富岡製糸場と、信長末裔の治めた地・甘楽小幡城エリア

2022/01/29 - 2022/01/29

２０２２年１月末、一度見たかった世界遺産・富岡製糸場を訪れました。
きっかけは、軽井沢に行った時に知った、冬の妙義山のライトアップ。
合わせて見てみようと思いました。

近隣の高崎名物のダルマがいる少林山達磨寺、信長の息子である織田信雄が初代藩主だった甘楽・小幡藩の中心地も合わせて観光しました。

高崎名物のパスタも味わいました！

エリア 富岡・甘楽(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

１２月に軽井沢に行った時に、妙義山のライトアップのチラシを見ました。

そのライトアップに行ってみようと思い、群馬栃木の観光地を合わせて巡りました。

出発は朝普通に。

朝食は春日部のやよい軒で考えていたのですが、ホームページの記載と違い朝営業していなかったので、お隣の春日部市場のたむら水産へ。

食事処 たむら水産 グルメ・レストラン

７００円ぐらいで美味しい朝食らしい朝食が食べられます。

なるべく下道で距離を稼いで、大田桐生ICから高崎ICまで高速を使いました。

朝食のあと、かれこれ２時間波志江パーキングエリアまで突っ走りました。
このパーキングはコンビニしかないのですが、コンビニは充実しています。

波志江パーキングエリア 道の駅

最初に訪れたのは、だるまの街・高崎を象徴する少林山達磨寺。

下に車を停めて登る方が達磨寺らしいと言われますが、、、
上から見ました（笑）

少林山達磨寺 寺・神社・教会

少し高台なので、北側に景色が開けています。

赤城山・榛名山、そして写真には収めにくいですが西には雪を抱いた浅間山。

達磨寺の本堂（霊符堂）です。
左右にはだるまがたくさん！

左を見ると、群馬出身のタレントの中山秀征さんのだるまもありました。

右には甲子園常連校さんのだるまとかも。

お土産屋さんには、色々なタレントさんのサイン入りだるま。

海なし連合で群馬を戦力外にしたU字工事さんのサインもありました。
戦力としてカウントしていないのに群馬には来たんですねｗ

本堂から少し階段を降りた所の招福の鐘。

この旅のひそかな狙いは、パスタの街・高崎でパスタを食べること。

シャンゴを最初考えていたのですが、混みあいそうなのでボンジョルノを狙いました。

でもボンジョルノもお昼遅めの時間で満席近かったです。

ボンジョルノ 本店 グルメ・レストラン

ベネチア風パスタがメニューとして出ていたので、ベネチア風あさりパスタ（ボンゴレビアンコ）にしました。

ベネチアでも同じものを食べたことがあります。
その時も思い出しつつ、味は少し日本風にマイルドに仕立てた感じですね。

ボリュームもあって１０００円切るぐらいで、絶品です。

次はかつての城下町・甘楽（小幡城）へ。

１６１５年に織田信長の次男・信雄が信長から５万石を与えられて、以後小幡藩織田氏が代々収めてきた場所です。

スケートの某選手が信長の子孫であることが本当であれば、この信雄の子孫ということになります。信長の息子のうち、唯一家を存続できたのは信雄です。

無能とかいろいろ言われてますけどね。
ゲームのパラメータも酷いしｗ

道の駅 甘楽 お土産屋・直売所・特産品

道の駅に車を停めて、小１時間ほど城下町を散歩することに。

この後の富岡製糸場は外せないので、時間を守って散歩しました。

城下町で歴史的な建物や石垣などが残る地区。

長岡今朝吉記念ギャラリー。
無料エリアは展示が少ないものの、小幡藩織田氏の歴史の展示を見ることができます。

長岡今朝吉記念ギャラリー 美術館・博物館

ギャラリーの目の前は、信雄が整備した日本式庭園の楽山園。

見ていく時間は無いので、次への宿題とします。

国指定名勝「楽山園」 名所・史跡

楽山園の脇。

無能扱いされる信雄ですが、ここでは違いますよ！

食違い郭（くるわ）。

敵の侵入を防止する目的と、下級武士が上級武士に出合うのを避けるために隠れるために、このような入れ違いになった石垣を作ったと言われています。

食違い郭 名所・史跡

食違い郭のある中小路を道の駅方面に少しだけ戻ると、大奥の庭園がある松平家邸宅。

実際に人が住んでいるので・・・観光はお静かに。

大奥の庭園 名所・史跡

大奥の庭園。

名の由来は、幕末にペリーが浦賀に来航した際に、将軍が江戸城大奥の女官たち15人ほどを小幡藩の屋敷に逃がしたことだそうです。

行った時は入れない場所が結構あって、庭園の池は見えなかったのですが、
実際に人の住んでいるお家なので、邪魔しないように。。

中小路。

