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 自転車の旅 能登半島一周と飛騨路のおまけつき(3)<br /><br /> 出発から4日目、穴水のビジネス旅館。<br /> 6時に起床。クーラーの風をずっと洗濯物に当てておいたので靴下以外は総て乾いている。上場だ。やっぱりクーラー付きの部屋はありがたいな。<br /><br /> 朝食を食べながらテレビの天気予報を見ると、こっちは少し崩れるらしい。曇りと雨だ。今日の予定では、ここ穴水から能登島へフェリーで渡り和倉温泉に行く計画だったが、ここのおばさんによると「あれは廃止になりました!」とのこと。2022年の現代なら何でもネットで調べることが出来るが、この時代では事前の情報収集はとても難しい。仕方ないから能登島はカットして陸路を走ることにする。プラス18キロくらいかな。<br /><br /> 表の道端にテントを張った兄ちゃんは、もうテントを畳んで朝飯の用意をしていた。携帯コンロでラーメンを煮て、魚の缶詰を開けている。昨日は私と同じ輪島に泊まったそうだ。今日はゆっくりと能登島でキャンプするらしい。フェリーは廃止だってよと教えたら、和倉から有料橋を渡る積もりとのこと。私もあいだに一日位ゆっくり出来る日程が組めれば時間調整にもなっていいのだが、今回はそうも行かない。最後に泊まるところが知人の家と決まっているから、どうしてもスタートからそこ迄の割り算で一日の距離が決まってしまうのだ。<br /><br /> 本日は朝から向かい風がビュンビュンと吹きまくってて腹立たしいったらない。まったく何とかしてくれいって心境だ。長い坂を登り切った所に自販機があったので少しでも元気が出るかなと思ってオロナミンCを飲む。でも口の中がさっぱりしないので水を飲むことにする。こういう時ボトルの水は便利だ。補給さえ怠らなくちゃいつでも水が飲めるので絶対に切らしてはいけません。<br /><br /> 前日立てた予定時刻通りの9時半に和倉温泉着。ここは本線から少し外れるので普通なら寄るような所じゃないのだが、十数年前にここの海岸で友達4人でキャンプしたことがあるので、その場所を見たくてわざわざ回り道をするのです。当時はこの仲良し4人でお盆の時期に毎年車にテントを積んで数日間の旅行を楽しんでいた。その名も「貧乏旅行会」。みんな金がない者同士なので貧しい食事とテント泊ながらも楽しい時期だった。当時はまだ珍しいエアコン付きの車のフリをして窓を閉め切ったまま走ったり、アホなことをやっていたのが思い出される。

自転車の旅 能登半島一周と飛騨路のおまけつき(3)

5いいね!

1987/08/14 - 1987/08/19

1227位(同エリア1626件中)

おく

おくさん

 自転車の旅 能登半島一周と飛騨路のおまけつき(3)

 出発から4日目、穴水のビジネス旅館。
 6時に起床。クーラーの風をずっと洗濯物に当てておいたので靴下以外は総て乾いている。上場だ。やっぱりクーラー付きの部屋はありがたいな。

 朝食を食べながらテレビの天気予報を見ると、こっちは少し崩れるらしい。曇りと雨だ。今日の予定では、ここ穴水から能登島へフェリーで渡り和倉温泉に行く計画だったが、ここのおばさんによると「あれは廃止になりました!」とのこと。2022年の現代なら何でもネットで調べることが出来るが、この時代では事前の情報収集はとても難しい。仕方ないから能登島はカットして陸路を走ることにする。プラス18キロくらいかな。

 表の道端にテントを張った兄ちゃんは、もうテントを畳んで朝飯の用意をしていた。携帯コンロでラーメンを煮て、魚の缶詰を開けている。昨日は私と同じ輪島に泊まったそうだ。今日はゆっくりと能登島でキャンプするらしい。フェリーは廃止だってよと教えたら、和倉から有料橋を渡る積もりとのこと。私もあいだに一日位ゆっくり出来る日程が組めれば時間調整にもなっていいのだが、今回はそうも行かない。最後に泊まるところが知人の家と決まっているから、どうしてもスタートからそこ迄の割り算で一日の距離が決まってしまうのだ。

 本日は朝から向かい風がビュンビュンと吹きまくってて腹立たしいったらない。まったく何とかしてくれいって心境だ。長い坂を登り切った所に自販機があったので少しでも元気が出るかなと思ってオロナミンCを飲む。でも口の中がさっぱりしないので水を飲むことにする。こういう時ボトルの水は便利だ。補給さえ怠らなくちゃいつでも水が飲めるので絶対に切らしてはいけません。

 前日立てた予定時刻通りの9時半に和倉温泉着。ここは本線から少し外れるので普通なら寄るような所じゃないのだが、十数年前にここの海岸で友達4人でキャンプしたことがあるので、その場所を見たくてわざわざ回り道をするのです。当時はこの仲良し4人でお盆の時期に毎年車にテントを積んで数日間の旅行を楽しんでいた。その名も「貧乏旅行会」。みんな金がない者同士なので貧しい食事とテント泊ながらも楽しい時期だった。当時はまだ珍しいエアコン付きの車のフリをして窓を閉め切ったまま走ったり、アホなことをやっていたのが思い出される。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
  •  土産物屋の並ぶ温泉街は何となく見覚えがあるようだったが、肝心のキャンプ地はすっかり変わってしまっていた。多分この辺りだろうと思われる場所は大きなホテルになっていた、残念。<br /><br /> 当時、トイレを借りに寄った和倉駅にも行ってみた。駅はすっかり近代化されていたが、トイレの場所だけは変わっていなかったので嬉しかった(何のこっちゃ)。<br /><br /> 七尾市にはうちの奥さんのおじさんがいる。うちのは七尾に一度も来たことが無くて、七尾の従姉妹にも一度も会ったことがないという。勿論、私も初めてだ。駅前の交番で教えて貰い、途中でブドウを1箱求め手土産にして訪ねていくと、調度おじさんが店に座っていて「おーっ」と大ビックリ、喜んでくれる。何しろ遠いところだから群馬から来る親戚なんて、多分数年に1度あるかないかなんだろう。私も自分の結婚式で一度会っただけだった。

     土産物屋の並ぶ温泉街は何となく見覚えがあるようだったが、肝心のキャンプ地はすっかり変わってしまっていた。多分この辺りだろうと思われる場所は大きなホテルになっていた、残念。

     当時、トイレを借りに寄った和倉駅にも行ってみた。駅はすっかり近代化されていたが、トイレの場所だけは変わっていなかったので嬉しかった(何のこっちゃ)。

     七尾市にはうちの奥さんのおじさんがいる。うちのは七尾に一度も来たことが無くて、七尾の従姉妹にも一度も会ったことがないという。勿論、私も初めてだ。駅前の交番で教えて貰い、途中でブドウを1箱求め手土産にして訪ねていくと、調度おじさんが店に座っていて「おーっ」と大ビックリ、喜んでくれる。何しろ遠いところだから群馬から来る親戚なんて、多分数年に1度あるかないかなんだろう。私も自分の結婚式で一度会っただけだった。

