2022/03/10 - 2022/03/10
52位(同エリア452件中)
kasakayu6149さん
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この旅行記スケジュールを元に
コロナ禍による緊急事態宣言も明けて、少しづつですが且つての日常も戻りつつあります。しかし年末から再び「まん防等重点措置」地域によっては再びダムカードの配布を休止したり行動自粛が求められていました。
そして漸く地域によっては「まん防等重点措置」が解除されたので、1泊2日でダムカード収集&道の駅スタンプラリーに出かけました。
ダムカード
近年人気のダムについての情報が記載されているカードです。
2017年5月にダムカード収集巡りを始めて
今回は62回目です(回数は訪問日数でカウント)
第61回終了時点で、21都府県の239施設を巡りました
そして更に前、2016年から始めた道の駅スタンプラリー
各道の駅に設置してあるスタンプを押印して回るだけなのですが、これが中々に面白い、道の駅はエリア分けされて、エリア事に公式なスタンプ帳まで有ります
2022年3月9日現在で
関東エリア(関東1都6県+山梨県+長野県北部)は全181駅を訪問済
中部エリア(長野県南部+岐阜県+静岡県+愛知県+三重県)は全135駅を訪問済
近畿エリア(福井県+滋賀県+京都府+大阪府+兵庫県+奈良県・和歌山県)は全152駅中38駅訪問済。
道の駅スタンプラリーの対象地区を広げすぎると収拾不能となるため現在は近畿地区制覇を目論見中です
昨日から1泊2日で関西圏に進出中、初日は滋賀県南東部を巡り、本日は京都・三重・奈良県境付近のダムカード配布対象施設と道の駅を堪能しました
相変わらず、あちこち立ち寄りながらの旅で、且つ今回は県境を跨ぐため京都編・三重編-1・三重編-2・奈良編の全4編に分けてお届けします。
三重編-1は
道の駅スタンプラリーはお休みで
ダムカード配布対象施設は
上野遊水地
滝川ダム(滝川)
川上ダム(建設中)
を巡ります
「三重県」ダムカード収集の旅
対象ダム・・・・19
本編訪問数・・・ 3(15.8%)
累計訪問数・・・17(89.5%)
未訪問数・・・・ 2(10.5%)
三重県のダムカード配布対象施設は全19施設。残りは県北西部を残すのみ、本日中のコンプリートを目指します。
「その効果を具体的に示せ」と言われると困るのですが、一応コロナワクチンの3回目の接種は無事終了しての旅となっております。ソーシャルディスタンスにも十分留意したつもりです。
※つたない文章&写真ではありますが、是非最後までお付き合いください
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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京都編にて
京都府最南端の道の駅「道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村」から本日の旅はスタート。その後道の駅からも程近い「高山ダム」を訪問しましたが、コロナ感染予防のためダムカードの配布は休止中、完全なリサーチ不足でした。高山ダムは全国でも珍しい「アーチ重力式コンクリートダム」その独特の堤体に再訪を誓いました。
※京都編の様子はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11747824
※写真は京都編の最終地「高山ダム」高山ダム展望台 名所・史跡
-
「高山ダム」から「上野遊水地」にやって来ました
「高山ダム」から「上野遊水地」は主に国道163号線で14km程の道のり -
上野遊水地がある上野盆地は木津川・服部川・柘植川の3河川が合流した直下に狭窄部があり、かねてより洪水被害に悩まされていました
そこで大洪水時に水の一部を貯留する様に遊水池を整備しました。遊水地は「長田」「木興」「小田」「新居」の4つの遊水池からなりその総称を「上野遊水地」と呼びます -
3河川が合流し洪水が起こり易い場所に何故上野の街が在るかと言うと、
其処には街を造り易い平地があったから、しかしその平地を造った者こそ氾濫した河川な訳です。つまり洪水は人に被害を齎す反面、数々の恩恵を与えてもくれました。代表的な例は木曽川三川(木曽川・長良川・揖斐川)が造った濃尾平野が有名です。
遊水池は普段は農耕地として利用され有事の際は遊水地内に敢えて洪水させて街への洪水を防ぐ訳です -
上野遊水地は非常に広大なので代表的な「小田遊水池」を巡る事にします
※現在4トラに新規スポットとして登録申請中ですが
嗜好性が高すぎる箇所なので審査が通るか微妙です(笑) -
小田遊水地は拓殖川が服部川に合流した直下の左岸側に在り、直ぐ下流ぐで木津川も合流する箇所にあります。
写真は服部川を下流側から撮影、左岸の堤防を敢えて低くして川の水位が上昇した際は小田遊水地に洪水する様に造られています -
上野遊水地
2015年(平成27年)竣工自然越流方式固定越流堤
堤頂 越流堤長 420.0m(4遊水池合計)
周囲堤頂 10.6km(4遊水池合計)
排水施設 排水門(ローラーゲート) 4門
湛水面積 248.5ha(4遊水池合計)
湛水容量 900万m3(4遊水池合計) -
こちらは小田排水門
小田遊水地と木津川の間に造られています
普段は開いていますが必要に応じて閉じ越流堤頂から溢れた水を貯めこみます。そひて各河川の水位が下がった頃に水門を開き遊水地内の水を排水する訳です
