
2021/02/21 - 2021/02/21
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morisukeさん
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オッサンネコです。
然る人の間では、千葉は心霊スポットの宝庫だそうな。
その中でも群を抜いてヤバいと評判なのが船橋市にある達磨神社だそうで。
私は元々、心霊スポ系には全く興味はなかったのですが、
人里離れた場所に異空間の神社があると聞いてしまったからには…
そこが曰く付きの場所であろうとも、行かねばならぬでしょう。
果たして、第六感が根本的に欠如している私モリネコに
人生初のナニカを視る事はできるのでしょうか。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
どうもどうも、オッサンネコことモリネコちゃんです。
本日は早速、達磨神社からスタートしたいところですが、
心の準備をする為に、自分を護ってくれそうな神社に寄る事にしました。
流石に曰く付きの怪しい場所に行くのに無防備というのは何なので、
先に身の安全を祈願するという愚行… 笑ってやってください。
訪れたのは八千代市にある高津姫(たかつひめ)神社。
藤原時平の娘を祀っている神社となります♪
ん? 藤原時平? 誰…? と思いますよね。
ざっくり説明すると、藤原時平はかの有名な学問の神様、
菅原道真を日本三大怨霊に仕立て上げた張本人です σ;゚Д゚)σ
まぁ嘘の情報をリークして、菅原道真を京から追い出した人ですな。
流刑になった道真の怨念は、ハンパなかったのでしょう。
結局、藤原時平は道真の祟りで亡くなってしまうのですが、
これだけじゃ道真の祟りは収まらず、京の都で猛威を振るったとか。
とにかく道真の祟りの脅威に怯える都の人たち。
残された時平の一族はそんな都の人たちの視線に耐え切れず、
人知れず京の都を去り、ここ東国へと落ち延びるのです。
ただ「捨てる神あれば拾う神もあり」なのでしょうか、
この東国で時平は名誉を回復し、神として崇められる事が許されます♪
船橋・八千代は藤原時平を神として祀る信仰がずっと残っており、
その娘である高津姫も神格化され、信仰の対象になっているのです。 -
あ、申し遅れました。
高津姫(たかつひめ)は、正しくはこういう漢字になります。
4トラって結構使用できる漢字のボキャブラリーが少ないのです。
もっと改善して欲しいなぁ (ノД`)・゜・。 -
本殿は開放されていませんでしたが、周囲はきれいに整備されています。
この地域の氏神として大切に崇められてきた証ですね。 -
個人的に神社で一番好きなポイントがこの木鼻(きばな)。
霞の間からぬっと姿を現したようなお獅子様が特徴的ですねぇ。 -
高津姫神社の敷地内にはたくさんの神社の末社があります。
個人的に、護ってくれるなら狐様が一番だと思っている私。
ちょこっと置かれているキツネの置物がかわいらしいですねぇ。
お参りを済ませたら、いよいよ達磨神社へと向かいます。 -
さて、達磨神社というのは俗称で、正確には白幡神社と言います。
場所は船橋県民の森の北側にあり、薄暗い森の中の道を進んでいきます。
道端には街灯も無いので、夜は真っ暗でしょうね ( ゚Д゚)
まぁ神社というのは、その周囲の森を「鎮守の杜」と言うくらいなので、
神社をよく参拝する身としては、この程度の森ならどこでもある感じです。 -
はいっ。白幡神社の参道入り口に着きました Σ(゚◇゚;)
この墓石の様な圧倒的不穏な感じの石碑群がお迎えしてくれます。
笑えるくらい心霊スポット感を演出してくれてますねー。
この石碑については後々説明しませう。 -
森の中に突如現れる白い鳥居と灯篭。
そして白い鳥居に掛かっている赤色の表札。
いやいや、この赤色が得も言われぬ怖さを醸し出しすぎでしょ。
((((;゚Д゚))))ガクガク
ちなみに、この神社が心霊スポットになったのには理由がありまして、
それは2001年に起きた凄惨な少年犯罪に端を発しています。
ここで詳しい概要を述べるのは避けますが、
何の面識もない大学生が17-18歳の少年ら3名に殺害されてしまい、
遺体を遺棄したのが、この鳥居の辺りだと言われています。
うーん、これは確かに鳥居をくぐるのが躊躇されますなぁ…。 -