  •  カミさんの従兄弟も配達から帰ってきた。この人も群馬へは小学生の頃に一度行っただけとのこと。食堂なので早めのお昼をご馳走して貰い、食堂の入り口前で小父さんと娘の二人で記念写真を撮らせて貰う。この娘さん二人もかみさんの従姉妹だが、一度も会っていないそうだ。食堂に掛かっている暖簾をみたら屋号はかみさんの旧姓だった。<br /><br /> 私が来ることはもう無いだろうし、こちらから群馬に来ることも無いだろう。一期一会とはこのことだ。さよならをして11時には七尾を後にする。1日の走行距離が決めてあるので残念ながらここでもゆっくりとはしていられないのだ。最後の晩に泊めて貰える家が決まっているのはありがたいが、自由に走り回れないデメリットもある。

     カミさんの従兄弟も配達から帰ってきた。この人も群馬へは小学生の頃に一度行っただけとのこと。食堂なので早めのお昼をご馳走して貰い、食堂の入り口前で小父さんと娘の二人で記念写真を撮らせて貰う。この娘さん二人もかみさんの従姉妹だが、一度も会っていないそうだ。食堂に掛かっている暖簾をみたら屋号はかみさんの旧姓だった。

     私が来ることはもう無いだろうし、こちらから群馬に来ることも無いだろう。一期一会とはこのことだ。さよならをして11時には七尾を後にする。1日の走行距離が決めてあるので残念ながらここでもゆっくりとはしていられないのだ。最後の晩に泊めて貰える家が決まっているのはありがたいが、自由に走り回れないデメリットもある。

  •  海岸線をしばらく走って行くと、富山県の大きな看板が目に入る。記念に写真を撮ってたら突風に帽子が飛ばされてしまい、あれよあれよと思う間もなく道路から数メートル下の海中へボチャン。まいったなーと思いながら堤防の下を覗くと、少しばかりの砂地にうまいこと着地を決めていてちょっと濡れた程度だ。おまけに下へ降りる石段がそこ迄続いていたので無事手元に戻ることが出来た。一件落着だ。実はこの風でいつか帽子を飛ばされるんじゃないかと心配してたところだったのだ。気に入っている帽子だが、あご紐がないのが唯一の難点。<br /><br /> その後、内陸部に入っても風はずっと向かい風のまま吹き続けている。マルシュという郊外型スーパーでひと休みしたついでにボトルに入れるゲータレードの粉末を2袋買う。乾電池がレジにあったので買っとこうかなー、どうしよーかなーと迷ったが荷物になるのが嫌なので結局買わない。この判断が裏目に出なくちゃいいが。<br /><br /> 3時頃、やっと風が強い追い風に変わる。キャッホー!こうなると気持ちもはつらつとしてきて追い風に乗ってブンブン飛ばす。今までの仇討ちをやってる気分だ。<br /><br /> 高岡市のバイパスは制限速度が60kmと、群馬には見あたらないような高速バイパス。当然クルマは70km前後のスピードで走るもんだから、集団で後ろから抜かれると恐ろしい限りだ。普段はいつでも車道を走るのが、ここでは恐くて歩道を走ることにする。命あっての物種だ。

     海岸線をしばらく走って行くと、富山県の大きな看板が目に入る。記念に写真を撮ってたら突風に帽子が飛ばされてしまい、あれよあれよと思う間もなく道路から数メートル下の海中へボチャン。まいったなーと思いながら堤防の下を覗くと、少しばかりの砂地にうまいこと着地を決めていてちょっと濡れた程度だ。おまけに下へ降りる石段がそこ迄続いていたので無事手元に戻ることが出来た。一件落着だ。実はこの風でいつか帽子を飛ばされるんじゃないかと心配してたところだったのだ。気に入っている帽子だが、あご紐がないのが唯一の難点。

     その後、内陸部に入っても風はずっと向かい風のまま吹き続けている。マルシュという郊外型スーパーでひと休みしたついでにボトルに入れるゲータレードの粉末を2袋買う。乾電池がレジにあったので買っとこうかなー、どうしよーかなーと迷ったが荷物になるのが嫌なので結局買わない。この判断が裏目に出なくちゃいいが。

     3時頃、やっと風が強い追い風に変わる。キャッホー!こうなると気持ちもはつらつとしてきて追い風に乗ってブンブン飛ばす。今までの仇討ちをやってる気分だ。

     高岡市のバイパスは制限速度が60kmと、群馬には見あたらないような高速バイパス。当然クルマは70km前後のスピードで走るもんだから、集団で後ろから抜かれると恐ろしい限りだ。普段はいつでも車道を走るのが、ここでは恐くて歩道を走ることにする。命あっての物種だ。

  •  4時20分、富山駅着。富山ってのはまだ路面電車が走っているんだねぇ、思わずカメラを向ける。知らない土地に来たら何はともあれ駅に行こう。駅前ではおかしな人が私に断りもなく手かざしを始めたので無視して通り過ぎる。駅の自販機で缶ビールを買い、一人で乾杯したあと国道41号を山の中を目指してずんずん走っていく。

     4時20分、富山駅着。富山ってのはまだ路面電車が走っているんだねぇ、思わずカメラを向ける。知らない土地に来たら何はともあれ駅に行こう。駅前ではおかしな人が私に断りもなく手かざしを始めたので無視して通り過ぎる。駅の自販機で缶ビールを買い、一人で乾杯したあと国道41号を山の中を目指してずんずん走っていく。

