青々と輝く宮古ブルーの海を巡る in 宮古島★2022　02　2日目【宮古島】

2022/03/04 - 2022/03/06

旅行2日目、前半。
HOTELから30分ほどドライブして、入り江から地下水が湧き出ているため囲まれた湧き水という意味を持つ“イムギャーマリンガーデン”へ行くと、入り江は波も無くてとても穏やかなので、3月の初旬だけどシュノーケルを楽しむ人の姿があった。
その後は、城辺の仲原地区にある“七又海岸・ムイガー(城辺仲原ムイガー)”に立ち寄って荒々しい姿のムイガー断崖に自然の逞しさを鑑賞し、車で移動して最初は東平安名崎が先端まで見渡せる“東平安名崎見晴台”から半島の素晴らしい絶景を堪能して、宮古島の最東端に位置する宮古島屈指の景観地“東平安名崎”を散策した。

エリア 沖縄

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

イムギャーマリンガーデンは自然の造形を生かした海浜公園で、半島に囲まれた入り江の一部が公園として整備され、散策できる遊歩道が伸びている。
時折日差しが差し込むけど、薄曇りで湿気が多いせいか23℃なのに蒸し暑く感じた。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

海から押し寄せる波は激しく岩肌を強く叩きつけていたけど…

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

遊歩道を挟んだ入り江は、外海とは隔絶されているお陰でとても穏やかな天然のプールみたいだった。
イムギャーマリンガーデンの入り江は、宮古島の他ビーチが波で荒れて泳げないような時でも、影響を受けないため人気が高い。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

入り江は深い場所だと水深15ｍ程あるそうで、水際ギリギリを覗き込むと魚の姿もあり、遠くにシュノーケルなどのマリンスポーツを楽しむ人の姿も見られた。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

外海と入り江を繋ぐ水路の上に架けられたインギャー橋を渡る。
正面の丘に続く階段は、上の展望台まで繋がっているようだけど…

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

橋の上から外海へ視線を移すと、丘の周りを散策できる遊歩道が見えたので、そちらを周ることにした。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

遊歩道から来た道を振り返ると、イムギャーマリンガーデンが宮古ブルーの海に囲まれて美しい。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

雲は多いものの美しい宮古ブルーは輝いていて、同じ場所でも時間や天候など様々な条件によって変化が楽しめるから、宮古島に通いたくなる人の気持ちがわかる。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

少し突き出た場所で足を止めると、海底に点在するコーラルリーフの影がくっきり見えて綺麗だけど、帽子が飛んでいきそうなくらい強い風が吹いており、遠くには白波が立っていて入り江の穏やかさとは異なる荒々しい姿を目の当たりにした。

イムギャーマリンガーデン 公園・植物園

東に3kmくらい移動して、城辺の仲原地区にある“七又海岸・ムイガー(城辺仲原ムイガー)”へ。
海抜50ｍの断崖を上る展望階段にのぼる時間は無かったので、看板に沿って緩やかな坂道を下る。

七又海岸・ムイガー 自然・景勝地

向かいに見えるのはムイガー断崖絶壁。
荒々しく打ち寄せる波の音が響き渡り、風は一切吹いていなかった。

七又海岸・ムイガー 自然・景勝地

柵など無いので足元に気を付けながらギリギリまで歩み寄ると、七又海岸の湧き出ている地下水が集まる貯水池が見える。

七又海岸・ムイガー 自然・景勝地

真新しい階段が整備されているけど、結構な高低差があるのでこちらも上から覗くだけにした。
ムイガーは湧水という意味だそうで、ここは水量が豊富なため、上水道が普及する前は簡易水道の水源地…自然井戸として利用されていたそう。
ダイナミックな自然美に圧倒された。

七又海岸・ムイガー 自然・景勝地

道なりに走行していたら東平安名崎公園と彫られたの石板付近に左に入る道があり、坂を上がっていくと突き当りが駐車場になっている。
ただ特に看板など無いため他に車が無ければ戻ってしまったかも。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

発泡スチロールに入れられたセルフ売店の左側の通路を進んでいく。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

赤土と草木が生い茂るデコボコ道を進んでいくと…

東平安名崎見晴台 名所・史跡

東平安名崎を一望できる“東平安名崎見晴台“に到着した。
ここから眺める海の色は絶妙なグラデーションが素晴らしく、晴れていたら鮮やかな宮古ブルーが楽しめたはず。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

まだ奥に続く通路…というか、草を踏み倒して道になっているようなところを進む。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