上の写真は遊水地側から撮影、この写真は遊水地側から撮影
通常のゲートは上流側からの応力にのみ耐えられるように作ればよいのですが、遊水池の排水門の場合、状況により河川側からの流入を防いだり、はたまた遊水地側からの流出を抑えたりする必要があるため、ゲートはどちら側からの応力にも耐えれれる設計となっています -
服部川の左岸側には「小田遊水地」がありますが
右岸側には「新居遊水池」があります -
こちらは新居遊水池用の排水門、左下に軽トラックが写っているのが分かりますか?軽トラックのサイズから排水門の巨大さが伺い知れます
-
再び小田遊水地内
遊水池内は通常時は農耕地として利用されています
非常に広大です -
小田排水門のちょうど反対側には農耕地へ容易に出入り出来る様に小田陸閘が造られています
-
此方が遊水池の外側(街側)から望んだ「小田陸閘」
直ぐ側を伊賀鉄道の線路が通っています -
陸閘のおかげで普段は農耕地になっている遊水地内に容易に入ることが出来ます
-
此方は遊水地側から望んだ「小田陸閘」此方側から見ると防水壁が良く分かりますが忍者の街「上野」らしく少々凝ったデザインで一見すると御城の門と見紛うデザイン。こういう遊び心は大好きです
-
通行が殆ど無かったので小田陸閘前に愛車を止めて記念撮影
此れだけの大きさの陸閘ならば農作業用のトラックの通行にも問題なさそうです -
「三重県」ダムカード収集の旅
全19施設中第15号(近畿地方では33箇所目・各県総計では240箇所目)
・上野遊水地
右上の目的記号は「F」
■ F:洪水調節
□ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
□ W:水道用水
□ I:工業用水
□ P:発電
右下のダム形式は「無し」
□ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
上野遊水地は「洪水調節」目的の施設という事になります
ダムカードの写真は上野遊水地の4つの遊水池と拓殖川・服部川・木津川、更には合流後の狭窄部(岩倉峡)が写されており上野遊水地の関係が分かり易いです -
「上野遊水地」から「滝川ダム」にやって来ました
「上野遊水地」から「滝川ダム」は伊賀市街を抜けて16km程の道のり -
イチオシ
滝川ダム
2000年(平成12年)竣工の重力式コンクリートダム
堤 高 29.8m
堤頂長 120.0m
ゲートレス(自然越流式)
※現在4トラに新規スポットとして登録申請中ですが
嗜好性が高すぎる箇所なので審査が通るか微妙です(笑) -
ダム右岸側に管理所も在りますがゲートレスダムと言う事もあり無人管理されていました。それでも見学者用に駐車場は整備されていました
-
ダムの水位は、ほぼ満水位でした
これ以上水位が増えると常用洪水吐から自然排水されます、しかし常用洪水吐は敢えて小さく造っているので豪雨等で上流からの流入量が多くなっても洪水吐からの放流は自動的に制限され下流部の洪水を防ぎます。上流からの水はその分非常用洪水吐レベルまで貯水されるわけです。 -
ダム天端は遊歩道として開放されています。
勿論渡ります -
ダム天端よりダム下を望む
河川維持放流水を利用した小さな水力発電所が在る程度で特に大きな施設はありませんでした。 -
ダム天端より下流方面を望む
滝川ダムはその名の通り滝川に造られたダム
その滝川は、もう少し下ると比自岐川に合流します。その比自岐川はやがて木津川に合流し先程巡った上野貯水池方面に流れます -
ダム天端よりダム湖方面を望む
「滝川ダム」によって形成されたダム湖は特に名前はありません
ダム湖としてはあまり大きくありませんが特筆すべきは滝川ダムは滝川のほぼ源流部位置していると言う事。ほぼ源流部で此れだけの水を貯えられる水源を有しているのですから大したものです。如何に周辺の水事情が良いかが伺い知れます(逆を返せば治水対策が大事になります) -
例によって天端を渡り切りました
本日1ダム目の走破です
滝沢ダムの堤頂長は120.0m
天端を走破したダムとしては172ダム目で
堤頂長は合計で48,078.1m(≒48.1km)となりました -
常用洪水吐には届いていないものの、ダム湖の水位はほぼ満水でした
先程記述した通り滝川ダムは滝川のかなり上流部に設置されており、豪雨による異常出水もそんなには大きくないので自然越流式常用洪水吐上の非常用洪水吐も2門と少々小さめです -
「滝川ダム」から「三重県伊賀庁舎」にやって来ました
「滝川ダム」から「三重県伊賀庁舎」は来た道を12km程、伊賀市街に戻ります
三重県伊賀庁舎内の伊賀建設事務所にダムを訪問した写真等を見せると「滝川ダム」のダムカードを頂くことが出来ます -
「三重県」ダムカード収集の旅
全19施設中第16号(近畿地方では34箇所目・各県総計では241箇所目)
・滝川ダム
右上の目的記号は「FNW」
■ F:洪水調節
■ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
■ W:水道用水
□ I:工業用水
□ P:発電
右下のダム形式は「G」
■ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
滝川ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります
此れにて三重県のダムカード配布対象施設のコンプリートまで残り3施設となりました -
「三重県伊賀庁舎」から「川上ダム」にやって来ました
