言って人の話は全く聞かないご老人や話を纏められないお婆さんなどが多く出会うからだ。
 等覚院の境内にはツツジばかりを植えていて、ツツジの花の季節が過ぎれば地元の人しか参拝には訪れないお寺なのだろう。お寺巡りを趣味にしている人などほんの一握りに限られている。幾ら入山料を徴収しないからと、ご本尊も拝まず、お寺の伽藍にも無頓着なのだ。見るべきものも多いここ等覚院までわざわざ足を運んでいるのにもったいないことだ。
 また、今、撮り鉄のマナーの悪さが報じられ、問題化しているが、これは、このお寺にも花目当てで多くの人々が訪れ、それが転じて菜の花や桜と電車などの風景を追って撮り鉄まがいになっているような気がする。
 それが、仁王門横にある枯れ山水風の庭の白砂の端には波紋は残っているのに、大方は踏み荒らされてしまっていることからも伺い知ることが出来る。
(表紙写真は等覚院本堂)
 

  • 「神木不動」バス停にある道標。バス降車し、徒歩2分で等覚院だ。

    「神木不動」バス停にある道標。バス降車し、徒歩2分で等覚院だ。

  • 小路に入ると140mで等覚院だ。バス停からは150m程度か。

    小路に入ると140mで等覚院だ。バス停からは150m程度か。

  • 左折する場所にも道標。

    左折する場所にも道標。

  • 等覚院檀家駐車場。仁王門前にも駐車場がある。

    等覚院檀家駐車場。仁王門前にも駐車場がある。

  • 平日だというのに大勢の人が来ている。白バイもやって来た。ツツジの開花状況を確かめに来た?

    平日だというのに大勢の人が来ている。白バイもやって来た。ツツジの開花状況を確かめに来た?

  • タモノキ?

    タモノキ?

  • 掲示板。

    掲示板。

  • 「神木山 等覚院」寺号標石。

    「神木山 等覚院」寺号標石。

  • 等覚院仁王門。

    等覚院仁王門。

  • 等覚院仁王門。

    等覚院仁王門。

  • 等覚院仁王門横の枯山水庭園。

    等覚院仁王門横の枯山水庭園。

  • 石段の先に本堂。

    石段の先に本堂。

  • 等覚院絵馬堂。

    等覚院絵馬堂。

  • 「緑地保全協定地」。

    「緑地保全協定地」。

  • 「略縁記」。山号の「神木」(しぼく)が町名になっている。しかし、「しんぼく」か「かみき」なら読めるが「しぼく」とは読めない。地元の人しか読めない漢字だ。

    「略縁記」。山号の「神木」(しぼく)が町名になっている。しかし、「しんぼく」か「かみき」なら読めるが「しぼく」とは読めない。地元の人しか読めない漢字だ。

  • 支えが必要なカエデ。

    支えが必要なカエデ。

  • 石段の先に本堂。

    石段の先に本堂。

  • 本堂。

    本堂。

  • 手水舎。

    手水舎。

  • 手水鉢。

    手水鉢。

  • 本堂前の松の木。

    本堂前の松の木。

  • 等覚院本堂。

    等覚院本堂。

  • 「関東三十六不動霊場第六番札所」。

    「関東三十六不動霊場第六番札所」。

  • 〈くみしばい〉。

    〈くみしばい〉。

  • 唐破風の玄関。

    唐破風の玄関。

  • 唐破風の彫刻。

    唐破風の彫刻。

  • 菊の御紋と懸魚。

    菊の御紋と懸魚。

  • 鳥と龍の彫刻。

    鳥と龍の彫刻。

  • 鳥の彫刻。

    鳥の彫刻。

  • 龍の彫刻。

    龍の彫刻。

  • 唐獅子の木鼻。

    唐獅子の木鼻。

  • 唐獅子の木鼻。

    唐獅子の木鼻。

  • 本堂に掛かる「神木山」の扁額。

    本堂に掛かる「神木山」の扁額。

  • 海老虹梁。

    海老虹梁。

  • 海老虹梁。

    海老虹梁。

  • 龍の彫刻。

    龍の彫刻。

  • 不動王象。

    不動王象。

  • 伝教大師最澄座像。

    伝教大師最澄座像。

  • 「皆さまへ 朝勧業のご案内」。

    「皆さまへ 朝勧業のご案内」。

  • 本堂の高覧。

    本堂の高覧。

  • ツツジの山の上に万福稲荷堂。

    ツツジの山の上に万福稲荷堂。

  • お堂。

    お堂。

  • 寺務所と庫裡。

    寺務所と庫裡。

  • 寺務所と庫裡。

    寺務所と庫裡。

  • 寺務所と庫裡。

    寺務所と庫裡。

  • 寺務所。

    寺務所。

  • 牡丹。

    牡丹。

  • 寺務所。

    寺務所。

  • 寺務所。

    寺務所。

  • 植木2鉢。

    植木2鉢。

  • メダカ。楊貴妃とメラのメダカ。バス通りの「めだか屋」で買ったという。

    メダカ。楊貴妃とメラのメダカ。バス通りの「めだか屋」で買ったという。

  • 仁王門。

    仁王門。

  • 庫裡。

    庫裡。

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