  •  富山城のお堀端で一枚写真を撮ってから交差点で止まっていると地元の人が私のフロントバッグを褒めだした。このバッグも手作りしたもので、何しろ沢山の荷物が入るようにハンドルの幅とフロントキャリアの限度一杯まで大きく作ってあるので、その大きさを褒めてくれてた。どうやらこの人もサイクリングをする人のようだ。<br /><br /> しばらく走り家並みがどんどん少なくなってくると、この先泊まれるような所があるかなぁと心細くなってくる。やっぱり寝袋持ってないといざってときに困るなぁ。いざってなったらポンチョを被って寝るっきゃないかなぁ。<br /><br /> 細入村の入り口に大きな案内板が立っていたので、宿のありそうな所があるかな?と見に行ってみる。村は二つの集落に分かれていて、その先へ行ってしまうともう時間的に暗くなってしまうのが分かった。だからこの二つの内のどちらかで必ず宿を探さなければと心に誓う(大げさでなく)。<br /><br /> 最初の集落にはそれらしきものは一つも見あたらない。駅も小さな無人駅があるだけだった。この次の集落に望みを託す。この頃から雨になってきたのでポンチョを被って走らなくてはならない。暗くなって降る雨というのは誠に嫌なもんだ、気が滅入ってしまう。時間的にはそれ程じゃないが、雨のため薄暗くなってきはじめた。クルマもライトを点けてるのが目立ってきている。次の集落までは8kmくらいだろうか、やっぱりランプ用の乾電池を買っときゃ良かったかなーと悔やまれるが仕方ない。<br /><br /> 道路と並行して走っていく電車から女子中学生らしいのが二人手を振って「がんばってくださーい」と声援を送ってくれた。車からの声援を送ってくれる人はたまにいるが、電車から声援を送られたのは初めてだ。場面が場面だけに何となく心強く感じられた。だがすっぽりポンチョを被っているので手を振り返す余裕もありゃしない、唯一の救いは坂がまだ緩い上りだということだ。これならある程度のスピードが出せるから気分的には落ち込みが少なくて済むというもの。<br /><br /> 雨足が強くなってきたころ次の集落の猪谷に着く。ここが最後の砦だ。ゆっくりとペダルを踏みながら道の両側にくまなく目をやるが、残念ながら宿らしいものは一つも無かった。すぐに村はずれになってしまったので、しょーがないから今晩は寝袋なしの野宿だと腹を決め、猪谷駅へ続く路地を登っていく。すると、あれれ?と目を疑うような光景が・・・旅館があったんですよ、しかも2軒も!!なんでこんな所に旅館があるんだろ?さっきの集落には何もなかったのに。<br /><br /> 何はともあれ良かった良かった。こんな田舎の旅館が満員の筈はない、しかも2軒もあるんだから尚のことだ。余裕の気持ちで、どっちにし、よ、う、か、なと宿を選ぶ。取りあえず部屋をお願い出来たが、食事は駅前の食堂で食べてきて下さいとのこと。宿のおばさんが「先に食べてきた方がいいですよ、こないだは閉められちゃったから」と言うので急いで食堂に行く。本当は風呂に先に入りたいんだけど仕方ない。<br /><br /> 店の感じからして、どーせ不味いんだろから一番安い350円の月見そばにしておく。ビールもと思ったが、こんな食堂のくせして500円なんて値段が付けてあるのでアホらしいからやめとく。<br /><br /> そばが来た。ピンポーン、残念ながら正解だね。めんは来たときから延びていて、その内とろけてきたよ。揚げ玉は油が返っているので食べられまへん。これじゃ勿体無いおばけも出んだろうと残す。でも汁だけはまぁまぁだ。七尾で食べさせて貰ったうどんと同じで、透明で薄味。こんなモンでもその地方の味が食べられるのは嬉しい。臭い揚げ玉をよけてスープを飲んでおく。<br /><br /> 旅館ではいつものように風呂に入りながら洗濯だ。でもこの小さい風呂は何と大量の垢が浮いてた。いかな私でもこれじゃぁちょっと入る気がしないよ。もしかして旅館の人の入ったあとかな。湯船は諦めてシャワーを活用する。風呂上がりに村の酒屋でビールのロング缶を仕入れて部屋で飲むことにする。小さな集落だけど酒屋があって良かった。泊まる宿も見つかって何だかホッとする時間だ。<br /><br /> 日記を付けていると宿のおばさんが「これ、うちでとれたスイカなんですけど、ちょっと割れちゃったけど良かったら食べてください」と、でっかいのを二切れ持ってきてくれた。最初は余り愛想のない人だなぁと思ったけど、結構良い人げだ。サイクリングの話なんかする。こうやって見ず知らずの人とお喋りして交流があったりすると、人の出会いと言うのは何て不思議なもんだろうとしみじみ思ったりする。<br /><br /> あー、今日も一日良く走ったこと。どうもご苦労さんでした自分。<br /> 本日の走行距離123km。

     富山城のお堀端で一枚写真を撮ってから交差点で止まっていると地元の人が私のフロントバッグを褒めだした。このバッグも手作りしたもので、何しろ沢山の荷物が入るようにハンドルの幅とフロントキャリアの限度一杯まで大きく作ってあるので、その大きさを褒めてくれてた。どうやらこの人もサイクリングをする人のようだ。

     しばらく走り家並みがどんどん少なくなってくると、この先泊まれるような所があるかなぁと心細くなってくる。やっぱり寝袋持ってないといざってときに困るなぁ。いざってなったらポンチョを被って寝るっきゃないかなぁ。

     細入村の入り口に大きな案内板が立っていたので、宿のありそうな所があるかな?と見に行ってみる。村は二つの集落に分かれていて、その先へ行ってしまうともう時間的に暗くなってしまうのが分かった。だからこの二つの内のどちらかで必ず宿を探さなければと心に誓う(大げさでなく)。

     最初の集落にはそれらしきものは一つも見あたらない。駅も小さな無人駅があるだけだった。この次の集落に望みを託す。この頃から雨になってきたのでポンチョを被って走らなくてはならない。暗くなって降る雨というのは誠に嫌なもんだ、気が滅入ってしまう。時間的にはそれ程じゃないが、雨のため薄暗くなってきはじめた。クルマもライトを点けてるのが目立ってきている。次の集落までは8kmくらいだろうか、やっぱりランプ用の乾電池を買っときゃ良かったかなーと悔やまれるが仕方ない。

     道路と並行して走っていく電車から女子中学生らしいのが二人手を振って「がんばってくださーい」と声援を送ってくれた。車からの声援を送ってくれる人はたまにいるが、電車から声援を送られたのは初めてだ。場面が場面だけに何となく心強く感じられた。だがすっぽりポンチョを被っているので手を振り返す余裕もありゃしない、唯一の救いは坂がまだ緩い上りだということだ。これならある程度のスピードが出せるから気分的には落ち込みが少なくて済むというもの。

     雨足が強くなってきたころ次の集落の猪谷に着く。ここが最後の砦だ。ゆっくりとペダルを踏みながら道の両側にくまなく目をやるが、残念ながら宿らしいものは一つも無かった。すぐに村はずれになってしまったので、しょーがないから今晩は寝袋なしの野宿だと腹を決め、猪谷駅へ続く路地を登っていく。すると、あれれ?と目を疑うような光景が・・・旅館があったんですよ、しかも2軒も!!なんでこんな所に旅館があるんだろ?さっきの集落には何もなかったのに。

     何はともあれ良かった良かった。こんな田舎の旅館が満員の筈はない、しかも2軒もあるんだから尚のことだ。余裕の気持ちで、どっちにし、よ、う、か、なと宿を選ぶ。取りあえず部屋をお願い出来たが、食事は駅前の食堂で食べてきて下さいとのこと。宿のおばさんが「先に食べてきた方がいいですよ、こないだは閉められちゃったから」と言うので急いで食堂に行く。本当は風呂に先に入りたいんだけど仕方ない。

     店の感じからして、どーせ不味いんだろから一番安い350円の月見そばにしておく。ビールもと思ったが、こんな食堂のくせして500円なんて値段が付けてあるのでアホらしいからやめとく。

     そばが来た。ピンポーン、残念ながら正解だね。めんは来たときから延びていて、その内とろけてきたよ。揚げ玉は油が返っているので食べられまへん。これじゃ勿体無いおばけも出んだろうと残す。でも汁だけはまぁまぁだ。七尾で食べさせて貰ったうどんと同じで、透明で薄味。こんなモンでもその地方の味が食べられるのは嬉しい。臭い揚げ玉をよけてスープを飲んでおく。

