2021/10/19 - 2021/10/19
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kawakoさん
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グラン・サン・ベルナール峠に近く、アルプス越えの交通の要衝としてケルト・ローマ時代から栄えてきたマルティニでは、町中に円形闘技場などの重要な遺跡が残っているのですが、ピエール・ジアナダ財団/Fondation Pierre Gianadda では、ガロ・ローマンの神殿跡を館内に取り込だ面白い作りとなっています。
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ピエール・ジアナダ財団までは、マルティニ駅から徒歩で15分ほどでしょうか
この周辺は円形闘技場とセントバーナード博物館もあって見所が多いんですよ -
マルティニでは町中にアート作品が設置されていて、ツーリストインフォでもらえる無料のマップにも記載されています
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こちらがピエール・ジアナダ財団です
ピエール ジアナダ財団 博物館・美術館・ギャラリー
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中に入ると大きな吹き抜けの空間になっていて、地下が企画展示スペースになってきます
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一階にあるのはガロ・ローマン博物館で、発掘された貨幣や彫像、装飾品、武具、陶器など、ケルト時代からローマ時代にかけての貴重な品々を展示しています
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1976年、技術者であり芸術家、蒐集家でもあったレオナール・ジアナダ氏が、マルティニで邸宅の建設工事をしていたところ、スイス最古となるガロ・ローマン神殿と大規模な遺跡を発掘しました
その直後に飛行機事故で亡くなった弟に捧げる形で、ガロ・ロマン時代の文化遺産を伝えるための財団を設立し、邸宅の建設を中止して、発見された神殿跡を取り込んだこの施設を1977年に建立し、翌年博物館としてオープンしました -
地下の展示室でこの時開催されていたのは「ギュスターヴ・カイユボット/印象派と現代」展です
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45歳で早世した作家なので、印象派の中では知名度が低いんですが、上流階級出身らしい上品さを感じる画風と、鉄道や労働者といった当時のモダンなテーマに、強調された遠近法の使い方が合わさって、ちょっと独特の魅力があるんですよ
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地下の企画展示室では至る所に撮影禁止のポスターが張られていたのですが、全く守られていませんで観客のほとんどが撮影していました
ちなみに監視員も見て見ぬふりをしてる風でしたね
私はビビりなんで許可のないところでは撮影しないんですが、これは撮影OKの一階から吹き抜けごしに撮ったものです -
さて、地下一階の企画展示室(カイユボット展会場)からさらに下方向に伸びる長い通路があります
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この通路に飾られている写真(スイスの風景)は販売されているようでした
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通路の突き当りに昔懐かしい感じの、えー、タバーンみたいな?コーナーが現れて驚きました
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ここは飲食できるスペースになってました
食べ物はスナック程度だったと思いますが、飲み物は種類が多かった気がします
アルコールもあったかも -
で、この通路突き当りの地下展示室が自動車博物館になっていて、約50点のクラシック・カーが展示されています
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この展示室、窓が全くなく天井も低いので、ちょっと圧迫感があるんですよねw
しかも何故かえらいガス臭いんですよww
車好きだと気にならないのかな? -
アンティークカー独特の顔の面白さとか、飾りのデザインに目が行きます
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アールヌーヴォーっぽい
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アールデコっぽい
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意外とコミカルな…
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マシュマロマン
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カイユボット展会場に戻ってもう一回じっくり見た後、外の庭園に出ました
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この庭園には彫像作品が多数設置されているので見なきゃ損ですよー
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背景の山の木々が色づき始めています
これでもうちょっと天気が良かったらなぁw -
適当にぐるっと回っていきます
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あ、ここは…
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シャガールの壁画なんですよ
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うーん、ロダンーーって感じ
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抱擁する恋人たち
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奥に見えているのは食堂です
この店、冬時間に入ると閉店しちゃうんですよね
今日はなかなか賑わってました
ソーセージのいい匂いが…(´Д`) -
で、この下にあるのがローマ時代の遺跡なんですよ
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遺跡の上に美術館が建てられているのが実感できます
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オーソドックスな彫像以外にも、抽象的な作品もあります
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これは具体的過ぎて逆に抽象的なのかも?ぽつぽつがなんかリアルですw
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これはヘンリームーアだったかな?
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見た瞬間にわかるニキ・ド・サン・ファル
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バイオリンなんでしょうが、カブトムシかクワガタが寄り集まってるようにも見えます
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この辺りから気が削がれてきて、だんだん見方が適当になってきましたw
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ちょっとみんなのたあ坊味あるよね
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マッサージ用ボール?
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このタイプのデカいの、パブリックアートでもよく見かけませんか?
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池を挟んでオオカミと…
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羊が対峙しています
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横、空いてますよ
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陽気なピクニックとシリアスな裸女
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庭園の角にあるこの建物、レストランかと思ったら内に展示がありました
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この地方の報道の歴史の展示でした
外国人にはハードルが高いなw(-_-;) -
その点、写真ってやっぱり偉大な発明だなぁ
一目りょう然とは言いませんが、わかりやすいもんね -
「ハンス・エルニのステンドグラス」と書かれた展示室がありました
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これは綺麗ですね
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馬がいるのがいかにもエルニって感じ
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これらが実際の教会のステンドグラスとして使われているようです
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この地図、下方の教会(Paroisse protestante du Coude du Rhône Martigny-Saxon)ですね
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これが実際の教会/Paroisse protestante du Coude du Rhône Martigny-Saxonです
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帰路で立ち寄ったんですが、その価値ありでした
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ところで建物の外にたくさん写真が展示されていたんですよ
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この地方の写真ぽいんですが、どれも素敵でしたよ
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ちょっと状況がわからないんだけど…
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報道写真の一部なのかな?
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これはシオンの二つの丘が雲海に浮かんでるところじゃないかな、綺麗ですね
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COVID19関連の写真もモチロンあり
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やっぱりこの辺りが好きだな~
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庭園からまた美術館に戻って出てもいいんですが、直接外の道に出る出口(一方通行)もあります
そちらから出るほうが、以下ご紹介するスポットにはアクセスしやすいです -
ピエール・ジアナダ財団までやってきたら、ぜひここにも足を延ばしてもらいたい周辺のスポットも併せてご紹介します
まずはここ、セントバーナード博物館ですセントバーナード博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ここはスイスを代表する犬種、セントバーナードの育成繁殖施設です
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ミュージアムショップにはいろんなグッズがありますよ
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レストランにはミュージアムとは別の入り口もあるので、ここだけのご利用もできます
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セントバーナード博物館の隣には、ローマ時代の円形闘技場があります
ローマ円形闘技場跡 (マルティニ) 史跡・遺跡
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なんかここは来るたびに整備が進んでる感じがします
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円形闘技場のそばにはローマ街道が一部残っています
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町並みの向こうに見える山並み
斜面の黄色いところは全てワイン畑ですよ -
この辺りはワイン産地ですからね~
お好きでしたら一杯、是非味わってみてくださいね
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