って地面見たら塩まかれてますがなー (((°Д°; )))
やめてよ、もう。 -
神社の表札を見ると、白幡宮と書かれていますね。
正しくは、白旗神社ではなく、白幡宮と呼ぶのでしょうか。
白幡神社というのは、白旗から名前が置き換わったというのが定説で、
かの源氏の総大将、源頼朝が平家に倍返しの敢行を決めた時に、
源氏のシンボルでもある白い旗を神社に奉納し、
必勝を祈った事に由来するとされています。
ここの白幡神社は、他の白幡神社からの分社ではないかと推察しますが、
この辺り一帯の氏神神社である事は間違いなさそうです。 -
それでは覚悟を決めて参道を進んでみましょう ((((;´・ω・`)))
基本、森の中の一本道です。
昼間だったら、そんなに怖さは感じないはずです。 -
あ、なんか見えてきた。
-
近付いてみると、何かの建物があったようですね。
古いレポートを見ると、昔はちゃんと壁に板戸が張られており、
中にはゴザとか火鉢が置かれていたので、
短期的に人が滞在・寝泊りできる様な機能はあったのでしょう。
今ではもはや骨組みを残すだけの廃屋も同然。
何でここまで荒廃が進んでしまったのかは知る由もありませんが、
どうも廃屋と心霊スポットは相性がよろしいみたいで (ノД`) -
本殿の近くには手水舎が置かれていますが、
雨水が溜まっていて、使われている様子はなさそうです。 -
イチオシ
こちら社殿。本殿でしょうか?
戸が開け放たれており、中には何も入っていない状態でした。
元々、この白幡神社が達磨神社と呼ばれる様になったのは、
オカルト研究科のY氏の怪談話に端を発しているかと思われます。
Y氏曰く、県民の森の横にあった神社に足を踏み入れた時、
その社にダルマが祀られていることを発見した、との事。
そんな話に尾ひれが付いて、呪術に使われるダルマが安置されていると
もはや都市伝説みたいな噂が飛び交うまで至っています。
よしんば、ダルマは確かにあったのでしょうが、
それが呪術に使われていたのは流石に骨董無形な話に聞こえますね。 -
どうやらこの社殿より先に道は無いようです。
よくこの社殿の周りだけ温度が低いとか、ナニカが視えてしまうだとか、
色々と不思議な怪奇現象の体験談がネットに寄せられている様ですが、
私個人の感想だけ言っておくと、まぁ普通です。
暫くここでボーっとしていましたが、特に周囲に変化は現れず、
寧ろ、木漏れ日がキレイだなぁと思ったりなんかして |д゚) -
イチオシ
しばし森林浴を楽しんだので帰る事にしましょう。
私は霊的な体験をしない人なので、あんまり怖さは感じないのですが、
それはフェアではないので、「視える」人の体験談をご紹介。
私の友人M氏は、俗に言う「霊感がある人」なのですが、
少し前にこの神社を訪れ、今回と同じように社殿を参拝して帰る時に、
背後から不思議な視線を感じたそうです。
振り返っても当然誰もいるはずもなく、ただ先に進めば進むほど、
その視線の主はどんどん増えていった、と語っていました。
行きはよいよい、帰りはこわい。通りゃんせ、通りゃんせ。 -
神社の入り口まで帰ってきました。
まぁ昼間なので、そんなに怖いとは思いませんでしたが、
夜に興味本位で訪問するのは控えた方が良いかもですね。
ちなみに右の石碑は鳥居の建立記念碑なのですが、
時期を見ると平成5年と書かれていました。
要は、地元の氏子にとって大事な場所であるのは間違いないので、
ただ単に心霊スポットとして面白おかしく騒ぎ立てるのではなくて、
神様に対して誠実な気持ちでお参りをするのが礼儀かと思いました。 -
神社入口にある石碑群、これらは庚申塔になります。
土台を見ると、明らかにコンクリの上に並べられているので、
元々ここにあったのではなく、後からここに運ばれてきたものですね。
実際に古い年号の順に並べられているので、まず間違いないかと。 -
例えばコレ。嘉永ですよ。
他にも享保、天保、明治、大正、昭和…
年号の見本市みたいになっとるやないの ホ━━━( ゚д゚)━━━ゥ
遥か300年前以上に彫られたものだと思うと、歴史の重みを感じますねぇ。 -
さて、続いて同船橋市の八木ケ谷地区に移動してきました。
途中、立派なケヤキの神木がある王子神社に立ち寄ってみました♪ -
王子神社に併設する長福寺。
山門の前には六地蔵、また紅い鐘突き堂がハイカラな感じですね。
この長福寺のある辺りに、八木ケ谷城があったとされていますが、