     旅館ではいつものように風呂に入りながら洗濯だ。でもこの小さい風呂は何と大量の垢が浮いてた。いかな私でもこれじゃぁちょっと入る気がしないよ。もしかして旅館の人の入ったあとかな。湯船は諦めてシャワーを活用する。風呂上がりに村の酒屋でビールのロング缶を仕入れて部屋で飲むことにする。小さな集落だけど酒屋があって良かった。泊まる宿も見つかって何だかホッとする時間だ。

     日記を付けていると宿のおばさんが「これ、うちでとれたスイカなんですけど、ちょっと割れちゃったけど良かったら食べてください」と、でっかいのを二切れ持ってきてくれた。最初は余り愛想のない人だなぁと思ったけど、結構良い人げだ。サイクリングの話なんかする。こうやって見ず知らずの人とお喋りして交流があったりすると、人の出会いと言うのは何て不思議なもんだろうとしみじみ思ったりする。

     あー、今日も一日良く走ったこと。どうもご苦労さんでした自分。
     本日の走行距離123km。

  •  出発から5日目の8月18日。猪谷の旅館。<br /> 朝から雨がザンザン降っている。テレビの予報でも今日は一日降ったり止んだりの一日だそうだ。この金山館は、大昔からこの地で細く長くやってますという印象の宿で、階段は狭く急で、隣部屋との間仕切りは総て襖だけ。今風の宿の派手さは全くないけど造りは素人目にも手を抜かずにしっかり造ってあるというのが分かるような造作で、歴史と伝統のようなものさえ感じる宿だった。窓には水戸黄門の旅籠で見られるような木製の柵が取り付けてある。昔はきっとこういう宿屋ばっかりだったんだろうなー。朝食が付いて3700円。記念に箸袋を貰ってきました。<br /><br /> 今日も120km走る予定だが、雨の中だと時速がグッと落ちてしまう。今晩は里帰りしている知人の家に泊まることになっているので、そんなに遅く着くのも悪いしで、結局ここから飛騨古川までの40キロを輪行することに決定。幸いここは駅前旅館だし、これで目的地には6時前後に着くだろう。

     出発から5日目の8月18日。猪谷の旅館。
     朝から雨がザンザン降っている。テレビの予報でも今日は一日降ったり止んだりの一日だそうだ。この金山館は、大昔からこの地で細く長くやってますという印象の宿で、階段は狭く急で、隣部屋との間仕切りは総て襖だけ。今風の宿の派手さは全くないけど造りは素人目にも手を抜かずにしっかり造ってあるというのが分かるような造作で、歴史と伝統のようなものさえ感じる宿だった。窓には水戸黄門の旅籠で見られるような木製の柵が取り付けてある。昔はきっとこういう宿屋ばっかりだったんだろうなー。朝食が付いて3700円。記念に箸袋を貰ってきました。

     今日も120km走る予定だが、雨の中だと時速がグッと落ちてしまう。今晩は里帰りしている知人の家に泊まることになっているので、そんなに遅く着くのも悪いしで、結局ここから飛騨古川までの40キロを輪行することに決定。幸いここは駅前旅館だし、これで目的地には6時前後に着くだろう。

  •  駅へ行ってみると、8時35の高山行きがあった。その次はぐっと間があって10時15の名古屋行き急行のみ。今8時少し前だから、自転車を分解パックする時間を入れて調度良い時間だ。こいつに決定。<br /><br /> キップを購入すると、これがまたローカル丸出しのキップで、猪谷→古川でなく、猪谷→○○区間でもない。キップにズラッと駅名が並んでいて、行き先の駅名の所でパチンとハサミでチョン切って使うもののようだ。こんな珍しい切符は持って帰りたくなるが、そうも行かないだろう。<br /><br /> そしてどこの駅でもJCA会員証がなくても手回りキップは素直に売ってくれるようになったのでとても気楽。以前は必ず何やかややり取りしないと売って貰えなかった。だから手回りキップ買うときには先に行き先のキップを買っといて、それをチラチラさせながら「もう乗車券は買っちゃったんだぞ」という工作をいつもしてたんですよ。輪行が気楽になったから、こうして途中で電車に乗る気にもなるってもんです。

     駅へ行ってみると、8時35の高山行きがあった。その次はぐっと間があって10時15の名古屋行き急行のみ。今8時少し前だから、自転車を分解パックする時間を入れて調度良い時間だ。こいつに決定。

     キップを購入すると、これがまたローカル丸出しのキップで、猪谷→古川でなく、猪谷→○○区間でもない。キップにズラッと駅名が並んでいて、行き先の駅名の所でパチンとハサミでチョン切って使うもののようだ。こんな珍しい切符は持って帰りたくなるが、そうも行かないだろう。

     そしてどこの駅でもJCA会員証がなくても手回りキップは素直に売ってくれるようになったのでとても気楽。以前は必ず何やかややり取りしないと売って貰えなかった。だから手回りキップ買うときには先に行き先のキップを買っといて、それをチラチラさせながら「もう乗車券は買っちゃったんだぞ」という工作をいつもしてたんですよ。輪行が気楽になったから、こうして途中で電車に乗る気にもなるってもんです。

  •  やっぱり山の中の駅なので手回りキップなんかは滅多に売れないらしく、黄ばんだキップは何と70円の時代の物だった。それを訂正印で現在の250円として未だに使っている。こんなのマニアは欲しがるんじゃないのかね。手回り品切符は降りるときに返さなくても良いので持ち帰れます。良い記念です。が、今回、切符をスキャンしたついでに裏面の注意書きを初めて読んでみたところ、降りた駅で回収すると書かれていました。でも回収された経験って一度しかないので、どっちみち大した切符ではないようです。<br /><br /> 電車は谷間(たにあい)に続く線路をカタンコトンと進んで、この辺りも結構な山道になっていた。これを自転車で走ると更に時間が掛かるので泊めて貰う家に着くのは夜の9時10時になったかも知れない。電車にして良かったな。

     やっぱり山の中の駅なので手回りキップなんかは滅多に売れないらしく、黄ばんだキップは何と70円の時代の物だった。それを訂正印で現在の250円として未だに使っている。こんなのマニアは欲しがるんじゃないのかね。手回り品切符は降りるときに返さなくても良いので持ち帰れます。良い記念です。が、今回、切符をスキャンしたついでに裏面の注意書きを初めて読んでみたところ、降りた駅で回収すると書かれていました。でも回収された経験って一度しかないので、どっちみち大した切符ではないようです。

     電車は谷間(たにあい)に続く線路をカタンコトンと進んで、この辺りも結構な山道になっていた。これを自転車で走ると更に時間が掛かるので泊めて貰う家に着くのは夜の9時10時になったかも知れない。電車にして良かったな。

  •  9時28分、飛騨古川着。古川と言うのは高山をぐぐっと小さくした感じの町で、少し見て回ると頭の先から足の爪先までみーんな見てしまえた。少し見物しただけで見終わってしまうような町だったな。ボトルにゲータレードの粉末と水を入れたら、ポンチョを被って雨の中を出発。

     9時28分、飛騨古川着。古川と言うのは高山をぐぐっと小さくした感じの町で、少し見て回ると頭の先から足の爪先までみーんな見てしまえた。少し見物しただけで見終わってしまうような町だったな。ボトルにゲータレードの粉末と水を入れたら、ポンチョを被って雨の中を出発。