東南端から突き出した長さ約2kmの細長い半島は大変美しく、実は東平安名崎全体を見渡せる場所はここ以外無いと聞いたけど、私たちの他にもう1組しか観光客は見かけなかったので穴場スポットなのかも。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

海の手前には、大きな岩を包み込むような緑の絨毯が広がっていて、あまり見ない組合せが面白かった。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

視線を上げると、崖の上に陶器のシーサーが飾られていて、東平安名崎を見守っている。

東平安名崎見晴台 名所・史跡

“東平安名崎公園”までは距離があるので車で移動して、トイレも設置されている広い駐車場に車を停めた。
先程の見晴らし台とは異なり驚くほど賑わっていて、入口ゲートが設けられており「環境整備協力金のお願い」の旗が立っていた。
1人300円以上の協力金は現金以外にPayPayを始めとするQRコード読み取り式電子マネーにも対応していて、観光地の多くは現金支払い一択だけど普段現金を使わない身としては有難く、支払い選択肢が豊富な点にも好感が持てる。

東平安名崎公園 公園・植物園

真っ直ぐ進んで最初に見えてくるのは、巨大な岩が目を惹く“マムヤの墓”。
この岩は、絶世の美女とうたわれた大和の国から落ち延びた平家の女性：マムヤと、野城の按司（琉球王朝時代の領主）との悲恋の物語を伝えていて、くり抜かれた岩の中にはマムヤと思われる女性の肖像画と、沖縄スタイルではなく日本でどこでも見かける極一般的な墓石が置かれていて、覗きに来る人もあまりいなかった。

マムヤの墓 名所・史跡

隆起珊瑚礁の石灰岩があるのも東平安名崎の特徴で、巨大な岩がサンゴ礁の上にゴロゴロと転がっているこの不思議な光景の正体は、江戸時代の1771年に起きた明和の大津波によって打ち上げられたとされている津波岩だそう。
巨大岩を運ぶほどの津波の威力に恐ろしさを感じる。

東平安名崎公園 公園・植物園

岬一帯の植物は県の天然記念物に指定されていて、平安名崎灯台までまっすぐ伸びる道の他に、植物鑑賞が楽しめる遊歩道もあった。

東平安名崎公園 公園・植物園

この地図を見ると、圧倒的に本土よりも台湾の方が近い。

東平安名崎公園 公園・植物園

東平安名崎からランチがてら戻る途中、国道390号線沿いで見かけた看板に惹かれて“宮古島チーズ工房”へ。

宮古島チーズ工房 専門店

コロナ禍前は店内でランチも楽しめたけど、今はチーズ販売のみしか行っていないらしく残念だった。

宮古島チーズ工房 専門店

名物のヤギミルクも、ちょうど今は仔ヤギに乳を与える時期だから仔ヤギ優先で販売していないそう。
ショーケースに並べられているチーズの一部は量り売りしてもらえるので…

宮古島チーズ工房 専門店

今夜のおつまみとして【みゃーくゴウダ】を50ｇずつ2つカットしてもらい、自宅に持ち帰る土産用としてクリーム入りの白カビチーズ【蔗ぬ花】を2つ購入。
【蔗ぬ花】は冷蔵状態なら1か月ほど保管可能で、段々と水分が抜けて味の変化が楽しめると聞き、旅行から帰宅した日にまず1個、その1か月後にもう1個食べてみた。
最初に食べたときは室温で中のチーズが溶け出すほどで、外皮のコクと中のギャップが美味しかったけど、すっかり水分が抜けたチーズは全く別物で濃厚な旨味の塊だったから熟成させる価値あり。

宮古島チーズ工房 専門店

ランチは夫が目星をつけていた、城辺にある“cafe nuis”へ。

cafe nuis グルメ・レストラン

入口ではオリジナル雑貨・珈琲などを販売していて、店内はそんなに広くないけど4人掛け長テーブルと、4か所あるローテーブル席にはゆったりした1人用ソファーが置かれていた。

cafe nuis グルメ・レストラン

Menuにはテイクアウトできるものや、もう少し時間が早ければ弁当販売も行っているようなので、宮古島の雄大な景色を楽しみながらランチするのも良さそう。

cafe nuis グルメ・レストラン

【彩りデリプレート】1400円
土・日・月曜限定と書かれていたので2人とも同じものを即決。
野菜の濃い旨味・食欲をそそる酸味・それぞれ食感の違いが楽しめるようになっていて、どれもとても好きな味付けだった。
チーズを冷蔵庫に避難させるため一旦HOTELに戻った後は、島尻マングローブ公園と池間島へドライブする予定。
続きは03へ。

cafe nuis グルメ・レストラン