「三重県伊賀庁舎」から「川上ダム」は県道で14km程の道のり
川上ダムは現在建設中のダム
将来は管理所と駐車場になるであろう場所も現在は工事中で立入禁止でした川上ダム 名所・史跡
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近年は建設中のダムでも展望所などを設けて見学できるようになっています。川上ダムの場合は「観眺台(みてちょーだい)」と言う展望台があったのですが、工事が終盤に入り展望台も閉鎖となってしまいました
それだけ工事が終盤戦とも言えます川上ダム 名所・史跡
-
周辺道路を、ウロウロしながらダムを眺める事の出来る場所を探します
此方は上流部から撮影、正面の丘は満水になると島になるかもしれません川上ダム 名所・史跡
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現在、川上ダムは堤体自体の工事はほぼ終了し、残すは天端部とダムサイトの工事中(なのでサイトに在る「観眺台」も閉鎖になった)
そして試験湛水も始まりました。まだまだ湖面も低くダム湖を望める場所が少ないので良い写真が取れませんでしたが、着実に湛水が始まっています。
※試験湛水とは試験的にダムを満水まで貯水し各施設に問題が無いか行う試験です。工事関係者にとっては貴重な試験の機会であると同時に、ダム好きにとっては非常用洪水吐レベルまで水位が上がる姿を望める貴重な機会です。勿論、湛水開始から満水までは数か月以上かかります川上ダム 名所・史跡
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漸く、ダムを下流側から望める場所を発見
まだまだ新しい白亜の堤体が美しいです。
ダム天端の工事が継続中ですが、試験湛水で水位が満水になる迄時間がかかるので、問題ない訳です川上ダム 名所・史跡
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イチオシ
川上ダム
2023年(令和5年)竣工予定の重力式コンクリートダム
堤 高 84.0m
堤頂長 334.0m
高圧ラジアルゲート 1門
ジェットフローゲート 2門川上ダム 名所・史跡
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折角なのでダム左岸側も訪れてみました
此方もダムサイトを工事中なので現在は関係者以外立入禁止でした
もう少しすればダムサイトの工事も終わり、展望台なども再整備されると思います。
ある意味、今が一番「川上ダム」を望むのは厳しい時期なのかもしれません(笑)川上ダム 名所・史跡
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川上ダムのダムカードは「川上ダム」から3km程下流の青山の街中にある「川上ダム建設所」で配布しています。
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通常のダムカードの他に節目々々に記念ダムカードを制作していたとの事で、過去の記念ダムカードを含め頂く事が出来ました
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ダム建設は事前調査や移転交渉妥結の後に本格的な工事となります
基本的には
①現場までのルートの整備・道路の付替②転流工整備・基礎掘削④コンクリート打設⑤試験湛水 となります
此方は基礎掘削工事のバージョン
ダムは土台がしっかりしていなければ危険なので、周辺を掘削し岩盤を露出させてその上に建設します。その掘削中の記念カードです -
基礎掘削が終わると、いよいよ堤体用のコンクリート打設です
此方はコンクリート打設30万m3達成記念の物
川上ダムの堤体は完成すれば45万m3となります。なので完成まではまだまだですが一つの区切りだったのでしょう -
そして令和3年12月に試験湛水を開始しました
仮排水路を閉鎖して試験のためダムを満水にする訳です
ゆっくりと時間をかけて満水にします
此方は試験湛水開始記念カード -
此方が通常のダムカード(とは言え建設中の物ですが)
「三重県」ダムカード収集の旅
全19施設中第17号(近畿地方では35箇所目・各県総計では242箇所目)
・川上ダム(建設中)
右上の目的記号は「FNW」
■ F:洪水調節
■ N:流水の正常な機能の維持
□ A:かんがい用水
■ W:水道用水
□ I:工業用水
□ P:発電
右下のダム形式は「G」
■ G :重力式コンクリートダム
□ HG:中空重力式コンクリートダム
□ A :アーチ式コンクリートダム
□ GA:重力式アーチダム
□ E :アースダム
□ R :ロックフィルダム
□ MB:可動堰
なので
川上ダムは「洪水調節・流水の正常な機能の維持・水道用水」目的の
「重力式コンクリートダム」という事になります
此れにて三重県のダムカード配布対象施設のコンプリートまで残り2施設となりました。
さてこの後は、本日中に三重県のダムカード配布対処施設をコンプリートすべく「比奈知ダム」「青蓮寺ダム」を巡ります。
とは言え、長くなってきたので、後は「三重編-2」に続きます
※つたない文章&写真に最後までお付き合い頂きましてありがとうございました
引き続き「三重編-2」もご覧頂くと幸いです
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