新造船クイーンコーラルクロスに乗るために陸・海・空路で沖縄へ⑤那覇市内遊覧

2021/11/19 - 2021/11/22

　マリックスラインの新造船クイーンコーラルクロスが、11月20日から鹿児島～奄美群島～沖縄航路に就航したので、クイーンコーラルクロスの処女航海に乗船するのを第一目的に名古屋から出掛けました。

　出発港の鹿児島に行くのに飛行機でひとっ飛びで行くのは面白みがないし、神戸から宮崎カーフェリーで宮崎に行き、宮崎からはJR九州で鹿児島入りしました。
4トラベル上の国内訪問履歴では宮崎県と鹿児島県が未踏地となっており、奄美大島、徳之島、与論島には行ったことがなかったので、ちょうど良い機会となりました。

本編はフェリー旅を終えたあとの那覇市内遊覧編の旅行記です。

エリア 那覇(沖縄)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 JR特急 私鉄 徒歩 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

那覇港には午後7時半に着いたので那覇泊港近くのルートイングランティア那覇泊港に宿泊。
シングルルームで予約していましたが、最上階のツインルームにアップグレードされていて見晴らしも良く快適でした。

ホテルルートイン那覇泊港 宿・ホテル

朝食はバイキング形式で沖縄の野菜料理もいっぱい

これから歩いて那覇市内観光をするので朝食はたっぷりといただきます。

沖縄県内では唯一の鉄道路線のゆいレール。
ゆいレール1日フリー乗車券（大人800円）を利用して行動開始。
午後1時過ぎの飛行機で帰るので、ゆいレールを利用して午前中の半日だけ那覇市内観光します。

ゆいレールに乗るのは今回で3回目。
美栄橋駅から乗車します。

美栄橋駅 駅

乗車してすぐに最前列席を陣取りします。
2人掛けで前方の景色がよく見えます。

ワンマンによるＡＴＣ手動運転がされており、マスコンハンドル、各種操作スイッチ、表示灯、モニター画面、車両ドア開ボタンなどが機能別に集約してデザインされています。

青色のロングシート座席10名掛けで広々とした車内
通勤時間帯も過ぎ車内はガラガラなので気楽に写真が撮れます。

高架を走るモノレールだけあって見晴らし抜群。
座っているだけで那覇市内の遊覧ができ　ゆいレールに乗って正解でした。

車体の前面は円弧を描くようなデザインで、グレー色のボディに首里城の伝統的な本朱塗りの赤を基調としたシンボルカラー赤のラインを配した2両固定の袴座型モノレール。2003年開業当時から走っていても斬新な感じです。

愛称「ゆいレールの「ゆい」は琉球方言の「ゆいまーる」（「雇い回り」を語源とする村落共同労働を意味する言葉）の「ゆい」から取ったものらしい。

ゆいレールは那覇市の那覇空港駅と浦添市の　てだこ浦西駅を結んでおり、先ずは終点のてだこ浦西駅に到着。
時間もないのでホームに降りただけで折り返しの電車に乗ります。

てだこ浦西駅 駅

子供たちが喜びそうな絵が車体に描かれたラッピング列車（儀保駅～首里駅）

2019年10月31日火災により大半を焼失した首里城の復興状況を見学するために首里駅で下車。

首里駅 駅

首里城公園に向かって歩いていくと龍潭池近くで散歩している台湾アヒルに出会いました。
人慣れしており近づいても逃げ出さず堂々としています。

龍潭池では台湾アヒルが気持ちよさそうに泳いでいました。

王城に向かう本通り途中にあり、よく写真に出てくる守礼門

首里城 名所・史跡

瑞泉門

国王が外出する時の安全をこの石門の前で祈願したという園比屋武御嶽石門

塗りかえ作業中の漏刻門

首里城公園の案内図

正殿前広場の「御庭」へ続く最後の門・奉神門。
現在は改札所

平日であるにもかかわらず大勢の観光客が訪れていました。

復興のため修復工事中の広場
沖縄の人達の誇りでもありシンボルだった首里城焼失の精神的なショックが窺われました。

首里城復元に向けた年度毎の取り組み状況を示す案内板

正殿復元は2026年完成を目指して工事中でした。

火災直後の首里城の状態を示す案内図

在りし日の首里城正殿

正殿の基壇（建物の土台）跡の石積みは世界文化遺産に登録され、国指定史跡でもある首里城跡を象徴する遺構で直接目にできる大変貴重なものらしい。

火災後、焼け落ちた正殿の部材や灰などを撤去し、遺構を保護する処置が講じられていました。

城門をいくつも潜り、城郭の東側に築かれた物見台に立ちます。
物見台から眺める首里城城郭の一帯と那覇市街

高台にある物見台だけに眺めは絶景です。
市街地の向こうに那覇港が見えます。

台風が頻繁にくるので白いコンクリート造りの白い家ばかりで、サントリーニ島みたい（サントリーニ島に行ったことはないですが．．．）

さすがは温暖な沖縄。
沿道には色とりどりのハイビスカスが咲いていました。

首里城公園を訪れた後、再びゆいレールに乗って那覇空港に向かいます。
ゆいレールは始発から終点まで乗れたという満足感で半日観光は終了。

ゆいレールが走り出して暫くしたら前方が見えない位の土砂降りの雨が降って来ました。
傘も持たずに出掛けていたので、首里城にまだいたら　ずぶ濡れになるところでしたが助かりました。

ゆいレールの終点・那覇空港駅に到着。

＊本編はこれまでです。
この後は⑥ピーチ航空編に続きます。

那覇空港駅 駅