恵那峡から旧中山道・大井宿。帰りは紅葉の定光寺に寄り道

2021/11/29 - 2021/11/29

恵那峡のホテルに宿泊して午前中は遊覧船に乗り恵那峡クルーズ。
その後恵那駅に近い、旧中山道・大井宿へ。
午後は紅葉の名所・定光寺に寄りました。

紅葉の岩村城　恵那峡　定光寺（４Ｋ）
https://www.youtube.com/watch?v=gi05wTgedlw

エリア 恵那(岐阜)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 船 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿泊した恵那峡湖畔の「恵那峡国際ホテル」
値段もリーズナブルで居心地のいいホテルでした。
まずはホテルを出て、湖畔散策。

大江戸温泉物語 恵那峡 宿・ホテル

恵那峡は大井ダムによる人造湖。
湖なのに「恵那峡」という名前です。
恵那峡クルーズの遊覧船が戻ってきました。

恵那峡温泉 温泉

湖畔の「さざなみ公園」から。
人造湖ではありますが、今日は天気もよく美しい湖です。

さざなみ公園 公園・植物園

さて、ここから恵那峡めぐりの遊覧船に。
遊覧船というより、高速クルーズ船。
窓がガラスのはめ込みで開かないのはちょっと残念。
コロナの関係で定員の半分でスタート。

恵那峡遊覧船 乗り物

遊覧船は船乗り場から恵那峡・木曽川を上って行きます。
かなりのスピードです。

ダイナミックな岩が多くみられるのが恵那峡の魅力です。
紅葉はやや遅かったのは少し残念ですが、それでも十分美しい景観です。

窓が開かず、ガラス越しなのでやや景色がきれいに見えないことがあります。
特に逆光のとき。

かなり上流までこの遊覧船は上って行くので、窓の開かない高速艇でもしょうがないですね。
それでも１時間ほど十分美しい恵那峡を堪能できました。

もう少し時間があるので、恵那峡を散策。
湖畔から山道を登って行ったところにある傘岩です。

「傘」というより「きのこ」のような岩です。

とても大きな岩、千畳敷岩。

千畳敷岩 名所・史跡

千畳敷岩から見た恵那峡。
ちょうどいい展望台になっていました。

千畳敷岩 名所・史跡

ホテルを１１時にチエックアウトして、１１時半のバスで恵那駅へ向かいます。
乗客は私ともう１組のカップルだけ。
恵那峡への観光客はマイカー利用の人がほとんどのようです。

恵那峡温泉 温泉

恵那駅の手前のバス停で降ります。
ここから歩いていくと、旧中山道の大井宿がありました。
本陣跡。
立派な門が残っています。
現在も人が住んでいるようで中には入れませんでした。

大井宿本陣跡 名所・史跡

高札場が復元されていました。
幕府や領主が決めた法度（はっと）や掟書（おきてがき）などを木の板札に書き、人目のひくように高く掲げておく場所のことです。
いわば宿場町の情報センターです。

大井宿庄屋の古山家。
江戸時代からの庄屋屋敷が健在です。
普段は公開されているのですが、今日は月曜日で休館。
残念

この建物は明治天皇行在所。
明治天皇は西郷隆盛の西南戦争後、全国を行幸されました。
政府への不満をなだめるための行幸です。
ここ大井宿ではこの建物に宿泊されました。

この家は伊藤弥兵衛家、屋号は池田屋。
明治天皇が宿泊所に選ぶほどの大井宿の名家だったそうです。

明治天皇が宿泊した間がそのまま保存されています。
明治天皇が宿泊されることが決まり、伊藤家では大金でこの間を改装したそうです。

天皇陛下が宿泊されることは地方の名家にとっては大変な名誉だったのです。

当時の大井宿の住宅図がありました。
当時から現在に至るまで残っている名家は多いそうです。

明治天皇行幸の宿泊所一覧。
明治政府トップの三条実美太政大臣、天皇側近のトップ・徳大寺宮内卿、長州藩出身で「小ナポレオン」と呼ばれた山田顕義参議、やはり長州藩・奇兵隊出身の三浦梧郎陸軍中将、土佐藩出身で坂本龍馬や中岡慎太郎とともに薩長連合に尽力した土方久元宮内少輔など錚々たるメンバーを中心に総勢２００人以上の人々がこの周辺の名家に宿泊しました。

三条実美太政大臣の宿泊した古屋家。
太政大臣が宿泊するほどですので、やはり名家だったのでしょう。

現在の当主は岐阜５区選出の古屋圭司衆院議員（自民党）です。

旧大井宿から歩いて恵那駅へ。
昨日乗車した明知鉄道の１２時半の列車で明知大正村にでも行こうと思いましたが、月曜日は「グルメ列車」はお休み。
次の列車は２時間先とのことで、時間がもったいないので、中央線で名古屋方面へ。

恵那駅 駅

途中、定光寺駅で降ります。
駅周辺に数軒民家があるだけの川沿いのささやかな駅。
１日の利用者は数えるほどでしょうけど、今日はたくさんのお客さんがホームで電車を待っていました。

定光寺駅 駅

かつては高級ホテルだったような大きなホテル。
廃墟になっていました。

定光寺駅から定光寺へは急な坂道をひたすら登って行きます。
結構ハード。

坂道を登ること３０分ほどで定光寺公園に着きます。
ここで一休み。

定光寺公園 紅葉

この公園にも紅葉の木がありました。
遠くに見える赤い高い木はなんだろう。

定光寺公園の前が定光寺の入口です。

定光寺の寺門が見えてきました。

定光寺は紅葉の名所だそうで、ちょうど境内は紅葉まっさかり。

定光寺 寺・神社・教会

定光寺には、尾張徳川家・初代徳川義直の廟所（墓所）があります。
江戸で亡くなり、名古屋城主の徳川義直のお墓がこんな山奥にあるのはちょっと意外。
廟所への参道も紅葉で埋まっていました。

徳川義直の廟所、源敬公廟。
なんでも何百万両の埋蔵金があるとかないとか。

源敬公廟 名所・史跡

定光寺駅に戻り、今度は中央本線の廃線跡へ行きます。
定光寺が観光客でにぎわっていましたが、紅葉の時期に特別にこの廃線跡が開放されるのです。
なるほど定光寺駅がたくさんの人でにぎわっていたのはこのイベントがあったからのようです。

廃線跡はまるで紅葉のトンネルのようです。
ただ、午後３時でおしまい。
途中で時間切れになってしまいました。
定光寺より先にこっちに来ていればよかった。
機会があったらまた来よう。

名古屋駅 駅