その遺構は極めて断片的で、元の形態が復元できない様です。 -
イチオシ
こちらが王子神社。
あ、にゃんこいますね。 -
右側がの欅が船橋市10銘木に指定されています。
大きな2本の欅の木の間をすり抜ける形で社殿があります。
この社殿のある辺りがちょうど他の場所より盛り上がっていて、
幻の八木ケ谷城址の土塁だったんじゃないかと言われています。 -
このコマさんの表情が素敵です d(・ω・´)グッ
-
敷地内には庚申塔とか二十三夜塔、石造神が所狭しと乱立しています。
元々この王子神社は石尊権現を祀る場所であったとされていますが、
明治の神仏分離や、神社整理令のあおりを受けて、
この地区一帯の神社が統合され、今の王子神社になったそうです。 -
これら石碑は伽藍ですね。
元々は中に仏様とかお地蔵さまがあったのでしょう。
外枠だけ捨てに捨て切れず、ずっと放置されている様な印象です。 -
最後にやって来たのは王子神社の隣にある八木ケ谷北市民の森。
何の変哲もない雑木林で、林の中を散歩できる様に道がつくられています。 -
噂では、この周囲一帯では骨がざくざく出て来た事があったため、
処刑場(首切り場)があったとされていましたが、
最新の情報では室町後期の墓地であるという説が有力だとの事です。
まぁ心霊スポットなんてそんなもんですよの |д゚) -
森はよく整備されていて、森林浴にはもってこいの場所ですね。
街灯とかが無さそうなので、夜は真っ暗になると思いますが、
昼間は木漏れ日の下、平和で優しい空気しか流れていません。
というわけで、今回の探索記はこれにて閉幕。
改めて私には第六感が一切無い事が証明されてしまいましたが、
心霊スポットに興味がある奇特な同志がいれば、
ぜひ訪れてみて体験談をお聞かせくださいませ (*´∇`)ノ!!
それではまた~♪
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Salaamさん 2022/04/12 01:03:12
- コメントの少なさも怨霊の力なるものか…
- morinekoさん、ご無沙汰しとります。
どこなんだろう…とGoogle mapで調べてみたら出るわ出るわ…逸話ではなく白幡神社が(笑)
同じ千葉県内でも結構多くの白幡神社が存在するんですね。
当方も第六感は成仏しているクチなので全く心霊スポットや怨霊とかは解らないのですが、いつもはコメントで賑わうmorinekoさんの旅行記コメントが白旗状態なのは何かの力によるものなのでしょうか…恐ろしや。
時に達磨は仏教のお坊さんなのに神社に祀られているのはこれ如何に。
恐らく日本人特有の宗教の垣根の低さが発端な気がしなくもないですが、研究家Y氏の見解が待たれるところでしょうか。
恐らく船橋アンデルセン公園の近くにある白幡神社なのかと推察しますので、今度サイクリングがてら寄ってみます。
罰当たりでない事を願うばかりですが…
Salaam
- morisukeさん からの返信 2022/05/09 02:04:34
- RE: コメントの少なさも怨霊の力なるものか…
- salaam 様
ご無沙汰しておりました。
そして、返信が遅くなって申し訳ありません。
4月初旬より1ヶ月程度、電波の悪い海外にチョイと短期出張しておりました。
タイトルの通り、こんな曰く付きの旅行記に誰もコメントは書かないでしょう、と。
すべて怨霊のせいです。最近私の物忘れがひどいのも怨霊のせいです(笑)
千葉には白幡神社、たくさんあります。
そしてこの「ダルマ神社」の他にも、もうひとつ曰く付きの「白幡神社」があります。
場所は千葉動物公園の近くなのですが、肝試しに行った奇特な方たちから
枝が折れる音とか、ナニカが落ちてくる怪奇現象が多数報告されているとか。
いやいや、そんなとこ夜行っちゃいかんよ、という話なのですが、
昼間お参りをするのは健全なお話なので、そこにも是非行ってみて下さい (ΦωΦ)フフフ…
このダルマ神社は、ご察しの通り、アンデルセン公園の裏手にある神社です。
サイクリングがてら… とても爽やかな響きですが、Salaam様の奥方様を連れて行くと
間違いなく夫婦に不協和音が生じますので、ソロでの訪問を強くおススメします。
もしナニカが視えたら、是非教えてくださいませ。
それではまた〜。
Mori Neko
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