蕎麦と菊花展の梯子旅

2021/11/04 - 2021/11/04

秋になって庭の菊が咲き出したのですが、どうも元気がありません。調べて見ると挿し木で苗を育てたり、土に肥料を入れたりしなければいけないようです。庭の地植えで毎年咲いているので、何もしなかったのがいけないようでした。

思い出したのは3年ほど前に行った栃木の菊花展、そこで菊の苗を買ったのでした。今年もやっていないか調べると、栃木中央公園と鹿沼の花木センターでほぼ同じ期間に開かれていました。それならばイチゴ体育館のテニスの前に、菊花展を周って見ることにしました。

まずは宇都宮へ行き、いつものように蕎麦の昼食。市役所の駐車場に止めて近くの田中屋へ行くと、なんと休業日でした。しかし蕎麦店の多い地域ですから、5分も歩けば別の店があります。笊蕎麦ふくやへ。マンションの一階にある普通の蕎麦屋に見えますが、蕎麦の産地です。石臼引きに手打ちはあたりまえ、硬めに感じるほど腰のしっかりした蕎麦でした。

中央公園に着くと、樹木はすっかり秋色になっていました。見上げると落ち葉がひらひらと落ちてきて、散歩道は枯葉で覆われているくらい。駐車場から奥へ進むと、以前と同じ場所で菊花展が行われていました。ただ、苗の販売は週末のみだそうで、菊の話を聞けたおじさんたちもいませんでした。

次は鹿沼へ戻り、花木センターへ。こちらは入ってすぐの第二駐車場を使って開かれていました。菊花会の方なのか、数人がお茶を飲みながら苗の販売もしていました。地植えにしたい相談をして、花の小さめな菊の苗を購入しました。植木鉢から緑の小さな芽が出ていて「これが来年育つから大事に伸ばして」と言われたのだけれど、肥料をあげていけばいいのかな。まだまだ、わからない事が多い菊の栽培です。

テニス教室が終わってから高速を走って帰るのですが、この季節になると陽が沈むのが早いのです。時々正面に夕日が沈むような方向へ走るので、とてもまぶしい。菊と夕日で季節の移り変わりを実感できたお出かけでした。

エリア 宇都宮(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

お蕎麦屋さんの開店時間に合わせて到着。市役所の駐車場は、かなり混雑していました。

宇都宮市役所 名所・史跡

以前訪れたことのある、宇都宮城本丸跡。木々の葉が、だいぶ落ちていました。

宇都宮城址公園 公園・植物園

その前にある「そば処田中屋」さん。なんとこの日はお休みでした。

田中屋 グルメ・レストラン

蕎麦の生産県ですから、お店は近くにもあります。今回は「笊蕎麦ふくや」へ。

ふくや グルメ・レストラン

マンションの一階ですが、手打ちなのはこの地域では当たり前。

メニューはかなり少な目、絞り込まれた感じ。裏には冷たいお蕎麦と、この店の名物？100円のかき揚げがありました。

秋なので盛りではなくたぬき蕎麦を注文、何となく暖かいものが食べたくなる季節かしら。お蕎麦はしっかりとした腰がありました。

食後は近くの栃木中央公園に到着。すっかり秋色に変わっていて、黄色い景色が広がっていました。

栃木県中央公園 公園・植物園

落ち葉がひらひら落ちてくるのだけれど、写真では樹木の葉と重なって、わかりにくいなあ。

通路は落ち葉で敷き詰められているようでした。

菊花展は、緑の相談所の前の広場で行われていました。

最初にテントへ行くと、簾で閉まっていました。中に菊の苗があるのは分かりましたが、平日の販売はしていないようです。

菊の愛好家が良く作る基本的？な三本仕立て。花の大きさが立派過ぎる。

どう育てたらこれほどたくさんの花が咲くものなのか。聞きたかったのですが、菊花会のおじさん達がいなかったのが残念でした。

昔の旅行記でも取り上げた仕立て方。

https://4travel.jp/travelogue/11424706

花の数が見事。

その根元は、たった一本なんです。

室内には菊の盆栽も展示されていました。樹形や花付きが面白い、松や真柏の盆栽とは違う雰囲気です。

宇都宮から鹿沼へは、車で20分ほど。花木センターでも菊花展が行われていました。

鹿沼花木センター お土産屋・直売所・特産品

どれもきれいに咲かせていて、金賞になる基準や違いがわかりません。

こちらには懸崖作りもありました。

テニス教室の前に友人から柿をもらいました。渋柿で干し柿作りに使えるように、ヘタの上の枝をティー字型に切ってあります。ここに紐を結ぶそうです。家に帰ってから試してみよう。

秋の陽は沈むのが早い。横や前から光が来ることもあり、帰り道はまぶしいのでした。