  •  道は緩やかなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていくようだ。こういう山道なら坂が気にならないありがたい道だ。雨も小雨になりポンチョを着ないでも気にならない程度になってきた。夏だからちょっと濡れるくらいはへっちゃらなので、ポンチョは脱いで走ることにする。あーやっぱり山の中は気持ち良いねーと実感する。<br /><br /> 今回久しぶりに海沿いのサイクリングしたけど、いつも潮風がベタベタしてスカッとした爽やかさってものが全く感じられなかった。合間にビール飲む気にもならなかったんだから気持ち悪さは相当のモンだ。こうして海岸線を離れて山深く入ってくると一層その違いが肌で感じられる。やっぱりサイクリングは山が良いな。

     道は緩やかなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていくようだ。こういう山道なら坂が気にならないありがたい道だ。雨も小雨になりポンチョを着ないでも気にならない程度になってきた。夏だからちょっと濡れるくらいはへっちゃらなので、ポンチョは脱いで走ることにする。あーやっぱり山の中は気持ち良いねーと実感する。

     今回久しぶりに海沿いのサイクリングしたけど、いつも潮風がベタベタしてスカッとした爽やかさってものが全く感じられなかった。合間にビール飲む気にもならなかったんだから気持ち悪さは相当のモンだ。こうして海岸線を離れて山深く入ってくると一層その違いが肌で感じられる。やっぱりサイクリングは山が良いな。

  •  11時、飛騨高山着。以前、サイクリングで来たとき泊まった駅へ行ってみる。やっぱり十年以上も経つとどこもガラッと変わってしまうようで、高山駅も例外ではなかった。当時の駅は昔の新前橋駅みたいの木造駅舎で、夜になるとちゃんとした宿に泊まらない人達でごった返していた。中のベンチは勿論、床にも人が陣取っていたので私は駅外のひさしの下で寝たもんだ。今はこんなにきれいな駅になってしまったけれど、夜になると昔のように旅行者が寝に来るのかなぁ。その光景をまた見てみたいけど、今回は高山には泊まらないのでそれはできない。ちょっと残念かな。

     11時、飛騨高山着。以前、サイクリングで来たとき泊まった駅へ行ってみる。やっぱり十年以上も経つとどこもガラッと変わってしまうようで、高山駅も例外ではなかった。当時の駅は昔の新前橋駅みたいの木造駅舎で、夜になるとちゃんとした宿に泊まらない人達でごった返していた。中のベンチは勿論、床にも人が陣取っていたので私は駅外のひさしの下で寝たもんだ。今はこんなにきれいな駅になってしまったけれど、夜になると昔のように旅行者が寝に来るのかなぁ。その光景をまた見てみたいけど、今回は高山には泊まらないのでそれはできない。ちょっと残念かな。

  •  前回来たときには休館日で、唯一入れなかった高山陣屋を見学する。前は外から門しか見られなかったが、中に入ってみると意外に広いのでびっくりした。展示物も入館料300円に値する内容で見応えがある。屋敷内でテレビのロケをやっていたが、役者は見たこと無い人だったのですぐに飽きる。

     前回来たときには休館日で、唯一入れなかった高山陣屋を見学する。前は外から門しか見られなかったが、中に入ってみると意外に広いのでびっくりした。展示物も入館料300円に値する内容で見応えがある。屋敷内でテレビのロケをやっていたが、役者は見たこと無い人だったのですぐに飽きる。

  •  写真は高山陣屋の公式HPから拝借しました。陣屋で驚いたのは御白州と言う、現代で言うならば裁判所に相当する部屋があったこと。陣屋って司法の場でもあったのか。白州は小石が敷き詰めてあって、容疑者はこの石の上に座らされて尋問されたようだ。

     写真は高山陣屋の公式HPから拝借しました。陣屋で驚いたのは御白州と言う、現代で言うならば裁判所に相当する部屋があったこと。陣屋って司法の場でもあったのか。白州は小石が敷き詰めてあって、容疑者はこの石の上に座らされて尋問されたようだ。

  •  テレビで見るような責め道具もあるので容疑者も大変だね。人権も何もあったもんじゃない時代だったので容疑が掛かった時点で拷問か。恐ろしい時代だ。陣屋に興味のあるかたは下のが公式HPです。<br />https://jinya.gifu.jp/architecture/<br /><br /> 高山はこれで3度目なので、お金だして見るのはここだけ。あとは古い町並みが保存されている三之町をちょっと見るだけでいいやとやってくる。この通りには昔風の造り酒屋が2軒あり、中を自由に見学できる。薄暗い蔵造りの店内に、原酒深山菊のコップ酒が旨そうに冷やしてあったので、たまにはビールばかりじゃなくて、こーいうのもその土地柄が楽しめていいなと1本買って店内の試飲コーナーで飲ませて貰う。とても旨い。アルコール度が20度と焼酎並で舌にピリピリ来る感じがするので生酒っぽいな。冷えててなお旨い。こんなの飲みなれちゃうと普段飲んでる安酒なんて水っぽく感じられちゃうなー。

     テレビで見るような責め道具もあるので容疑者も大変だね。人権も何もあったもんじゃない時代だったので容疑が掛かった時点で拷問か。恐ろしい時代だ。陣屋に興味のあるかたは下のが公式HPです。
    https://jinya.gifu.jp/architecture/

     高山はこれで3度目なので、お金だして見るのはここだけ。あとは古い町並みが保存されている三之町をちょっと見るだけでいいやとやってくる。この通りには昔風の造り酒屋が2軒あり、中を自由に見学できる。薄暗い蔵造りの店内に、原酒深山菊のコップ酒が旨そうに冷やしてあったので、たまにはビールばかりじゃなくて、こーいうのもその土地柄が楽しめていいなと1本買って店内の試飲コーナーで飲ませて貰う。とても旨い。アルコール度が20度と焼酎並で舌にピリピリ来る感じがするので生酒っぽいな。冷えててなお旨い。こんなの飲みなれちゃうと普段飲んでる安酒なんて水っぽく感じられちゃうなー。

