『JR西日本どこでもきっぷ』で福岡～山口～島根～広島：2日目、関門海峡を歩き山陰の小京都津和野へ

2021/11/20 - 2021/11/22

JR西日本どこでもきっぷ。
JR西日本全線と智頭急行線の自由席（新幹線・特急・普通列車）及びＪＲ西日本宮島フェリーが乗り放題。普通車指定席も6回まで利用できる。
3日目用の販売価格は、22000円。

11月20日（土）快晴
新大阪～太宰府～博多～小倉
新大阪7:11［のぞみ75号］-9:39博多10:01-10:13春日
‥（徒歩）‥春日原10:29-（西鉄）-10:49太宰府‥（レンタサイクル）‥都府楼前15:31-（西鉄）-15:46大橋15:49-（西鉄）-15:55西鉄福岡‥（徒歩）‥博多19:07-19:15博多南19:43-19:51博多19:54［こだま874号］-20:11小倉
　宿泊：サウナ&カプセルホテルグリーンランド小倉

11月21日（日）晴のち曇
小倉～門司港～下関～津和野～益田
小倉7:51-8:05門司港9:16-（西鉄バス）-関門トンネル人道口‥（徒歩）‥下関11:35-12:41新山口13:01［スーパーおき4号］-14:03津和野16:56-17:46益田
　宿泊：瑞穂イン石見益田

11月22日（月）雨（大荒）
益田～温泉津～出雲市～広島～新大阪
益田6:55［スーパーまつかぜ6号］-8:11温泉津8:14-（太田市生活バス）-8:19温泉津温泉口10:05-（太田市生活バス）-10:10温泉津10:33-11:23出雲市12:34［やくも18号］-15:40岡山15:48［のぞみ33号］-
16:23広島-（広島電鉄）-原爆ドーム前-（広島電鉄）-広島18:54［さくら566号］-23:32新大阪

エリア 山口

JR西日本どこでもきっぷ。

2日目の工程。
城跡巡り小倉城址。
関門海峡・門司港～関門トンネル～下関を歩く。
レンタサイクルで津和野を巡る。
宿泊地は益田。

小倉城址。

1602年（慶長7年）細川忠興公が築城。
1959年（昭和34年）天守閣が再建。
4階と5階の間に屋根のひさしがなく、5階が4階よりも大きくなっているのが特徴的な「唐造り」と呼ばれる珍しい天守閣。

宿泊先のサウナ&カプセルホテルグリーンランド小倉から小倉城址までは、徒歩10分程。
小倉城址を観光後、小倉駅に向かい門司港行きの電車に乗車する。

小倉駅。
門司港行き普通電車に乗車。
門司港駅に向かう。

門司港駅。
頭端式ホーム2面4線の駅。

関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口で、下関駅との間に就航していた関門連絡船との連絡駅であった。駅舎は重要文化財。

関門海峡門司港（九州）側の工程。　
門司港駅～旧大連航路上屋～ブルーウィングもじ～旧門司税関～大連友好記念館～海峡プラザ～九州鉄道記念館～旧門司三井倶楽部～旧大阪商船～門司港駅
門司港駅-（西鉄バス）-関門トンネル人道口～関門トンネル～
　＊早朝の観光のため観光施設の入館はない

門司港駅。

ネオ・ルネッサンス様式の駅舎。
1914年（大正3年）に門司駅として開業。
1942年（昭和17年）に門司港駅と改称。
1988年（昭和63年）には鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定される。

海峡プラザより、バナナマン像と背後には旧門司税関・関門橋・門司港レトロ展望室を望む。

門司港は「バナナの叩き売り」の発祥の地。
門司港のイメージキャラクターのバナナマンとバナナマンブラックの像。

九州鉄道記念館。

入場料：300円
開館時間：9:00～17:00
休館日：第2水曜日（8月は除く。祝日の場合は翌日）
　　　　 ＊7月のみ第2水・木曜日

旧大阪商船。
1917年（大正6年）に建てられた大阪商船門司支店を修復したもの。

入館料：無料
入館時間 : 9:00～17:00
休館日 : 年中無休

西鉄バス門司港駅前バス停。

関門トンネルを歩いて本州に渡るため、関門トンネル人道口まで乗車。

西鉄バス関門トンネル人道口バス停。
バス停は関門橋の袂にあり、トンネル人道口はバス停前にある。和布刈公園・和布刈神社も歩いてすぐ。

門司側より、関門橋と関門海峡（壇ノ浦）と下関の街並み。
左側に見えるタワーは、下関駅付近の「海峡メッセ下関・海峡夢タワー」。

門司（九州）側の関門トンネル人道口。

関門トンネル人道。
関門海峡を繋ぐ全長780メートルの歩行者用海底トンネル。人道入口にはエレベーターがあり、門司側は地下約60メートル、下関側は地下約55メートルまで降りてから通行。
ほぼ中間地点に福岡県と山口県の県境がある。

通行料：歩行者無料
　　　　自転車・原付20円
通行時間：6:00～22:00

関門トンネル人道、県境を越える。

本州（下関）側の関門トンネル人道口。

下関側の関門トンネル人道口も関門橋の袂にあり、一帯はみすも川公園。
みすも川公園は、関門海峡を守る長州藩の壇ノ浦砲台跡があり、源平合戦の最後の戦「壇ノ浦の戦い」の地でもある。

