冬の金沢食べて飲んで歩いて買って日記③ 古本屋探してうろうろ→回転寿司もりもり食べた3日目

2021/12/10 - 2021/12/12

旅行ばかりして、旅行の合間に仕事していたような日々も今は昔、コロナ禍以降おとなしくしていましたが、久々の旅は、そろりと国内の列車で行ける金沢へ、2泊3日の、同行の友人と現地の友人も合流して、食べて歩いて買っての旅で、のんびりするつもりが体力の限界まで動き回って帰りの列車では爆睡。3日目は、武家屋敷を散策後、変わった喫茶店で朝ごはん、友人が行きたがっていた古本屋が開店時刻が合わず、タクシーで別の店舗へ行っても開いてなくて…とドタバタ後、ようやく行けたり、回転寿司で金沢の海の幸を最後までガツガツ食べて、お土産山ほど買って、楽しみ尽くした記録です。ご笑覧ください。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の最終日・朝。友人がまだ寝ているうちに、ホテル近辺を早朝散歩。泊まっていた金沢東急ホテルは、正面玄関を右に出ると香林坊の中心地のにぎやかな百万石通りに、左に出ると、一見裏通りみたいな、細い川沿いの通りが続くのですが、ここが実は美味しい店がたくさんあり…

初日の晩ごはんの「カニ面おでん」の第一候補だった（予約がいっぱいだった）おでん屋さん「高崎」もホテルのすぐ近くにありました。

歩き出して5分もしないうちに「長町武家屋敷跡」の看板が…！武家屋敷は、友人も私もガイドブックでチェックしつつも「まあいいか」とスルーの予定でしたが、こんなにホテルの近くなら、早朝散歩の間に見てみよう…と、足を踏み入れてみます。

スルーの予定だったので予備知識がなく、石畳に土塀に「こも」が張られ、庭には立派な松…という武家屋敷が延々続くさまに、びっくり。

「こも」の説明書き。

「長町研修塾」。萩の吉田松陰の松下村塾みたいな？

「武家屋敷の庭」と説明板のある場所は…

それらしい写真を撮ってみたら、実は右奥の建物は公衆トイレだったり…

土塀や「こも」の説明板。

このまま時代劇の撮影ができそうな。

いわれのありそうな場所だらけで、知識なさすぎで、とりあえず記録のために写真撮りまくり。

それにしてもきれいな街並みです。

雪吊り。

いい早朝散歩になりました。

9時にホテルで友人と合流し、11時のチェックアウトまで、朝ごはん食べたり古本屋行ったりしようと歩き出し、前日の朝に私が一人で早朝散歩で見た尾山神社を友人も観たいということで、再訪。光の加減で、この日の方がステンドグラスの色がきれいに見えました。

尾山神社 寺・神社・教会

この時点で9時20分とかそれくらいなのに、日曜とはいえ、モーニングをやっている喫茶店やカフェがひとつも開いていなくて、歩いて歩いて尾山神社前の狭い通りに1軒だけ、入っていくのに勇気のいる店構えの、このお店だけが開いていて、勇気を出して、店内へ…

店主（シニア男性）は非常なるこだわりの人で、このコーヒーミルについて、まず延々と説明があり…（非常に珍しいのだそうです。第二次大戦で焼けなかった金沢だから残っていたとのこと。）

日本のコーヒー事情、コーヒー豆について、豆の深煎り・中煎りについて、コンビニのコーヒーがダメという話など、延々と店主のこだわり話を聞かされながら、コーヒーをいただき（美味しかった）、

美味しい玄米トーストをいただきました。

店主が「尾山神社の門は、昔は灯台だった（！）」というので（本当かなあ…）、もう一度門を見てみました。

細い川沿いにあった、小さな貴船神社！

金沢の友人が「美味しい」と勧めてくれたパン屋は長蛇の列で買うのをあきらめたのですが、同行の友人が「行きたい」と言っていた古本屋が何とそのパン屋の隣にあり、近づいてみると「13時開店」！と書いてあり…11時にチェックアウトなので、あかんねえ、あきらめるか…と言っていたのですが、

ホテルをチェックアウト後、ネットで調べていたら、同じ古本屋がもう1軒、新堅町という場所にあり、そちらは11時に開店とあったので、タクシー飛ばして言ってみたのですが、11時過ぎてるのに「ちょっと出ています」みたいな適当なメモが貼ってあり、閉まっていました…

せっかくタクシーで来たのであきらめきれず、古本屋のはす向かいにあったコーヒー店でコーヒー飲んで本屋の人が戻ってこないか見張ることに（笑）。

こだわりのコーヒー（先ほどの朝食の店とは全然種類の違うこだわりで、こちらは若者男子が店主のおしゃれこだわりコーヒー店）、おしゃれな店内で、周囲をよく見ると、新堅町は若者のおしゃれストリートみたいなのでした。

落ち着くおしゃれな店内でまったりコーヒーを楽しんでいるうちに…

見張っていたはずなのに、いつの間にか古本屋の店主が戻っていたみたいで、本屋は開いていました。

人ひとりが入ることもできないくらい狭い狭い店内に、文学、金沢ゆかりの文学者の本、サブカル（特に映画と音楽）の本などが、とてもいい感じの品ぞろえで、しかし見つけにくい並び方で、ぎっしり並んでいて、

金沢出身の詩人・室生犀星の「夕映えの男」といういい感じの本と、私が子供の頃に映画雑誌「スクリーン」で連載されていた「ぼくの採点表」という大御所映画評論家・双葉十三郎さんの懐かしい本を買いました。（荷物が重くなった！）

なかなか苦労して古本屋で買い物することができて、達成感に浸りながら、お昼ご飯は片町の方で回転寿司かなあ…と言いながら、片町の方へとだらだら歩きます。これは途中で見た素敵な日本家屋（お店？）。

さっきのパン屋みたいに大行列だったらどうしよう…とビクビクしながら片町を歩くと、大行列の店があり、「あわわ」と焦ったものの、それはおでん屋さん（赤玉）の行列で、その後見つけたこちらの回転寿司は、4人ほど並んでいるだけだったので、名前を書いて店の外で待ちます。

もりもり寿し 片町店 グルメ・レストラン

そんなに待つことなく店内へ。これは「5点盛り」「3点盛り」のメニュー！

タッチパネルで注文です。香箱ガニと白エビはマスト！

のどぐろ～～～！！あぶってあります。美味しい～！

なぜかコハダも。

びんちょうマグロのトロたたき！

真アジ～。

昼ビールも飲んでました。

3日連続の香箱ガニ。おでん→酢の物→そして寿司！満足です。

昔何度か仕事で行った富山ではまった白エビ。軍艦でいただきます。

ホタルイカの沖漬けの軍艦。日本酒に合いそう。

玉子。

穴子はとても上品。

食べ終わったお皿が積み重なっていくところ。

白エビは軍艦だけでなく、唐揚げもいただきました。

シメはトロたく。

食べ終わって店を出ると、結構な勢いで雨が降り出し、タクシーでホテルへ。荷物をピックして金沢駅へ。駅で、まずは自分用に（笑）「笹寿し」をゲット。

中はこんな感じ。

笹寿し。（帰宅後に食べました）

笹寿し。

笹寿し。

笹寿し。意外とこれが一番美味しかったです。お肉。

その他、家族や友人や職場に山ほどお土産を買って、「サンダーバード」に乗り込み、爆睡しているうちに大阪へ。久々の旅行なのに、ガツガツ頑張りすぎて、へとへとでした。でもやっぱり旅は楽しいなあ…（早く海外にも行けるようになるといいのになあ）