  •  酒屋の前でにやけています。強めのワンカップを飲んだので少し酔ってます。まだ昼飯前のハラペコ状態なので旅先では珍しく少々酔っぱらったようで、とってもいい気分です。酒屋の軒下で壁に寄り掛かって腰を落とし、雨宿りしながら古い町並みを行き交う観光客を呑気に眺めて過ごします。完全に酔っぱらい。これで高山駅で寝られるんなら呑気でいいんだけどなーと思うが開田村の宿が決まっているのでまだ数時間は走らなくてはなりません。それが控えているのを思い出すとちょっとゲンナリするので、やっぱり走る途中で酔っぱらってはいけませんね。<br /><br /> 今回はじめて予定時間より先行しているので、そこだけはちょっと気楽だ。やっぱり輪行して正解だった。そうだ、この雨の降ってる間に昼飯を食べちゃえば雨宿りにもなって一石二鳥じゃないかと、少し離れたそば屋に入り天とじ丼450円を頼む。天とじ丼と言うのは地元では聞いたことないので尋ねると、野菜のかき揚げを玉子で閉じた物だそうだ。旨いけど量が少なかったので悲しい。<br /><br /> 食べ終わって店を出ても雨は上がっておらず、それどころか今日は一日降らせて貰いますという空模様になっていた。そーですかとこちらも腹を決め、バッグからポンチョを引っぱり出して着込み、雨の中をもたもたと走り出す。この辺は雨が多いのかなー?以前来たときも1週間の内、4日間も降られたもんな。もう手なんかふやけちゃって大変だった。でも良くしたもので、それくらい毎日雨の中ばっかりだと気にならなくなって「あ、今日も雨か、さて行くべ」てなもんでポンチョなんか降っても降ってなくても自転車にくくりつけたままで仕舞ったことがなかった。人間よくしたもんで毎日雨だと気にならなくなります。<br /><br /> 高山から松本へ抜ける158号を途中から右に折れ361号に乗り換える。途端に交通量は少なくなり寂しい3級国道に変身してくれる。地元の人はこの国道をサムイ国道と言うそうだ(Mさん談)。旨いこと言うもんだ。交通量の面でもサムイだろし、今日は雨のため確かに真夏でもサムイ。<br /><br /> 最初の難関、美女峠は結構きつい。道は狭く路面はあれ放題。アスファルトが砕けて、中の小石が浮き出ているような路面だからタイヤが弾んでしまう。弾むと膝が瞬間浮いてしまい、足に偉い負担が掛かってしまうのだ。でも小さな峠なので何とかクリア。<br /><br /> その後はしばらく緩い上りを走るが、雨は降ったり止んだりを繰り返している。と、突然機関銃のような強さで大粒が降ってきた。いててててーっ、こりゃぁたまらん。運悪く雨宿りするような所もないので、ポンチョを着て自転車に跨ったまま大きな木の下でじっとしている。それでも雨足は容赦なく益々強くなってきて、木陰にいてもバケツをおんまけるような土砂降りだ。益々いててててーっだ。これじゃぁ走ってたっておんなじだと思い、先へ進むことにする。少し行くと運良くトンネルがあったので、これ幸いと中で小降りになるのを待つことにする。時によって屋根のある所とはありがたい物なのだ。

     酒屋の前でにやけています。強めのワンカップを飲んだので少し酔ってます。まだ昼飯前のハラペコ状態なので旅先では珍しく少々酔っぱらったようで、とってもいい気分です。酒屋の軒下で壁に寄り掛かって腰を落とし、雨宿りしながら古い町並みを行き交う観光客を呑気に眺めて過ごします。完全に酔っぱらい。これで高山駅で寝られるんなら呑気でいいんだけどなーと思うが開田村の宿が決まっているのでまだ数時間は走らなくてはなりません。それが控えているのを思い出すとちょっとゲンナリするので、やっぱり走る途中で酔っぱらってはいけませんね。

     今回はじめて予定時間より先行しているので、そこだけはちょっと気楽だ。やっぱり輪行して正解だった。そうだ、この雨の降ってる間に昼飯を食べちゃえば雨宿りにもなって一石二鳥じゃないかと、少し離れたそば屋に入り天とじ丼450円を頼む。天とじ丼と言うのは地元では聞いたことないので尋ねると、野菜のかき揚げを玉子で閉じた物だそうだ。旨いけど量が少なかったので悲しい。

     食べ終わって店を出ても雨は上がっておらず、それどころか今日は一日降らせて貰いますという空模様になっていた。そーですかとこちらも腹を決め、バッグからポンチョを引っぱり出して着込み、雨の中をもたもたと走り出す。この辺は雨が多いのかなー?以前来たときも1週間の内、4日間も降られたもんな。もう手なんかふやけちゃって大変だった。でも良くしたもので、それくらい毎日雨の中ばっかりだと気にならなくなって「あ、今日も雨か、さて行くべ」てなもんでポンチョなんか降っても降ってなくても自転車にくくりつけたままで仕舞ったことがなかった。人間よくしたもんで毎日雨だと気にならなくなります。

     高山から松本へ抜ける158号を途中から右に折れ361号に乗り換える。途端に交通量は少なくなり寂しい3級国道に変身してくれる。地元の人はこの国道をサムイ国道と言うそうだ(Mさん談)。旨いこと言うもんだ。交通量の面でもサムイだろし、今日は雨のため確かに真夏でもサムイ。

     最初の難関、美女峠は結構きつい。道は狭く路面はあれ放題。アスファルトが砕けて、中の小石が浮き出ているような路面だからタイヤが弾んでしまう。弾むと膝が瞬間浮いてしまい、足に偉い負担が掛かってしまうのだ。でも小さな峠なので何とかクリア。

     その後はしばらく緩い上りを走るが、雨は降ったり止んだりを繰り返している。と、突然機関銃のような強さで大粒が降ってきた。いててててーっ、こりゃぁたまらん。運悪く雨宿りするような所もないので、ポンチョを着て自転車に跨ったまま大きな木の下でじっとしている。それでも雨足は容赦なく益々強くなってきて、木陰にいてもバケツをおんまけるような土砂降りだ。益々いててててーっだ。これじゃぁ走ってたっておんなじだと思い、先へ進むことにする。少し行くと運良くトンネルがあったので、これ幸いと中で小降りになるのを待つことにする。時によって屋根のある所とはありがたい物なのだ。

  •  この道は通る自動車も少なく、サイクリストにも一人出会っただけのマイナー道路だった。寒くておまけに淋しい国道サムイだ。<br /><br /> 最後の難関の長峰峠上り口まででは予定より30分遅れてしまったが、峠は思いのほか軽く、急に頂上らしい風景になってきて、あれーっ、えーっという感じでそれ迄の遅れを取り返してしまった。頂上を過ぎたのに大した下りもなく、まさに高原の雰囲気になってくる。これでどう転んでも夕方迄には今晩泊めて貰うMさんの実家に到着する目算が付いたので一安心だ。<br /><br /> いよいよ開田高原に入ってきた。小さい峠の九蔵峠頂上付近に来ると、後ろからやって来たワゴン車が急に徐行して私と並走しだした。私が振り返ると向こうも運転席からこっちを覗き込んでいる。あれーっ、Mさんだぁーっ。実家の親父さんを乗せて隣の村へ線香上げに行って来た帰りだそうだ。珍しくカッパを着た自転車が走っていたので私かと思ったそうだ。こんな所で偶然会えるなんて嬉しいな。まるで映画の一場面のような出会いだった。<br /><br /> 調度こっちは坂を上りきった所なので、ワゴン車の後について今晩お世話になるMさんの実家へピッタリ予定通りの6時着。まぁ物差しで測ったような到着時間じゃないかね。<br /><br /> 手みやげ代わりに村の何でも屋でカルピス3本セットと水ようかん1箱買ってプレゼントする。夕飯は凄いご馳走を用意してくれていた。こう言っちゃ何だけど、こんな山の中でこんだけの料理を揃えるのは大変だったのではないだろうか。さっきの何でも屋には何日も前のパンが冷蔵庫の中に入って売ってたぞ。ここはそういう所なのだと思うとMさんの心遣いがありがたい。Mさんはご主人と子供4人を引き連れての里帰りで、実家のご両親も「娘が大変世話になっているそうで」と歓待してくれたので有りがたかった。<br /><br /> 本日の走行距離、電車も利用したのでたったの78km<br /><br />