下関巡りの工程。
関門トンネル人道口～みすも川公園（壇ノ浦）～赤間神社～安徳天皇陵～日清講和記念館～唐戸市場～カモンワーフ～山口銀行旧本店～下関駅

唐戸市場は多数の観光客でごった返し、かなりの三密状況。物を購入するには長い待ち時間を要する状況だったため素通り。
カモンワーフは門司港と巌流島への船乗り場。巌流島上陸は時間の都合上諦める。

みすも川公園、長州砲のレプリカ。

みすも川公園、壇ノ浦古戦場址碑。

下関側より、関門橋と潮の流れが速い関門海峡（壇ノ浦）と門司の街並み。
中央に見えるタワーは、門司港駅付近の「門司港レトロ展望室」。

赤間神社。
源平合戦「壇ノ浦の戦い」で敗れた平氏。二位の尼に抱かれて入水自害した幼帝安徳天皇を祀った神社。
安徳天皇陵がある。

関門海峡を臨む竜宮造りの水天門は、白壁に朱塗の鮮やかな門。
境内には平家一門の墓・小泉八雲の怪談で有名な耳なし芳一の芳一堂がある。
参拝は無料。

日清講和記念館。
1894年（明治27年）日清戦争勃発。
1895年（明治28年）日清講和条約（下関条約）締結。この地で開かれた日清講和会議の会議場を再現。歴史の教科書でよく見る光景。

入館料：無料
開館時間：9:00～17:00
休館日：年中無休

下関駅。
岩国行き普通電車に乗車。
新山口駅（旧小郡駅）に向かう。

新山口駅。
鳥取行き特急「スーパーおき4号」に乗車。
津和野駅に向かう。

津和野駅。
15:45発の新山口行き快速「SLやまぐち号」に牽引される客車が停車している。

津和野巡り（レンタサイクル）の工程。
津和野駅～津和野町日本遺産センター～カトリック教会～藩校養老館跡～杜塾美術館～津和野城跡～（SLやまぐち号走行見学）～森鴎外旧宅～乙女峠マリア聖堂～永明寺（森鴎外墓所）～津和野駅

津和野町日本遺産センター。
「津和野今昔～百景図を歩く～」のストーリーを映像やパネル展示などで解説たガイダンスセンター。

入館料：無料
開館時間：9:00～17:00
休館日：月曜日（休日の場合は翌日）

津和野の「鷺舞」。
京都発祥でありながら、400年間伝承され現在まで廃絶することなく奉納され続けている唯一の鷺舞。
「津和野の鷺舞」は国の重要無形文化財。

殿町通り、藩校養老館跡。
堀割には津和野観光名物の錦鯉が泳いでいる。

城下町の町並みが残る、殿町通り全景。
右手が藩校養老館跡。

津和野観光リフト。
太皷谷稲成神社の参道から城跡の霊亀山の尾根までリフトが運行されている。リフトを降りて本丸跡まではゆっくりと歩いて15分程。
麓から城跡まで遊歩道もあり、所要時間は40分程。

津和野観光リフト。
料金：700円（往復）・400円（片道）　
営業距離：330ｍ
所要時間：5分

津和野城跡。
三十間台から、人質廓・三の丸を望む。
三十間台は天守台より一段高い場所。

霊亀山（362m）に築かれた中世の山城跡。
津和野の町を展望するのに最適の場所。
朝霧に浮かぶ城跡は「天空の城」として有名。
遺構は曲輪・石垣・堀切があり、石垣はほぼ完全な形で保存されている。

津和野城跡。
津和野の町並みを見下ろす。

津和野川を渡る「SLやまぐち号」。
左側の山には津和野城跡の石垣が見える。

森鴎外旧宅。
森家は代々津和野藩の藩医で50石どりの家柄。
鴎外1862年（文久2年）1月19日この家で生まれる。1872年（明治5年）11歳で上京するまで過ごす。

乙女峠マリア聖堂。
キリシタン殉教の地「乙女峠」に1951年（昭和26年）ドイツ人神父により聖堂が建てられる。

1868年（明治元年）長崎浦上から153人の隠れキリシタンが津和野に送られる。津和野藩は改宗を勧めたが、応じなかった信者のうち37人が拷問の末に殉教。

レンタサイクル。
駅前のお土産屋「かまい」でレンタサイクルを借りる。レンタサイクルの利用者には荷物を無料で預かってくれる。
貸出時間は日没まで。料金は2時間で600円。

永明寺の紅葉。
紅葉の参道を歩き、永明寺の森鴎外墓所を目指す。

津和野駅。
益田行き普通列車に乗車。
宿泊地の益田駅に向かう。

宿泊地益田。
宿泊先は、瑞穂イン石見益田。

駅前には高い建物が無いので、駅を出ると鳥取方向の山陰本線越しにホテルは見える。徒歩5分程。

シングルで予約するが、部屋は同料金で最上階のダブルだった。建物自体は古いが、部屋は改装されて清掃も行き届き綺麗かった。バスルームは改装されていないようで空調機の音が部屋中にうるさいく耳障りだった。

朝食バイキング無料。朝食時間は6:15～9:30
VOD500ch無料見放題。

口コミでは朝食の評価が高いかったのでホテルを選んだ理由のひとつ。が、バイキング形式の朝食は品数が少なく味もそれなり、評価の高い理由がわからない。
朝食時間が6:15と早いことは利便性が良く、益田駅6:55発の列車に乗車できた。

館内
1F：フロント・ロビー・レストラン
2F：益田ボーリング場
3F：カラオケ店「ブルートレイン」
4F～6F：客室