冬の秋田市を食べ歩き１泊２日（１日目）

2022/02/12 - 2022/02/13

秋田県は昨年旅行しましたが秋田市はほぼ素通りしてしまいました。
秋田といえば比内地鶏やしょっつる鍋など郷土料理で有名。
今回は秋田の郷土料理を楽しみながら、秋田市街をぶらぶら散策していきます。

エリア 秋田市(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

秋田駅到着。
まずは昼食。
駅前の商店街方面へ向かいます。

秋田駅 駅

秋田駅西口からは「ぽぽろーど」という立派な連絡通路が商店街まで延びています。

天井が高いアーケイド
大きくはないですがきれいな商店街。

エリアなかいち
秋田駅から徒歩10分ぐらい。
県立美術館等がある再開発エリアです。

美術館の前にはかまくらがありました。
中にも入れるようですが、さすがに遠慮しておきます。

本家あべや 秋田店
「エリアなかいち」の商業施設「＠4の3」にある秋田比内地鶏のお店。

秋田比内地鶏生産責任者の店 本家あべや 秋田店 グルメ・レストラン

1日限定20食の比内地鶏極上親子丼が気になりましたが、12時少し前だったにもかかわらずすでに売り切れ。なかなかの人気店のようです。
オーソドックスに比内地鶏親子丼を注文。

親子丼には豆腐、比内地鶏スープ、がっこが付きます。
歯ごたえのある比内地鶏は香ばしく焼き上げてあって火のとおり具合がちょうどいい、とろとろの卵は味も濃厚。
美味しい親子丼でした。

秋田総合生活文化会館・美術館
愛称は「アトリオン」
文化施設とテナント部分が合築された複合施設

食事を終えて秋田の町を少し散歩。
きれいな建物だったので寄ってみました。

アトリオン 専門店

ちょうど「アニメージュとジブリ展」が開かれていて、玄関を入ると段ボール製のオームが出迎えてくれました。

秋田市立千秋美術館
アトリオンにある小規模な美術館
時間つぶしにはいいかも。

他には地下に大きな土産物屋さんなども入っていました。

千秋公園
駅から10分ほどの距離にある大きな公園。
春には桜で彩られる美しい公園とのこと。

千秋公園 公園・植物園

千秋公園は秋田藩の久保田城跡に作られた公園
城の主佐竹氏はもともと常陸の国の大名だったのが、関ケ原の戦いの際に日和見的な態度を取ったことを咎められて秋田に移されたそう。
その際国中の美人を全て秋田へ連れて来たのが秋田美人の始まり、などという噴飯物の伝説もあります。

佐竹史料館
千秋公園内にある資料館

秋田市立佐竹史料館 美術館・博物館

佐竹氏関連の甲冑や旗指物などが展示されています。

訪問時は「藩主からの手紙」という企画展があり歴代藩主の書状が展示されていました。
徳川家康の死の前後に初代藩主佐竹義宣が江戸から国元に国境の警備や江戸藩邸に鉄砲を送るよう指示する書状もあり、当時の緊迫感が伝わってきて興味深く拝見しました。

小規模な資料館で展示もやや地味ですが、入場料100円なので千秋公園のついでに寄ってみてもいいかも。

城跡は雪に覆われています。
江戸時代の人たちは雪の中どうやって登城していたのだろう。

久保田城表門

本丸跡
こちらも深い雪で覆われています。
雪かきも大変そう。

本丸跡からは秋田市街が一望できます。
冬の晴れ間で空気も澄んでいて、なかなかの絶景。

御隅櫓は冬期閉館中
幕府に遠慮があったのか、財政が厳しかったのか、久保田城は天守閣も石垣もない、20万石の国持格の大名としては質素な城だったとのことですが、こうやって見てまわるとなかなか立派なお城です。

久保田城御隅櫓 名所・史跡

お城の池が雪に覆われ、噴水の水だけが噴出していました。
面白い光景。

ANAクラウンプラザホテル秋田
本日の宿泊先。
チェックインして夕食まで休憩です。

ANAクラウンプラザホテル秋田 宿・ホテル

川反飲食店街
旭川を挟んで城の西側が古くからの町人街。
川反飲食店街は秋田市一番の繁華街なのだそう。

コロナの影響か、人通りは少なめ。

秋田料理 ちゃわん屋
赤れんが郷土館の近く、すずらん通りという細い通りにある居酒屋さん。
５時の開店に合わせて伺いました。

ちゃわん屋 グルメ・レストラン

秋田郷土料理の有名どころがひととおり頂ける「秋田ふる里セット」というメニューがあったので注文。メニューにはなかったのですが、「だまっこ鍋」を「しょっつる鍋」に変更していただきました。

しょっつる鍋をいただくのは初めて。少し塩味が強めですが滋味あふれる出汁がマイタケや白菜、身がほろほろとしたハタハタにしっかり染みていて美味しい。
身も心もあったまります。

他にも卵がたっぷり詰まったハタハタ焼きやジュンサイ、とんぶりなど

秋田の郷土料理を十分堪能することができました。

まだ時間も早いので夜の街をぶらぶら。
駅方面へ向かいます。

秋田港
トピコという駅ビル３階にあるお寿司屋さん

秋田港 グルメ・レストラン

「秋田の地魚握り五種」と山本酒造の「美郷錦仕込み飲食店支援酒」という面白い名前のお酒があったので注文。
握りは鯛やしめ鯖など５貫、しゃりは赤酢でなかなか本格的。

「飲食店支援酒」は山本酒造さんがコロナ下で苦しむ飲食店に元気になってもらいたいという思いで醸造したものだそうで、自社栽培の秋田の酒造好適米「美郷錦」を50％まで精米し仕込んだ限定酒。
実質純米大吟醸だけあって、きめこまやかな味わいで値段以上の満足感。

デザートに「ババヘラアイス」をいただいて、秋田旅行1日目は終了です。