     この道は通る自動車も少なく、サイクリストにも一人出会っただけのマイナー道路だった。寒くておまけに淋しい国道サムイだ。

     最後の難関の長峰峠上り口まででは予定より30分遅れてしまったが、峠は思いのほか軽く、急に頂上らしい風景になってきて、あれーっ、えーっという感じでそれ迄の遅れを取り返してしまった。頂上を過ぎたのに大した下りもなく、まさに高原の雰囲気になってくる。これでどう転んでも夕方迄には今晩泊めて貰うMさんの実家に到着する目算が付いたので一安心だ。

     いよいよ開田高原に入ってきた。小さい峠の九蔵峠頂上付近に来ると、後ろからやって来たワゴン車が急に徐行して私と並走しだした。私が振り返ると向こうも運転席からこっちを覗き込んでいる。あれーっ、Mさんだぁーっ。実家の親父さんを乗せて隣の村へ線香上げに行って来た帰りだそうだ。珍しくカッパを着た自転車が走っていたので私かと思ったそうだ。こんな所で偶然会えるなんて嬉しいな。まるで映画の一場面のような出会いだった。

     調度こっちは坂を上りきった所なので、ワゴン車の後について今晩お世話になるMさんの実家へピッタリ予定通りの6時着。まぁ物差しで測ったような到着時間じゃないかね。

     手みやげ代わりに村の何でも屋でカルピス3本セットと水ようかん1箱買ってプレゼントする。夕飯は凄いご馳走を用意してくれていた。こう言っちゃ何だけど、こんな山の中でこんだけの料理を揃えるのは大変だったのではないだろうか。さっきの何でも屋には何日も前のパンが冷蔵庫の中に入って売ってたぞ。ここはそういう所なのだと思うとMさんの心遣いがありがたい。Mさんはご主人と子供4人を引き連れての里帰りで、実家のご両親も「娘が大変世話になっているそうで」と歓待してくれたので有りがたかった。

     本日の走行距離、電車も利用したのでたったの78km

  •  出発から6日目、6時に起きる。今日は最終日だ。<br /> Mさんの家族と近くの川釣りに行くが一匹も釣れないで帰ってくる。朝食を食べさせて貰ってから、Mさんファミリーと開田高原をドライブしに行く。昨日越えてきた九蔵峠から見る御嶽山が一番いいんだと行ってみるが、あいにく頂上付近には雲がかかっていて裾しか見えない。わざわざそれ見るために連れてってくれんだから相当いいんだろう、見えなくて残念。

     出発から6日目、6時に起きる。今日は最終日だ。
     Mさんの家族と近くの川釣りに行くが一匹も釣れないで帰ってくる。朝食を食べさせて貰ってから、Mさんファミリーと開田高原をドライブしに行く。昨日越えてきた九蔵峠から見る御嶽山が一番いいんだと行ってみるが、あいにく頂上付近には雲がかかっていて裾しか見えない。わざわざそれ見るために連れてってくれんだから相当いいんだろう、見えなくて残念。

  •  次に何トカ滝というのを見に行ってみる。駐車場から急坂を下りていくと、結構見応えのある滝が落ちており、川には山椒魚が住んでいて4人の子供達は歓声を上げている。山椒魚ってこんな所に生息してるのか。<br /><br /> Mさんの旦那は大の山好きで、以前は40日間も掛けて外国の山まで登りに行ったこともあるそうだ。勿論、国内の山にも詳しくて、前日私が泊まった猪谷は何トカ山へ登るための基地になってるんだと教えて貰った。それであんなへんぴな山の中でも旅館が2軒もあったんだなー。前日の謎が今頃とけた。<br /><br /> 今まで名前も知らなかったが、開田高原というのはとてもいい所で、別荘や民宿も沢山あってこれからどんどん開発されていくようだ。反面、この素晴らしい自然が壊されてしまうと山好きのMさんは残念がっていた。<br /><br /> Mさん一家も今日の午後、群馬へ帰るので、私は一足先に出発して午後自転車ごと拾って貰うことにする。場所は国道19号上のどこか。先に塩尻に着いてしまったら、市街へは入らずに手前の国道端で待っていることに決めておく。<br />

     次に何トカ滝というのを見に行ってみる。駐車場から急坂を下りていくと、結構見応えのある滝が落ちており、川には山椒魚が住んでいて4人の子供達は歓声を上げている。山椒魚ってこんな所に生息してるのか。

     Mさんの旦那は大の山好きで、以前は40日間も掛けて外国の山まで登りに行ったこともあるそうだ。勿論、国内の山にも詳しくて、前日私が泊まった猪谷は何トカ山へ登るための基地になってるんだと教えて貰った。それであんなへんぴな山の中でも旅館が2軒もあったんだなー。前日の謎が今頃とけた。

     今まで名前も知らなかったが、開田高原というのはとてもいい所で、別荘や民宿も沢山あってこれからどんどん開発されていくようだ。反面、この素晴らしい自然が壊されてしまうと山好きのMさんは残念がっていた。

     Mさん一家も今日の午後、群馬へ帰るので、私は一足先に出発して午後自転車ごと拾って貰うことにする。場所は国道19号上のどこか。先に塩尻に着いてしまったら、市街へは入らずに手前の国道端で待っていることに決めておく。

  •  6日間の旅も今日で最後だ、名残惜しいようなホッとしたような気分。いつもと同じだ。Mさんの実家を出発するときに花が咲き乱れる庭先で写真を撮ってもらった。良く撮れていてお気に入りの一枚になった。

     6日間の旅も今日で最後だ、名残惜しいようなホッとしたような気分。いつもと同じだ。Mさんの実家を出発するときに花が咲き乱れる庭先で写真を撮ってもらった。良く撮れていてお気に入りの一枚になった。

  •  開田を出発して40分程で地蔵峠着。この峠が御嶽山が望める最後の場所だそうだが、ここでも御嶽山は雲がかかっていて裾しか見えなかった。結局御嶽山の全貌は一度も見られずじまいで開田高原を後にする。<br />

     開田を出発して40分程で地蔵峠着。この峠が御嶽山が望める最後の場所だそうだが、ここでも御嶽山は雲がかかっていて裾しか見えなかった。結局御嶽山の全貌は一度も見られずじまいで開田高原を後にする。

  •  峠を越えると今までの開田高原ののんびりした牧歌的風景から一変して、山また山の正に木曽の山奥に激変してしまった。高山側から開田に入ってくる時はさほど山奥という感じはしないけど、木曽側から来るとすると随分淋しい思いがすることだろなー。車がやっとすれ違える程の道の両側にはうっそうとした森が続いているので、この先ホントに人家があるんだろうかという感じ。それほど寂しい山道が続いていた。