この広い通りを江戸時代に作っていたのは、ある意味凄いこと。

小幡の中小路と武家屋敷 名所・史跡

大奥の庭園の北側が高橋家住宅。
江戸時代の武家屋敷の色を濃く残している住宅です。

高橋家住宅 名所・史跡

大手門の跡。

もう何も残っていませんが、このあたりは桜が綺麗そうでした。

今回は何があるのかを見るために散歩した程度なので、桜の時期に改めてしっかり観光したいと思います。

続いて、本日のメインイベント・富岡製糸場を１時間で見ます（笑）

富岡製糸場の手前にある旧韮塚製糸場。
富岡製糸場を模範にして韮塚直次郎氏が明治9年10月に創立し、明治12年頃まで操業していた民間の器械製糸場です。

ここで富岡製糸場の入場券を売っていたので、ついでに見た感じ。

地下部分も含めた当時の遺構などもきれいに残っていますし、
富岡製糸場を範とした製糸場の中で唯一残っている建物です。

さて、富岡製糸場に入ります！
入場料は１０００円なり。

富岡製糸場 名所・史跡

入り口を入った先が、富岡製糸場東置繭所です。

敷地はかなり広く、一応順路は示されているのですが、少しわかりにくくて最初のうちは直感で見ました。

行啓記念碑。

創業して半年後に、明治天皇の皇太后および皇后が富岡製糸場に行啓された記念に、その７０年後の昭和１８年に建造されたものです。

偉い人の社宅跡です。

製糸場の開業期には、渋沢栄一氏もかかわったとのことです。

農家出身で養蚕に詳しかったことから、５人いた富岡製糸場設置主任に任命されて、フランス人技師の指導の下工場の建設を進めたのだそうです。

工場の設備。

繭から糸を引く機械です。

フランスのものと、もう一つ国産だったかな？のものが並んでいました。

かなり大規模に糸を取ることができるようになっています。

ブリュナ館。

富岡製糸場の計画・建設・操業に深く関わったフランス人技師ポール・ブリュナ氏が住んでいた家です。

世界遺産の碑ですよ！

一般労働者の寄宿舎。
１９４０年頃に建設されたものだそうです。

資材の調達も厳しく、その結果一人一畳ぐらいのスペースだったようで、環境はそれなりに劣悪だったみたいですね。

明治時代もそうなんですが、戦争の戦費負担が凄まじい時、国民は凄く貧しい時を過ごすわけです。今軍事費なんて増額してる場合でしょうかね・・・

西置繭所。

１階は作業場、２階は繭を保存する倉庫として使われていたそうです。

この建物は中を改装され、富岡製糸場の歴史など、詳しい展示がされています。

富岡製糸場の煙突や鉄水溜。

鉄水溜は日本で現存する鉄製構造物では最古級といわれ、重要文化財にも指定されています。

繰糸器を動かす蒸気など、製糸場では大量の水が必要だったことが分かります。

西置繭所の、富岡製糸場の歴史の展示。

ブリュナエンジンの展示施設。

繰糸器を動かす動力源のエンジンを復元したもので、当時と同じ蒸気で稼働しているのを見ることができます。

順番は完全に逆なのですが、最後に観光物産館を見ました。

地元の物産品の他、富岡らしいシルク製品の販売、富岡のイメージキャラ「お富ちゃん」のグッズも売っています。

まちなか観光物産館 「お富ちゃん家(ち)」 お土産屋・直売所・特産品

今回の旅を思いつくきっかけとなった、妙義山のライトアップです。

暗くなりきる前に「道の駅妙義」に到着し、暗くなるのを待ったのですが。

えっ、こんなもん？（笑）

道の駅 みょうぎ(みょうぎ物産センター) 道の駅

他の場所に違うものがあるのだろうと、丘の上の温泉まで行ったら何も照らしてないし、ホントこれだけ。

JAROに怒られちゃうよｗ

翌日は足利観光を考えていて、足利に移動します。

その前に高崎駅に寄りました。
高崎駅の駅ビルで食事と、群馬の味を買うためです。

高崎駅 駅

高崎駅の駅ビル的施設・イーサイト高崎。

群馬県内の代表的な味覚を買うことができます。

イーサイト高崎 ショッピングモール

ガトーフェスタ ハラダ

群馬の誇る美味しい美味しい高級お菓子屋さん。

ガトーフェスタ ハラダ イーサイト高崎店 グルメ・レストラン

もう１軒、高崎駅の駅ビル的機能の高崎モントレー。

こちらはレストランやデコホームなどで構成されています。

高崎モントレー ショッピングモール

高崎では昼に食べたイタリアン以外にも鶏肉料理も有名らしいと読んで、登利平さんを訪れました。

とり飯の弁当が有名ですね。

登利平 高崎モントレー店 グルメ・レストラン

から揚げと鶏カツの、鶏合わせ定食。

不味い肉を食べると卵の味がする（そんな鶏肉日本でしか食ったことないんだが）鶏肉ですが、ここの鶏肉は美味しかったです。