     峠を越えると今までの開田高原ののんびりした牧歌的風景から一変して、山また山の正に木曽の山奥に激変してしまった。高山側から開田に入ってくる時はさほど山奥という感じはしないけど、木曽側から来るとすると随分淋しい思いがすることだろなー。車がやっとすれ違える程の道の両側にはうっそうとした森が続いているので、この先ホントに人家があるんだろうかという感じ。それほど寂しい山道が続いていた。

  •  12時5分、国道19号に出る。カメラのフィルムを入れ替え、最初の1枚は19号をバックにパチリ。でもこれは失敗した。フィルムを入れ替えるときはオートを外していたのを忘れて早いシャッター速度で撮ったものだから薄ぼんやりの写真になってしもうた。<br /><br /> この道は以前も自転車で走ったことがある思い出の道だ。最初は京都を目指してひた走り、その時とても気持ちのいい道だったので、いつか逆方向から走ってみたいなぁと漠然と思ったりしたのが十数年後にこうして今実現したってことだ。何だか面白いもんだと思いながら走っていく。<br /><br /> 道沿いのそば屋でざるそばのお昼にする。2枚重ねで760円。高いけどここんちは全部高いから、そんならせめて量の多いのを頼んだ訳だけど腹の足しにならない。後でどっかでパンでも買って食べなくっちゃだ。<br />

     12時5分、国道19号に出る。カメラのフィルムを入れ替え、最初の1枚は19号をバックにパチリ。でもこれは失敗した。フィルムを入れ替えるときはオートを外していたのを忘れて早いシャッター速度で撮ったものだから薄ぼんやりの写真になってしもうた。

     この道は以前も自転車で走ったことがある思い出の道だ。最初は京都を目指してひた走り、その時とても気持ちのいい道だったので、いつか逆方向から走ってみたいなぁと漠然と思ったりしたのが十数年後にこうして今実現したってことだ。何だか面白いもんだと思いながら走っていく。

     道沿いのそば屋でざるそばのお昼にする。2枚重ねで760円。高いけどここんちは全部高いから、そんならせめて量の多いのを頼んだ訳だけど腹の足しにならない。後でどっかでパンでも買って食べなくっちゃだ。

  •  また暫く走っていくと、懐かしい鳥居トンネルが出現する。長さが1738mというでっかいトンネルで、当時は歩道なし排煙装置無し明かりも無しの極悪トンネルだったから、真っ暗闇のモウモウとした排気ガスの中を死にものぐるいで走り抜けた思い出が昨日のように思い出せる。でも現在の鳥居トンネルはそんなことはなくて、すっかり整備されていた。一段高くなった策の中をスイスイと走り、よそ見さえしなければ全く安全に通過できた。

     また暫く走っていくと、懐かしい鳥居トンネルが出現する。長さが1738mというでっかいトンネルで、当時は歩道なし排煙装置無し明かりも無しの極悪トンネルだったから、真っ暗闇のモウモウとした排気ガスの中を死にものぐるいで走り抜けた思い出が昨日のように思い出せる。でも現在の鳥居トンネルはそんなことはなくて、すっかり整備されていた。一段高くなった策の中をスイスイと走り、よそ見さえしなければ全く安全に通過できた。

  •  5時40、木曽奈良井宿着。ここは妻篭や馬篭と同じように古い宿場町が保存されている所だが、規模も内容も妻篭と同程度な気がするが知名度が他より劣るのか、観光客はまばらだった。それとも盆明けの平日だからかな。<br /><br /> さっきのソバの足しにと、パンとコーヒー牛乳を買って奈良井駅へ行ってみる。小さい駅舎には幸い誰も居ないので堂々と中で食べられる。山の中の駅は木造で真夏の良い天気なのに涼しく、開け放たれた窓からは爽やかな風が入ってくる。国道からは川ひとつ隔ててるので、車の音もしないからとても静かだ。特別でもない、ただの田舎の駅なのに、こんな良い所でパンが食べられて幸せと感じられるのは、やっぱり一人旅の良さなんだろう。一人旅と言うのは良きに連れ悪しきに連れ、色んなことが心に染みやすいってことなのだ。しかしさすがにコーヒー牛乳の500mlは飲みでがある。350くらいが調度いいようだ。腹が一杯になったところで又出発する。<br /><br /> トンネルから塩尻までは緩い上りだとばっかり思っていたら、逆に下っている方が多い。以前走った記憶では、塩尻からずっと下りっ放しのように覚えていたのだが実際は逆だったのかとビックリ。上りと下りを逆に覚えてるってのもいい加減な話だが、それ程高低差の少ない自転車としては走り易い道ということなんだろう。木曽路は総て山の中であるという名文句がある程の山の中なのに、こんなに走り易いと言うのも有り難い話だ。さすが私がもう一度走ってみたいと思っただけのことはある。<br /><br /> 3時5分、遠くに塩尻の街が見えてきた。兼ねての決まりどおり、町には入らずに車から見付けやすいように、見通しの良いところを探して自転車を分解、パックしてMさんの車を待つことにする。6日間の私の今年のサイクリングも、これで無事終わりを告げる。<br /><br /> 本日の走行距離75km。累計491km<br /><br /> おわり<br />

     5時40、木曽奈良井宿着。ここは妻篭や馬篭と同じように古い宿場町が保存されている所だが、規模も内容も妻篭と同程度な気がするが知名度が他より劣るのか、観光客はまばらだった。それとも盆明けの平日だからかな。

     さっきのソバの足しにと、パンとコーヒー牛乳を買って奈良井駅へ行ってみる。小さい駅舎には幸い誰も居ないので堂々と中で食べられる。山の中の駅は木造で真夏の良い天気なのに涼しく、開け放たれた窓からは爽やかな風が入ってくる。国道からは川ひとつ隔ててるので、車の音もしないからとても静かだ。特別でもない、ただの田舎の駅なのに、こんな良い所でパンが食べられて幸せと感じられるのは、やっぱり一人旅の良さなんだろう。一人旅と言うのは良きに連れ悪しきに連れ、色んなことが心に染みやすいってことなのだ。しかしさすがにコーヒー牛乳の500mlは飲みでがある。350くらいが調度いいようだ。腹が一杯になったところで又出発する。

     トンネルから塩尻までは緩い上りだとばっかり思っていたら、逆に下っている方が多い。以前走った記憶では、塩尻からずっと下りっ放しのように覚えていたのだが実際は逆だったのかとビックリ。上りと下りを逆に覚えてるってのもいい加減な話だが、それ程高低差の少ない自転車としては走り易い道ということなんだろう。木曽路は総て山の中であるという名文句がある程の山の中なのに、こんなに走り易いと言うのも有り難い話だ。さすが私がもう一度走ってみたいと思っただけのことはある。

     3時5分、遠くに塩尻の街が見えてきた。兼ねての決まりどおり、町には入らずに車から見付けやすいように、見通しの良いところを探して自転車を分解、パックしてMさんの車を待つことにする。6日間の私の今年のサイクリングも、これで無事終わりを告げる。

     本日の走行距離75km。累計491km

     おわり

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